【感想・ネタバレ】寿命はなぜ決まっているのか 長生き遺伝子のヒミツのレビュー

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Posted by ブクログ

知的好奇心旺盛な中高生を対象として、不老不死をとっかかりにして寿命に関するDNAや遺伝子の話を順を追って説明している。説明は平易で親しみやすく、著者の豊富な識見と編集者の努力を感じる。若い人が丁寧に読めば、生物化学の入門にもなり得るのではないか。
生物化学の素養のない中高年にとっては、中盤以降の遺伝子の話はさすがにレベルが高すぎて手に負えないところではあるが、終章の「寿命はなぜ決まっているのか」は、本書の白眉であり、社会学的側面も含め、著者の思いが詰まっているので、途中で挫折しそうになってもぜひ読んでいただきたい。

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2021年08月14日

Posted by ブクログ

ジュニア新書とは思えない詳細さ。寿命の存在をプログラム仮説とエラー蓄積仮説に基づいて解説する。プログラム仮説はテロメアに代表される遺伝しない、細胞内の時限爆弾により事前に寿命が決まっている。エラー蓄積では、主にDNAのコピーの際のエラーが蓄積される事で機能が衰えてくる。また、修復機能やそれを支える複雑な機構が徐々に弱ってくることで、癌の可能性が増える。

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2019年02月08日

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