染井為人のレビュー一覧

  • 滅茶苦茶

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    タイトル通り、コロナ禍で人生が「滅茶苦茶」になる3人を描いた小説。全く別の場所で生きる、オジサン、お姉さん、男子高校生。それぞれがコロナの閉塞感から少しだけ人生を踏み外したと思ったら、あっという間に犯罪を犯したり、犯罪に巻き込まれたりと散々な目に遭ってしまう。 登場人物に感情移入してしまうので、読むのも辛く「待って…それしちゃダメ!」とどれだけ思ったことか。 あとがきで、染井為人さんが「それにしても、3人には酷い目に遭わせてしまいました」と書いていらして、読んで辛くなった気持ちが昇華された。

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    2026年06月04日
  • 歌舞伎町ララバイ

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    サクサク読めて面白かった!

    家庭環境に恵まれない子供たちが居場所を求めて集まるトー横。
    そしてそれを利用する大人。
    どんな時も被害者は子供達だ…
    こんな中で七瀬の復讐がスカッとしたな。
    ちょっと全てが上手くいきすぎてる感は否めないけど…笑

    でもこの作者の作品は結構好きだな。
    また違う作品も読みたい!

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    2026年06月04日
  • 黒い糸

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    イッキ見した。
    2人の主人公視点からなる話で合致してわぁ!みたいなやつ。
    見終わってからは少し物足りなかった、理由は単純に犯人が予測できてしまうから、遺伝をテーマにした話で、予測できなかった要素もあってちょいと驚いた。
    ヒューマンホラーなので不気味だけど、怖!みたいなのはあんまりない。
    ミステリーあんまり読まないから比較できなくて悔しいワン

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    2026年06月03日
  • ひきこもり家族

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    すごくリアルな話で現実にありそうで、もし家族や友人が…と思うと読んでいて苦しかった。途中から話が思わぬ方向にいき面白かった。

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    2026年05月30日
  • 正義の申し子

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    テンポ感が良い。
    悪い夏ほどシリアス展開が無く、ライトめなのが少し物足りなさを感じた。
    ユーチューバーのオンとオフの切り替えを二重人格にしてしまう発想は面白かった。
    鉄平は良い奴感が溢れ出てて良かったんだが、もう少し悪に振り切れてるのも見たかったかも。
    ラストのお決まりカオス展開も良かった笑

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    2026年05月30日
  • 悪い夏

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    四年ほど前に、駅中の本屋さんで購入したことを覚えている、あの頃も夏であった。とても暑い夏だった。最近の夏はいつでも暑いので、暑い夏といっても、いつの、どの夏かだったかは、昔よりも薄れていると感じます。とにかく、読んでいた頃も、作品の内容もジメジメしていた印象が残っています。ですが、その後に、名作の「正体」と出会うことになります。

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    2026年05月28日
  • 正義の申し子

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    本作の肝は、引きこもりの青年・純が、仮面を被った瞬間に世直しユーチューバー「ジョン」へとガラリと変身してしまう、その「切り替わりのシステム」一点に尽きるように思う。

    現実では部屋から一歩も出られない臆病な男が、仮面という免罪符を得ただけで180度違う人格へとスイッチする。解離性人格障害の疑いさえ頭をよぎるほどの劇的な変化だが、完全に病気とも言い切れないその微妙な境界線。その極端な変貌ぶりを、どこまでも客観的に、滑稽なものとして淡々と描き出していく。

    この純のスイッチングに巻き込まれる悪徳業者の鉄平もまた、別の歪さを抱えた存在だ。子供の頃からいつも一人で、正しいことを何一つ教えられてこなかっ

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    2026年05月28日
  • 黒い糸

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    染井為人さんの著作だったので迷わずAudibleで聴き始めました。

    遺伝か、環境か?人はどちらの影響を強く受けるのかが度々描かれています。犯人探しの肝に関わる部分かつ、人ってコワいって思わせるホラー要素の演出にも一役買っています。

    2人の語り手のそれぞれの立場で進み、クライマックスで一つに集約されてエピローグできれいに閉じていくストーリーがいつもながら読んでいて心地よいです。悪い夏のような苦々しい後味もありません。作中はおどろおどろしさ満載ですが、読後感はよく冷えたサイダーのように爽やかでした。

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    2026年05月25日
  • 正体

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    世の中不条理に溢れてる。受け入れ生き続けるが、死に関わるとなると到底受け入れるわけにはいかない。

    人が人を裁く。
    人の記憶は曖昧だ。忘れてしまう病気でなくとも。
    一方、物語に登場した人間たちのように、うろ覚えが輪郭をなし色を持つ。目の前にいるのは鏑木慶一では、と。

    文庫本だったのであとがきがあった。読者からの結末の感想に言及していた。
    冤罪はなくならない。人が人を裁くから?
    でも、あってはならないことであるがゆえに、この結末に違和感はない。
    ただ、最後の舞の絶叫の意味するものはなんだったのか?
    知りたい、、、

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    2026年05月23日
  • 黒い糸

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    あとがきでホラーミステリーというテーマだったと知る。人間の怖さが黒い糸で一つに繋がる。
    ストーリーは引き込まれる展開だが、怪しいひとは予想通りで、ラストも意外性は無かったように感じる。

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    2026年05月22日
  • 歌舞伎町ララバイ

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    ひととき、テレビによくでていた東横キッズといった未成年ホームレスに焦点をあてた本書。

    この著者は社会問題をテーマにあげることが多く、ニュースに関心があるのであれば興味を持って読むことが出来る。

    実際のところはわからないが、トー横キッズはこうやって生計を立てているのだろうと想像をさせられた。

    巷には毒親や親ガチャという言葉が飛び交う。未成年が保護下を飛び出し早々に社会に出てしまうと悪い大人にうまく利用されてしまうのかもしれない。

    少なくとも、怖いもの、危険なものを正しく判断出来るようにならなければ。

    読みやすかったが、展開はそれほど捻ったものではなかった。生き延びた後の復讐劇がうまくい

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    2026年05月22日
  • 悪い夏

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    ネタバレ

     ケースワーカーの佐々木は同僚の脅迫行為を見つけたことから闇に飲まれていく。

     なんというか、とにかく辛い。平易な読みやすい文章でするっと話が入ってくるし、展開の紆余曲折がスピーディで飽きさせない一気読み作品です。ラストの設定を全部詰め込んだドタバタ感は「無茶苦茶」にも感じた”ちょっとやりすぎ”を感じますが、とはいえうまいこと織り込んだなあという感じ。

     問題は、さすがにあんまりにもバッドエンド過ぎませんかというこの辛い読後感…「ひきこもり家族」などではまだしも希望を持たせるエンドだったのに比べると、もう地獄の底にたどり着いたら二重底の地獄が待ってましたみたいなしんどさでたまんねぇなこれっ

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    2026年05月22日
  • 震える天秤

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    「高齢ドライバーの運転操作ミスによる事故」という、現代社会においての悲劇。本作はそれを入り口にしながらも、蓋を開ければ「埜ヶ谷村」という閉鎖空間に潜むドロドロとした因習の闇へと読者を突き落とす物語だった。

    執念の取材の末に律が辿り着く真相は、私たちがニュースの報道から想像するような「分かりやすい構図」をあっけなく裏切っていく。

    この重い着地を前に、律が下した選択に「正しさ」など存在しない。世間に公表すればさらなる破壊を呼び、胸に収めれば隠蔽の共犯者となる。どちらに傾いても救いのないその選択の重みを受け止めながら、彼の心の天秤は、これから生涯震え続けるだろう。

    道中のサスペンスが非常にじっ

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    2026年05月23日
  • 震える天秤

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    現実的に考えれば許されないけど、最後の判断はとても共感できる。
    読んでて私も「許せない!」って思ったし、私がもしおじいさんの立場だったらそうしてたかもしれないと思いました。
    残りの人生を捨ててでも殺したいと思う人に会うことはないと思うけど、その判断をしてしまったということは相当憎かったんだなと思いました。
    後半にかけてどんどん引き込まれていって気づけばもう読み終えていました。

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    2026年05月18日
  • 黒い糸

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    オーディブルで聴きました。面白かった!
    最後の手前までは。。
    結婚相談員として働くシングルマザーが、ヤバい会員を怒らせてしまったことから始まるストレスフルな日々。息子の通う学校でも誘拐事件が発生し、急に担任を任された教師のこれまたストレスフルな日々と次第にリンクしていく。

    次はどうなるんだろうと一気に聴いてしまったけれど、最後のオチはもうちょっとひねりがあってもよかったのではないかと、少しがっかり。

    昭和平成ならまだしも、お客さまは神様です的な企業ってまだそんなに残っているものなのか。大声でキレられたら、即、強制退会でしょう。あと上司に誘われて断ると厳しくされるとかも、今だにあるものなのか

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    2026年05月16日
  • ひきこもり家族

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    こういうブラック施設ありそう…。読書に想像を任せる形だったけど、実際に人を殺したわけだし、それはどうなったのだろう。その後、この施設もどうなったのか。信者みたいになってた母親も…気になるところがたくさんある。

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    2026年05月16日
  • みずいらず

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    そこらへんに転がっていて、でもみんな隠してそうなテーマ。
    染井為人さんのお話とは思えないいつもと違うテイストでした。

    よくありそうで、身近に感じるからこそ、もう少し終わり方にリアルさがあっても良かったなあーと思ってしまいました。

    結局優しい方向に話が流れていく

    それはそれで、この本自体の方向性だと思うのですが


    普通そうに見えて、幸せそうに見えて
    みんなそれぞれあるんだよな

    そりゃ当たり前だわ


    それなら、今の私みたいに同じようなことで悩んでる人はいるのかしら
    小説には終わりがあるけど
    実際の悩みには終わりなんてない
    解決した風に見えて、その先も続いていく

    出口のないトンネルはな

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    2026年05月14日
  • 黒い糸

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    ホラーサスペンスということで…。
    『ホラー』というと、オカルト系を想像してしまうんだけど、こちらの作品はヒトコワでした。
    犯人は想像していた通りで、途中までとても面白かったんだけど、自分的にはラスト失速。
    エピローグもなんだかなぁ…と思ってしまった。

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    2026年05月14日
  • 悪い夏

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    ネタバレ

    読んでいて、本当に苦しかった。
    ほとんどの登場人物に、えっ..どうして..なんで..と
    誰か事態を好転させてほしいと願いながら読み進めました。
    でもこういう事が現実にあるかも知れないという臨場感がこの本にはあって。
    生活に追い詰められ、精神的にも苦しい、八方塞がりの状況になると人間は思考を放棄するのかなと考えさせられました。
    読み終わりしばらく呆然としてしまい...さくらももこ先生の本で気持ちを立て直しました。笑

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    2026年05月13日
  • 滅茶苦茶

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    ネタバレ

    前半はどんどん落ちていくしかない3人の様子に読むのは少し辛かったけど、最後の方でタイトル通りに滅茶苦茶に…!
    男2人は自業自得の部分もあるかもだけど、美世子は被害者で巻き込まれただけだと思う…。

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    2026年05月10日