染井為人のレビュー一覧

  • 震える天秤

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    オーディブル視聴。
    とある高齢ドライバーが引き起こした殺人事件は、運転能力低下による不慮の事故…などという簡単な事ではなく、沢山の問題が絡み合っておきた事件だった!! 最後まで真相は何だろう…と考えさせられる小説でした。染井さんにしては終着点が優しめな気もしたけれど、この作品にはこれがいい気がします!

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    2025年08月24日
  • 鎮魂

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    ネタバレ

    こういった小説では、最後の「取り返しのつかない事」が起こる前に犯人が逮捕され、周りの誰かに心に響くセリフを言われ、泣きながら果たさずに終わるという展開があるあるだと思います。
    しかしながらこのお話しは、事件自体は考えうる最悪の形で幕を下ろしていますよね。
    社会的にはこれは圧倒的に良くないことで、警察は無能だとたたかれるでしょう。
    しかしながら、この展開で終着したことで、『鎮魂』という物語自体も完了したのだと考えています。

    偉そうなことを述べましたが、天野=英介であることに全く気づかず、「天野英介」の文字列が出てきた瞬間には目玉が飛び出しました。

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    2025年08月23日
  • 滅茶苦茶

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    コロナ禍にそれぞれが不幸な経験をして、それがきっかけで犯罪に加担して巻き込まれた人たちが主人公。
    コロナが無ければ起きなかったのか??少しのきっかけで悪い事をすれば、普通の感覚なら罪悪感でどんどんおかしな方向へ進んで最悪な結果になる。
    悪い事はしちゃいけないなーと改めて思った。

    同じ軸で3人の主人公のストーリー展開が進み、先が気になり過ぎて一気に読みました。

    破茶滅茶なのに最後はまとまり、最高でした。

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    2025年08月22日
  • 正義の申し子

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    ネタバレ

    滅茶苦茶が面白かったので、他の作品も読みたくなり読みました。
    最終的にジョンと鉄平が友達になるなんて物語の当初からは想像つきませんでした笑
    鉄平の行動力は凄まじいと思いました。東京に行くのも、車やジェットスキーを乗りこなすのも怖いもの知らずで凄いと感じました。

    鉄平は後輩や女子高生を助けようとしたり、根は優しい人だなと思いました。
    正義の申し子は最初はジョンの為の言葉かなと思ったけど、読み終えて物語の終盤になるにつれて鉄平の行動も正義感のある行動になってると感じました!

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    2025年08月07日
  • 鎮魂

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    染井さんの本、山から取り出してと〜

    半グレって怖いな。
    別に貧困とかもなく、普通に育てられてるヤツが暴力とかヤバい事ばかりやる。
    暴力団やないから、暴力団に対する法律も使えんし。
    魂を鎮めるためか…
    確かに、何もやってない弟、半殺しにされたらなるか…
    もう復讐の鬼というか、修羅に堕ちてるからか、弟をやった半グレに憎しみながら、殺すって感じやなく、淡々と殺すのが逆に怖い。
    もう儀式になってるんかな。鎮魂の。
    怖いけど、あかん事やけど、やはり半グレが1人ずつやられていくのは、スキッとはする。

    最後ら辺に、色んな事実が明らかになるんやけど、頭の中は鎮魂だけ…

    唯一、許した半グレの一員もおるけど

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    2025年07月27日
  • 海神(わだつみ)

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    2011年3月11日の東日本大震災を舞台に、生き残った人々と彼らを助けにきた「復興のカリスマ」との10年を何人かの目でつづる。
    大震災の日に島で生まれた千田来未、新聞記者の菊池一朗、災害ボランティアの椎名姫乃、来未を出産で取り上げた堤佳代、時系列が行ったり来たりしながら復興支援金横領事件を物語る。
    私たちも報道で目撃した凄まじい自然災害の中、この物語のような事件は大なり小なりあったのだろう。
    そして本当の悪人以外にも、生き残るために良心を捨てた人もいたのではないか?
    そういう人たちを私は糾弾出来るのか?
    そんな時に良心を持ち続けるためにはどうしたらよいよかあ?
    色々考えさせられました。
    残念な

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    2025年07月16日
  • 鎮魂

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    4.5/5.0

    「復讐」と「正義」は相入れるのか。

    絶対悪として描かれる「凶徒聯合」。この組織に弟の人生を壊された兄、英介が次々と組織の人間を殺害していく。
    英介はこの連続殺人を弟の魂を鎮める為の行為だとして、それが人を殺す行為であってもその信念は一切揺らがない。
    そして凶徒聯合のメンバーが殺されていくことに対して世間からは賛美の声が挙がるようになり、犯人である英介を神格化するような声を聞かれるようになる。

    そしてこの連続殺人に誰よりも賛成の意を示すのが、聡之。個人的に一番気になったのがこの聡之だった。彼は人一倍正義感が強い。嘘を許で
    ず、正義を信じて生きてきた自分が憂き目に遭い続け、悪

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    2025年06月23日
  • 正義の申し子

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    エンタメ感満載でとても面白かった!
    一気読み!
    引きこもりユーチューバーと架空請求業者のやりとりの軽薄さに、嫌気がさしながらも、ぐいぐい物語に引き込まれてしまい、やってること無茶苦茶だけど、どこか憎めず素直になれない不器用な二人だなぁと、次第にこの二人のことがハラハラと心配になってしまった。
    最後の場面は私も思わず笑顔に。
    久しぶりにカタルシスを感じた本でした。

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    2025年06月09日
  • 鎮魂

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    今まで読んできた染井さん作品の中で一番読み応えのある作品だったと思います。
    外部から当事者の気持ちを勝手に想像して正義の鉄槌を好きに下して気持ち良くなっている人、今の自分がどれだけ幸せな生活を送っていてもいつまでも自分の後をついて回る過去の悪事、等様々な思考を巡らされる作品でした。
    作中で起こっている半グレグループによる事件というのは実際にあった事件をモデルにしていると思われますが、現実を知っているだけに余計に込み上げてくる感情が大きかったです。

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    2025年05月29日
  • 正義の申し子

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    ネタバレ

    カラオケであっさりマスクを取られてしまった場面や、海でのやり取りなど純と鉄平の掛け合いがどれも面白くて最高だった。

    先に同じ著者の「悪い夏」を読んでいたので、もっと重い展開になるかと警戒しながら読み進めていた。なので、後半のお決まりの展開もハラハラして存分に楽しんだ。

    あと、出所した栗山鉄平を、純が仮面を被って待ち2人のこれからの友情を予感させる終わりだったのもよかった。鉄平は萌花がくっつかなかったのも個人的にはすごく納得。

    あとがきに書かれていたジョンのモデルのユーチューバーが気になるな〜仮面ならラファエルだけど、芸風が違う気もする。


    染井為人さんの本はまだ2冊目だけど、展開が早く

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    2025年05月21日
  • 鎮魂

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    この最後の最後に真実が明らかになる感じが大好き
    読むのが止まらなくなるくらい引き込まれた
    似たようなトリックはどこかで読んだ気もするけど、それでも凄かった

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    2025年05月13日
  • 鎮魂

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    初めて染井為人さんの作品を読んだのが「正義の申し子」で少しその時のことを思い出した作風でした。
    決して嫌な感じとかではなく、色んな視点で描かれていて読みやすくて重厚な作品だと思いました。

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    2025年05月10日
  • 悪い夏

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    「正体」に続き,染井為人さん2作目.どちらも社会の問題をしっかりと問ているが,エンターテイメント的には,「悪い夏」の方が面白く,どんな悪にも愛着感を感じさせてしまうようなキャラクターディベロップメントもすごいと思った.

    「人生という物語の主人公はいつだって己であり,荷が重かろうとも降板することなどできません.これこそまさに悲劇であり,それと同時に喜劇ともいえます.」

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    2026年01月18日
  • 海神(わだつみ)

    匿名

    購入済み

    とても辛い内容でした。
    震災で悲しい思いをしている人達に、さらに酷い事をする人間がいるなんて悲しいし、怒りが湧きました。そんな人間がいるのは悲しいけれど真実で、そんな人達は許してはないないと強く思いました。

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    2025年04月28日
  • 海神(わだつみ)

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    『わだつみ』とは日本神話の海の神のこと。
    そんなタイトルのこの小説は、東日本大震災後に実際にあった『NPO団体による復興資金横領事件』をモチーフとしているフィクション。

    岩手県の架空の島・天ノ島が舞台になり、震災後の動乱につけこみ復興支援に現れた遠田と名乗る男が島民の心に入り込み、信頼を得、権力を手にして大金を動かすようになっていくさまが実に衝撃的でリアルだった。

    またボランティアとして現地に滞在した女子大生の行動や体験を通じ、読者も被災地の惨憺たる有様や、被災者の感情などを追体験するが、やはり実際はもっともっと言葉には表せないものがあるはずだ。

    1995年の阪神大震災、2011年の東日

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    2025年02月28日
  • 芸能界

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    面白かったー!先が読めたと思いきや、それを上回る展開や結末。

    もうホラーやん、、
    というようなものや

    え、実話?
    というようなものあり

    そんじょそこらのミステリー読むより面白かった。

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    2025年02月24日
  • 鎮魂

    匿名

    購入済み

    フィクションですが、同じような被害にあった人達が実際にはいるんだろうなと感じました。それほどリアルで怖かったです。暴力をかっこいいと錯覚してる人達。怖いもの知らず。それに巻き込まれる一般人はたまったもんじゃない!関係ない人達を巻き込むのだけはやめてほしい。辛くて悲しい物語でした。

    #泣ける

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    2024年12月28日
  • 海神(わだつみ)

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    大好きな小説家の1人、染井為人さん。
    『海神』は、震災を元に描かれた話でした。
    とにかく、胸をグッと掴まれるような苦しい作品。
    東日本大震災を元に描かれた作品で、それぞれの人の想いに焦点を当てる時、とっても苦しかった。
    私は当事者じゃないけど、震災にあった方の気持ちになればなるほど苦しくて、気づいた時には目に涙が溜まっていました。
    相変わらず読みやすくて、想像しやすい染井さんの作品。また1つ心に残る作品となりました。

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    2024年12月09日
  • 悪い夏

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    展開が早く読みやすかった。
    グスと悪しか登場人物しないのか?!?
    何かもうーめちゃくちゃ過ぎって感想言えない。
    漫画を読んでる感覚だった。
    悲劇だけど喜劇みたい。
    最後の方えー嘘ーそーなの⁈てなった。
    佐々木君‥残念過ぎる(๑•ૅㅁ•๑)

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    2026年03月12日
  • 海神(わだつみ)

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    ネタバレ

    自己肯定感の低さを人助けによって補おうとするメサイアコンプレックス。支援者側が救世主的・英雄的にふるまうことで、被支援者側は相対的に立ち位置が下がり支援側に盲信的にすがってしまうことを言うらしい。この連鎖で絶対的な立場の差が出来上がり、ついには支配するもの・されるものの関係に陥ってしまう。遠田と天ノ島の島民との関係はまさにこれに当てはまるだろう。遠田の横領は、島民から向けられる信頼と期待に虚栄心・承認欲求・ヒロイズム志向が満たされた結果、これだけ島民のために尽力しているんだから少しぐらいいい目を味わってもばちは当たらない、ぐらいの気持ちからエスカレートしていったものではないだろうか。

    また、

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    2024年11月18日