染井為人のレビュー一覧
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相手を思いやることに向き合わせてくれる作品。
それぞれの夫婦の悩みは大小ではなく、それぞれにとって尊く大事なこと。
どうしても自分目線で考えてしまうことばかりだけど、角度を変えたら別の見方ができて、そこから関係性を深められるのは素敵だと思う。
それぞれの登場人物が少しずつ繋がっていて、そこからまた別の見方ができるのもよかった。
皆さんの感想を拝見していると、前向きでハッピーエンドと捉えている人が多い印象。
たぶん、これは読む人によって違った捉え方をするんじゃないかな。
なぜなら、夫婦は少なからず様々な悩みを抱えていて、それは外からは見えない。
様々な角度から捉えるからこそ、その一瞬のハッピー -
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今も昔もそう普遍的に存在するであろうひきこもりをテーマにした物語。
不登校となり12歳でひきこもりとなった19歳の僚太。
一方、母親と二人暮らしの大知はブラック企業で働き心を病み、
20年前からひきこもり遂には44歳となった。
双方の家族がすがったのは、新宿にある「リヴァイブ自立支援センター」。
強引に自宅から引き出された二人は、
すでにそれぞれのひきこもり人生から無理矢理引き出されていたほかの三人、
50代の竹之内、40代の亜弥子、20代の玲とともに、
元警察官が営む熊本の研修施設で囚人のような生活を強いられる。
施設長は辺見未知留というプロレスラーのような巨体の大女。
悪魔のような彼女に -
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著者はドラマや映画にもなった正体の作者ですね
非常に読みやすい文章で、映画を一本見るような感覚で読めました
舞台が歌舞伎町でトー横キッズなやヤクザなどの設定ですが、血生臭さやドロ臭さはないです
本当にラノベのような軽さはなく、ハードボイルドのような重さでもなく、ちょうど良い感じに流れるように読めました
少し引っかかったのは、主人公の七瀬が再び現れた時の美人設定 やはり美人でなくては成立しない話なのか?ということと、1人の人間の死による復讐劇ではあるものの身内を1人殺されたからという理由でこんなに人を殺しても良いのかという疑問
そして主人公がピンチに立った時、こんなに都合よく味方が現れるミラクル -
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「みずいらず(水入らず)」とは、家族や夫婦など、親しい内輪のメンバーだけで集まり、他人が混ざらない状態を表す言葉です。余計な気遣いがいらない、心安らぐ時間や関係性を指す際に使われます。
ほうほうなるほど。
ある8組の夫婦 のあれやこれやの短編集。
『「あぁ、やっぱ無理」と思う前に読みたい令和の夫婦ドラマ』と帯にはあるみたい。
みなさん 夫婦仲はよろしいですか?
一度くらいは「もーーうっ無理っ!!」って思ったことありません?「なんで結婚したんやろ?」って思いがよぎったことありませんか?
この本に登場する8組の夫婦も、配偶者に何かしらの不満を持っています。
会社をクビになり ひきこもり -
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ひきこもりの人の更生支援施設での過酷な毎日。ここまでのことは現実では考えられないけど、近いことがもしかしたら現実でもあるのかも?と思うと恐ろしくなる。過酷な施設での生活、それからの仲間たちの結束。私にはそれらがあまり現実的でないというか、身に沁みて心を動かされないというか。
結局、引きこもりはただの甘えなのか?過酷な何かのきっかけがあれば、普通の生活を前向きに過ごすことができるようになるということなのか?
そもそもが答えが出る問題ではないけれど。
全てを投げ打ってでも息子の引きこもりを治したい母親の気持ち。その気持ちを十分わかっていてそれができない息子の苦悩は切なかった。