染井為人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
フィクションのようなノンフィクションのテイで読んでたら、、徐々に七瀬が暴走し始めて、こんな15歳居ないだろ、、と妙に冷めてきてしまった。
と思ったら、第二部では戻ってきた愛の復讐劇。
もうここからは、完全フィクションの世界で、読む手が止まらなかった。
疑心暗鬼の心理を巧みに利用しながら、相手の懐に入り上手く利用して。
でも結局七瀬は復讐して、、気は晴れたのかな。
「またね」の伝言で、何人も殺したサイコパスな彼女だけど、どうか幸せでありますように。ほっと安心できる居場所がありますように。
と、つい思った私は、もう彼女の手のひらで転がされてるのかな。 -
Posted by ブクログ
『リヴァイブ自立支援センター』に在籍してる「ひきこもり」の僚太・大知・玲・亜弥子・忠の5人。その中で従業員が殺されてしまう…。
ただ殺人事件というくくりで終わらせるのではなく、「ブラック支援」の現状を暴くのが今回の軸なんじゃないかと印象を受けた。
ひきこもりしてる人は約150万人。
きっかけは様々。本当ならば自己を確立し自由に思うことをやっていくことが理想的ではあるものの、日本は枠に嵌めたがることが好きで。
それが強迫観念になって自分を攻め続ける…。
きっと彼らと同じ考えを持ってるのかもと、自分の内面の気付きを得た気がする。
ただここで出会った人たちとの過ごした中で「自分は独りではない」と実 -
Posted by ブクログ
ネタバレ犯人はなんとなく想像がついてたけど、犯人同士の繋がりがわかった時はとても納得できて気持ちが良かった。
お兄さんの話がとても面白くて、ずっと遺伝子の話をしている中で犯人たちの関係性が分かった時に、お兄さんの話の信憑性を感じてしまった。
最後はパワーすぎでは?と思ったけど、先生の父親のことも書かれてたからそこも遺伝子か〜と妙に納得できた。結局一番怖いのは人で、その中でも一番怖いのは、理解できない悪意。そしてその理解のできなさは遺伝子で説明がつくのかなと感じた。
ラストは読んでて「全然続編感ない作品の中で頭のおかしい殺人鬼としてまた出てきてくれないかな〜」と『十戒』を読んで思った。
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Posted by ブクログ
ネタバレ表紙の入道雲と踏み切りが、田舎の夏を連想させて、つい気になって手に取ってしまいました。
そう、手に取ってしまったんですが……小心者の自分には、この本は刺激が強すぎました(;°-°;)))
「生活保護の闇」が書かれている小説はこれで3冊目なので、ある程度の経験値は積んでいると思い込んでいましたが、この本はそれでは太刀打ちできないほどの悪意が詰まっておりました。
しかし、そういった世界が新鮮だったせいかもしれませんが、物語に惹きつけられ、先が気になって仕方がなくなり、一気に読み終えてしまいました。
引き込まれるほどの面白さは保証しますが、ラストがあまり好きな終わり方ではなかったので、☆4にいた -
Posted by ブクログ
同僚が、テレビ番組の売れてる本ランキングで出てたから買って読んだら面白かった。と言って貸してくれた。
染井為人さんの本は初めて。
夫婦をめぐる連作短編だけど、最後の一編は実話ベースなのかな?この本ができた経緯はこういうことなのかな?と、楽しい種明かしをされた気分になった。もちろんフィクションかもしれないけど。
どの話も気持ちがほっと暖かくなるオチがあって良かった。でも「交換日記」だけは、途中で声を出して笑ってしまった。主人公の香織が、昔、夫と書いていた交換日記を読む場面。↓
読み始めてすぐ、顔から火が出るような羞恥に襲われた。そこにいたのは、恋に浮かされた乙女だった。香織は『わたしたちは