染井為人のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
いい意味で予想を裏切られた作品。
引きこもりのユーチューバーが悪徳業者を懲らしめていく、そんな痛快な物語かと思いきや、物語は思いもよらない方向へと進む。
ユーチューバーや架空請求、医大生による性犯罪など、現代社会の重たい問題を扱いながらも、決して説教くさくならず、読み終えたあとにはどこかあたたかい気持ちが残る。エンタメとしての軽やかさと、人の弱さや痛みにそっと寄り添う視線が、心地よく共存している作品だった。
悪人をただの「悪」として切り捨てないところにも好感が持てた。それぞれの事情や背景に目を向けることで、物語に奥行きが生まれているように感じた。
少しおバカで思わず笑ってしまう場面もあれ -
Posted by ブクログ
トリグロさん、湖永さん、mr.satomiさん等ブク友の皆さん、私も読みました。
ひきこもっていた僚太と大知が自宅から連れ出され、ひきこもり改善の施設に放り込まれたが、そこでは地獄の生活が。
鬼の施設長との対決、その上司との対決から大事件に発展。
話の展開にドキドキし、どのように終わりを迎えるのか気になり、1日で読み終えた。
何とかしないと思うのに抜け出せないひきこもりやその家族の辛さ、福祉施設の中には闇もあるという警鐘など社会問題にスポットを当てていて考えさせられた。
また僚太や、大知の母親の心理描写は胸に迫った。
それに、僚太の寝言など、思わず笑ってしまうユニークさもあった。
話全体が暗く