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高齢男性の運転する軽トラックがコンビニに突っ込み、店員を轢き殺す大事故が発生。 アクセルとブレーキを踏み違えたという加害者の老人は認知症を疑われている。 事故を取材するライターの俊藤律は、加害者が住んでいた奇妙な風習の残る村・埜ヶ谷村を訪ねるが……。 「この村はおかしい。皆で何かを隠している」。 関係者や村の過去を探る取材の末に、律は衝撃の真相に辿り着く――。 横溝賞出身作家が放つ迫真の社会派ミステリ!
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Posted by ブクログ
今までの染井さんで最高評価かも。面白かった! いつもどこかに感じる、破滅願望の感じられないミステリー。マスコミとかライターとか、個人的にはあまり好きな職種でなく、偏見ばかりだけど、人の気持ちわかるフリーのライターが主人公。 老人の運転操作ミスによる交通事故。そんな報道に「偏見」を持ち込んではいけない...続きを読む、実はこの作品がそれを学ばせてくれる「ルポ」風小説じゃなかったか。裁判官の奥さま、そして元を付けてよいのか飼い猫のキティもといぬこ丸に癒される。
audible 。認知症の老人の運転する軽トラがコンビニに飛びこみ、店長が死んだ。事故と見られるが、とんでもない真相が。 染井為人ワールド全開。 わくわくドキドキ間違いなし。
オーディブル視聴。 とある高齢ドライバーが引き起こした殺人事件は、運転能力低下による不慮の事故…などという簡単な事ではなく、沢山の問題が絡み合っておきた事件だった!! 最後まで真相は何だろう…と考えさせられる小説でした。染井さんにしては終着点が優しめな気もしたけれど、この作品にはこれがいい気がします...続きを読む!
申し訳ないが、結論からいうと、「ノベル向けの展開」に終始していた。 確かに、キーワード∼高齢者運転、危険運転、過疎化した限界集落・・6年前の執筆だからその後を考えると、十分に社会問題化している。 しかし、狂言回しを雑誌記者に据えて、彼が芋づるを引く都度にどんどん、視えなかった事実が引っ張り出される...続きを読むのは、どうもなぁ。 社会は忙しい、こういった記者にまともに対応するとは思えないし、そうでなくとも雑誌は「マスゴミ」でも最たるものではないか?発刊数の激減を見ても。 その記者たる彼と司法のプロである妻との会話はクスッと笑わせるし、チャラけそうな筋に正論を投入してくれるけど。 私服とはいえ警官が立っている「被疑者」の病室に入り込むなんてありえないし、ましてそのあと詰問されて切り抜けるなんて・・。 2作目の染井さん、切り口も手法もちょろっとユニークで気に入ってる。 この作品描写自体、恐ろしいほど微に入り細に渡って,読み手は恰も【覗き眼鏡で場面を見ている】感覚にされてしまう。 大所高所の論理的展開の文学もいいけど、玉にこういった社会の隅っこにある、埋もれた真実を誇大化する読み物もいいかなと思えた。 まさに天秤の針が震えたのであり、律の心が揺れたとは言えない想いに共感を持てる。
染井為人にハマって、続けて読んでいます。重い中にも、いつも、ユーモアやホッとする場面があります。この本は、謎解きで、興味が惹かれました。本当は、何があったのか?どんどん、先に先にと読み進めたくなります。ストーリーは面白いです。自分の怨恨ではなく、他の人のために、復讐したいという感情が沸き起こるものか...続きを読むな?それほど、深い、家族のような、家族以上な繋がりが、小さな村の中には、あるものだろうか。そんなことを思った。
面白かった 主人公と家族の関係 事件は、やはり心を持った人が起こしていること 他人の気持ちに寄り添うこと 結局真相はなんとなく曖昧だし、結果論な気もするけど、それ自体が「真実を真実のまま暴くことがいつも正しいとは限らない」という作品の核なのかもしれない。 石橋家、最後どうなったんだ気になる…
この作品を読み、地方の現実に胸を締めつけられる思いがしました。物語はあるコンビニへ、認知症の疑いがある高齢男性が車で突っ込み死亡事故が発生したことから始まります。周囲は「ブレーキとアクセルを踏み間違えたのだろう」と言い、老人の判断力の衰えを口にします。しかし取材に訪れた記者取材を続けると、その事故は...続きを読む単なる操作ミスではなく、過去のある出来事と深く関係している可能性が浮かび上がってきます。 その真実は!事故なのか?事件なのか? 村という舞台にあるリアルな恐ろしさにも共感しました。人が少なく、公共交通もほとんどなく、車がなければ暮らしが成り立たない環境。高齢になれば運転は危険だけど生活するにはやめられないという葛藤が、物語の中でも重くのしかかっています。この描写はとても身近に感じられました。私の母も認知症が少しずつ進んでおり、田舎で車を運転しています。私は離れて暮らしているため日常の様子を見られず、事故を起こさないか常に不安があります。まさに今の私自身の心境と重なりました。 震える天秤は、単なる事件小説でも怪異譚でもなく、「真実ですら揺れ始める」恐ろしさを描いていました。事故なのか事件なのか、最後まで確信できないまま物語は進みます。 ただ、最後はモヤモヤが残る結末に、、、
オーディブルにて。 認知症高齢者のブレーキ踏み間違いによる殺人事故。 フリーライターである主人公が取材した先に見えた真実とは。 どんでん返しではなくじわじわと真相に近づく中で、なんとなく予想はできるものの最後までストーリーとして飽きさせないのが染井為人さんのすごさ。 死んでもよい人間はいるのか...続きを読む。
確かに田舎は車がないと生活出来ないし、高齢だから免許返納しなさいって言われても、そしたら買い物とかどうするの??って話しだ。 ってところからのミステリーになっていく。 おー!ちゃんとミステリーだったな!っていう感想で、分かりやすい方だと思います。
震える天秤 著者:染井 為人 --- **あらすじ** 高齢ドライバーによる死亡事故、それは本当に〈老いの宿命〉だったのか? 高齢男性の運転する軽トラックがコンビニに突っ込み、店員を轢き殺す大事故が発生。アクセルとブレーキを踏み違えたという加害者の老人は、認知症の疑いがかけられる。 事故を取材す...続きを読むるライター・俊藤律は、加害者が暮らしていた奇妙な風習が残る村・埜ヶ谷村を訪れるが、村人たちは何かを隠しているような素振りを見せる。 取材が進むにつれ、関係者の証言や村の過去が少しずつ明らかになり、律はやがて事件の裏に潜む衝撃の真実へと辿り着く――。 横溝賞出身作家が放つ、現代社会の闇を抉る社会派ミステリ! --- **感想** 染井為人さんの作品は「正体」以来ずっと追いかけています。社会問題を的確に取り入れながらも、物語としての面白さを失わないバランス感覚にはいつも感心させられます。 今回は「高齢者の運転問題」という一見シンプルに見えるテーマから始まりながら、舞台が村へ移ることで一気に物語の奥行きが増していきます。閉鎖的な人間関係や、どこか現代から取り残されたような村の空気感が、ミステリーとしての緊張感を高めており、ただの事故の取材では終わらない展開に引き込まれました。 村人たちの「何かを隠している」様子にゾクリとしつつも、その背景にある価値観や風習には、どこかノスタルジックな一面も感じられ、単純な善悪では語れない人間模様が浮かび上がります。 都市部で暮らす人たちにはなかなか実感しづらい「地域社会の闇」と「世代間の価値観のズレ」が、物語を通じてリアルに迫ってきました。 今回も読み応えのある一冊で、次回作にも大いに期待しています。
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