染井為人のレビュー一覧
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最近「新宿鮫」もなかなか出てこないしちょっと新宿ネタに惹かれて読んでみた。
自分は新宿で仕事をしていた時代や、もっと遡ると学生時代に乗り換え駅だったので良く歌舞伎町で飲んだなぁ。
ここに書いてあるような「トー横キッズ」はいなかったような気がするが、今は年齢層が下がっているのか、はたまた見えないところにヤクザ屋さんが闊歩しているのか、昔以上に危険な街なのでしょうか。
「不夜城」では中国人が危なく描かれていたけど、まぁドラマになりやすい街なんでしょう。
主人公の女の子は埋められそうな状況からうまく逃げ出して数年後に復讐を成し遂げる。この小説の内容は映画にもできないような危険な話が多いので、仮想的に -
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ネタバレ結婚相談所に勤める亜紀は、得体の知れない嫌がらせに悩まされていた。一方で、1人息子の小太郎が通う小学校ではクラスメイトの誘拐、さらには殺人未遂など不穏な事件が続いていた。
一見、無関係に見える亜紀への嫌がらせと、小太郎の担任教師・長谷川の視点を通じて見えてくる学校での事件。これらがどう繋がるのかと読み進めていたが、終盤で一切の理解しがたい理屈での犯行、そしてめちゃくちゃな展開で驚いた。
解説まで読んでみると、これこそが作者の狙いであったと書かれていた。散々に語られていた「遺伝」の話がこのめちゃくちゃな結末の伏線だったわけだが、「ありえない!」という読者の声を無理に正当化しているように感じてしま -
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ネタバレ歌舞伎に集まる少年少女・トー横キッズと七瀬が関わりを持つところから物語は始まる。七瀬と親しくしていたラブリーの死から一変して、復讐劇の幕を開けた。
七瀬が生き埋めになりそうなシーンにはこっちの息が止まりそうだった。一糸纏わぬ姿で逃げたあとどうなった?どこで衣服を手に入れた?些細なことでも気になってしまう。
第2部は巧妙な復讐劇が繰り広げられた。5年前に復讐を誓った七瀬は謎の女・愛へ生まれ変わり、1人ずつその息の根を止める復讐劇を繰り広げていった。愛の仕掛けた罠に捕まっていく様はこの物語の一番の見所だと思う。あまりにも話がうまく行き過ぎじゃないか?と思うところはあるけれど、悪いやつはヤッつけ -
Posted by ブクログ
題材としてはよくある話だけど、展開が突拍子なくて面白かった。『僕らの7日間戦争』みたい。一気読み。
一度決めたら変えられない、他説を受け入れない、根拠のない期待にすがりつく…あるべきあるはず論を、愛という名のもとに悪気なく家族に振りかざす。その過程での引きこもりは、防衛反応なんだろうし、誰も悪くないんだろうけど、ホントに切ない。
そんなあるべき論をこっぱみじんにするくらいの展開。
引きこもるのも実は強い想いが根本にあって、日を重ねるなかでどんどん強まる想いが、ある時一気に吹き出す…とかあるのかな?もう少し、引きこもりの感情を深掘りしてほしかった。
引きこもりになるのも紙一重だけど、支配側になっ -
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ネタバレこのタイトルはラストの主人公3人が交わってからの展開に主にかかったものだなと思った。
女主人公はそこそこぶっ飛んだ経験をしたと思うけど後の高校生とおじさんは特に突飛な出来事が起きた感じはしないし実際あるだろうな、という流れだった。だからこそ3人ついに集まってからの怒涛の混乱の展開がまさに滅茶苦茶…。エピローグは正直それぞれの視点で欲しかった!
高校生主人公のターンでは前に読んだ「ケーキを切れない非行少年」を思い出すシーンが多かった。非行少年たちには概して計算する能力、想像力が顕著に欠けていてそういった子たちは小学校の勉強で躓いている子が多いそうな。ヤバい!となってからしか考えられないからずっ