染井為人のレビュー一覧

  • 鎮魂

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    一気読み!!
    今作もめちゃおもしろかったーーー
    「っっっっっっ!!」
    となった時の、あのゾクゾク!!
    あの時のあれは、どうやったっけ?
    あの時のあそこはどうやったんだろ??
    とか色々ページ戻って、んで、またもう一回読みたくなる。そして、読み終わった後も、色々考えさせられる。人のそれぞれの生きる背景は、残酷だらけだな。

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    2025年01月28日
  • 芸能界

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    2025年 2
    長年在籍したプロダクションを退所する俳優。人気女優を10年かけて育て上げた辣腕マネージャー。Instagramにハマったベテラン女優。容姿端麗な若い男たちのミュージカルを仕切る女性プロデューサー。容姿を弄るネタで30年笑いをとってきた漫才コンビ。誹謗中傷や家族の問題に悩まされているアイドル俳優。震災の町で芸能界の仕事をする娘を苦々しく思う父親。元芸能マネージャーの著者が、リアルな芸能界の世界に迫る!
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    染井さんが元芸能マネージャーということで
    芸能界というのをよく知っていて
    きっとリアルな部分も多くあるんだろうなぁ
    と思いながら読んだ

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    2025年01月09日
  • 鎮魂

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    ネタバレ

    『正体』の余韻をひきずったままの新年1冊目。没入しつつも『正体』の読み応えには敵わないと思っていたのに、あの人があの人だとわかってからは平常心でいられなくなりました。

    復讐は誰も幸せにしないとは思う。だけど吹っ飛ぶ前のあの人の表情を想像すれば、復讐を成し遂げることでしか心が救われることはなかったとも思う。こんな奴らはみんな死んでしまえばいいと思う一方で、あの人と刑務所で面会した彼の様子に、改心や更生する場合ももしかしたらあるのではと思うのでした。

    もっとも彼はもう生きることに執着がないけれど。なんだか切ない。

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    2025年01月04日
  • 芸能界

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    全編面白かった、
    「ほんの気の迷い」はどこでタイトル回収があるんだろうと思っていたら最後でびっくり、よかった。

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    2024年12月27日
  • 芸能界

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    芸能界に関わる人7人の人間模様を描いた短編集をまとめたお話。
    煌びやかな世界の表と裏のひとり1人の心の内を描いていてあっとさせられたり、ほっこりさせられたり、色んな気持ちに浸りました。
    個人的には芸人を描いた(相方)・女優の父を描いた(娘は女優)にうるッとさせられました。面白く読ませていただきました。

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    2024年12月25日
  • 鎮魂

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    なにかを代弁している、そんな風刺が込められていたように思います。
    舞台装置はバイオレンスで、ダークヒーローは超絶クール、実に巧妙なレトリック、フィナーレもすっきりして閉幕。
    のはずが…その舞台袖でねっとりと存在感を放つ「悪人」を裁きたがる善人、その対になる「悪人」から立ち直ろうとする服役囚とが陰影をつくっています。その視点だとラストがどうしても他人を信じきれず不安定で、自分が表面的な正義をなぞるだけの残念な側にいることを思い知らされました。

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    2024年12月25日
  • 海神(わだつみ)

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    3.11の震災後、『こういう人たちは一定数いたんだろうな』
    と思える設定の人物がこの島に凝縮されて話しは進む。

    何もかも失い復興中も失い続けた小さな島で、
    失っていた人間性を取り戻した青年がいる事が、
    本人の罪や謝罪の意識も含めてひと筋の光なのか。

    当時も今も東京に住んでいる自分は
    震災で失った知人もなく、
    当日の交通機関の麻痺くらいしか実害がなかったので、
    その分軽々しく震災の何ごとも口にしてはいけないと思っていたしそうしてきた。
    なので正直この小説は読んでてキツかった。
    でも作者が最後に言っているように、
    震災の何もかもを忘れない事が鎮魂であり慰霊なんだなと。

    現在の能登が、被災した

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    2024年12月08日
  • 海神(わだつみ)

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    染井為人さん著「海神」
    著者の作品はこれで4作品目になる。
    購入するまでタイトルの読みは「かいじん」だと思っていたが、購入時に表紙に小さく「わだつみ」と書いてあるのを見て、また読み間違えていた事に気付いた。

    物語は「3.11 東日本大震災」の復興が主軸になっている作品。実際に岩手県山田町でおきた復興支援金を私用化して横領していた「NPO法人大雪りばぁねっと」の事件が思い起こされる。きっと作者はこの事件を元に本作品を描かれたに違いない。

    どんなに人が死のうが苦しもうが平然と私欲を募らせる輩はこの作品の様に悲しい話だがどこにでもいる。
    私欲を募らせるのは大いに結構だが、他所でそういう輩同士で取

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    2024年11月22日
  • 正義の申し子

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    オーディブルで視聴。
    まず、ナレーターの大久保多聞さんが凄く良かった!
    登場人物によって声を振り分け、大阪弁も全く違和感ない。何より聞きやすい。
    ジョンのノリと鉄平の硬派だけど少しやんちゃそうな感じが声だけでしっかり伝わった。
    オーディブル聞いて初めて笑ったかもしれない。

    染井さんは「正体」で知った作家さんなのだけれど、
    まさかこんなに痛快で明るいお話も書けるなんてギャップにびっくり。

    最高にスカッとするお話でした。

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    2025年07月20日
  • 海神(わだつみ)

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    2011年、大震災その日に産まれた女の子が10年後に海で金塊を拾ったことから始まった。2013年、2021年が行ったり来たり、新聞記者の菊池一朗、大学生の椎名姫乃、養護施設の職員堤佳代三人の視点で話が進んでいく。
    復興支援金を横領した遠田はとんでもない悪人だが、最後は海の神が姫乃たちの味方をしてくれたのかな。
    もう一度だけ姫乃に会いたかったと、ナナイロハウスに現れた江村に救いと悲しさを感じた。

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    2024年09月19日
  • 海神(わだつみ)

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    震災の復興支援金をめぐる内容で、色々と考えさせられる話だった。時系列が目まぐるしく変わり混乱しそうになるが、徐々に明らかになる真相にやるせない気持ちになる。

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    2024年09月07日
  • 海神(わだつみ)

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    さすが染井さん!お話しの作り方がとっても上手でした。ただ、現在と過去をいったりきたりするのでちょっとだけ混乱してしまう時がありました…
    被災地では本当に火事場泥棒も性犯罪も多いし、大手の募金などもちゃんと被災地に回らないなど、結構あります。3.11だけでは無いですが、忘れてはいけない。そして日頃からの備えの大切さを改めて考えさせられました。

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    2024年09月02日
  • 海神(わだつみ)

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    このお話のすべてはエピローグに、、、
    忘れてはいけない3.11あの日自分はホテルのロビーで映画のような惨劇を傍観していました。
    若い頃宮城県多賀城市に住んでいた時があり、その土地が大被害にあったこと今でも信じられません。お世話になった方々は、どうなっているのかも知れずじまいです。そんな大混乱の中で詐欺、強奪、性犯罪、ホント信じられん!実際にあるんだろうなぁと悲しく思いました。、
    ちょうど読んでいる時に南海トラフ巨大地震注意報が発生されました。自然の力には逆らえないけど、まずは今できる準備を整えることかな?と改めて思った今日この頃、、、

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    2024年08月14日
  • 震える天秤

    匿名

    購入済み

    高齢者による悲惨な運転事故が起き、そこから関係者に取材をしてゆくが、信じられない闇があった。
    人と人との絆があり葛藤があり考えさせられる話しでした。

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    2024年08月02日
  • 海神(わだつみ)

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    復興は金になる!東日本大震災の被害を受けた、東北の小島を舞台に、多大な悲しみと被害にあえぐ島民と、そこに救世主のように現れた“復興のプロ“による復興マネーの搾取と復讐を描いた作品。悪役の憎たらしさがもっと描かれてもいいと思った。けれど、最後に作者が復興のマネタイズというテーマに、一時は筆を置いた、と書いていたように、そこには躊躇や葛藤があったのだろう。震災テーマの新しい切り口で人間の業、醜さ、美しさを描き出す。染井作品の中でも異彩を放つ作品。

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    2024年04月08日
  • 正体

    購入済み

    初めて

    本とか特に趣味でもなく、暇すぎて読んでみようかなと思って購入してみたのですが、飽きることなく、展開が気になって読み切ることができました。

    #深い

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    2024年03月20日
  • 海神(わだつみ)

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    これに近いことが本当にあったなんて全然知らなかったからびっくりした。
    オカルト的な表現は必要だったのかはよく分からなかった。

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    2024年03月08日
  • 海神(わだつみ)

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    染井為人『海神』光文社文庫。

    来月は東日本大震災から13年目ということもあってか、東日本大震災や福島第一原発事故に関連する作品が続々と刊行されている。

    先に読んだ熊谷達也の『悼みの海』にも大震災が描かれているし、NHKメルトダウン取材班の『福島第一原発事故の真実 ドキュメント編』と『福島第一原発事故の真実 検証編』はタイトル通り福島第一原発事故をストレートに扱ったドキュメンタリーである。

    さて、染井為人の本作であるが、まさか東日本大震災とそれに関連する事件がモデルになっているとは思わなかった。本作に描かれる遠田政吉の率いるNPO団体は、岩手県山田町で復興支援金横領事件を起こした旭川のNP

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    2024年02月19日
  • 悪い夏

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    うわああああやばい絶望しかない!胸糞でしかない!どいつもこいつもみんなクソ、最初に感じた通りやっぱりあの女が一番クソだった。よくもまあこんなに救いようのない薄っぺらいクソ人間たちを描けたもんだ。単純に可哀想な人たちも数人いるけどとにかく登場人物ほぼ全員底辺野郎。
    ネタバレは書けないけどもしこの作品を読む場合は絶望と胸糞の準備をしといてください。。

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    2025年10月09日
  • 正義の申し子

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    あとがきを読んで、ユーチューバーの
    モデルがいたことに驚きでした
    アニメにありそうな展開で
    ドキドキしながら楽しめました

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    2025年12月07日