染井為人のレビュー一覧

  • 海神(わだつみ)

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    海神

    著者:染井為人

    「災害は金になるってことよ」――。東日本大震災で被災した三陸沖の有人島、天ノ島に現れたNPO法人「ウォーターヒューマン」代表、遠田政吉。「復興のカリスマ」と豪語する彼は、見捨てられた島に支援隊を立ち上げ、救世主として君臨するが、復興支援金四億二千万円の横領疑惑が発覚する。地元出身の新聞記者、菊池一朗は、島を冒瀆した遠田の罪を追い、得体の知れない詐欺事件の解明に奔走する。デビュー作『悪い夏』や、映像化決定で話題の『正体』でブレイク中の著者が、圧倒的な筆致で人間の闇に迫る、興奮の感動巨編です。

    この物語を通して、災害という非常事態が浮き彫りにする人間の本性が強く伝わりま

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    2024年08月06日
  • 悪い夏

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    映画化が楽しみ! 生活保護の受給者と、受給者を支えつつ管理する人たちの話野サスペンスであり、ホラーでもある。

    途中のほっこりする話で終わってくれと思うが、
    ラストに向けどんどん現実の闇に連れて行かれる。

    貧困や性的搾取の話で、現実問題ともリンクするので、結構ダメージくらった。
    映画にはピッタリの題材とも思う。

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    2025年12月04日
  • 海神(わだつみ)

    Posted by ブクログ

    震災にあった人達の藁にもすがる思い、そして前向きに生きようとする気持ちに胸が締め付けられる。
    それと同時に横領など人間の醜い部分が立て続けに起こり、読むにつれ気持ちが落ちていた。
    時系列が行ったり来たりするので、慣れるまでは「今、何年の話だっけ?」となることもあった。
    ストーリーとしては後半に真相が分かるのだが、それよりも島の人達の日常をもっと読みたくなった。

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    2024年03月24日
  • 黒い糸

    購入済み

    ちょっと残念…

    途中までは本当に面白かった!
    登場人物も皆んなキャラが立っていたし、
    どんな展開になるのか、誰が犯人なのかと色々想像してワクワクしていた。
    しかし…
    思いの外、犯人らの理由がかなり薄すぎてがっくり…
    途中までホントに面白いと感じて期待が大きくなっていたので、ちょっとざんねんな感じです。

    #ドキドキハラハラ

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    2025年09月30日