染井為人のレビュー一覧

  • 悪い夏

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    映画からの原作。
    ほぼほぼ映画は忠実だったのね、と言う感想。
    性善説が崩壊しない程度に、世の中まともな人が大半だとは思うけど、そんな中、狡い人間がいるのは仕事をしていても、ひしひし感じる。
    生活保護なんぞ、その際たるモノだろうな。

    全員が悪人のような、はたまた気の毒なような…
    途中からかなり辛かったけど、映画同様最後はめちゃくちゃになってきて笑っちゃう。

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    2026年07月29日
  • みずいらず

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    これまで読んできた染井為人作品とは少し雰囲気が違い、新鮮に感じた。事件やどんでん返しではなく、それぞれの家族が抱える問題を丁寧に描いた物語だった。

    読んでいて一番感じたのは、当たり前の日常は決して当たり前ではないということ。「いつまでもあると思うな妻と金」という言葉が自然と頭に浮かんだ。

    特に印象に残ったのは、妻の認知症を疑い、周りに知られないよう夫がさりげなく支える姿だった。その様子を見て、自分の父も母の認知症を周りに気づかれないよう支えていたんだなと思い、胸が締めつけられた。

    しんどさや人間の闇を描く”為人ワールド”も好きだけど、こんな温かく家族に寄り添う作品もいいなと感じた。

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    2026年07月28日
  • 震える天秤

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    前半は面白かったのだが、後半ややダレてしまった感が。
    コンビニ店長のダメ人間っぷりは分かるが、加害者の動機(元・婚約者にまつわるあれこれ)に繋がる過程が私にはあまり伝わらなかった。
    この作家さんの他の作品、面白かったので他の作品も当たってみよう。

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    2026年07月27日
  • みずいらず

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    夫婦の数だけ悩みがあると思うけれど、この連作短編集のように救いがあって、前を向いていけるようになれればいいですね。

    凝り固まった主人公達の気持ちをうまく溶かしてくれるような物語たち。自分が選んだ人に希望を持てるような終わりかたでした。

    最後の〈シングル〉だけは、作者自身のことをもとに書かれた短編なのかも、と思わせる内容でした。


    〈目次〉
    おかしいのはどっち
    なぜ出ない
    プライドは富士山
    夫婦の再開
    薄情者
    交換日記
    いつまでもあると思うな。妻と金
    思い出の抽斗
    シングル

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    2026年07月27日
  • みずいらず

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    色々な夫婦の形が短編として描かれているが、希望の持てる終わり方でほっとした。最後の話は著者の話なのか、どう捉えたら良いのだろうか。

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    2026年07月26日
  • 黒い糸

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    ネタバレ

    「特性は遺伝する」ってのが伏線として何度も張られて、結果「サイコパス一家の仕業でした」は創作物感が強すぎて後半は冷めてしまった。

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    2026年07月25日
  • 芸能界

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    コロナ禍の芸能界ってこうだったのかな……な短編集。記憶は遠くなりにけり。ラジオを絶えず聴いていたので、声優界とお笑い界しか分からないけれど、なんかもう実感わかないなあ。3年くらい前に読みたかったー!

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    2026年07月21日
  • ひきこもり家族

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    自分とは一切関係なさそうな人物にもどんどん共感していく感覚が好きでした。ドキドキハラハラする場面が多々あり、サクサク読めました。

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    2026年07月17日
  • 正体

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    これはせつない。
    あってはならない。

    愛しいと思える沙耶香さんや潜伏先でお仲間に出会えた事には、ほんの少しだけ救われる。

    状況証拠があったとて、、、
    それでもやってないものは断じてやってない。
    そんな鏑木さんと遭遇した時に、彼を信じられるか?

    報道や思い込み、偏見に惑わされる事なく、自分の感覚を信じられるか?
    と突きつけられた。

    ある日突然、犯罪者として捕らえられる恐怖。
    このような事件を防ぐために⋯
    AIクン、なんとかならないか?

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    2026年07月16日
  • 黒い糸

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    著者によると、ミステリ&ホラーを意識して書いた作品とのこと。
    主人公は二人。顧客のクレーマーに悩むシングルマザーと生徒が誘拐された小学校の男性教師。誘拐された子はシングルマザーの息子の同級生。二人とも異常者のような人々のクレーム攻撃に日常生活が危うくなっていく中、同じクラスの子供への襲撃事件が起き、さらに・・・。

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    2026年07月11日
  • 悪い夏

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    一体何を読まされてるんだこれは、という結末だった。主要な登場人物は皆余さず問題児。好感や共感を覚えられる人物は皆無。嵌められて転落して行く主人公は気の毒だが、そもそもチョロすぎる…。同僚の不祥事の渦中の人物なんだから接し方には気をつけないとダメでしょうよ。特段魅力のある人物でもなし、何で好きになっちゃうかなと呆れたか気分になった。それでもまあ家族ごっこが出来ていた間は微笑ましい気持ちにはなれたのだけど、やっぱり相手が悪すぎたんだろうなと。言っても詮無いことだけどなんだかな…
    後書きには他人事なら笑えるがといった記載があるが他人事でも笑える要素は一切無かった。強いて言うなら不倫の同僚がコントやっ

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    2026年06月27日
  • 黒い糸

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    そっち!?!?と思わず声が出てしまった展開。
    まさか過ぎて、自分の人の良さと人をすぐに信じてしまう思考は、危ないなと思った。
    染井さんの作品はスリルがあって本当に読み応えがある。

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    2026年06月19日
  • 芸能界

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    作者はもともと芸能関係の仕事に従事していたとの情報から芸能界の裏話しでも聞けるかなと期待して手に取った。

    残念ながら、期待した裏話はなく、何となく聞いたことのある背景で構成されたショートストーリーがいくつか掲載されていた。

    コロナ禍に書かれたのであろう。当時、芸能ビジネスは大変だったんだろうから、作者としても応援したい気持ちだったのだろうか。

    最後のアイドルを目指す娘とその父親の話は、「ありそう」ながらも郷愁的でよかったです。

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    2026年06月10日
  • 黒い糸

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    ☆3.7【Audible】
    終盤まで派手な展開はないけど徐々に追い詰められていく感じ、小さな違和感がどんどん大きくなってくのが怖かった…
    ホンマに黒髪長髪サイコ女が1番怖いんやって…
    オチに関してはだいたい予想通りかな
    この作者の作品は初めてだったけど聴きやすかったので他のも聴いてみよ

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    2026年06月05日
  • 滅茶苦茶

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    タイトル通り、コロナ禍で人生が「滅茶苦茶」になる3人を描いた小説。全く別の場所で生きる、オジサン、お姉さん、男子高校生。それぞれがコロナの閉塞感から少しだけ人生を踏み外したと思ったら、あっという間に犯罪を犯したり、犯罪に巻き込まれたりと散々な目に遭ってしまう。 登場人物に感情移入してしまうので、読むのも辛く「待って…それしちゃダメ!」とどれだけ思ったことか。 あとがきで、染井為人さんが「それにしても、3人には酷い目に遭わせてしまいました」と書いていらして、読んで辛くなった気持ちが昇華された。

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    2026年06月04日
  • 歌舞伎町ララバイ

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    サクサク読めて面白かった!

    家庭環境に恵まれない子供たちが居場所を求めて集まるトー横。
    そしてそれを利用する大人。
    どんな時も被害者は子供達だ…
    こんな中で七瀬の復讐がスカッとしたな。
    ちょっと全てが上手くいきすぎてる感は否めないけど…笑

    でもこの作者の作品は結構好きだな。
    また違う作品も読みたい!

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    2026年06月04日
  • 黒い糸

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    イッキ見した。
    2人の主人公視点からなる話で合致してわぁ!みたいなやつ。
    見終わってからは少し物足りなかった、理由は単純に犯人が予測できてしまうから、遺伝をテーマにした話で、予測できなかった要素もあってちょいと驚いた。
    ヒューマンホラーなので不気味だけど、怖!みたいなのはあんまりない。
    ミステリーあんまり読まないから比較できなくて悔しいワン

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    2026年06月03日
  • ひきこもり家族

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    すごくリアルな話で現実にありそうで、もし家族や友人が…と思うと読んでいて苦しかった。途中から話が思わぬ方向にいき面白かった。

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    2026年05月30日
  • 正義の申し子

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    テンポ感が良い。
    悪い夏ほどシリアス展開が無く、ライトめなのが少し物足りなさを感じた。
    ユーチューバーのオンとオフの切り替えを二重人格にしてしまう発想は面白かった。
    鉄平は良い奴感が溢れ出てて良かったんだが、もう少し悪に振り切れてるのも見たかったかも。
    ラストのお決まりカオス展開も良かった笑

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    2026年05月30日
  • 正義の申し子

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    本作の肝は、引きこもりの青年・純が、仮面を被った瞬間に世直しユーチューバー「ジョン」へとガラリと変身してしまう、その「切り替わりのシステム」一点に尽きるように思う。

    現実では部屋から一歩も出られない臆病な男が、仮面という免罪符を得ただけで180度違う人格へとスイッチする。解離性人格障害の疑いさえ頭をよぎるほどの劇的な変化だが、完全に病気とも言い切れないその微妙な境界線。その極端な変貌ぶりを、どこまでも客観的に、滑稽なものとして淡々と描き出していく。

    この純のスイッチングに巻き込まれる悪徳業者の鉄平もまた、別の歪さを抱えた存在だ。子供の頃からいつも一人で、正しいことを何一つ教えられてこなかっ

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    2026年05月28日