染井為人のレビュー一覧

  • 芸能界

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    いつもの裏社会染井さんとはインパクトには欠けるが、どの話も面白かった。
    染井さんご本人はどうやら、最後の短編がお気に入りのようだが、私も同じかな。「娘は女優」最後のシーンなんて素敵すぎて、泣きそうになった。
    どの短編もきっと氷山の一角だよな。とも思った。
    芸能界にいた染井さんだから、きっとここまでリアルに描けるんだろうな、説得力がある。

    あとがきもしっかりそれぞれの短編に対してコメントを残してくれている。ちゃんとモデルがいる。
    この話はある俳優女優を思い起こさせるなぁ、と考えながら読めたのも面白かった。

    染井さんファンとしては、この作品は物足りないかも。ただ、面白く読めたので、3で。

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    2026年10月11日
  • 悪い夏

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    自分より下を見つけて自分を安心させること
    悪いと感じていながら怠惰な継続を選んでしまうこと
    とても人間的だと感じた

    どこかで誰かを馬鹿にしていないと自尊心を保てない気持ちは分かる
    自己評価って難しいな

    少し伏線の貼り方と回収の仕方は雑に感じたけれどそのお陰で喜劇的に感じられる面もあった

    クライマックスはさながらドリフ
    ダークドリフという感じ

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    2026年10月09日
  • 黒い糸

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    まあ面白かったのですが、直前に読んだ「でっちあげ」のインパクトが強すぎたのと、あっちは実話だったということもあり、こちらの印象がちょっと霞んでしまいました。

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    2026年09月23日
  • 震える天秤

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    狭い地区の、登場人物も少ない中のミステリー。読み始めは、ゆっくり進む感がしてだけど段々そのスピードに自分が慣れると登場人物たちの少し離れたところからその景色を見ている感覚に襲われた。

    だからなのか、主人公だけに心を引っ張られることなくなにが正義なのかを考えることができた。

    きっと、私の答えも…。

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    2026年09月22日
  • 硝子のマンション

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    今まで一度も事故やトラブルが起こったことのない「平和」なマンション、『ベルドゥムール板橋』。

    住人たちもみんな幸せそうに見えるけれど……。
    なんてことのない日常から起こる恐ろしい出来事。

    今回も、まるでミステリーの教科書に載っていそうな、よくまとまったお話でした。

    主婦仲間で罪を共有するミステリーといえば、ずいぶん昔に桐野夏生さんの『OUT』を読んだことがあります。

    普通の主婦たちが抑制の限界を迎えて突発的に事件を起こし、互いに協力しながら共犯関係の泥沼へと向かっていく構図は、どうしても『OUT』を思い出しました。
    もちろん刺激の強さでいえば、『OUT』のほうが上。夫をバ◯バ◯にするような描写もあって、なかなかエグいです。

    本作品は、どこにでもいるような女性たちが、日常の裏側で犯罪に手を染めていくハラハラ感と、そこに至るまでの心理描写がお上手でした。

    ただ、これまでの作品では、物語全体の安定感に加えて、登場人物の個性の強さが印象に残るものが多かったように思います。

    今回はそのあたりが少し弱く、良くも悪くも「こういうことをしそうだな」と想像できる人物が多かったかな。

    そして最後も、前半から散りばめられた伏線を見ながら、
    「この作家さん、無駄なことは書かないからな……」
    と考えて読んでいたら、やっぱりそういうことね、と。

    安定した筆致で最後まで読みやすい一方、その安定感ゆえに、今回はオチが少し見えやすかった印象です。

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    2026年09月21日
  • ひきこもり家族

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    星3.7

    染井さんは、「正体」に続いて二冊目です。

    「正体」が最高過ぎたので期待したのですが、イマイチ感が。
    決して悪くはないんですよ。
    最後も...……覚えてないや(笑)。

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    2026年09月19日
  • ひきこもり家族

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    2026年現在、引きこもりの人数は146万人、平均年齢36.9歳だそうだ
    そんなにいるんだ
    その引きこもりを支援する施設が理不尽だったら?
    でも多少強引に引っ張り出さないと、という部分はわかる
    ストーリー的には後味が悪く、後半は駆け足で読んだ
    最後はちょっと救われたような、でもまだまだいる引きこもりの人数に暗澹たる気持ち

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    2026年09月19日
  • 歌舞伎町ララバイ

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    ネタバレ

    社会 という観点から見ると面白いのかもしれない。
    事件、推理 という観点から見るとモヤっとする。
    特に最後、、、 色々どうやってそうできたの、、、?と。

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    2026年09月16日
  • 震える天秤

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    善人が誰も出て来ないと思って読み始めたけど、予想を裏切られた。
    高齢者ドライバーの事故を軸に、閉鎖的な村の人間関係が展開される。善悪の書き分けは明確だけど、最終判断の引導は読者に委ねられた。

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    2026年09月15日
  • 黒い糸

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    クレーマー会員とトラブルを起こして以来、悪質な嫌がらせに苦しんでいた。
    息子が通う小学校ではクラスメイトが誘拐される。
    担任の祐介は対応に追われる中、
    クラスの秀才・莉世から推理を聞かされる――「あの女ならやりかねない」。
    その後莉世も何者かに襲われ意識不明に。
    亜紀と祐介を追い詰める異常犯罪の数々。
    街に潜む“化け物”は一体誰なのか?

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    2026年09月12日
  • 悪い夏

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    読んでてつらかった…。あんなに素晴らしい青年だったのに…!と、残念でならない。
    生活保護は、どんな理由も問わず、すべての人に平等に与えられている権利なので、自己責任という言葉は使うべきではないものだと思う。
    不正受給なんて、ほんの一部。本当に苦しんでいる人を、さらに苦しめることの方が、不正受給を野放しにすることよりもよっぽど不幸なことだと、私は思う。

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    2026年09月03日
  • 震える天秤

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    ネタバレ

    いわゆる村社会ってものが今の時代もあるのかな?色んな本でしか知らない世界の話で、今回も異様な空気感、村人の結束感が怖かった。
    ただ、それぞれの人物を取材を通して掘り下げていくと、各々の正義や守りたいものの為の行動であったことが分かっていき、見方が変わった。
    全てが明らかになったあと、主人公がどのような判断をするのか?私ならどうする?と色々考えた。記者としての義務か、個人としての良心か、どちらを取っても正解がない難しい判断だと感じた。

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    2026年09月03日
  • 震える天秤

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    3日で読み終えた。
    スラスラ読めたけど、最後は呆気なかった。。

    お嫁さんとの会話劇が息抜きだった。
    なんだか読んだあともモヤモヤ。。
    悪いことしたら反省してほしい。おじいちゃんキャラ好きだから、余計に切なかった。

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    2026年08月29日
  • 黒い糸

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    【黒い糸】

    ミステリー×ホラーな1冊:( ;´꒳`;):ヒェッ
    展開が読めずハラハラしながら読み進めました。ネタバレになるから何がとは書けないけど怖ー((;゚Д゚)

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    2026年08月29日
  • 黒い糸

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    冒頭から、ずっと不穏な雰囲気が続き、最後に一気に真相に迫る話でした。
    貴志祐介の「黒い家」を読み終わった時と同じものを感じました。

    話の中で二つの事件が起こり、一つの方(亜季さんの方)は犯人すぐに目星がついたのですが、もう片方の事件の犯人が誰で(終盤まで絞れなかったなぁ)、二つの事件をどういう風に繋げていくのか‥という視点で読み進めていました。最後に明らかになった人間関係にはちょっとびっくりはしましたが、すこし因果関係が弱かった感が・・・もうちょっとひねりが欲しかったかな?

    で、一つ未解決な案件が残ったのですが、これって作者がこの話の続編考えていて、それの伏線なのかな?・・・なんて妄想してみたり。

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    2026年08月28日
  • みずいらず

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     40代の私には他人事とは思えない物語の数々。実際に起こる、起こっているすれ違いや来るべき運命を垣間見つつ、ほっこりしたり共感したりする話が並んでいた。一気読み。読みやすさは抜群。日常をいい感じに描写する、青山美智子さんの男性バージョンみたいな人だと思いながら読んでいると、最後の章で作者がミステリーがフィールドであることがわかり、やや驚いた。
     良い意味でも悪い意味でも、一つ一つの話がある程度の軽さを伴うヒューマンドラマなので、サラッと読めるが風に吹かれて飛んでしまうような、残りにくさがあるとは思う。出てくる人皆、心の奥で相手を思いやる善良なる人々だが、私にとっては、現代の情景にあわせた中年向けおとぎ話のようだった。

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    2026年08月28日
  • みずいらず

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    新しい染井さんを発見した気分です

    人と関わるとなかなかわかりあえないこともあって
    どうしてこういうことをしてくるんだろう
    そんなことを思うことはたくさんある
    それが積み重なればうんざりしてくる

    そこで、自分はどう行動するのかを試されているような気もする
    諦めるのか、それとも努力をするのか
    相手との関係性にもよるだろうけれど、やっぱり人間関係、うまくいくにこしたことはないですよね

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    2026年08月23日
  • みずいらず

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    色んな形の夫婦が出てきた。色々あるけど結果的には良い方に。
    「思い出の抽斗」
    こんな言葉をかけてくれる夫はいるのだろうか。

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    2026年08月22日
  • みずいらず

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    いろんな夫婦 大人の話

    今の夫と再婚して連れ子の自分の子と新しく生まれた夫の子2人の子供の夫の接し方が違うと気になる妻

    不妊治療をしてもうまくできない冴えない自分に自信がない夫

    うまくやっていると思ったが妻から離婚を切り出されるがプライドがあり感情的にもなれない夫が見せた姿

    転勤を気に結婚だがだんだんと妻が疎ましく感じるようになったが少しのきっかけで妻の本音を知り答えに気づいた夫

    会社から首を切られた夫は毎日プラモデル作り頭を抱えていたが腹を括った妻

    妻は更年期だと思っていたが実は違っていたことに気がついた夫

    夫の終活に嫌々付き合っていると思ったが実は自分の病気を心配していたのかもしれない老夫婦

    独身の小説家は地元への引越しを気にスランプ
    頼んだ掃除サービスの人と話をするようになり

    いろんな夫婦が少しづつ繋がっていてそれぞれが本音で話をする

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    2026年08月18日
  • 震える天秤

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    ネタバレ

    ただの高齢者の自動車運転による死亡事故の内容ではなかったです。

    高齢者の運転・過疎化する村落、そして村特有の閉鎖した空気感。
    今の日本が抱える闇の部分を読み物として最大限に描くとこうなるのかなと。

    ただ、村の結束度や主人公の全てを黙認する是非はちょっと想像が及ばなかったり納得できない部分ではあったかな

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    2026年08月17日