染井為人のレビュー一覧

  • 黒い糸

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    染井為人さんの著作だったので迷わずAudibleで聴き始めました。

    遺伝か、環境か?人はどちらの影響を強く受けるのかが度々描かれています。犯人探しの肝に関わる部分かつ、人ってコワいって思わせるホラー要素の演出にも一役買っています。

    2人の語り手のそれぞれの立場で進み、クライマックスで一つに集約されてエピローグできれいに閉じていくストーリーがいつもながら読んでいて心地よいです。悪い夏のような苦々しい後味もありません。作中はおどろおどろしさ満載ですが、読後感はよく冷えたサイダーのように爽やかでした。

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    2026年05月25日
  • 正体

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    世の中不条理に溢れてる。受け入れ生き続けるが、死に関わるとなると到底受け入れるわけにはいかない。

    人が人を裁く。
    人の記憶は曖昧だ。忘れてしまう病気でなくとも。
    一方、物語に登場した人間たちのように、うろ覚えが輪郭をなし色を持つ。目の前にいるのは鏑木慶一では、と。

    文庫本だったのであとがきがあった。読者からの結末の感想に言及していた。
    冤罪はなくならない。人が人を裁くから?
    でも、あってはならないことであるがゆえに、この結末に違和感はない。
    ただ、最後の舞の絶叫の意味するものはなんだったのか?
    知りたい、、、

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    2026年05月23日
  • 黒い糸

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    あとがきでホラーミステリーというテーマだったと知る。人間の怖さが黒い糸で一つに繋がる。
    ストーリーは引き込まれる展開だが、怪しいひとは予想通りで、ラストも意外性は無かったように感じる。

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    2026年05月22日
  • 歌舞伎町ララバイ

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    ひととき、テレビによくでていた東横キッズといった未成年ホームレスに焦点をあてた本書。

    この著者は社会問題をテーマにあげることが多く、ニュースに関心があるのであれば興味を持って読むことが出来る。

    実際のところはわからないが、トー横キッズはこうやって生計を立てているのだろうと想像をさせられた。

    巷には毒親や親ガチャという言葉が飛び交う。未成年が保護下を飛び出し早々に社会に出てしまうと悪い大人にうまく利用されてしまうのかもしれない。

    少なくとも、怖いもの、危険なものを正しく判断出来るようにならなければ。

    読みやすかったが、展開はそれほど捻ったものではなかった。生き延びた後の復讐劇がうまくい

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    2026年05月22日
  • 悪い夏

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    ネタバレ

     ケースワーカーの佐々木は同僚の脅迫行為を見つけたことから闇に飲まれていく。

     なんというか、とにかく辛い。平易な読みやすい文章でするっと話が入ってくるし、展開の紆余曲折がスピーディで飽きさせない一気読み作品です。ラストの設定を全部詰め込んだドタバタ感は「無茶苦茶」にも感じた”ちょっとやりすぎ”を感じますが、とはいえうまいこと織り込んだなあという感じ。

     問題は、さすがにあんまりにもバッドエンド過ぎませんかというこの辛い読後感…「ひきこもり家族」などではまだしも希望を持たせるエンドだったのに比べると、もう地獄の底にたどり着いたら二重底の地獄が待ってましたみたいなしんどさでたまんねぇなこれっ

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    2026年05月22日
  • 震える天秤

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    「高齢ドライバーの運転操作ミスによる事故」という、現代社会においての悲劇。本作はそれを入り口にしながらも、蓋を開ければ「埜ヶ谷村」という閉鎖空間に潜むドロドロとした因習の闇へと読者を突き落とす物語だった。

    執念の取材の末に律が辿り着く真相は、私たちがニュースの報道から想像するような「分かりやすい構図」をあっけなく裏切っていく。

    この重い着地を前に、律が下した選択に「正しさ」など存在しない。世間に公表すればさらなる破壊を呼び、胸に収めれば隠蔽の共犯者となる。どちらに傾いても救いのないその選択の重みを受け止めながら、彼の心の天秤は、これから生涯震え続けるだろう。

    道中のサスペンスが非常にじっ

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    2026年05月23日
  • 震える天秤

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    現実的に考えれば許されないけど、最後の判断はとても共感できる。
    読んでて私も「許せない!」って思ったし、私がもしおじいさんの立場だったらそうしてたかもしれないと思いました。
    残りの人生を捨ててでも殺したいと思う人に会うことはないと思うけど、その判断をしてしまったということは相当憎かったんだなと思いました。
    後半にかけてどんどん引き込まれていって気づけばもう読み終えていました。

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    2026年05月18日
  • 黒い糸

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    オーディブルで聴きました。面白かった!
    最後の手前までは。。
    結婚相談員として働くシングルマザーが、ヤバい会員を怒らせてしまったことから始まるストレスフルな日々。息子の通う学校でも誘拐事件が発生し、急に担任を任された教師のこれまたストレスフルな日々と次第にリンクしていく。

    次はどうなるんだろうと一気に聴いてしまったけれど、最後のオチはもうちょっとひねりがあってもよかったのではないかと、少しがっかり。

    昭和平成ならまだしも、お客さまは神様です的な企業ってまだそんなに残っているものなのか。大声でキレられたら、即、強制退会でしょう。あと上司に誘われて断ると厳しくされるとかも、今だにあるものなのか

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    2026年05月16日
  • ひきこもり家族

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    こういうブラック施設ありそう…。読書に想像を任せる形だったけど、実際に人を殺したわけだし、それはどうなったのだろう。その後、この施設もどうなったのか。信者みたいになってた母親も…気になるところがたくさんある。

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    2026年05月16日
  • みずいらず

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    そこらへんに転がっていて、でもみんな隠してそうなテーマ。
    染井為人さんのお話とは思えないいつもと違うテイストでした。

    よくありそうで、身近に感じるからこそ、もう少し終わり方にリアルさがあっても良かったなあーと思ってしまいました。

    結局優しい方向に話が流れていく

    それはそれで、この本自体の方向性だと思うのですが


    普通そうに見えて、幸せそうに見えて
    みんなそれぞれあるんだよな

    そりゃ当たり前だわ


    それなら、今の私みたいに同じようなことで悩んでる人はいるのかしら
    小説には終わりがあるけど
    実際の悩みには終わりなんてない
    解決した風に見えて、その先も続いていく

    出口のないトンネルはな

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    2026年05月14日
  • 黒い糸

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    ホラーサスペンスということで…。
    『ホラー』というと、オカルト系を想像してしまうんだけど、こちらの作品はヒトコワでした。
    犯人は想像していた通りで、途中までとても面白かったんだけど、自分的にはラスト失速。
    エピローグもなんだかなぁ…と思ってしまった。

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    2026年05月14日
  • 悪い夏

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    ネタバレ

    読んでいて、本当に苦しかった。
    ほとんどの登場人物に、えっ..どうして..なんで..と
    誰か事態を好転させてほしいと願いながら読み進めました。
    でもこういう事が現実にあるかも知れないという臨場感がこの本にはあって。
    生活に追い詰められ、精神的にも苦しい、八方塞がりの状況になると人間は思考を放棄するのかなと考えさせられました。
    読み終わりしばらく呆然としてしまい...さくらももこ先生の本で気持ちを立て直しました。笑

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    2026年05月13日
  • 滅茶苦茶

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    ネタバレ

    前半はどんどん落ちていくしかない3人の様子に読むのは少し辛かったけど、最後の方でタイトル通りに滅茶苦茶に…!
    男2人は自業自得の部分もあるかもだけど、美世子は被害者で巻き込まれただけだと思う…。

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    2026年05月10日
  • ひきこもり家族

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    僚太のあまったれ加減にイライラ
    なにが、「おれっちはやるときゃやる男だから」だよ
    全然やれてないのにこの勘違いっぷりに冷や汗をかく
    また、未知瑠を殺害してからのひきこもり5人の変わりようが激しい
    こんなにかわってインダス川(ややうけ)
    「みんなでやり直そう 人生を」隊長こと大知のつぶやきにひきこもり野郎たちの手が順に重なっていくさまに、この上ない物語の盛り上りを感じる

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    2026年05月10日
  • 悪い夏

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    知り合いの読書家さんから勧められて読みました。たしかに、社会問題と絡めたストーリーは「知ってよかった」と思えるものだったし、ドキドキハラハラ一気読みできた。が、すごく救いようのない結末。
    その結末の直後のページのあとがきで、著者が「これは悲劇だが、喜劇でもある」と書いていたのはかなり悪趣味なのではないか。フィクションとはいえ、「そういう人がリアルにいる可能性がある」と捉える人が少なくないはずの作品で、不幸な人、救われない人に対して「喜劇」と言い切る感性ってなんなんだ?人の悲しみ、やりきれなさをエンタメと言い切っていいんか?

    実用書類はやけにいい子ぶるというかモラルを気にしすぎるというか(不要

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    2026年05月04日
  • 黒い糸

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    ネタバレ

    アタオカなクレーマーにシングルマザーが粘着される事案と、その息子が通う小学校で児童が立て続けに誘拐や障害の被害に遭う事件が同時進行し、その繋がりも犯人も全く見当がつかないまま気持ちのザワザワだけが高まっていく。
    クレーマー以上に小学生の保護者が曲者で先生が気の毒だったな。
    一番ヤバいのは、彼らをも掌で転がせる人間で…動機も狂ってる!人間の顔したモンスターって結構普通に暮らしていて何かの拍子に接点を持ってしまうのが恐ろしいところ。
    穏やかなエピローグだったが、「逃げてー!」と心の中で叫ばずにいられなかった。

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    2026年05月03日
  • 悪い夏

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    ケースワーカーが主題の物語であるが、基本的に文章の空気が重い。中盤以降、登場人物全員が不幸に見舞われるので平等ではあるが、悪い意味での完全燃焼感が強い作品。子供含めてあまりにも救いがなさすぎる。唯一の良心は課長の嶺本。

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    2026年05月02日
  • 黒い糸

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    安定の染井先生
    小学生の失踪、そして傷害事件、息子が通う小学校でおきる事件と、めんどくさいカスハラ客、これがこれが繋がって、ものすごいことにならるなんて
    身近な人、手をさしのべてくれた人が、一番ヤバいってこと!これ染井ワールドの鉄則

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    2026年04月29日
  • 芸能界

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    芸能マネージャーの経験がある著者が、芸能界の光と影を描いた7つの世界

    前半戦は、芸能界の影、読み進めていくうちに、怖い世界だなぁ〜と感じるところ多し
    ラストは、震災の町で芸能界の仕事をする娘を苦々しく思う父親、心温まる、ジーンとしたお話しでした(^^)

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    2026年04月29日
  • 滅茶苦茶

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    本当に滅茶苦茶だ。
    全く繋がりのなさそうな登場人物たち。
    最後はドタバタしながら収束していくところがいっき読みです。

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    2026年04月25日