染井為人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ひととき、テレビによくでていた東横キッズといった未成年ホームレスに焦点をあてた本書。
この著者は社会問題をテーマにあげることが多く、ニュースに関心があるのであれば興味を持って読むことが出来る。
実際のところはわからないが、トー横キッズはこうやって生計を立てているのだろうと想像をさせられた。
巷には毒親や親ガチャという言葉が飛び交う。未成年が保護下を飛び出し早々に社会に出てしまうと悪い大人にうまく利用されてしまうのかもしれない。
少なくとも、怖いもの、危険なものを正しく判断出来るようにならなければ。
読みやすかったが、展開はそれほど捻ったものではなかった。生き延びた後の復讐劇がうまくい -
Posted by ブクログ
ネタバレケースワーカーの佐々木は同僚の脅迫行為を見つけたことから闇に飲まれていく。
なんというか、とにかく辛い。平易な読みやすい文章でするっと話が入ってくるし、展開の紆余曲折がスピーディで飽きさせない一気読み作品です。ラストの設定を全部詰め込んだドタバタ感は「無茶苦茶」にも感じた”ちょっとやりすぎ”を感じますが、とはいえうまいこと織り込んだなあという感じ。
問題は、さすがにあんまりにもバッドエンド過ぎませんかというこの辛い読後感…「ひきこもり家族」などではまだしも希望を持たせるエンドだったのに比べると、もう地獄の底にたどり着いたら二重底の地獄が待ってましたみたいなしんどさでたまんねぇなこれっ -
Posted by ブクログ
「高齢ドライバーの運転操作ミスによる事故」という、現代社会においての悲劇。本作はそれを入り口にしながらも、蓋を開ければ「埜ヶ谷村」という閉鎖空間に潜むドロドロとした因習の闇へと読者を突き落とす物語だった。
執念の取材の末に律が辿り着く真相は、私たちがニュースの報道から想像するような「分かりやすい構図」をあっけなく裏切っていく。
この重い着地を前に、律が下した選択に「正しさ」など存在しない。世間に公表すればさらなる破壊を呼び、胸に収めれば隠蔽の共犯者となる。どちらに傾いても救いのないその選択の重みを受け止めながら、彼の心の天秤は、これから生涯震え続けるだろう。
道中のサスペンスが非常にじっ -
Posted by ブクログ
オーディブルで聴きました。面白かった!
最後の手前までは。。
結婚相談員として働くシングルマザーが、ヤバい会員を怒らせてしまったことから始まるストレスフルな日々。息子の通う学校でも誘拐事件が発生し、急に担任を任された教師のこれまたストレスフルな日々と次第にリンクしていく。
次はどうなるんだろうと一気に聴いてしまったけれど、最後のオチはもうちょっとひねりがあってもよかったのではないかと、少しがっかり。
昭和平成ならまだしも、お客さまは神様です的な企業ってまだそんなに残っているものなのか。大声でキレられたら、即、強制退会でしょう。あと上司に誘われて断ると厳しくされるとかも、今だにあるものなのか -
Posted by ブクログ
そこらへんに転がっていて、でもみんな隠してそうなテーマ。
染井為人さんのお話とは思えないいつもと違うテイストでした。
よくありそうで、身近に感じるからこそ、もう少し終わり方にリアルさがあっても良かったなあーと思ってしまいました。
結局優しい方向に話が流れていく
それはそれで、この本自体の方向性だと思うのですが
普通そうに見えて、幸せそうに見えて
みんなそれぞれあるんだよな
そりゃ当たり前だわ
それなら、今の私みたいに同じようなことで悩んでる人はいるのかしら
小説には終わりがあるけど
実際の悩みには終わりなんてない
解決した風に見えて、その先も続いていく
出口のないトンネルはな -
Posted by ブクログ
知り合いの読書家さんから勧められて読みました。たしかに、社会問題と絡めたストーリーは「知ってよかった」と思えるものだったし、ドキドキハラハラ一気読みできた。が、すごく救いようのない結末。
その結末の直後のページのあとがきで、著者が「これは悲劇だが、喜劇でもある」と書いていたのはかなり悪趣味なのではないか。フィクションとはいえ、「そういう人がリアルにいる可能性がある」と捉える人が少なくないはずの作品で、不幸な人、救われない人に対して「喜劇」と言い切る感性ってなんなんだ?人の悲しみ、やりきれなさをエンタメと言い切っていいんか?
実用書類はやけにいい子ぶるというかモラルを気にしすぎるというか(不要