染井為人のレビュー一覧

  • 震える天秤

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    前半は面白かったのだが、後半ややダレてしまった感が。
    コンビニ店長のダメ人間っぷりは分かるが、加害者の動機(元・婚約者にまつわるあれこれ)に繋がる過程が私にはあまり伝わらなかった。
    この作家さんの他の作品、面白かったので他の作品も当たってみよう。

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    2026年07月27日
  • 黒い糸

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    ネタバレ

    「特性は遺伝する」ってのが伏線として何度も張られて、結果「サイコパス一家の仕業でした」は創作物感が強すぎて後半は冷めてしまった。

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    2026年07月25日
  • ひきこもり家族

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    自分とは一切関係なさそうな人物にもどんどん共感していく感覚が好きでした。ドキドキハラハラする場面が多々あり、サクサク読めました。

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    2026年07月17日
  • 黒い糸

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    著者によると、ミステリ&ホラーを意識して書いた作品とのこと。
    主人公は二人。顧客のクレーマーに悩むシングルマザーと生徒が誘拐された小学校の男性教師。誘拐された子はシングルマザーの息子の同級生。二人とも異常者のような人々のクレーム攻撃に日常生活が危うくなっていく中、同じクラスの子供への襲撃事件が起き、さらに・・・。

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    2026年07月11日
  • 滅茶苦茶

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    タイトル通り、コロナ禍で人生が「滅茶苦茶」になる3人を描いた小説。全く別の場所で生きる、オジサン、お姉さん、男子高校生。それぞれがコロナの閉塞感から少しだけ人生を踏み外したと思ったら、あっという間に犯罪を犯したり、犯罪に巻き込まれたりと散々な目に遭ってしまう。 登場人物に感情移入してしまうので、読むのも辛く「待って…それしちゃダメ!」とどれだけ思ったことか。 あとがきで、染井為人さんが「それにしても、3人には酷い目に遭わせてしまいました」と書いていらして、読んで辛くなった気持ちが昇華された。

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    2026年06月04日
  • 歌舞伎町ララバイ

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    サクサク読めて面白かった!

    家庭環境に恵まれない子供たちが居場所を求めて集まるトー横。
    そしてそれを利用する大人。
    どんな時も被害者は子供達だ…
    こんな中で七瀬の復讐がスカッとしたな。
    ちょっと全てが上手くいきすぎてる感は否めないけど…笑

    でもこの作者の作品は結構好きだな。
    また違う作品も読みたい!

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    2026年06月04日
  • 正義の申し子

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    テンポ感が良い。
    悪い夏ほどシリアス展開が無く、ライトめなのが少し物足りなさを感じた。
    ユーチューバーのオンとオフの切り替えを二重人格にしてしまう発想は面白かった。
    鉄平は良い奴感が溢れ出てて良かったんだが、もう少し悪に振り切れてるのも見たかったかも。
    ラストのお決まりカオス展開も良かった笑

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    2026年05月30日
  • 正義の申し子

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    本作の肝は、引きこもりの青年・純が、仮面を被った瞬間に世直しユーチューバー「ジョン」へとガラリと変身してしまう、その「切り替わりのシステム」一点に尽きるように思う。

    現実では部屋から一歩も出られない臆病な男が、仮面という免罪符を得ただけで180度違う人格へとスイッチする。解離性人格障害の疑いさえ頭をよぎるほどの劇的な変化だが、完全に病気とも言い切れないその微妙な境界線。その極端な変貌ぶりを、どこまでも客観的に、滑稽なものとして淡々と描き出していく。

    この純のスイッチングに巻き込まれる悪徳業者の鉄平もまた、別の歪さを抱えた存在だ。子供の頃からいつも一人で、正しいことを何一つ教えられてこなかった彼が抱えるのは、あまりにも不器用で根深い孤独。そんな彼がネットの匿名性を相手に暴走していくプロセスは、純の「変身」とは対照的な泥臭さを持っている。

    全体を通して軽妙なタッチでテンポよく描かれてはいるものの、その根底にある歪な「変身」や人間たちの境界線を、どこか一歩引いた目線で客観的に観察したくなるような、独特の距離感を持った作品だった。

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    2026年05月28日
  • 歌舞伎町ララバイ

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    ひととき、テレビによくでていた東横キッズといった未成年ホームレスに焦点をあてた本書。

    この著者は社会問題をテーマにあげることが多く、ニュースに関心があるのであれば興味を持って読むことが出来る。

    実際のところはわからないが、トー横キッズはこうやって生計を立てているのだろうと想像をさせられた。

    巷には毒親や親ガチャという言葉が飛び交う。未成年が保護下を飛び出し早々に社会に出てしまうと悪い大人にうまく利用されてしまうのかもしれない。

    少なくとも、怖いもの、危険なものを正しく判断出来るようにならなければ。

    読みやすかったが、展開はそれほど捻ったものではなかった。生き延びた後の復讐劇がうまくいきすぎて後半はだれたため、星は3つ。

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    2026年05月22日
  • 震える天秤

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    「高齢ドライバーの運転操作ミスによる事故」という、現代社会においての悲劇。本作はそれを入り口にしながらも、蓋を開ければ「埜ヶ谷村」という閉鎖空間に潜むドロドロとした因習の闇へと読者を突き落とす物語だった。

    執念の取材の末に律が辿り着く真相は、私たちがニュースの報道から想像するような「分かりやすい構図」をあっけなく裏切っていく。

    この重い着地を前に、律が下した選択に「正しさ」など存在しない。世間に公表すればさらなる破壊を呼び、胸に収めれば隠蔽の共犯者となる。どちらに傾いても救いのないその選択の重みを受け止めながら、彼の心の天秤は、これから生涯震え続けるだろう。

    道中のサスペンスが非常にじっとりと緊迫感に満ちていただけに、この結末への収束の仕方は、読者によって少し好みが分かれるかもしれない。社会派ミステリとしてのスケール感を期待すると、終盤の着地がやや内向きで、こじんまりとした印象に映る部分もある。すっきりとしたカタルシスというよりは、どこか割り切れない余韻を静かに噛みしめるような幕引きだった。

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    2026年05月23日
  • 震える天秤

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    現実的に考えれば許されないけど、最後の判断はとても共感できる。
    読んでて私も「許せない!」って思ったし、私がもしおじいさんの立場だったらそうしてたかもしれないと思いました。
    残りの人生を捨ててでも殺したいと思う人に会うことはないと思うけど、その判断をしてしまったということは相当憎かったんだなと思いました。
    後半にかけてどんどん引き込まれていって気づけばもう読み終えていました。

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    2026年05月18日
  • 滅茶苦茶

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    ネタバレ

    前半はどんどん落ちていくしかない3人の様子に読むのは少し辛かったけど、最後の方でタイトル通りに滅茶苦茶に…!
    男2人は自業自得の部分もあるかもだけど、美世子は被害者で巻き込まれただけだと思う…。

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    2026年05月10日
  • 滅茶苦茶

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    本当に滅茶苦茶だ。
    全く繋がりのなさそうな登場人物たち。
    最後はドタバタしながら収束していくところがいっき読みです。

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    2026年04月25日
  • 滅茶苦茶

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    前情報なしで読み始めて、コロナ禍中の話か〜おもしろくないなぁ、となかなか読み進めないでいたけど中盤からストーリーが驚愕の方向に進んでいき最後はまさかの全員集合でタイトル通りの滅茶苦茶やった。面白かった。

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    2026年04月16日
  • 滅茶苦茶

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    また同じようなパターンじゃないかなぁと思いつつ、頁を繰る手が止まらないのは既に染井為人氏の術中だよな、と。

    悪い夏と大して印象は変わらない負のスパイラル展開。スパイスはコロナ禍ってところだけど、それほど密接に話に絡んでる感じでもなかったかな。

    テレビドラマを観るように、スピード感よく楽しみたいときには最高なので既に何冊か氏の本は積読があるw

    何冊か他者の本を挟んでまたどこかのタイミングで戻ってこようかね。

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    2026年04月13日
  • 歌舞伎町ララバイ

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    著者はドラマや映画にもなった正体の作者ですね
    非常に読みやすい文章で、映画を一本見るような感覚で読めました
    舞台が歌舞伎町でトー横キッズなやヤクザなどの設定ですが、血生臭さやドロ臭さはないです
    本当にラノベのような軽さはなく、ハードボイルドのような重さでもなく、ちょうど良い感じに流れるように読めました
    少し引っかかったのは、主人公の七瀬が再び現れた時の美人設定 やはり美人でなくては成立しない話なのか?ということと、1人の人間の死による復讐劇ではあるものの身内を1人殺されたからという理由でこんなに人を殺しても良いのかという疑問
    そして主人公がピンチに立った時、こんなに都合よく味方が現れるミラクル
    現実的ではないけど面白く読める作品でした

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    2026年03月30日
  • 歌舞伎町ララバイ

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    スッキリした(^^)

    15歳、中学卒業の日、彼女は着の身着のままで地元を飛び出し、歌舞伎町へ

    巷で話題にもなったトー横キッズ
    年端も行かない彼らに忍び寄る影、彼らを道具としてしか見ていない大人たち

    そんな彼らの心休まる場所はここしかないのか…

    ある日、1人の女の子が無惨な死を…

    ここから彼女の人生は変わり、生きる目的が復讐に変わる…

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    2026年03月29日
  • 歌舞伎町ララバイ

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    ネタバレ

    歌舞伎町、トー横キッズの七瀬が自分を殺そうとした大人たちへの復讐の話。
    殺されかけてから5年後に顔を変えて現れ、
    1人ずつ殺していく。

    なんだかいつもの染井為人より軽くて、意外性や仄暗さが感じられなく、少し物足りない感じがした

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    2026年03月13日
  • 正義の申し子

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    ネタバレ

    いまっぽい正義と悪と自己満

    晒すことが正義の手段とされてるのが何とも。

    世界観が近い分面白さはあるが、気持ちのいい作品ではない。

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    2026年03月12日
  • 正義の申し子

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    染井為人氏の作品は映像が目に浮かぶ。
    「悪い夏」は胸糞系だったけど、これはスッキリ面白い。
    キャラがたってていいね。

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    2026年03月01日