染井為人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
■サマリー
・高齢者の車事故
・村社会のなれ合い
・結末の賛否は分かれるところ(天秤である)
■所感
高齢者によるブレーキとアクセルを踏み間違った
ただの事故なのか?という問いから入る本作品は、
読み進めるとそこには村社会とい狭い範囲で生きて
いる人たちの価値観も織り交ざった物語に入る。
結末に向かってテンポよく読み進められていく
ため、最後はどこに着陸するのかハラハラしながら
読むことになる。
最後まで読むとこの結末でよかったという人も
いれば、何だかなーと思う人も結構出てくるような
二分する終わり方。
私はどちらかというと前者のほうである。
これはこれでよいかも。
タイトルの天秤とは、まさにこの結末の読後感をさす。
■学び
・自分も後期高齢者になる前には免許証は
返納しよう
・頑固爺さんになりたくない 貸 -
Posted by ブクログ
最近「新宿鮫」もなかなか出てこないしちょっと新宿ネタに惹かれて読んでみた。
自分は新宿で仕事をしていた時代や、もっと遡ると学生時代に乗り換え駅だったので良く歌舞伎町で飲んだなぁ。
ここに書いてあるような「トー横キッズ」はいなかったような気がするが、今は年齢層が下がっているのか、はたまた見えないところにヤクザ屋さんが闊歩しているのか、昔以上に危険な街なのでしょうか。
「不夜城」では中国人が危なく描かれていたけど、まぁドラマになりやすい街なんでしょう。
主人公の女の子は埋められそうな状況からうまく逃げ出して数年後に復讐を成し遂げる。この小説の内容は映画にもできないような危険な話が多いので、仮想的に小説で体験するという意味で面白い。 -
Posted by ブクログ
染井さん4作目なので何かやってくるだろうと構えてましたが、良い意味で裏切られた感でした。
震災の被災者と、支えるボランティア、復興ビジネスという難しいネタでミステリーを展開する。敢えて不快なストーリー仕立てにする。
それらは全てラストのためにあるんだろうなと思います。もっというと、あとがきが真のラストなのかも。
当時TVで見て、大きな被害にも遭わず、ボランティアに行くわけでもなく、募金という偽善をはたらいたくらいの私には、染井さんが生の実態を取材してくれたというニュースな内容で学びにもつながりました。
受け取り手によっては印象がかなり変わってくる作品ではないでしょうか。