染井為人のレビュー一覧

  • 悪い夏

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    ネタバレ

    著者のデビュー作&横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞作とのことです。見どころは不正受給者・シングルマザー・公務員・ヤクザなど多様な人間たちがそれぞれの思惑で交錯し、破滅へ向かうさま。話の内容自体は重く絶望的だが、第三者から見ると少し滑稽に移るので、ドタバタサスペンスみたいな感じ。現行の生活保護制度に対する警鐘がまさか散々悪事を働いたアウトロー人間から語られるというのが面白い。最近読んだ伊坂幸太郎のグラスホッパーが好きな方は合いそう。

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    2025年11月08日
  • 歌舞伎町ララバイ

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    最近「新宿鮫」もなかなか出てこないしちょっと新宿ネタに惹かれて読んでみた。
    自分は新宿で仕事をしていた時代や、もっと遡ると学生時代に乗り換え駅だったので良く歌舞伎町で飲んだなぁ。
    ここに書いてあるような「トー横キッズ」はいなかったような気がするが、今は年齢層が下がっているのか、はたまた見えないところにヤクザ屋さんが闊歩しているのか、昔以上に危険な街なのでしょうか。
    「不夜城」では中国人が危なく描かれていたけど、まぁドラマになりやすい街なんでしょう。
    主人公の女の子は埋められそうな状況からうまく逃げ出して数年後に復讐を成し遂げる。この小説の内容は映画にもできないような危険な話が多いので、仮想的に

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    2025年11月04日
  • 黒い糸

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    ネタバレ

    結婚相談所に勤める亜紀は、得体の知れない嫌がらせに悩まされていた。一方で、1人息子の小太郎が通う小学校ではクラスメイトの誘拐、さらには殺人未遂など不穏な事件が続いていた。
    一見、無関係に見える亜紀への嫌がらせと、小太郎の担任教師・長谷川の視点を通じて見えてくる学校での事件。これらがどう繋がるのかと読み進めていたが、終盤で一切の理解しがたい理屈での犯行、そしてめちゃくちゃな展開で驚いた。
    解説まで読んでみると、これこそが作者の狙いであったと書かれていた。散々に語られていた「遺伝」の話がこのめちゃくちゃな結末の伏線だったわけだが、「ありえない!」という読者の声を無理に正当化しているように感じてしま

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    2025年11月02日
  • 黒い糸

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    最後、怒涛の展開すぎて驚きました。前段階がじっくり描かれているだけに余計に。
    理屈のない悪意(本人からすれば悪意ですらないかもしれませんが)の怖さがもっと散りばめられていたら、もっとゾクゾクしたかも。

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    2025年10月27日
  • ひきこもり家族

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    ひきこもるのも解消するのもどちらもヒトとの関係性
    ということなのかな。
    本作ではかなりの荒療治
    未知瑠の顚末は、ちょっと受け入れ難いかな

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    2025年10月27日
  • 滅茶苦茶

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    コロナ禍真っ只中の3人の主要人物たちの、転落人生。
    読んでいるとこれらの滅茶苦茶な事態に、こちらが参ってしまいそう。

    読者は、ラストがどうなるかも気になるところかと。

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    2025年10月26日
  • 歌舞伎町ララバイ

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    ナナセとラブリーの復讐物語。
    悪い奴らをやっつける。
    すっきりするような気もするが、
    やっぱり、「やられたら、やり返す」だと動物と同じ。

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    2025年10月25日
  • 正義の申し子

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    ユーチューバーというジャンルが確立された今だからこその作品。コンテンツとして悪徳業者の男と敵対関係となる。話が進むに連れ、共通の敵、守りたい人がいる中で共闘することになる。時代を映す鏡であり娯楽として完成していると思いました。

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    2025年10月22日
  • 震える天秤

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    ネタバレ

    認知症の高齢者が引き起こした事故だと思いきや、そこには憎悪のかたまりが起こした殺人事件だったという話

    村人達数人が共謀して一人の余所者の殺害計画を企てる

    東京から来た一人の新聞記事がその真相を暴いていくのだが、その憎悪の根拠に少し無理があると感じ、最後まで読んだが、非現実過ぎて残念だった

    高齢者ドライバーの事故は後を経たないが、これを犯罪の道具に仕立てる発想は稀有である

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    2025年10月21日
  • 正義の申し子

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    偶然過ぎる出来事の連続というちょっと無理やりの設定ではあるけれど、内弁慶なYouTuberと、無責任な匿名野郎どものヤジ中傷など、まさに現在の世相を表現している

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    2025年10月19日
  • 黒い糸

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    ネタバレ

    読みやすいしずっと展開が気になったけどオチビタ当てしてしまった。最後の最後で安直に舵を切られたのが少し残念。

    あと元旦那どうなった???

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    2025年10月19日
  • 歌舞伎町ララバイ

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    面白いんだけど、あまりに簡単に復讐するもんだから、そんなにうまくいく?どうやってホテルにもしのびこめたのか…とか多分整形してる?など細かい描写がなくどんどん殺していくもんだから。あっさり読めちゃったかな

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    2025年10月19日
  • ひきこもり家族

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    CL 2025.10.16-2025.10.18
    ひきこもりブラック支援。
    ひきこもっていた人たちが強制的に連れ出されて研修施設で過酷な環境に放り込まれる。入居者5人に悪魔のような管理者ひとり。
    その管理者を殺してしまったところから5人のそれぞれが浮かび上がってきて面白い。
    ひきこもり支援施設でひきこもりが起こした事件。外側だけ見れば「ひきこもり」を単純に非難しがちな事件なんだけど、その内実は決してありがちな事件ではなくて。
    「正体」に通じるものがあった。

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    2025年10月18日
  • 歌舞伎町ララバイ

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    ネタバレ

    歌舞伎に集まる少年少女・トー横キッズと七瀬が関わりを持つところから物語は始まる。七瀬と親しくしていたラブリーの死から一変して、復讐劇の幕を開けた。

    七瀬が生き埋めになりそうなシーンにはこっちの息が止まりそうだった。一糸纏わぬ姿で逃げたあとどうなった?どこで衣服を手に入れた?些細なことでも気になってしまう。

    第2部は巧妙な復讐劇が繰り広げられた。5年前に復讐を誓った七瀬は謎の女・愛へ生まれ変わり、1人ずつその息の根を止める復讐劇を繰り広げていった。愛の仕掛けた罠に捕まっていく様はこの物語の一番の見所だと思う。あまりにも話がうまく行き過ぎじゃないか?と思うところはあるけれど、悪いやつはヤッつけ

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    2025年10月16日
  • 黒い糸

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    最初は クラスメイトに次々に起こる事件に対して この人が犯人か、、と疑いながら読みすすんで それと同時に 仕事の関係で人から恨みをかうというのも 恐ろしい事だと感じた。 最後は想像していなかった結末でした。

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    2025年10月16日
  • 震える天秤

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    面白かった!
    まさかそこまで繋がるんか。 
    でも、真相はどうだったか。 
    それが不明だったのが残念。
    まあ店長は死んでも良かった人間か。 残酷だけど、いい人間ではない。

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    2025年10月15日
  • ひきこもり家族

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    題材としてはよくある話だけど、展開が突拍子なくて面白かった。『僕らの7日間戦争』みたい。一気読み。
    一度決めたら変えられない、他説を受け入れない、根拠のない期待にすがりつく…あるべきあるはず論を、愛という名のもとに悪気なく家族に振りかざす。その過程での引きこもりは、防衛反応なんだろうし、誰も悪くないんだろうけど、ホントに切ない。
    そんなあるべき論をこっぱみじんにするくらいの展開。
    引きこもるのも実は強い想いが根本にあって、日を重ねるなかでどんどん強まる想いが、ある時一気に吹き出す…とかあるのかな?もう少し、引きこもりの感情を深掘りしてほしかった。
    引きこもりになるのも紙一重だけど、支配側になっ

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    2025年10月12日
  • 歌舞伎町ララバイ

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    歌舞伎町のキッズが主役で読みやすい、けどそんなに怖さはなかったかなと個人的には
    あの街で本当に幸せな人なんていないのかもしれないな、だから余計に大切な一つが際立つんだろう

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    2025年10月12日
  • 滅茶苦茶

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    タイトル通り滅茶苦茶でした
    ただ思い返せば誰しもこんなリスクのある
    そんな時期だった気もします
    心のコロナ…うまく表現したものです

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    2025年10月09日
  • 滅茶苦茶

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    ネタバレ

    このタイトルはラストの主人公3人が交わってからの展開に主にかかったものだなと思った。
    女主人公はそこそこぶっ飛んだ経験をしたと思うけど後の高校生とおじさんは特に突飛な出来事が起きた感じはしないし実際あるだろうな、という流れだった。だからこそ3人ついに集まってからの怒涛の混乱の展開がまさに滅茶苦茶…。エピローグは正直それぞれの視点で欲しかった!

    高校生主人公のターンでは前に読んだ「ケーキを切れない非行少年」を思い出すシーンが多かった。非行少年たちには概して計算する能力、想像力が顕著に欠けていてそういった子たちは小学校の勉強で躓いている子が多いそうな。ヤバい!となってからしか考えられないからずっ

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    2025年10月08日