染井為人のレビュー一覧

  • ひきこもり家族

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    前半はしんどかったけど、後半は映画のシーンの様なエンタメ展開となり面白かった!

    この本を読んで、日本社会の「普通でいなければいけない」という同調圧力の強さを感じた。秩序が保たれる一方で、一度そこから外れた人が復帰するのは難しく、孤独化する。

    特に印象に残ったのは母親との関係。
    「何とかしてあげなければ」と過度に介入する母親と、「親を安心させたい」と自分を後回しにする息子の姿は非常にリアルだった。

    愛情が必ずしも本人のためにならず、かえって状況を長期化させてしまった様に思える。母親が強制的にでも息子を外に出す決断をしたことは、結果的に状況を変えるきっかけとなり良かった。

    また、ひきこもり

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    2026年04月06日
  • 鎮魂

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    元になった実際の事件を知ってるだけに、ストーリーにリアリティがあり犯人により共感できました。
    刑事も人間で感情がありただ機械的に犯人を捕まえているのではないことが伝わってくる。
    本当の悪とは何なのかを考えさせられる話でした。

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    2026年04月05日
  • 震える天秤

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    Audibleにて。
    為井さんの作品は全部好きだが今回はいつもより、読み終えた後の爽快感は少ない内容でした。

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    2026年04月05日
  • ひきこもり家族

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    面白かった!
    思わぬ方向に進み出して戸惑ったけど、なんとか希望の持てる終わりにたどり着いてホッとした。
    相手に同じことやり返すのは、それはやっぱり違う、と思いたいよね。

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    2026年04月01日
  • みずいらず

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    8組の夫婦と一人のシングル男性の物語が、9編の短編で構成されている。
    結婚生活を続けることに限界を感じた8組の夫婦の問題が描かれている。
    どれも面白い9編の短編中、私のお気に入りの物語3編を敢えて挙げると⋯
    ⚫︎プライドは富士山
    妻から突然「好きな人ができたので離婚してください」と、夫は一方的に告げられた。
    妻は幼馴染のレストランシェフと再会し、一緒になると言う。
    腹立たしく思った夫は、シェフの元にゴルフクラブを握りしめて抗議に向かう。

    ⚫︎交換日記
    仕事ができない夫は早期退職を迫られて会社を辞した。
    何事にも消極的だった夫は家に閉じ篭もるようになってしまう。
    そして自室で一日中、プラモデル

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    2026年04月01日
  • ひきこもり家族

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    この作品の面白さを際立たせているのは、各章が19歳の僚太と、44歳のひきこもりの息子を持つ母・幸子の視点で交互に展開していく構成。
    視点を変えることで読むほうのスイッチも切り替わり、物語に深みを与えている。

    単なるミステリの枠に留まらず、人間の心の最も暗く、それでいて切実な部分をえぐり出す描写には圧倒された。
    特に「働きアリ」の法則という言葉には、ある種の冷徹な真理として納得せざるを得ないものがある。

    ひきこもりを続けている人も、本当は外に出たいはずだ。仲間を得て、外で必要とされて、生きている実感を得たい。そんな根源的な欲求が、悪徳業者による連れ出しという「最悪のきっかけ」によって引き出さ

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    2026年03月31日
  • 鎮魂

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    ネタバレ

    【4.2】
    犯人、キョウレン、刑事、色々な角度から話が進んでいく。半グレ集団に復讐する

    犯人に少しずつ近づいていく訳ではなく、一気に物語は進む。
    一人一人に人生があり、キョウレンについての気持ちなども言及されていて感情移入ができる。悪いやつではあるが遺族を思うと辛い気持ちにもなる

    ただ奴らは復讐されるだけのことをしてきたのだ
    野放しにしていては死んでも死にきれない
    お母さんとそして弟。2人のために

    主人公のエゴでしかないとは思う
    恨んではいるだろうが、お母さんと弟がそれを望んでるかは分からない
    それでも自分の魂を鎮めるために

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    2026年03月28日
  • 悪い夏

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    市役所で働く、生活保護受給者の家を回るケースワーカーが主人公の話し。主人公がヤバい女に恋に落ちたばかりに、人生がめちゃくちゃになって行く様がすごくリアルに描かれていた。
    自分も何かの間違いをきっかけに、一気に奈落の底へ落ちてしまう事もあるような気になり、少し恐ろしく思ってしまった。

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    2026年03月26日
  • みずいらず

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    それぞれのすれ違いがありながらも、お互い想う気持ちに、心が温まる話が詰まってた。最後の2つの話は、もう少し先まで書いて欲しかった。

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    2026年03月26日
  • 正体

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    ネタバレ

     人は間違える。他人の人生を左右する程の選択でさえも。間違えること自体よりも、間違いを正す機会を得られない事の方が問題だと思う。皆他人を許して他人に許されて生きているから。
     周りに散々否定されながら、自分だけは自分の真実を見失わなかった鏑木。私だったら無実の罪で追われるくらいならいっそ死んでしまいたいと思ってしまう。疲れる。自分の誇りを失わない信念が彼を生かし続け、その信念を受け入れた人間だけが彼の正体に触れられる。自分を疑い続けて人生のどん底に突き落とした他人が憎いはずなのに、その他人に自分を認めてもらうために人生を捧げる。切ない。
     冤罪だと認められる前に殺されてしまったのは、とてもやる

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    2026年03月25日
  • ひきこもり家族

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    ネタバレ

    判決はどうなるかな情緒酌量されるだろうし実刑にはならないんじゃないかなぁ、世間を揺るがす事件だなと思いながらオーディブル聞いてたらエピローグで匂わせ程度しか無かったのでそこまで読者に委ねていいのかと感動した。

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    2026年03月24日
  • ひきこもり家族

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    大好きな染井ワールド全開の物語

    日本のひきこもり人口って150万人やってさ!
    私が子供のころはこんな子おらんかって、嫌なことあっても親や先生に叱られながら学校行って、それが当たり前やったのが、今では近所にもおるし、友人の子供もにもおるし、引きこもりが普通になって時代は変わったなぁって実感
    良くなるも悪くなるもきっかけは些細なもの

    誰もがひきこもりになってしまう可能性あることを再認識、まわりの理解と支援が必要であること改めて考えさせられました

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    2026年03月23日
  • ひきこもり家族

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    中盤ぐらいからどーやってクロージングするんかなって先が気になった。
    現実的なひきこもりの話ではなかったけどおもしろかった!最後は染井作品ぽくわちゃわちゃって感じ。
    あとタイトルはとてもはまってる

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    2026年03月23日
  • ひきこもり家族

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    引きこもりを集めて共同生活させ、社会復帰を目指す、そんな支援があるのだなと思った。ブラックな環境で苦しむ当人たち、立ち直ることを願う家族の心境など色々と考えさせられる。事件後からエピローグの間に何があったか気になるが、隊長の活躍ぶりが印象に残る。別作品の登場人物も出てきてびっくり。

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    2026年03月20日
  • 海神(わだつみ)

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    あとがきに「一日一偽善」という泉谷しげるの言葉が挙げられていました。同様の言葉で私がよく覚えているのは、引退よりずっと前、まだ真っ当に芸能界で仕事していた頃の島田紳助が言っていた「偽善でも、やらんよりやるほうがマシ」という言葉です。

    震災などの後に、いかにも善人ぶった人が急に出てきて募金だ何だと言いはじめると、ついつい偽善だなぁと冷ややかに見ていた私は、確かにそうだとハッとしました。

    「3.11に二度目の死を与えてはならない」という著者。『正体』を読んだときもそうでしたが、この著者のあとがきは胸に響きます。

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    2026年03月18日
  • ひきこもり家族

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    久しぶりの染井作品。
    引きこもりを題材にしたお話で、題名的に当初は引きこもりの子を持つ親の話かなと思いましたが、自立支援会社の人達から力づくで部屋から出され、遠い地に連れて行かれる、と想像外の展開から始まる。
    そして、連れ去られた先で、引きこもり同士が共同生活を送ることになり、題名の引きこもり家族となり、色々なことが起きていく…
    染井作品らしく、終始ハラハラ、かつ精緻な描写で最後まで楽しく読めます。
    おすすめ作品です。

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    2026年03月17日
  • 悪い夏

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    ネタバレ

    おもろーい!
    前半の佐々木めっちゃ好きだな、でも女性に抱きしめられただけで好きになるのかなとか思っちゃった。今まで恋愛経験が乏しいからこそ求められてる感に弱いのかな?

    まぁシャブ中になったのは可哀想、惚れた女が悪すぎた
    でもこういう人たち世の中にいるんだろうなと思うと1個の選択ミスが人生狂わすこともあるから怖いよね

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    2026年03月17日
  • ひきこもり家族

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    世間は、自分の意図しないトラブルに巻き込まれるからね。ひきこもっているのが、自分の身を守るためには良い時もあるよね。

    子供を育ててるとひきこもるにも限界があるけど、子供が絡むとさらに厄介なことに巻き込まれるしなー

    日本は平和でいいけどね。世間体とか、村八分とか日本の何とも言えない生きづらさは未来永劫変わらんのかな。

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    2026年03月16日
  • ひきこもり家族

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    様々な事情で引きこもりになった、年齢も性別もバラバラな人たちが、自立支援をうたう悪徳業者の施設に集められ、つらい思いをしながら過ごしている。そこでは暴力や虐待が日常的に行われ、口の悪い最悪なスタッフもいて、極限状態の中でついにそのうちの一人を殺してしまう。

    そこから、これまで孤立していたひきこもりの人たちの間に少しずつ団結力が生まれていく。追い詰められた状況の中で、お互いをかばい合ったり、知恵を出し合ったりする姿に、人の弱さだけでなく強さも感じられた。

    読み進めていくうちに、どんどん先が気になってページをめくる手が止まらなくなった。ハラハラドキドキする展開の中で、「この人たちはどうなってし

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    2026年03月15日
  • 海神(わだつみ)

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     東北居住の自分に取っては正直重いって感想に尽きます。
     実際にこういう犯罪行為があったり理不尽な死が身近に感じられて読むのが辛かったですが先が気になりあっと言う間に読んでしまいました。
     物語の子供達がすくすく成長していけばと願ってしまいます。
     後、作者の別の話のキャラが出てきて繋がりがあるのが嬉しかったです。

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    2026年03月15日