染井為人のレビュー一覧

  • 悪い夏

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    ここまで良い人が出てこない作品もめずらしい。

    主人公もよくない選択をしてはいるけど、そこまで堕ちなければいけないのだろうか…

    イヤミスっぽいけど、全員悪いからドロドロと渦巻くような気持にはならなかった。スッキリもしてないけど。

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    2026年09月27日
  • 鎮魂

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    染井為人さんの本なので、裏社会の怖い感じ…と覚悟して読み始めたが、闇堕ち話でもなくて面白かった。
    作戦は成功するのか、犯人は誰なのか、この人物はどう関わってくるのか、伏線と答え合わせもできて納得!
    ラストスパートは英介を応援する私がいて、ドキドキとハラハラがいっぱいで一気読み!
    ちょいズレの中尾聡介に−⭐︎1

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    2026年09月27日
  • 硝子のマンション

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    マンションに住む3人の女性はそれぞれクズ男に苦しめられている。
    モラハラ夫、DV夫、嘘つき変態交際相手。
    その苦しみから逃れられるかと思うと、次々と試練が襲う。
    この3人、警察から追われる立場になりそうだったが、あまりにクズ男ばかりなので、負けずに逃げ延びてほしいと応援してしまった。
    もう1人、マンションのオーナーで管理人でもある中牟田さんは、何でも見通しているような不気味さがあった。
    とても楽しめたが、3人の女性を危うくする登場人物たちが執拗に迫ったり、力を合わせたりせず、結果的に単発であったのが残念だった。

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    2026年09月26日
  • 悪い夏

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    市役所の社会福祉課で勤務する佐々木は、生活保護を受けている元タクシー運転手だった山田や昔ホステスだった女性の担当をしている。
    生活保護受給者には不正受給している者もいて、対応も大変だ。
    そんな中、同僚の高野がシングルマザーの生活保護受給者(愛美)に関係を強要しているという情報が入った。
    宮田という女性の同僚と、そのシングルマザーの家を訪れる佐々木だったが、そこで幼い美空と出会う。
    一心不乱に絵を描き、自分の世界に入り込んでいる姿に心を打たれる。
    しかし、そこから愛美と高野の関係から大変な事態に発展する。
    その展開がなかなか手に汗握るというか、目が離せなくなっていく。
    面白かった。

    2026.9.25

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    2026年09月25日
  • 硝子のマンション

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    同じマンションに住んでいる問題を抱える3人の女性。
    ・遠距離恋愛中?の保育士さん
    ・鬱でDVの夫に悩まされる二児のママしかも妊娠中
    ・弁護士夫から支配される主婦

    なんだか読みやすくて気が付けば一気読みしてる。
    彼女たちが協力して犯罪を隠蔽したり犯したりするんだけど、まあ応援したくなるよね。男たちがちょっとヒドイのでね。

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    2026年09月25日
  • 芸能界

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    好きな作家さんの文庫なのでよく見ないで購入。そうしたら短編集でした。私は短編より長編が好きなんです。ややがっかりしつつも読み進めました。意外と面白かったです。7つあるお話のうち「終幕」と「相方」がよかったです。

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    2026年09月24日
  • みずいらず

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    さまざまな年代の夫婦の姿がとても身近に感じた。
    他人事ではない感じ。。
    私の苦手な短編集ではあるけど、各話の登場人物が繋がっているので、すぐに引き込まれっていった。

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    2026年09月23日
  • 正体

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    ネタバレ

    最後は、とても切なくて悲しかった…。
    スキーのバイトの時に冤罪について「分かる」と言っていた時に、この人は誰も殺していないのかもと思うようになった。
    ただ優しい人だったのに…ただ助けようとしただけだったのに…。

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    2026年09月23日
  • 芸能界

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    なかなか面白かった。相方 が好き。
    ほんの気の迷い は読んでて辛くなった。そんな大変な世界なのか。成功することと幸せはまた別の話なんだと思う。

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    2026年09月23日
  • 正体

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    ネタバレ

    殺人の描写がグロテスクだったら嫌だな、と思っていたけどそこはほとんど語られなかったのでホッとした。

    構成がお見事で不自然な箇所がなく、上手な作家さんだなぁと思いました。

    あとがきにもあったけれど、多くの読者と同じように、鏑木を死なせないで欲しかったと思った。
    物語の流れとしてそうするのが1番自然だったと思うから、結末が残念と言うのとは違う。
    舞と似た気持ちで、いなくなってさみしい、悲しいと言うような感情で、死なないでほしかったな…と。。そこまで引き込んでいく力のある作品でした。

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    2026年09月22日
  • ひきこもり家族

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    この作家さんの本は四冊目。読んでいる間は、ずっと嫌な予感と誰も救われない感じが常に付き纏い、ページを捲る手が止まらない。最後は少しだけ救いや希望が見えつつ終わるというのが多い気がする。

    引きこもりを抱える家族の視点もあって、当事者ではないので分からないが、かなりリアルに描かれているのではないかと思った。

    支援団体の方も、最初から暴力的でなかったというのは切ないような気がした。みんながみんなのために何かしても、上手くいくとは限らないのですね。

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    2026年09月21日
  • 芸能界

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    染井為人さん短編集!
    あとがきに書いていたのですが、作者本人が芸能界で仕事をしていたとの事で、作品のモチーフのエピソードや登場人物達のモデルもいるようです!!

    白眉は【娘は女優】次点は【相方】です。


    クランクアップ:傲慢感のある役者が事務所から独立しようとしているタイミングで、とある映画の主演での出演を依頼される話です。

    ファン:マネージャーが主人公の話です、本人の希望により女優のマネージャーから、アイドルと芸人のマネージャーに配置転換となったのですが色々と問題が起きて対処に追われるのですが・・・

    いいね:そこそこの大物女優がインスタグラムの沼にハマっていく話・・・どぱ女優

    終幕:タイトルからして・・・。イケメン若手俳優を募ってミュージカルを興行する女劇場主の話。順風満帆であった彼女に影が刺す!

    相方:ベテラン漫才コンビのコロナ禍と言葉狩りの現代に悩む物語。ほっこりできます!!!

    ほんの気の迷い:魔が刺すとはこの事・・・。
    少し身勝手な意見になるかもしれませんが、仕事のプレッシャーだけでは人は潰れないと思います。家族や、それ以外の人間関係で問題もあり、仕事が多忙な人、気をつけて下さい。最悪の救済が迫って来ます。

    娘は女優:東日本大震災で妻と両親を失う主人公とその娘の話。娘は修学旅行の際に芸能事務所の人間にスカウトされて女優の道を進む事に・・・
    父としての葛藤の物語!!!



    どの作品も長編に出来るのではと思わせられる作品です。

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    2026年09月21日
  • 滅茶苦茶

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    何もかもが滅茶苦茶になってしまう、お話(?)。

    コロナ禍、未婚のバリキャリ女性、進学校で落ちこぼれ気味の高校生男子、ラブホテル経営者の男性、三者三様にそれぞれの人生が狂ってしまう。

    それぞれの友人、家族、ちょっとしたボタンのかけ違いで関係性も狂ってしまう。

    周囲の悪人にいかにして気づき、離れるべきか、そうでなければ関係性はずるずる続く。

    それぞれの物語が最終的にはひとつにまとまり、なんとか大団円。

    人それぞれやからな。

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    2026年09月21日
  • 滅茶苦茶

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    コロナがテーマだけど、タイトル通り滅茶苦茶な展開で面白かった。
    今のところ染井さんの作品は当たりが多い。

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    2026年09月21日
  • 芸能界

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    面白かった!!!
    元芸マネという作者なのもあり、リアリティがあった。
    でも結局、堕ちるも輝くもその人次第。
    有名になっても驕らず正しく過ごしていかねばならない世界なんだな。
    正しき者が必ず勝つわけでは無いのだろうけど。

    闇ばかりの結末かと思いきや、
    これから輝く人、正しく歩く人など、良い終わり方もあってほっとした。

    読みやすい文章だった!

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    2026年09月21日
  • 硝子のマンション

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    マンションの隣人で挨拶だけするような関係の3人の女性。それぞれが旦那や彼氏にに嫌気を差し殺してしまう。そこから3人は運命共同体として過ごしていく。途中から結末は見えていたけれど、3人の視点をテンポよく入れ替え、飽きずに一気に読めました。

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    2026年09月20日
  • 硝子のマンション

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    ネタバレ

    初めて読む染井為人さん。
    オーディブルに流れてきた本の中から、硝子のマンションというタイトルと表紙だけみてなんとなく惹かれて。
    (夜のマンションの灯りって家によって蛍光色だったり電球色だったり色々で、あの一つ一つに暮らす人たちの物語があるんだと思うとエモいですよね?)
    (硝子のということはそんな中の人たちの暮らしが透けて見える、しかも脆さを含んでいるわけで…と)

    物語の舞台は現代でとても卑近。
    テンポよく転がっていくストーリー、女性たちは割と感情的で突発的。読む人を飽きさせない、ハラハラ展開。

    で、あのこれ、オーディブルで聴いたのがアカンかったです。男性の朗読だったんです。
    だから、人生崖っぷちに追い詰められた3人の妙齢女性たちのやり取りが、オネエ芸人たちのコントに聞こえちゃって。

    いえ、そんな風に聞こえる私の耳が1番アカンね。でもね、もう出てくる男たちみんなそれぞれ立派に殺される義務のある粒揃いのクズで、私もオネエたちに混ざってワイワイと加担したくなりましたよ。
    男たちのクズぶりに心がざわついて、もう、完全犯罪go!って、がんばれがんばれ、ここで心折れないで!やり遂げて!って拳握って応援していました。

    女性が3人集まると、死体の埋め直しに行くのもサンドイッチ食べ出してピクニック感出しちゃうじゃないですか。あのサイコパス感に一緒に浸って、思わせぶりな中牟田さんに最後んんん?となって、おしまい!
    フィクションならではの楽しみ方でした。

    これだけ満喫しておいて星4つなのは面白かったけど今読みたい重さに対してちょっと軽過ぎたからです。完全な主観です。

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    2026年09月19日
  • みずいらず

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    いつもの染井為人ではないお話。
    なんだかとても心地よかった。
    中でも私は「思い出の抽出」が一番かな
    優しい夫。こんな気遣いのできる人ってステキ。
    パートナーの認知症にだいたいの人たちは焦りを感じるだろう。
    私も母の認知症には焦ったし悲しかったし戸惑った。
    こんなふうに歳を重ねていけたらいいなぁ。
    きっと大抵のことは乗り越えられる。
    そして最後の「シングル」染井先生のお話?
    ステキな大人の恋でした。

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    2026年09月19日
  • 滅茶苦茶

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    染井さんの作品
    普段の何気ない生活から一気に事件に巻き込まれていく
    「悪い夏」と同様
    自分には関係のない世界と思いつつ
    そこに巻き込まれる可能性はとても身近にあると読んでいてドキドキ感が止まりません

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    2026年09月20日
  • 正体

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    ネタバレ

    物語の構成がよかった。
    各章の視点(語り手)が脱獄犯の鏑木慶一ではなく、第三者であることによって鏑木慶一という人物を客観的に見れて、より人物像がわかりやすくなってると思った。

    鏑木と関わった人の大多数が“親切でいい人“という印象を受けていて、“あんなにいい人が殺人をするはずがない“と感じている所が、鏑木の最期をより無惨に、やるせなさを引き立たせていると思った。

    ラストは思ったよりあっさりと終わった印象。
    ただ、心に残るものは大きくて、色々な感情を含んだモヤモヤが未だに抜けない…。

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    2026年09月18日