染井為人のレビュー一覧

  • 黒い糸

    Posted by ブクログ

    飽きることなくぐいいぐい読める。
    スリリングな展開やホラー要素があったりで、とてもおもしろかった!
    登場人物も個性豊かで、モンペやクレーマーなどの嫌なやつは強烈で気になるし、クセ強めの祐介の兄は笑える。
    祐介が眼の病気を患っていることはそんなに意味がなかったような?

    0
    2026年08月17日
  • みずいらず

    Posted by ブクログ

    著者染井為人の、疾走感ある文章が好き。

    今回は、
    ガラッと題材や雰囲気が違って
    こんなのも書ける人なんだ!
    という新しい発見

    軽いタッチで
    現代の夫婦の
    なかなか人には言えない関係をえがいてる

    妊活してる夫婦の関係とか
    自分と重ねてドキドキしながら読めた。

    最後の章は、
    染井為人本人のパラレルワールド?
    なかなか面白かった。

    でも私はやっぱり
    一冊フルに使って、大きなうねりをえがいた
    染井為人の世界が読みたい!!
    次も期待

    0
    2026年08月16日
  • みずいらず

    Posted by ブクログ

    今までの作者の作品と方向性が全然違うことにとまどったが、夫婦の話をベースに、色々ありながらも心が洗われるような、読後体験が非常に良い作品だった。

    0
    2026年08月16日
  • みずいらず

    Posted by ブクログ

    いろんな夫婦の愛情の様なものを読ませてもらえました。
    最後の中年の恋はなんだか切ない感じで相変わらずなんか仕掛けてくる感はあります。
    嫁さんともっと会話しようと思いました。

    0
    2026年08月12日
  • 悪い夏

    Posted by ブクログ

    著者あと書きにある通り「人生は近くで見ると悲劇だが遠くから見れば喜劇である」というチャップリンの言葉がズバリ当てはまる作品。

    特にラストのカオスっぷりと登場人物たちのセリフはまさに悲劇と喜劇がごちゃ混ぜになった演劇を見ているようで面白かった!

    0
    2026年08月12日
  • 悪い夏

    Posted by ブクログ

    真面目な公務員が転落の一途をたどる、一夏の記録です。
    登場人物は揃いも揃って一癖も二癖もあり、程度の差こそあれ見事なまでの悪人ばかりです。
    (強いて言えば、脇役の嶺本だけまともです)
    主要人物に誰一人として共感できず、応援したいと思える者もいません。
    にもかかわらず、彼らがどこまで破滅へ突き進むのか目が離せなくなるのです──どこか悪趣味なまでの高揚感とともに。

    だが、彼らは最初から怪物だったわけではありません。
    皆、広義の落伍者ではありますが、破滅の引き金はほんの些細な躓きや、不運なアクシデントに過ぎないのです。
    あるいは、一度転がり始めた途端に踏み留まれなくなったことこそが、真の悲劇なのかもしれません。
    そう、持ち直す機会はあったのに、分かっていても楽な方へ流れてしまうことに抗えなかったのです。
    だからこそ、恐ろしい。
    どれほど平穏な日常を生きていようと、これは明日自分に起きてもおかしくない出来事なのだから。

    登場人物全員に(共感出来ないと書きましたが)同情出来る部分はありますし、リアルな自分への戒めにもなります。
    そういった意味では、本書は単なるフィクションにとどまらず、静かな警鐘として胸に突き刺さる人も多いことでしょう。

    そして、ラスト!
    強烈な皮肉に満ちた結末に、思わず唸らされました。

    0
    2026年08月11日
  • 滅茶苦茶

    Posted by ブクログ

    面白かったです。ロマンス詐欺や給付金詐欺、ヤクザと関わってしまった高校生、みんなドツボ。
    終盤に3人が居合わせて本当に滅茶苦茶(*゚▽゚*)
    何が悪かったの?コロナのせいだよ。ほんとそれです。

    0
    2026年08月11日
  • 歌舞伎町ララバイ

    Posted by ブクログ

    社会派サスペンス小説。☆3.5です。
    親元を飛び出した15歳の少女がたどり着いたのは新宿歌舞伎町。そこは人生をあきらめた彼女にとって気楽な居場所でもあり、食い物にしようとする大人が寄り付く危ない街でもあった。とある事件に巻き込まれた少女は、その復讐に身を委ねることに・・・

    主人公のキャラ作りがすべてですね。欲望と犯罪の街で逞しく生きながらも、なぜか一切の気負いが無い少女。重い話を軽快なエンタメにしてくれている気がします。暗いはずの復讐劇に痛快感すら感じられます。
    ストーリーは大胆なくらいシンプルで多少強引なところもありますが、この主人公なので許容ですね。

    0
    2026年08月09日
  • 黒い糸

    Posted by ブクログ

    オーディブルにて。

    ホラー×ミステリー。
    私自身はホラー大嫌いだし、イヤミスも苦手な方なんだけど、話に引き込む力というか、一気に聞けるぐらい面白かった!流石染井さん!

    0
    2026年08月07日
  • 悪い夏

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    佐々木がただただ可哀想だった。薬とヤクザには近づいてはいけない。でも母子家庭のお母さんの旦那さんのところに行きたい気持ちはすごく理解出来た。お母さんと息子はあの世でお父さんに会えてたらいいな。生保の不正受給もだけど話はそれるが外国人にお金をかけすぎす日本国民にお金をかけて欲しいなと思いながら読んだ。

    ・「自殺?」「ええ。遺書にしては簡単なものでしたが、紙切れに『勇一郎さんのところへ行きます』と一言書かれていたものですから。勇一郎さんというのは古川佳澄さんの死別した夫です」

    ・ 誰もしてくれないのだから、自分が己の人生を肯定してやらなきゃかわいそうだ。

    0
    2026年08月06日
  • 滅茶苦茶

    Posted by ブクログ

    コロナ渦に人生が狂った三人の話。タイトル通り本当に滅茶苦茶で面白かったです。今思えばコロナ渦って異常だったな…と、なんだかあの頃が懐かしくなりました。
    染井為人氏の「悪い夏」もかなりぶっ飛んだ話で面白かったですが、「滅茶苦茶」も映画化されるのでは?と勝手に予想しています。

    0
    2026年08月06日
  • 黒い糸

    Posted by ブクログ

    さまざまな登場人物が、「因縁の相手」や「災難」という黒い糸でぐちゃぐちゃに絡み合っていく様子を、テンポよく、わかりやすい文章で描いた作品。

    染井為人さんは『ひきこもり家族』でも魅力的で個性的な登場人物を描いていたが、本作でも一筋縄ではいかない人物ばかりが登場する。

    ・DVの元夫を持つシングルマザーで、結婚相談所に勤める主人公。
    ・実家が大きな寺で、爽やかなイケメンながら一回り年上の主人公に想いを寄せる後輩男性。
    ・有名宗教の幹部を親に持つ、小学生の同級生。
    ・若い継母に連れられて転校してきた少女。
    ・突如、心を病んで交代することになった担任教師。
    ・結婚相談所に登録している、ひと癖もふた癖もある女性会員。

    彼らが思いもよらない形でつながり、物語は予想外の方向へ転がっていく。

    現実離れした展開もあるが、小説ならではの大胆さとして楽しめた。爆発や傷害事件などが次々と起こり、「次は何が起こるのか」とページをめくる手が止まらない。

    さすが横溝賞出身というべきか、意外性のある真相も含め、ミステリー作家らしい構成力が光る、エンタメ性の高いホラーサスペンスだった!おもしろかった!

    0
    2026年08月06日
  • ひきこもり家族

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    引きこもりの長期化と、「引き出し屋」と呼ばれる自立支援センターの闇を描いた社会派エンターテインメント小説。

    自立支援という美名のもとに当事者を力ずくで連れ去る「引き出し屋」の実態。ニュースの文字面だけでは決して伝わらないその生々しい恐怖に、息を呑む。

    本作は、当事者の若者と中年ひきこもりの母親という二つの視点から、同じ施設での物語が語られる構成だ。双方に深く感情移入させられる一方で、物語は「施設長殺害の隠蔽」を巡る息詰まるクライムサスペンスへと変貌。善意が悪意へと反転し、事態が泥沼化していく展開には暗澹たる気持ちにさせられる。

    しかし、その泥沼の中で描かれるのは、悪に手を染めて初めて「自分の意志」を持ち、人間性を取り戻していくという皮肉で切ない逆説のドラマでもある。

    ひきこもりという根深い問題への安易な解決策は提示されない。それでも、二転三転する伏線回収の果てに訪れるエピローグは、張り詰めた心にほっとする救いをもたらし、思わず涙が滲む。

    0
    2026年07月18日
  • 歌舞伎町ララバイ

    Posted by ブクログ

    殺されかけたのちの苦労を書かず、気持ち良いところだけ描いてくれて楽しかった。
    自然と七瀬を応援しちゃう

    0
    2026年07月16日
  • ひきこもり家族

    Posted by ブクログ

    面白かった。この作者、「悪い夏」も面白かったけど、物語の運びがうまい。え?なんで?て先を読みたくなる仕掛け。社会的弱者への視点もなんか揺さぶられる感じ。

    0
    2026年07月12日
  • ひきこもり家族

    Posted by ブクログ

    前半は読むのもしんどい場面が多かったが、後半につれてハラハラドキドキの展開に。
    最後はしっかりと描かれていないので、いろいろ気になるところはたくさんあるが、良い方向に進んでいるようでよかった!
    みちるは元々は反抗的だったみたいだが、何をきっかけにあんな従順な人間に生まれ変わったのか!?みちるのここに至るまでのアナザーストーリーが気になる、、、

    0
    2026年07月09日
  • ひきこもり家族

    Posted by ブクログ

    面白かった!先が気になってかなりのめり込んでしまった
    当の本人の視点と家族の視点が交互に語られ物語が進んでいく
    事件をきっかけに関係性ができたことはよかったけどよくないよくないw
    でもあの事件がなかったら彼らが治ることはなかったのかもしれない…うーん…
    最悪の事態も想像できた最後はなんとか良い方向に解決してよかった~
    ひきこもりって当人も家族も苦しい。どうしたらいいんだろう。今回は無理やり引っ張り出しての末の話だけどそれが正解じゃないのだろうなぁ

    0
    2026年07月01日
  • ひきこもり家族

    Posted by ブクログ

    この作家さんの作品は数冊読んでいるが、どれもハズレがない。こちらも当然、面白かった。
    そして毎度、映像化に向いてそう!と思ってしまう。
    ひきこもり家族、、、って家族みんながひきこもり?など勝手に考えてたけどそんな話じゃなかった(笑)当然ね。

    子供がひきこもりになり、色々手を尽くしてもどうにもならず、、、
    散々悩んだ末、やむを得ずこんな施設に頼ってしまうのはとても理解できる。
    どんなにお金がかかろうが、神様、仏様、なんでもいいから助けて下さい、、、藁にも縋る思いでしょう。序盤で、施設に無理やり拉致される場面、息子の悲鳴、、想像するだけで、とても辛い。

    でも悲しいことに、こんな悪徳施設や業者は本当に存在すると思われる。
    かなり昔の事だが、戸塚ヨットスクールを思い出してしまった。

    0
    2026年06月30日
  • 鎮魂

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    半グレ集団「凶徒聯合」への復讐を決行した英介。英介の弟陽介は人違いで暴行を受け半身不随になってしまう。街で出会った京子と英介はデートする時は必ず陽介と3人だった。陽介はリハビリで動くようになった左手で首をナイフで刺し自殺した。

    「凶徒聯合」解体する伝記を出版するにあたり、担当している編集者天野の軽薄な態度に怒り心頭の聡之。正義感爆発の聡之も親友を襲われていた。
    天野と英介がリンクすることはまぁわかりやすい。
    復讐の話としては面白く、生半可な正義感で半グレたちも更生するという綺麗事を駆逐する感じは良い。

    0
    2026年06月30日
  • 滅茶苦茶

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    それだけは辞めてくれよ...と願う私と思いとは反対に見事に滅茶苦茶なことに会ってしまう主人公3人。
    茂一が樹海に向かうところで、やっとあ!!!!!と思った私。
    そこから怒涛の無茶苦茶が、当人たちは真剣なのだけれど、私は笑いが要所要所で出てしまった。

    あとがきにも、作中にもあったけれど
    コロナには罹らなくても、心のコロナには国民全員が罹り蝕まれていたと思う。

    この作品もまた、コロナがなくては生まれなかった作品。

    0
    2026年06月29日