染井為人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
600ページ程の中々長い小説であり、そのうちの550ページは終盤のクライマックスへ向けての助走部分といった感じとなっているが、長いページをかけた割にはクライマックスの盛り上がりは若干欠けると感じてしまった。
死刑判決を受けた青年が脱獄し、全国各地を逃げ回る。
建設現場、ライター、工場など場所を転々としそこでの人々との交流を経て徐々に謎めいた青年の正体が明らかになっていく、というストーリー。
脱獄した青年視点で話が進むことはなく、彼の周りにいる第三者目線で進んでいくため、青年の心情や逃走の目的は直接的に描かれず、断片的な情報から徐々に全体像を推測していくことになる点が特徴的でもあり、面白い。 -
Posted by ブクログ
相手を思いやることに向き合わせてくれる作品。
それぞれの夫婦の悩みは大小ではなく、それぞれにとって尊く大事なこと。
どうしても自分目線で考えてしまうことばかりだけど、角度を変えたら別の見方ができて、そこから関係性を深められるのは素敵だと思う。
それぞれの登場人物が少しずつ繋がっていて、そこからまた別の見方ができるのもよかった。
皆さんの感想を拝見していると、前向きでハッピーエンドと捉えている人が多い印象。
たぶん、これは読む人によって違った捉え方をするんじゃないかな。
なぜなら、夫婦は少なからず様々な悩みを抱えていて、それは外からは見えない。
様々な角度から捉えるからこそ、その一瞬のハッピー -
Posted by ブクログ
著者はドラマや映画にもなった正体の作者ですね
非常に読みやすい文章で、映画を一本見るような感覚で読めました
舞台が歌舞伎町でトー横キッズなやヤクザなどの設定ですが、血生臭さやドロ臭さはないです
本当にラノベのような軽さはなく、ハードボイルドのような重さでもなく、ちょうど良い感じに流れるように読めました
少し引っかかったのは、主人公の七瀬が再び現れた時の美人設定 やはり美人でなくては成立しない話なのか?ということと、1人の人間の死による復讐劇ではあるものの身内を1人殺されたからという理由でこんなに人を殺しても良いのかという疑問
そして主人公がピンチに立った時、こんなに都合よく味方が現れるミラクル -
Posted by ブクログ
■サマリー
・高齢者の車事故
・村社会のなれ合い
・結末の賛否は分かれるところ(天秤である)
■所感
高齢者によるブレーキとアクセルを踏み間違った
ただの事故なのか?という問いから入る本作品は、
読み進めるとそこには村社会とい狭い範囲で生きて
いる人たちの価値観も織り交ざった物語に入る。
結末に向かってテンポよく読み進められていく
ため、最後はどこに着陸するのかハラハラしながら
読むことになる。
最後まで読むとこの結末でよかったという人も
いれば、何だかなーと思う人も結構出てくるような
二分する終わり方。
私はどちらかというと前者のほうである。
これはこれでよいかも。
タイトルの天秤とは、ま