染井為人のレビュー一覧

  • ひきこもり家族

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    今回も後半に向けての疾走感があり、引きこもりを取り扱ってかなりリアル感に描かれていた感じ。実際に悪どい福祉業者はありそうで、怖くもあった。エピローグの爽快さは滅茶苦茶にも似た感じがする。引きこもりを悪とする現代社会をズバッと切り取ったお話で面白かったです。エピローグのその後が気になる笑

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    2025年11月08日
  • 黒い糸

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    ヒトコワ好きは是非読んでほしい一冊。
    100%の善を惜しみなく提出したあと、地獄へ引きづり下ろすのが悪人の技術。
    いい人だなー思える人間にもしっかり警戒して生きていきたいものです。

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    2025年11月08日
  • 悪い夏

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    善悪の是が問われる作品。ケースワーカーとして働く中で貧困や生活苦で追い詰められている実態に気付く。そこの弱みにつけ込み悪事を働く人達に関わってしまうことで人生が百八十度変わってしまう。最後は立ち直ってほしいとエールしたい気持ちになった。
    夏に起きた一大事。面白かった。

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    2025年11月08日
  • 悪い夏

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    ネタバレ

    あれよあれよと悪い方向にしか進んでいかないそれぞれの登場人物があまりに悲惨。

    ただ、それと同時に佐々木くんのほんの少しの気遣いが美空に笑顔をもたらし、愛美にも変化が現れ始める。どうしようもない山田が美空にラーメンを子供用のお茶碗とフォークで食べさせてあげたり、クズでワルしか出てこないとは言え、そんなに悪い人ばっかりではない様な気もする。

    あとがきで著書が述べている様に、他人が取るに足らない事で思い悩みもがいている姿は滑稽で愚かに映るのにいざ自分の身に降りかかると同じ様に悩む。ほんの小さな出来事や誰かの些細な一言でボタンを掛け違い、物事の歯車が狂っていくと思うと明日は我が身と静かに怖くなる。

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    2025年11月07日
  • 悪い夏

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    多少無理はあるものの、読み進めやすく面白かった。
    受給審査は差が出ないように、今後はAI使った方が良さそう。

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    2025年11月04日
  • ひきこもり家族

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    ひきこもりのスタンドバイミー…とでも言いましょうか、色々爽やかなエンディングだった。
    ひきこもりを悪とみなして普通であることを求める社会。本人たちの苦しみや気持ちを今まで考えたことがなかったけれど、フィクションとはいえ、こういう気持ちの人もいるんだよなと考えさせられる。
    生産性の面を問うならば、ひきこもりでもできる仕事、あるんじゃないのか?とも思う。
    間違った環境に身を投じればその世界の中での正義と悪があり、簡単に変わってしまう可能性も。
    良くも悪くもどんな人達と関わるかということが人の判断を、生き方を変えるのかもしれない。

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    2025年11月03日
  • 悪い夏

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    「クズとワルしか出てこない」のとおり、悪の連鎖が続いて、どいつもこいつも哀れだった。
    生活保護不正受給という重めの題材なのに、エンタメ感があってはちゃめちゃなストーリーで読みやすかった。

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    2025年11月01日
  • ひきこもり家族

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    続きが気になりどんどん読み進めてしまった。
    ものすごくリアリティがあって、実際にどこかで同じようなことがあってるのではないかと思うほど。
    ただ最後はそううまくいかない気もするけど、と疑問に思うエピローグだった。なんというかハッピーエンドみたいになったけど、事情があっても殺人を犯した人たちが経営する会社に我が子を託したいと思うんだろうか?と最後が納得いかなかった。

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    2025年10月31日
  • 滅茶苦茶

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    Audibleにて。
    終盤なんど、滅茶苦茶と口に出したことやら笑
    ロマンス詐偽は気の毒に思いました。。。

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    2025年10月31日
  • ひきこもり家族

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    フィクションなんだけれども、ここまでではないにしろ実際にこのような悪徳業者もいるんだろうなと思う。
    それぞれの心理の変化もなるほどと読む進めた。
    全体的に最後までハラハラさせてもらえて楽しく読むことが出来た。
    エピローグがついていることでさらに良かったと思う。

    別の作品も読んでみたくなった。

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    2025年11月01日
  • 滅茶苦茶

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    コロナ禍で滅茶苦茶に人生が変わってしまった とんでもない3人の主人公の話し・・
    本当にコロナ禍のせいか!?
    とツッコミを入れたくなった(`_´)ゞ
    が、スピード感溢れてる中にハラハラのお尻がムズムズする感じだった。

    犯人とか逮捕とか罪とか考え無ければ面白い小説と思える 『滅茶苦茶』

    メモ 実際のコロナ禍
    2019年12月〜2023年5年

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    2025年10月30日
  • ひきこもり家族

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    こういうのを読むと、一体どこまでが事実かとすぐに考えてしまうのだが、参考図書を見る限り、ブラック支援企業というのは存在しそうだ。。我が子が何年もひきこもったら、誰かに頼りたくなる親の気持ちはよくわかる。ちょっと酷すぎるなぁ。最後は良かったが。

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    2025年10月29日
  • ひきこもり家族

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    染井さん、初読み。
    思っていた展開、流れと違っていて、斜め読みはしないでじっくり読みこんでしまった。
    我が家の次男が、引きこもり予備軍的要素を持っていた高校生の時間。
    当作に登場するリヴァイヴと酷似の似非支援施設で体験した経験がある為、身を入れて読んで(笑)
    層なんです、この類は99,99%インチキ、吐き気がする偽善者が時折トップに(その下りは乃南さんのドラマチックチルドレンに)

    前半と後半の空気が少し違えられているのは好感∼恰も長調から短調へとメロディーが変わるかのようで。
    超おデブ、かつての引きこもりがどうなって行くかの一つのパターンを見るよう∼当事者から権力を手にした化け物に化して加虐

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    2025年10月27日
  • 鎮魂

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    不条理な暴行が原因で自殺した弟の鎮魂のための復讐
    半グレ集団の主要メンバーは40代前後のはずなのに、まるで不良少年がそのまま大きくなったかのような理不尽さや獰猛さにゾッとしてしまった
    プロローグの自分勝手な正義感は、ネットでの私刑のようで、これまたいい意味?で嫌〜な感じでした

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    2025年10月26日
  • 悪い夏

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    共存している隣り合わせの世界で、こんなことが実際に起きていて、真面目に生きてきた人間も、出会いや出来事で、一つボタンをかけ違えたら、もしや自分にも起きるかもしれない、
    と寒気。
    最後のページで、共感をしてしまった自分もいたが、何だか救われない…
    しばらく引きづって気持ちが落ちた。

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    2025年10月25日
  • ひきこもり家族

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    ネタバレ

    「引きこもり」という社会問題をテーマにした作品。僚太と大知が自立支援センターの職員に無理やり連れ去られる場面や、未知瑠の暴力的な言動には、読んでいて気分が悪くなった。それでも、ある出来事をきっかけに物語が一気に動き出して一気読み。エンタメとしても面白く、最後まで飽きずに読めた。引きこもりになる理由は人それぞれで、本人や家族に寄り添う支援の難しさを感じた。ただ、暴力や死の描写が軽く扱われている印象もあり、実際に同じ悩みを抱える人には向かないかも。

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    2025年10月21日
  • ひきこもり家族

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    前半はただただ気分が悪い。ひきこもり支援業者の振る舞い、これはあり得ないし、家族も連れて行かれるのをさすがに止めるのでは?
    追い詰められると、それも仕方ないと思ってしまうのか…
    事件を境目に前半と後半の振り幅が大きくて、飽きることなくすいすい読めた。ひきこもりだったメンバーの表情の変化が目に浮かぶよう。皆さんが書かれているように、映像化にぴったりな作品だと思う。
    「ひきこもり」というタイトルから、一瞬社会派小説かと思っていたけど、帯をよく見ると「胸熱のエンタメ長編」の文字が。納得の一言。

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    2025年10月19日
  • 悪い夏

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    タラレバはない。と言うけれど。。。
    登場する人々が分岐点を誤り全てが悪い方向に。そして悪のごった煮状態。
    生活保護や貧困の連鎖の問題も考えさせられる。

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    2025年10月17日
  • 滅茶苦茶

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    ネタバレ

    タイトルそのもの笑
    もう滅茶苦茶でした笑
    高校生の男の子、自営業の中年男性、都内在住の一人暮らし独身女性。
    全く立場も年齢も性別も違う3人が、コロナを背景に少しずつ生活が狂っていきます。
    動き出した歯車が止まらないように、3人とも目も当てられない程、道を逸れてしまい次々と苦難に見舞われていく…
    途中何度読むのをやめようかと悩むくらい、本当に不憫でした。
    自業自得…と思えない事もないけど、それにしたって酷すぎない?と思う展開ばかり笑
    残りのページ数、ここからどう着地するか?不安になるくらい最後に畳み掛けていきました。
    ひどいストーリーだった割に、最後は爽やかな読後感で、映画を1本観たような心地良

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    2025年10月17日
  • 歌舞伎町ララバイ

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    ネタバレ

    トー横キッズとして危ない毎日を過ごす七瀬。半グレ、ヤクザ、危険なバイト…一時期よく見かけていた最近の歌舞伎町を舞台にいつもの染井ワールドが展開される。良くも悪くも「いつもの」個人的には安定した作風だった。

    七瀬が殺されかけるところまではスリリングで良かったけど、後半復讐しまくるのはいいが、こんな簡単に次々と消していけるのは少し疑問。間の5年間も何していたか気になる。それを書かなかったからこそ得体の知れない不気味さが出せたのか…

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    2025年10月17日