【感想・ネタバレ】震える天秤のレビュー

あらすじ

高齢男性の運転する軽トラックがコンビニに突っ込み、店員を轢き殺す大事故が発生。
アクセルとブレーキを踏み違えたという加害者の老人は認知症を疑われている。
事故を取材するライターの俊藤律は、加害者が住んでいた奇妙な風習の残る村・埜ヶ谷村を訪ねるが……。

「この村はおかしい。皆で何かを隠している」。

関係者や村の過去を探る取材の末に、律は衝撃の真相に辿り着く――。
横溝賞出身作家が放つ迫真の社会派ミステリ!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

またしても面白かった。大好きな作家さん。
きちんと「今」のテーマを各人に問いかける形で読むと自分の中の価値観を再確認できる。考えさせられる作家さんとでも言いましょうか。

0
2026年03月14日

Posted by ブクログ

染井為人の作品の雰囲気が好き
出てくるキャラクター達の人間臭さがたまらん
半分くらい読んで結末気になりすぎて一気読みした

0
2026年01月06日

Posted by ブクログ

「自分の良心に従ったのです」

自分だったらどうするだろう
多分律さんと同じ答えを選んだと思う。

正か、誤かー。
答えがない問は永遠に晴れることがないんだろうな
「震える天秤」というタイトルがぴったりな本だった。

0
2026年01月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

良かった、と言うのが読後の正直な感想。
最初、気味の悪い村、変な因習がある村で、何かのしきたりに則って人を轢き殺してしまったのかと思ったが、そうではなくて、村のみんなが、それぞれ支え合って苦しみを分かちあった結果起きた事件だったんだなと理解した。
みんな、優しくていい人。被害者家族以外は。
本当に良かった。
完全なハッピーではないものの、考えうる限りでは最上のエンドだと思った。

0
2025年11月13日

Posted by ブクログ

今までの染井さんで最高評価かも。面白かった!
いつもどこかに感じる、破滅願望の感じられないミステリー。マスコミとかライターとか、個人的にはあまり好きな職種でなく、偏見ばかりだけど、人の気持ちわかるフリーのライターが主人公。
老人の運転操作ミスによる交通事故。そんな報道に「偏見」を持ち込んではいけない、実はこの作品がそれを学ばせてくれる「ルポ」風小説じゃなかったか。裁判官の奥さま、そして元を付けてよいのか飼い猫のキティもといぬこ丸に癒される。

0
2025年10月07日

Posted by ブクログ

audible 。認知症の老人の運転する軽トラがコンビニに飛びこみ、店長が死んだ。事故と見られるが、とんでもない真相が。
染井為人ワールド全開。
わくわくドキドキ間違いなし。

0
2025年10月03日

Posted by ブクログ

面白かった。
主人公の性格には全く共感できなかったけど、徐々に真相に近づいていく辺りは続きが気になって、最後はなるほどとなった。
終盤はもう少し深堀りが欲しかったけど全体的には良作でした。

0
2026年08月21日

Posted by ブクログ

高齢者ドライバーの事故、アクセルとブレーキの踏み間違い?と思いきや実は、、、と話が展開していく。
それぞれの人間関係や、過去の事件が明らかになっていくところが個人的にはテンポよくて楽しく読めた。
(内容としては楽しいお話ではないけれど)

法が人を裁く、人が人を裁く、そういうことも考えたり。

余談
猫の名前が「ぬこ丸」って、、、

0
2026年04月26日

Posted by ブクログ

Audibleにて。
為井さんの作品は全部好きだが今回はいつもより、読み終えた後の爽快感は少ない内容でした。

0
2026年04月05日

Posted by ブクログ

社会問題を背景に隠された真実を明らかにする展開はとても読み応えがあった。明らかな状況でも不透明さと信念から取材を続ける様はジャーナリストの真髄を垣間見た。

0
2026年02月18日

Posted by ブクログ

 最近問題になっている高齢者の交通事故を混じえて旨くミステリー化していると思いました。
 法律では適切な裁きを与えられないとき法に代わって裁きを与えてもいいんじゃないか?と考えさせられる内容でした。
 まぁこの小説の対象者は純粋な『クズ』なんで当然だと思ってしまいますが…
 自分も最後は真実を暴くことはしないと思います。

0
2026年02月14日

Posted by ブクログ

最近よく聞く理由の事故が始まりだったが、思ったより壮大な話になっていくのでドキドキしながら読んだ。
私も田舎の出身で、よく会うおじちゃんを親戚だと思っていたが、曽祖父の葬式で親族側に座っていなかったのをみて、初めて近所の人だと知って驚いたことがあったが、それほど田舎の近所付き合いは濃厚で、今の人は理解できないかもしれないが、わかる部分はあった。
とにかく被害者に対して嫌悪感を抱いた。
最後の結末は分からないが、みんなが助け合って生きていくしかない中、そうあって欲しいと思った。

0
2026年01月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

認知症を患った高齢男性がコンビニに突っ込み、店長が死亡するという事故が起きる。ライターの俊藤律は、高齢者による事故の特集を組むために事故の被害者や加害者らの周辺を探ることに。だが事故を起こした男性が住む集落は、余所者を受け入れない閉鎖的な地域だった。取材を進める中で律は次第に、加害者の男性は本当は認知症を患ってはいないのではないか、事故は故意に起こされたものではないか、集落の人々は何かを隠しているのではないかと疑念を抱く。閉鎖的な集落故の濃密な人間関係が、切なくてやるせない。

0
2025年12月22日

Posted by ブクログ

福井の田舎で起きた、高齢者ドライバーによる痛ましい事故。アクセルとブレーキの踏み間違いでコンビニに突っ込み、若者が命を落とす。ライターの俊堂は、高齢者ドライバー問題を追うルポとして現地を訪れるが、取材を進めるうちに、加害者が認知症を患っていたこと、そして彼が暮らしていた村そのものに、言葉にしづらい違和感を覚え始める。

事故を取り巻く状況には、小さな「おかしさ」がいくつも散りばめられている。それらは一つひとつは取るに足らないようでありながら、重なり合うことで疑念へと変わり、俊堂の心を静かに揺さぶっていく。これは自分の思い過ごしなのか、それとも見過ごしてはいけない何かなのか。取材者として、そして一人の人間として、どこまで踏み込むべきだったのかという問いが、最後まで付きまとう。

“真実を知ることが本当に正義なのか、誰かを守るために目を閉じることは許されるのか”その狭間で震える天秤の感覚だけが、読者の中に残る。俊堂の迷いや葛藤、判断の揺らぎには強い人間味があり、決して他人事として切り離せないリアルさがある。

やるせない事故であり、同時に社会のひずみを映し出す事件でもあるこの物語は、静かに問いかけてくる。「もし自分だったら、どうするだろうか」と。正義と良心の間で揺れる心を、否応なく見つめさせられる一冊だった。

0
2025年12月21日

Posted by ブクログ

染井為人にハマって、続けて読んでいます。重い中にも、いつも、ユーモアやホッとする場面があります。この本は、謎解きで、興味が惹かれました。本当は、何があったのか?どんどん、先に先にと読み進めたくなります。ストーリーは面白いです。自分の怨恨ではなく、他の人のために、復讐したいという感情が沸き起こるものかな?それほど、深い、家族のような、家族以上な繋がりが、小さな村の中には、あるものだろうか。そんなことを思った。

0
2025年10月12日

Posted by ブクログ

面白かった

主人公と家族の関係
事件は、やはり心を持った人が起こしていること
他人の気持ちに寄り添うこと

結局真相はなんとなく曖昧だし、結果論な気もするけど、それ自体が「真実を真実のまま暴くことがいつも正しいとは限らない」という作品の核なのかもしれない。

石橋家、最後どうなったんだ気になる…

0
2025年09月16日

匿名

購入済み

高齢者による悲惨な運転事故が起き、そこから関係者に取材をしてゆくが、信じられない闇があった。
人と人との絆があり葛藤があり考えさせられる話しでした。

0
2024年08月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いわゆる村社会ってものが今の時代もあるのかな?色んな本でしか知らない世界の話で、今回も異様な空気感、村人の結束感が怖かった。
ただ、それぞれの人物を取材を通して掘り下げていくと、各々の正義や守りたいものの為の行動であったことが分かっていき、見方が変わった。
全てが明らかになったあと、主人公がどのような判断をするのか?私ならどうする?と色々考えた。記者としての義務か、個人としての良心か、どちらを取っても正解がない難しい判断だと感じた。

0
2026年09月03日

Posted by ブクログ

3日で読み終えた。
スラスラ読めたけど、最後は呆気なかった。。

お嫁さんとの会話劇が息抜きだった。
なんだか読んだあともモヤモヤ。。
悪いことしたら反省してほしい。おじいちゃんキャラ好きだから、余計に切なかった。

0
2026年08月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ただの高齢者の自動車運転による死亡事故の内容ではなかったです。

高齢者の運転・過疎化する村落、そして村特有の閉鎖した空気感。
今の日本が抱える闇の部分を読み物として最大限に描くとこうなるのかなと。

ただ、村の結束度や主人公の全てを黙認する是非はちょっと想像が及ばなかったり納得できない部分ではあったかな

0
2026年08月17日

Posted by ブクログ

前半は面白かったのだが、後半ややダレてしまった感が。
コンビニ店長のダメ人間っぷりは分かるが、加害者の動機(元・婚約者にまつわるあれこれ)に繋がる過程が私にはあまり伝わらなかった。
この作家さんの他の作品、面白かったので他の作品も当たってみよう。

0
2026年07月27日

Posted by ブクログ

「高齢ドライバーの運転操作ミスによる事故」という、現代社会においての悲劇。本作はそれを入り口にしながらも、蓋を開ければ「埜ヶ谷村」という閉鎖空間に潜むドロドロとした因習の闇へと読者を突き落とす物語だった。

執念の取材の末に律が辿り着く真相は、私たちがニュースの報道から想像するような「分かりやすい構図」をあっけなく裏切っていく。

この重い着地を前に、律が下した選択に「正しさ」など存在しない。世間に公表すればさらなる破壊を呼び、胸に収めれば隠蔽の共犯者となる。どちらに傾いても救いのないその選択の重みを受け止めながら、彼の心の天秤は、これから生涯震え続けるだろう。

道中のサスペンスが非常にじっとりと緊迫感に満ちていただけに、この結末への収束の仕方は、読者によって少し好みが分かれるかもしれない。社会派ミステリとしてのスケール感を期待すると、終盤の着地がやや内向きで、こじんまりとした印象に映る部分もある。すっきりとしたカタルシスというよりは、どこか割り切れない余韻を静かに噛みしめるような幕引きだった。

0
2026年05月23日

Posted by ブクログ

現実的に考えれば許されないけど、最後の判断はとても共感できる。
読んでて私も「許せない!」って思ったし、私がもしおじいさんの立場だったらそうしてたかもしれないと思いました。
残りの人生を捨ててでも殺したいと思う人に会うことはないと思うけど、その判断をしてしまったということは相当憎かったんだなと思いました。
後半にかけてどんどん引き込まれていって気づけばもう読み終えていました。

0
2026年05月18日

Posted by ブクログ

■サマリー
・高齢者の車事故
・村社会のなれ合い
・結末の賛否は分かれるところ(天秤である)

■所感
高齢者によるブレーキとアクセルを踏み間違った
ただの事故なのか?という問いから入る本作品は、
読み進めるとそこには村社会とい狭い範囲で生きて
いる人たちの価値観も織り交ざった物語に入る。
結末に向かってテンポよく読み進められていく
ため、最後はどこに着陸するのかハラハラしながら
読むことになる。
最後まで読むとこの結末でよかったという人も
いれば、何だかなーと思う人も結構出てくるような
二分する終わり方。
私はどちらかというと前者のほうである。
これはこれでよいかも。
タイトルの天秤とは、まさにこの結末の読後感をさす。

■学び
・自分も後期高齢者になる前には免許証は
 返納しよう
・頑固爺さんになりたくない 貸

0
2026年02月08日

Posted by ブクログ

高齢者ドライバー、認知症、村社会。
ページを捲るにつれて真相に迫っていく胸のざわつきは最高だった。
結末はまさにタイトルの如くではあったが、張り巡らせた伏線が残されているような感覚にも陥った。
都合よく入る情報と、都合をつけなかった結末。の印象に。

0
2026年01月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

正三は直前までは殺すつもりではなかったものの、石橋昂流への恨みから最後はアクセルを踏む足を離せなかった、という律の考察はなるほどと思った。七海たちの代わりではなく、自分の意志で突っ込んだからこそ、罪の意識を持ち、死刑を望んでいるんだな、と合点がいった。
あらすじが面白そうだったので読んでみたものの、奇妙な風習が残る村の謎、というよりも村全体の隠匿という感じで、触れ込みとはちょっと違うかなと思った。

0
2026年01月11日

Posted by ブクログ

この先はどうなるのだろう?と思いながら読み進めた。真実を追い求めるジャーナリストって大変なんだなと。

0
2025年12月21日

Posted by ブクログ

高齢者が起こした自動車事故と村社会をテーマにした物語。
ちょっと、印象が散漫になってしまったので個人的にはどちらかにテーマを絞っても良かったのかなと思いました。

0
2025年12月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

認知症の高齢者が引き起こした事故だと思いきや、そこには憎悪のかたまりが起こした殺人事件だったという話

村人達数人が共謀して一人の余所者の殺害計画を企てる

東京から来た一人の新聞記事がその真相を暴いていくのだが、その憎悪の根拠に少し無理があると感じ、最後まで読んだが、非現実過ぎて残念だった

高齢者ドライバーの事故は後を経たないが、これを犯罪の道具に仕立てる発想は稀有である

0
2025年10月21日

Posted by ブクログ

面白かった!
まさかそこまで繋がるんか。 
でも、真相はどうだったか。 
それが不明だったのが残念。
まあ店長は死んでも良かった人間か。 残酷だけど、いい人間ではない。

0
2025年10月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

記者が謎解きをするというミステリー。なぞの村の結束が時代錯誤だけどちょっと泣けた。殺人を正当化するためか、悪者キャラが悪すぎたが、人を殺すということをやっていいと思うところが、異常だとおもった。

0
2025年09月17日

「小説」ランキング