染井為人のレビュー一覧
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「みずいらず(水入らず)」とは、家族や夫婦など、親しい内輪のメンバーだけで集まり、他人が混ざらない状態を表す言葉です。余計な気遣いがいらない、心安らぐ時間や関係性を指す際に使われます。
ほうほうなるほど。
ある8組の夫婦 のあれやこれやの短編集。
『「あぁ、やっぱ無理」と思う前に読みたい令和の夫婦ドラマ』と帯にはあるみたい。
みなさん 夫婦仲はよろしいですか?
一度くらいは「もーーうっ無理っ!!」って思ったことありません?「なんで結婚したんやろ?」って思いがよぎったことありませんか?
この本に登場する8組の夫婦も、配偶者に何かしらの不満を持っています。
会社をクビになり ひきこもり -
Posted by ブクログ
ひきこもりの人の更生支援施設での過酷な毎日。ここまでのことは現実では考えられないけど、近いことがもしかしたら現実でもあるのかも?と思うと恐ろしくなる。過酷な施設での生活、それからの仲間たちの結束。私にはそれらがあまり現実的でないというか、身に沁みて心を動かされないというか。
結局、引きこもりはただの甘えなのか?過酷な何かのきっかけがあれば、普通の生活を前向きに過ごすことができるようになるということなのか?
そもそもが答えが出る問題ではないけれど。
全てを投げ打ってでも息子の引きこもりを治したい母親の気持ち。その気持ちを十分わかっていてそれができない息子の苦悩は切なかった。 -
Posted by ブクログ
3人を殺害した未成年死刑囚の脱獄と逃亡の物語。
600頁超えの大容量でありながらも、円を描くように短編を連鎖させて関連付ける趣向は見事で、時系列がわかりやすく、サクサク読めた。
言葉や表現も難しいとまでは行かず、万人受けする小説だと思った。
実際に起きた相似事件や現代の社会問題を随所に物語に盛り込んでいるのは作者の意図した問題提起なのではないかと感じた。
途中からなんとなく推理小説然とした過程にハラハラドキドキ感がじわじわ高まっていったけれども、、、個人的には衝撃を受けるとまではいかない結末だったかな。でも映画も観てみたいという気にはなった。 -
Posted by ブクログ
■サマリー
・高齢者の車事故
・村社会のなれ合い
・結末の賛否は分かれるところ(天秤である)
■所感
高齢者によるブレーキとアクセルを踏み間違った
ただの事故なのか?という問いから入る本作品は、
読み進めるとそこには村社会とい狭い範囲で生きて
いる人たちの価値観も織り交ざった物語に入る。
結末に向かってテンポよく読み進められていく
ため、最後はどこに着陸するのかハラハラしながら
読むことになる。
最後まで読むとこの結末でよかったという人も
いれば、何だかなーと思う人も結構出てくるような
二分する終わり方。
私はどちらかというと前者のほうである。
これはこれでよいかも。
タイトルの天秤とは、ま