染井為人のレビュー一覧

  • 震える天秤

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    正三は直前までは殺すつもりではなかったものの、石橋昂流への恨みから最後はアクセルを踏む足を離せなかった、という律の考察はなるほどと思った。七海たちの代わりではなく、自分の意志で突っ込んだからこそ、罪の意識を持ち、死刑を望んでいるんだな、と合点がいった。
    あらすじが面白そうだったので読んでみたものの、奇妙な風習が残る村の謎、というよりも村全体の隠匿という感じで、触れ込みとはちょっと違うかなと思った。

    0
    2026年01月11日
  • 芸能界

    Posted by ブクログ

    染井先生が元芸能マネージャーということも踏まえて、どこまでリアリティがある内容なのかわからないけど、良い話もあれば悲しい話も盛り込まれてて芸能界とはそういう場所なんだなと思った。

    0
    2026年01月08日
  • 正体

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    脱獄した死刑囚の逃避行。警察とドンパチしたりというわけではなく、社会に密かに溶け込んでいく。序盤から中盤までがお仕事体験ツアーみたいな感じで特に面白かった。ただ、終盤はあまり納得いかない。強引に真犯人を登場させなかったのは素晴らしいが、裁判の過程まで丁寧に描写して、彼の悲痛な叫びが報われるまで見届けたかった。冤罪というテーマと向き合い、鏑木慶一という人間の心の奥底まで全てを余すことなく曝け出して欲しかった。だが、あとがきで本作はあくまでエンターテイメントだと言っているので、それなら仕方ないかとも思う。

    0
    2026年01月06日
  • ひきこもり家族

    Posted by ブクログ

    ひきこもりの更生の話、と思ったけれど、なかなか深い話でした。誰だってひきこもりなんてしたくない。当事者が一番思っているはず。わらにもすがる親の気持ちには、共感できる。責任の一端はあるのだからと思ってしまう。どうにもならない感情と向き合うしかない。誰もが犯罪者になってしまう恐ろしさも感じた。それと同じくして、何でも絶対ということは、何ひとつないのだと思う。

    0
    2026年01月03日
  • ひきこもり家族

    Posted by ブクログ

    平本諒太は12歳で不登校となり、そのままひきこもって7年が過ぎた。その彼のもとにリヴァイブ自立支援センターの職員たちが訪れた。拉致ともいえる強引な手法で身柄を拘束された彼は、九州にある研修所に送られる。そこでは年齢も性別も様々な4人が共同生活を送っていた。
    自立支援といいながら実態は暴力による支配だ。前半はこの研修所での虐待がこれでもかと描写される。うんざりして途中で読むのをやめようかと思った。が、あることをきっかけに状況は一転し、タイトルの意味がわかってくる。
    後半はそれまでの鬱憤を晴らすかのような痛快さで愉しめたけど、そこに至るまでがつらすぎた。

    0
    2026年01月02日
  • みずいらず

    Posted by ブクログ

    色んな夫婦の危機と、そこからの再生を描いた短編集。
    どの話にも共通して思ったことは、
    『ちゃんと言葉にして伝えること、話し合うことが大事』ということ。
    血が繋がっている家族でも相手が何を考えているのかなんてわからない。ましてや夫婦とは、血のつながらない他人が一つ屋根の下で何年も暮らすこと。
    勝手に相手の考えを誤って解釈したり想像したり、伝えることを諦めてしまったら、簡単にすれ違っていく。

    人と深く関わるほど、傷つくことも苦しいこともあるけど、それ以上に人と関わることでしか得られない嬉しいことや楽しいこと、学びがあるから、
    私は人と距離を取りたがってしまうけど、
    面倒でもしっかり人と関係を築い

    0
    2025年12月30日
  • 悪い夏

    Posted by ブクログ

    真面目なケースワーカーに振りかかる不幸。
    生活保護不正受給者との受給をめぐる渡り合い。底辺の生活とお金に群がってくる悪い奴ら。
    後半怒涛展開でページが残り少なくなってきて どう終わるの,,、?と心配になった。

    0
    2025年12月28日
  • 震える天秤

    Posted by ブクログ

    この先はどうなるのだろう?と思いながら読み進めた。真実を追い求めるジャーナリストって大変なんだなと。

    0
    2025年12月21日
  • 悪い夏

    Posted by ブクログ

    もう読みたくない。誰も幸せにならなすぎる。絶望の話。少しの光もない。
    読書の後の少しの光も残らない話は嫌い。

    0
    2025年12月21日
  • 震える天秤

    Posted by ブクログ

    高齢者が起こした自動車事故と村社会をテーマにした物語。
    ちょっと、印象が散漫になってしまったので個人的にはどちらかにテーマを絞っても良かったのかなと思いました。

    0
    2025年12月18日
  • 滅茶苦茶

    Posted by ブクログ

    全盛期が終わった小室哲哉のような
    堕ちていく人間を安全な所から見る
    快感のような作品

    「いやいや やめときなさい!」みたいなツッコミをしながら読んでた

    別々の主人公が後半で1つになるのは
    わかっててても心地よかった

    0
    2025年12月12日
  • 正義の申し子

    Posted by ブクログ

    あとがきを読んで、ユーチューバーの
    モデルがいたことに驚きでした
    アニメにありそうな展開で
    ドキドキしながら楽しめました

    0
    2025年12月07日
  • ひきこもり家族

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ★3.5
    最終的に救いのある本
    悪徳福祉業者の闇、引きこもり本人とその家族達の攻防戦、だれでも引きこもりになってしまう危うさがあること、そしてだれでもまた生きる希望を胸に持つことができるということ

    0
    2025年12月06日
  • 滅茶苦茶

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    コロナ禍のあの空気感を思い出した。
    何もなくてもすごく気分が沈んだり私も心のコロナにかかってたと思う。
    コロナがきっかけで犯罪に巻き込まれる3人の、あの後悔してももう後戻りができない焦燥感とか読んでて胸が苦しくなった。
    最後3人が交差してからはすごいテンポ感で進んでいった。ハッピーエンド。

    0
    2025年11月21日
  • 滅茶苦茶

    Posted by ブクログ

    悪い夏と正体、映画の方を見て、
    あ、おんなじ作者さんなのだとその時初めて知り、読んでみました。
    スピード感があり、サクサク読めました。
    後半になるにつれ、滅茶苦茶具合は上がります笑

    0
    2025年11月18日
  • 歌舞伎町ララバイ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後のなんでうまくいったん?
    薬は、舐めるだけでガチきくん?

    うまくいきすぎ。

    整形いっぱいしたん?

    でも、歌舞伎町にいる若い子達を少し考えるきっかけになりました。
    横のつながりが気になる。

    0
    2025年11月16日
  • ひきこもり家族

    Posted by ブクログ

    引きこもりの更生施設のブラックさと引きこもりたちの攻防と家族特に母親との関係が描かれている。一筋縄ではいかない引きこもりたちの感情が後半爆発して一気にラストへ。

    0
    2025年11月09日
  • 歌舞伎町ララバイ

    Posted by ブクログ

    最近「新宿鮫」もなかなか出てこないしちょっと新宿ネタに惹かれて読んでみた。
    自分は新宿で仕事をしていた時代や、もっと遡ると学生時代に乗り換え駅だったので良く歌舞伎町で飲んだなぁ。
    ここに書いてあるような「トー横キッズ」はいなかったような気がするが、今は年齢層が下がっているのか、はたまた見えないところにヤクザ屋さんが闊歩しているのか、昔以上に危険な街なのでしょうか。
    「不夜城」では中国人が危なく描かれていたけど、まぁドラマになりやすい街なんでしょう。
    主人公の女の子は埋められそうな状況からうまく逃げ出して数年後に復讐を成し遂げる。この小説の内容は映画にもできないような危険な話が多いので、仮想的に

    0
    2025年11月04日
  • 黒い糸

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    結婚相談所に勤める亜紀は、得体の知れない嫌がらせに悩まされていた。一方で、1人息子の小太郎が通う小学校ではクラスメイトの誘拐、さらには殺人未遂など不穏な事件が続いていた。
    一見、無関係に見える亜紀への嫌がらせと、小太郎の担任教師・長谷川の視点を通じて見えてくる学校での事件。これらがどう繋がるのかと読み進めていたが、終盤で一切の理解しがたい理屈での犯行、そしてめちゃくちゃな展開で驚いた。
    解説まで読んでみると、これこそが作者の狙いであったと書かれていた。散々に語られていた「遺伝」の話がこのめちゃくちゃな結末の伏線だったわけだが、「ありえない!」という読者の声を無理に正当化しているように感じてしま

    0
    2025年11月02日
  • 黒い糸

    Posted by ブクログ

    最後、怒涛の展開すぎて驚きました。前段階がじっくり描かれているだけに余計に。
    理屈のない悪意(本人からすれば悪意ですらないかもしれませんが)の怖さがもっと散りばめられていたら、もっとゾクゾクしたかも。

    0
    2025年10月27日