染井為人のレビュー一覧

  • ひきこもり家族

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    ネタバレ

    テンポよく話は進んでいくので読みやすかった。
    虐げられてきたからこそ、人を傷つけることの喜びにリョウタが気づいてしまった瞬間は怖かった。
    隊長が最後までいい人で良かった。

    自分の子どもがもしひきこもりになったら、どういう手段を取るのが望ましいのか。
    少なくとも主人公たちは無理矢理連れ出すという手段によって外に出て、結果的には変われた。
    しかし、最終的に選んだ方法はただただ声をかけ続けるということ。

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    2026年02月21日
  • 鎮魂

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    半グレ系大好物なので基礎点高いけど、それを差し引いてもとてもよかった。勧善懲悪風なんだけど、悪にも色々な背景があって、人間描写があまりにもリアルで、なんだか登場するひと皆に感情移入してしまった。あと、何よりこの「鎮魂」ってタイトル、最初なんだろうと思ってたけど、すごくこの世界観に合っていてこれ以外に合うものはないですね。

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    2026年02月19日
  • みずいらず

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    全9篇の連作短編集。ラストの「シングル」以外の8篇は夫婦がテーマで、心理描写がとにかく巧み。どの話もぐっと引き込まれ、気づけば一気読みだった。「いつまでもあると思うな、妻と金」は思わず笑ってしまうタイトルだけど、中身は涙腺にくる一篇。どの物語も、当たり前になっている家族の存在や感謝の気持ちを改めて考えさせてくれる。
    最後の「シングル」は小説家・染谷和人が主人公。もしかして著者自身を重ねているのかな?と想像するのも楽しかった。以前読んだ『ひきこもり家族』とは雰囲気が異なり、作風の振り幅の広さにも驚かされた

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    2026年02月19日
  • 震える天秤

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    社会問題を背景に隠された真実を明らかにする展開はとても読み応えがあった。明らかな状況でも不透明さと信念から取材を続ける様はジャーナリストの真髄を垣間見た。

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    2026年02月18日
  • ひきこもり家族

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    ネタバレ

    また染井為人の世界に引き込まれ最後まで楽しめた。
    力ずくで部屋から連れだされ、暴力で支配する施設に入れられた5人の引きこもり。
    暴力に怯える毎日の中、ある事件をきっかけに心が繋がり、追い詰められながらも生き生きとしていく様子に読んでいて気持ちが弾む。
    藁にもすがる思いの親の気持ちを利用して大金を得るブラック支援団体との捨て身の戦いに拍手

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    2026年02月18日
  • みずいらず

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    夫婦のカタチは人それぞれだが、夫婦だからといって相手のすべてを理解できているわけではない。やはり、言いたいことは言葉にしなければ伝わらないのだと9つの話を読んで痛感した。
    特に「おかしいのはどっち」と「薄情者」が心に残っている。

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    2026年02月16日
  • 悪い夏

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    生活保護費の不正受給者たちと
    その担当者であるケースワーカーたちが
    なんでそうなるかな?な闇に堕ちていく
    お話し

    生活保護費のことは詳しくは
    わからないけれど、
    最近読んだ「護られなかった者たちへ」
    でも題材になっていて
    小説とはいえ問題だなと思う

    ただこの悪い夏はちょっと喜劇みたいな
    一面もあったし
    なんやかんやあなたたち強いなみたいな
    (山田とか愛美とか)
    重いばかりではなく読めた

    #悪い夏
    #染井為人

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    2026年02月16日
  • みずいらず

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    いろいろな夫婦の物語。ちょっとそれ少しの会話があれば解消するのでは?と歯がゆい所もありましたが、最後は後味よく終わり良かった。夫婦の日常に少しの思いやりと努力が必要なのだと再認識。
    短編が少しずつ繋がっているのもよかった。

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    2026年02月15日
  • 正義の申し子

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    いい意味で予想を裏切られた作品。
    引きこもりのユーチューバーが悪徳業者を懲らしめていく、そんな痛快な物語かと思いきや、物語は思いもよらない方向へと進む。

    ユーチューバーや架空請求、医大生による性犯罪など、現代社会の重たい問題を扱いながらも、決して説教くさくならず、読み終えたあとにはどこかあたたかい気持ちが残る。エンタメとしての軽やかさと、人の弱さや痛みにそっと寄り添う視線が、心地よく共存している作品だった。

    悪人をただの「悪」として切り捨てないところにも好感が持てた。それぞれの事情や背景に目を向けることで、物語に奥行きが生まれているように感じた。

    少しおバカで思わず笑ってしまう場面もあれ

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    2026年02月15日
  • ひきこもり家族

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    ネタバレ

    前半の、ひきこもりだった人たちが受ける理不尽な扱いと支配、親が抱く縋るような気持ちの描写は辛い。

    でも、嵐の夜にそれが一変する。

    決して正しい行いではなかったけれど、心を閉ざしていた彼らが人間らしさを取り戻して生き生きし始めることが嬉しかった。
    そこからは、彼らのこれからがどうなるのか、どうか幸せになってほしいと、見守るように一気読みした。

    最後に希望が見えてうれしかった。

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    2026年02月14日
  • 震える天秤

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     最近問題になっている高齢者の交通事故を混じえて旨くミステリー化していると思いました。
     法律では適切な裁きを与えられないとき法に代わって裁きを与えてもいいんじゃないか?と考えさせられる内容でした。
     まぁこの小説の対象者は純粋な『クズ』なんで当然だと思ってしまいますが…
     自分も最後は真実を暴くことはしないと思います。

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    2026年02月14日
  • 黒い糸

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     悪い夏が面白かったので早速読ませてもらいました。
     異なる立場の2人の視点で話が進んで行き、繋がるラストにちょっと強引かなと思いましたがそれはそれで面白いと思いました。
     この作者さんの登場人物って本当に癖があって際立ってていいなと思います(実際いたら嫌ですけど(笑))
     

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    2026年02月12日
  • みずいらず

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    「小説NON」で連載されてきた作品。連作短編になっているけど、一話ずつ読んでも楽しかっただろうな。
    それぞれの夫婦が抱える問題が、どれも実際にありそうなものばかり。お隣の家庭をちょっと覗き見しているかのようなリアリティがあった。
    その問題には深刻なものも多かったけど、解決法のお手本を示してもらったような気分。
    夫婦といえども、元々は他人。いつまでも思いやりを持って、それを相手にわかるように示すことが大切だよなと思った。
    終章「シングル」に登場する作家さん、この話はリアルですか?

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    2026年02月09日
  • みずいらず

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    様々な年代の夫婦の連作短編集。と思っていたら最終章の染谷さん?え?登場してた?と思いながら読みすすめると、うわー!そういう事!!となんだか二度美味しい気分。

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    2026年02月07日
  • 正義の申し子

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    染井さんの書かれる話は現実感のある嫌な人間や嫌な状況、嫌な社会をリアルに描写していく一方でラストの風通しが気持ち良いことが多い印象です。後書きとかからなんとなく感じるのは著者の人間に対する愛情のような気がします。
    最初は鉄平のこともジョンもとい純のことも好きになれなかったのに終盤では二人のやり取りに笑ってしまったしYutuberを軸にした社会問題の話しかと思いきや男たちの友情物語ですごく面白かったです!

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    2026年02月06日
  • 正体

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    ネタバレ

    読めば読むほど本を閉じることが不可能!!
    他のコメントにあったように、ずっと読みながらねえちょっとって突っ込みたくなりました。
    そんな良い人してないでただ息だけしてなよって。
    ただもうそれが答えなのがやられてます…

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    2026年02月04日
  • 黒い糸

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    サクサク読めて好きな作品
    展開がどうなるのかとワクワクした分、最後が腑に落ちるような堕ちないような
    エピローグはとても好きです。
    ただ、終盤はフィクション感がとても強くなった印象。

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    2026年02月03日
  • 歌舞伎町ララバイ

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    さすが染井為人さん!ザ・エンタメって感じでおもしろく一気読みでした。
    こんなうまくいくわけないやろー!とツッコみたくなる気持ちもありますが、単純明快!首尾貫徹!な爽快感があるので、深く考えずに歌舞伎町を楽しみたい方にオススメです。

    ただ、あまりにも七瀬/愛が可愛げがなさすぎて、なのに味方が多く皆を虜にするところが鼻につく感じだったので⭐︎4です。

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    2026年02月01日
  • ひきこもり家族

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    トリグロさん、湖永さん、mr.satomiさん等ブク友の皆さん、私も読みました。
    ひきこもっていた僚太と大知が自宅から連れ出され、ひきこもり改善の施設に放り込まれたが、そこでは地獄の生活が。
    鬼の施設長との対決、その上司との対決から大事件に発展。
    話の展開にドキドキし、どのように終わりを迎えるのか気になり、1日で読み終えた。
    何とかしないと思うのに抜け出せないひきこもりやその家族の辛さ、福祉施設の中には闇もあるという警鐘など社会問題にスポットを当てていて考えさせられた。
    また僚太や、大知の母親の心理描写は胸に迫った。
    それに、僚太の寝言など、思わず笑ってしまうユニークさもあった。
    話全体が暗く

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    2026年02月01日
  • 悪い夏

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    生活保護のケースワーカー、不正受給者、それをビジネスにするヤクザ。
    希望もなく停滞感の漂う生活を送る登場人物達がズルズルと堕ちていく様子は現実にどこかで起こっているかもしれず深刻な社会問題かもしれないが、作者あとがきたの通りエンターテイメントとして見る分には面白かった。

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    2026年02月01日