染井為人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
どんな悪人よりも何者か分からないことの方が人は恐怖を感じるのだと思いました。自分で考えて判断するってこわいことだよなあ、流されたくなるよなあと思いました。人が行うことに完璧などないと分かっていても、どこかで早く決めつけたくなる人間の弱さとこわさを書いた作品は読んでいてただのフィクションとは割り切れませんでした。
ひとりで生き延びる日々はさぞかし孤独であっただろう、鏑木のことを思うと読んだ後も、さみしくかなしい気持ちでした。
あまりに情報が多い世の中だけれど、人と人が出会えばそこには何かしらの真実が生まれること、自分の目で、心で、判断し向き合うことの大切さを考えさせられました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ一気読み。
仕事柄、福祉事務所や生活保護受給者との関わりが少なからずあり。ヤクザなのか悪い友人なのか受給日に保護費を取り立てられている人や、一部屋を何分割かにしてやっと寝られるような狭小施設に住まわされて食事が出るけど自由に使えるお金はない人の事が頭に浮かんだ。
病気で働けないも色々で、身体的障害が無くても精神的理由で就労出来ません、家族も支援できませんって。ケースワーカーは大変だなといつも思っているから、真面目な佐々木君の幸せを願いましたが。
みんな踏み外し捲って最後圧巻でした。
ケースワーカーさんはこのお話どう思うかしら。感想を聞いてみたい。 -
Posted by ブクログ
この作家さんの作品は数冊読んでいるが、どれもハズレがない。こちらも当然、面白かった。
そして毎度、映像化に向いてそう!と思ってしまう。
ひきこもり家族、、、って家族みんながひきこもり?など勝手に考えてたけどそんな話じゃなかった(笑)当然ね。
子供がひきこもりになり、色々手を尽くしてもどうにもならず、、、
散々悩んだ末、やむを得ずこんな施設に頼ってしまうのはとても理解できる。
どんなにお金がかかろうが、神様、仏様、なんでもいいから助けて下さい、、、藁にも縋る思いでしょう。序盤で、施設に無理やり拉致される場面、息子の悲鳴、、想像するだけで、とても辛い。
でも悲しいことに、こんな悪徳施設や業者は