染井為人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
先が気になってドキドキしながら次のページをめくる手が止まらない、そんな作品に久しぶりに出会えた。
もちろんこれがすべてではないが、歌舞伎町のリアルとその背景を端的に捉えた作品なのではないかと思う。漠然とネガティブなイメージだけを持っていた歌舞伎町という街に少し違うイメージを持つことができた。
騙し騙され、昨日の敵は今日という任侠の世界。安全な居所を失って集うトー横キッズたち。ホストと、それに貢ぐことによって危ない世界で稼がざるを得ない女性たち。
そのような様々な人たちが集う街では、良くも悪くも他人に興味も執着もないことが多く、その場の流れで人間同士もくっついたり離れたりを繰り返している。本 -
Posted by ブクログ
染井さん久々。
めちゃめちゃに怖かった。あとがきで、ご本人がおっしゃっていた通り。ホラーとしたらどんなものになるかと考えながら書いたんだって。怖かった!
中盤以降は貴志祐介さんの黒い家を思い出していた。あれにあった生々しい生活臭(いちばん苦手だった)はなかったのだけど、異常性が完全にあっち側へ振り切っているところがまずヤバかった(けど私はそういうシンプルな方が好み)。
というか、やっぱり、いつも通り、お話の展開の仕方が怖さを煽るようにできている…笑 いろんな人がそれぞれの日々を生きている、いろいろあるけどまぁ、なんとかやってます、はい。…って情が湧いてきた頃に、不穏なにおいがしてきてさ…まさ -
Posted by ブクログ
全集中してラスト1時間くらい一気読みしてもうた、
どこが繋がんの!?って考えながら読んでたけど
そこかぁ!?!!って普通になった。笑
黒い糸というタイトルにもあるように、
何かがずっと裏で張り巡らされてるような
居心地の悪いモヤモヤ感が常にあるように感じた。
2人の主人公視点でスイッチしながら
繰り広げられるストーリーがどこで交わるの〜?
と、最初から最後まで楽しく読めた。
悪い夏のときもそうだったが、
ヤッパリ染井為人先生の小説はイメージがとてもしやすく、構想が迷子になることがないため、読書初心者や、難しい話が苦手な方にはとても読みやすい。
近代ミステリーが多いように思うので
若者に -
Posted by ブクログ
ネタバレ歌舞伎町、トー横キッズを舞台にした疾走感溢れる復讐ストーリー。
主人公は、幼い頃からネグレクトや実父からの性被害などを受け、歌舞伎町に流れ着いた七瀬。
1章は、15歳の七瀬がトー横キッズとして送る日々が描かれる。
ガールキャッチと薬物のお遣いでその日暮らしをしていた七瀬。
その日常は、ヤクザの矢島から持ちかけられたビジネス(PYPの潜入調査)と、親友・らぶりいのODによって一変する。
世の中を諦めているが、芯が通っていて、年齢に反して大人びて賢い。
でもやっぱりまだ幼く、知識もないゆえ感情が抑えきれなかったり、正解の行動がわからなかったりする。
そんな七瀬の人柄は非常に魅力的で、どんどん引