染井為人のレビュー一覧

  • 歌舞伎町ララバイ

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    フィクションのようなノンフィクションのテイで読んでたら、、徐々に七瀬が暴走し始めて、こんな15歳居ないだろ、、と妙に冷めてきてしまった。

    と思ったら、第二部では戻ってきた愛の復讐劇。
    もうここからは、完全フィクションの世界で、読む手が止まらなかった。
    疑心暗鬼の心理を巧みに利用しながら、相手の懐に入り上手く利用して。

    でも結局七瀬は復讐して、、気は晴れたのかな。
    「またね」の伝言で、何人も殺したサイコパスな彼女だけど、どうか幸せでありますように。ほっと安心できる居場所がありますように。
    と、つい思った私は、もう彼女の手のひらで転がされてるのかな。

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    2026年01月21日
  • ひきこもり家族

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    引きこもりを解消するための会社はブラック支援を行っていた。無理矢理部屋から連れ出され、見知らぬ土地で監督者に暴力を振るわれながら生活する。そんな暗い生活をかえたのは、監督者を殺した事だった。仲間で互いに支え合い事件が明るみに出るのがおそくなるようにするが、なかなか思うようには上手くいかない。
    人はきっかけがあれば変われるのかもしれない。ただ、そのきっかけはなかなか難しいのかもしれないが…
    監督者がいなくなって、入居者全員が明るくかぞくのようになったのが印象的だった。

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    2026年01月21日
  • ひきこもり家族

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    『リヴァイブ自立支援センター』に在籍してる「ひきこもり」の僚太・大知・玲・亜弥子・忠の5人。その中で従業員が殺されてしまう…。
    ただ殺人事件というくくりで終わらせるのではなく、「ブラック支援」の現状を暴くのが今回の軸なんじゃないかと印象を受けた。

    ひきこもりしてる人は約150万人。
    きっかけは様々。本当ならば自己を確立し自由に思うことをやっていくことが理想的ではあるものの、日本は枠に嵌めたがることが好きで。
    それが強迫観念になって自分を攻め続ける…。
    きっと彼らと同じ考えを持ってるのかもと、自分の内面の気付きを得た気がする。
    ただここで出会った人たちとの過ごした中で「自分は独りではない」と実

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    2026年01月22日
  • 黒い糸

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    ネタバレ

    犯人はなんとなく想像がついてたけど、犯人同士の繋がりがわかった時はとても納得できて気持ちが良かった。
    お兄さんの話がとても面白くて、ずっと遺伝子の話をしている中で犯人たちの関係性が分かった時に、お兄さんの話の信憑性を感じてしまった。
    最後はパワーすぎでは?と思ったけど、先生の父親のことも書かれてたからそこも遺伝子か〜と妙に納得できた。結局一番怖いのは人で、その中でも一番怖いのは、理解できない悪意。そしてその理解のできなさは遺伝子で説明がつくのかなと感じた。
    ラストは読んでて「全然続編感ない作品の中で頭のおかしい殺人鬼としてまた出てきてくれないかな〜」と『十戒』を読んで思った。

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    2026年01月18日
  • 歌舞伎町ララバイ

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    東横キッズの女の子の話。
    染井さんの作品は社会現象となってる話を取り上げることが多いからフィクションではあるものの自分が知らない世界を知ることができる。
    普通に生きてたら経験できひんようなことも追体験できるからとても魅力に感じる。
    また歌舞伎町遊びに行きます。

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    2026年01月18日
  • みずいらず

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    新婚からベテラン夫婦まで様々な夫婦が登場する連作の短編集。
    染井さんのこれまでのイメージと全然違ってびっくり。
    こういうの女性が書くことが多いので、男性が書けることに驚き。
    そして更年期障害は、まずメンタルクリニックじゃなくて、まず婦人科だろうよ。

    面白く読み始めたけれど、短編なのですごく深い話になることもなく、何となく丸く収まるいい感じで終わる話が多いので、だんだんちょっと飽きてくるかも。
    夫婦の話し合いでどうにかなることもあるとは思うけれど、不妊の話も、ガンの話も、認知症の話も、実際には本当に大変だからね。

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    2026年01月18日
  • 滅茶苦茶

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    ネタバレ

    どんどん悪い方へ悪い方へと堕ちていく物語で、読んでいて胃が痛くなる感覚だった。最後は割と明るめの終わり方だったのが意外だった。

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    2026年01月18日
  • 滅茶苦茶

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    一気読み。コロナ禍、ふとしたことがきっかけでどんどんと普段の生活が壊される人たちの話。学びがある感じではないけど普通に面白かった

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    2026年01月18日
  • みずいらず

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    夫婦の危機と再生を描いた連作短編。主人公が数珠繋ぎ。どんな夫婦にも多かれ少なかれ危機のようなものがあるんだ。壊れかけたものが戻ると強くなる。こころが晴れやかになる良作でした。

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    2026年01月17日
  • 正体

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    本の分厚さに驚きましたが久々に引き込まれて一気読みしました。
    冤罪から逃れ潔白を自身が潔白である事を証明するため命懸けの逃亡の日々を送りながらも弱者を助け寄り添う鏑木の行動に心動かされます。
    様々な職業の裏側も垣間見れるので社会勉強にもなります。搾取されないよう自分の身は自分で守らないとと思いました。様々な世代の方におすすめしたいです。
    映画も見てみたいです。

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    2026年01月16日
  • 黒い糸

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    帯にある『化け物は誰?』という文…
    この人が犯人なのでは?!と思えばまた別の誰かが疑わしく思えてきたり動機を考えれば全員が怪しく見えてしまう…最後の最後に衝撃的な結末を迎えて、恐怖と驚きがありました。
    ホラーミステリーというものはなかなか読んだこともないせいか精神的に持っていかれそうになるほど恐怖心を煽られる作品でした。

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    2026年01月15日
  • 芸能界

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    芸能界の闇?を描いた短編集
    主人公は女優、若手俳優、マネージャー、芸人、子役の父親など様々な立場のひとたち
    バットエンドありハッピーエンドありで面白かった
    さらっと短時間で読めた

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    2026年01月12日
  • 悪い夏

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    夢中で読めた。暗部を垣間見たはずなのに、読後感はいい。どこに着地するのか、ドキドキしながら読んだ。イイ終わり形だった。

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    2026年01月09日
  • 悪い夏

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    ネタバレ

    表紙の入道雲と踏み切りが、田舎の夏を連想させて、つい気になって手に取ってしまいました。
    そう、手に取ってしまったんですが……小心者の自分には、この本は刺激が強すぎました(;°-°;)))

    「生活保護の闇」が書かれている小説はこれで3冊目なので、ある程度の経験値は積んでいると思い込んでいましたが、この本はそれでは太刀打ちできないほどの悪意が詰まっておりました。

    しかし、そういった世界が新鮮だったせいかもしれませんが、物語に惹きつけられ、先が気になって仕方がなくなり、一気に読み終えてしまいました。
    引き込まれるほどの面白さは保証しますが、ラストがあまり好きな終わり方ではなかったので、☆4にいた

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    2026年01月09日
  • ひきこもり家族

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    さすが染井さん。
    登場人物のキャラもたち、引き込まれる展開とスピード感。

    わっるい奴の描写が天才的。
    負の連鎖、やられたことをやり返す、人間誰しもダークな部分がある、そこが表に出てしまって、止められるか止められないか。
    そこにはもちろん周りの助けがあり、この作品でいうとファミリーの存在。

    親子の絡みで泣けるかなと思ったけど、そこは期待ハズレというか、自分が期待してただけで、むしろキレイゴトじゃなくて良かったのかな。

    金庫開けるくだりが長くていらんかった。
    「正体」には及ばす、星4つ。

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    2026年01月08日
  • 滅茶苦茶

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    8割はコロナ禍に些細なことをキッカケに犯罪やら詐欺被害にあったり坂道を転がり落ちるような3人のストーリーで、ラスト1-2割でその3人が富士の麓で交錯しだします。

    滅茶苦茶かつスピード感がすごいので、展開の速さに置いていかれそうになります笑

    最後はやっつけ感で無理矢理ガッチャンコされた感は否めません

    聖也や芽衣やふーちゃんどうなった???
    3人だけハッピーエンドでしたが、その他はよくわからないまま終わります

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    2026年01月08日
  • 悪い夏

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    生保という社会制度を悪用した暗闇、本当にありそうで、なくていて欲しいけれど、しかし似たようなことはあるのだろうなという、絶望感や無力感に苛まれて嫌な気持ちになった。これこそが小説の醍醐味であり、作者の力量というものなのだろうなあ。

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    2026年01月07日
  • 正体

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    ページ数からも壮大な物語で、序盤に何度か離脱して積読。。今度こそは最後まで読む!と気合を入れて向き合うと、物語に引き込まれた。フィクションと分かりつつも、様々な出来事がまさにリアルに起こってメディアで大々的に取り上げられている事で既視感があり言い様のない恐怖を感じた。そして、最後の展開に正義感や信念がゴチャゴチャになり私の中で抱えきれない想いが生まれた。実写化は先に原作を読んでからと我慢していたけど、しばらく見れそうにないかもしれない。

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    2026年01月07日
  • 黒い糸

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    染井為人氏の作品は先に悪い夏を読んでいたので、また虚しい気持ちになる終わり方だったらどうしよう…と思いながら読み進めていました。
    やはり読後感がいい作品がいい!
    あの子はどうなったんだろうと気になる点はありつつも、良い読後感でした。

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    2026年01月06日
  • みずいらず

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    同僚が、テレビ番組の売れてる本ランキングで出てたから買って読んだら面白かった。と言って貸してくれた。
    染井為人さんの本は初めて。
    夫婦をめぐる連作短編だけど、最後の一編は実話ベースなのかな?この本ができた経緯はこういうことなのかな?と、楽しい種明かしをされた気分になった。もちろんフィクションかもしれないけど。

    どの話も気持ちがほっと暖かくなるオチがあって良かった。でも「交換日記」だけは、途中で声を出して笑ってしまった。主人公の香織が、昔、夫と書いていた交換日記を読む場面。↓


    読み始めてすぐ、顔から火が出るような羞恥に襲われた。そこにいたのは、恋に浮かされた乙女だった。香織は『わたしたちは

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    2026年01月04日