染井為人のレビュー一覧

  • 海神(わだつみ)

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    東日本大震災の年、2年後、10年後の3つの時間軸で進められる。10年後の結末を知っているのに、東日本大震災の年の出来事に何度もハラハラさせられる。結末がわかってる故のもどかしさもある。
    海神という題名通り、自然の残酷さと人間の非力さを感じた。

    『正体』に感動して2作目として読んだ染井為人さんの今作品。また別の作品を読みたいと思えました。

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    2025年03月08日
  • 芸能界

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    作者の染井為人さんは、もともと芸能マネージャー出身とのことで裏事情まで詳しいらしい。そんな彼が今年出した小説。

    人気に翳りの見えてきた俳優、女優のマネージャー、SNS中毒になるアイドル、地下アイドルプロデューサー、ベテランコンビ芸人と嫁、女優になりたい娘の父親…芸能界について、色々な切り口での短編集。芸能界って、やっぱり華やかに見えてもその裏には様々な魑魅魍魎がはびこる世界。

    ジャニーズやら、吉本やら、いろいろ世の中を賑わす出来事も起こるしね…

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    2025年02月28日
  • 海神(わだつみ)

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    3.11の震災後、『こういう人たちは一定数いたんだろうな』
    と思える設定の人物がこの島に凝縮されて話しは進む。

    何もかも失い復興中も失い続けた小さな島で、
    失っていた人間性を取り戻した青年がいる事が、
    本人の罪や謝罪の意識も含めてひと筋の光なのか。

    当時も今も東京に住んでいる自分は
    震災で失った知人もなく、
    当日の交通機関の麻痺くらいしか実害がなかったので、
    その分軽々しく震災の何ごとも口にしてはいけないと思っていたしそうしてきた。
    なので正直この小説は読んでてキツかった。
    でも作者が最後に言っているように、
    震災の何もかもを忘れない事が鎮魂であり慰霊なんだなと。

    現在の能登が、被災した

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    2024年12月08日
  • 海神(わだつみ)

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    染井為人さん著「海神」
    著者の作品はこれで4作品目になる。
    購入するまでタイトルの読みは「かいじん」だと思っていたが、購入時に表紙に小さく「わだつみ」と書いてあるのを見て、また読み間違えていた事に気付いた。

    物語は「3.11 東日本大震災」の復興が主軸になっている作品。実際に岩手県山田町でおきた復興支援金を私用化して横領していた「NPO法人大雪りばぁねっと」の事件が思い起こされる。きっと作者はこの事件を元に本作品を描かれたに違いない。

    どんなに人が死のうが苦しもうが平然と私欲を募らせる輩はこの作品の様に悲しい話だがどこにでもいる。
    私欲を募らせるのは大いに結構だが、他所でそういう輩同士で取

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    2024年11月22日
  • 海神(わだつみ)

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    2011年、大震災その日に産まれた女の子が10年後に海で金塊を拾ったことから始まった。2013年、2021年が行ったり来たり、新聞記者の菊池一朗、大学生の椎名姫乃、養護施設の職員堤佳代三人の視点で話が進んでいく。
    復興支援金を横領した遠田はとんでもない悪人だが、最後は海の神が姫乃たちの味方をしてくれたのかな。
    もう一度だけ姫乃に会いたかったと、ナナイロハウスに現れた江村に救いと悲しさを感じた。

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    2024年09月19日
  • 海神(わだつみ)

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    震災の復興支援金をめぐる内容で、色々と考えさせられる話だった。時系列が目まぐるしく変わり混乱しそうになるが、徐々に明らかになる真相にやるせない気持ちになる。

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    2024年09月07日
  • 海神(わだつみ)

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    さすが染井さん!お話しの作り方がとっても上手でした。ただ、現在と過去をいったりきたりするのでちょっとだけ混乱してしまう時がありました…
    被災地では本当に火事場泥棒も性犯罪も多いし、大手の募金などもちゃんと被災地に回らないなど、結構あります。3.11だけでは無いですが、忘れてはいけない。そして日頃からの備えの大切さを改めて考えさせられました。

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    2024年09月02日
  • 海神(わだつみ)

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    このお話のすべてはエピローグに、、、
    忘れてはいけない3.11あの日自分はホテルのロビーで映画のような惨劇を傍観していました。
    若い頃宮城県多賀城市に住んでいた時があり、その土地が大被害にあったこと今でも信じられません。お世話になった方々は、どうなっているのかも知れずじまいです。そんな大混乱の中で詐欺、強奪、性犯罪、ホント信じられん!実際にあるんだろうなぁと悲しく思いました。、
    ちょうど読んでいる時に南海トラフ巨大地震注意報が発生されました。自然の力には逆らえないけど、まずは今できる準備を整えることかな?と改めて思った今日この頃、、、

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    2024年08月14日
  • 芸能界

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    もしかして実際にあるのかな? 俳優にアイドル、事務所社長にお笑い芸人などが主役で、芸能界がテーマの6つのストーリ
    ハッピーエンド もあれば
    バッドエンドもあり 
    言うまでもありませんが、
    フィクションですからね!フィクション!!

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    2026年03月15日
  • 震える天秤

    匿名

    購入済み

    高齢者による悲惨な運転事故が起き、そこから関係者に取材をしてゆくが、信じられない闇があった。
    人と人との絆があり葛藤があり考えさせられる話しでした。

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    2024年08月02日
  • 正体

    購入済み

    初めて

    本とか特に趣味でもなく、暇すぎて読んでみようかなと思って購入してみたのですが、飽きることなく、展開が気になって読み切ることができました。

    #深い

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    2024年03月20日
  • 芸能界

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    作者はもともと芸能関係の仕事に従事していたとの情報から芸能界の裏話しでも聞けるかなと期待して手に取った。

    残念ながら、期待した裏話はなく、何となく聞いたことのある背景で構成されたショートストーリーがいくつか掲載されていた。

    コロナ禍に書かれたのであろう。当時、芸能ビジネスは大変だったんだろうから、作者としても応援したい気持ちだったのだろうか。

    最後のアイドルを目指す娘とその父親の話は、「ありそう」ながらも郷愁的でよかったです。

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    2026年06月10日
  • 黒い糸

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    ☆3.7【Audible】
    終盤まで派手な展開はないけど徐々に追い詰められていく感じ、小さな違和感がどんどん大きくなってくのが怖かった…
    ホンマに黒髪長髪サイコ女が1番怖いんやって…
    オチに関してはだいたい予想通りかな
    この作者の作品は初めてだったけど聴きやすかったので他のも聴いてみよ

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    2026年06月05日
  • 滅茶苦茶

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    タイトル通り、コロナ禍で人生が「滅茶苦茶」になる3人を描いた小説。全く別の場所で生きる、オジサン、お姉さん、男子高校生。それぞれがコロナの閉塞感から少しだけ人生を踏み外したと思ったら、あっという間に犯罪を犯したり、犯罪に巻き込まれたりと散々な目に遭ってしまう。 登場人物に感情移入してしまうので、読むのも辛く「待って…それしちゃダメ!」とどれだけ思ったことか。 あとがきで、染井為人さんが「それにしても、3人には酷い目に遭わせてしまいました」と書いていらして、読んで辛くなった気持ちが昇華された。

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    2026年06月04日
  • 歌舞伎町ララバイ

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    サクサク読めて面白かった!

    家庭環境に恵まれない子供たちが居場所を求めて集まるトー横。
    そしてそれを利用する大人。
    どんな時も被害者は子供達だ…
    こんな中で七瀬の復讐がスカッとしたな。
    ちょっと全てが上手くいきすぎてる感は否めないけど…笑

    でもこの作者の作品は結構好きだな。
    また違う作品も読みたい!

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    2026年06月04日
  • 黒い糸

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    イッキ見した。
    2人の主人公視点からなる話で合致してわぁ!みたいなやつ。
    見終わってからは少し物足りなかった、理由は単純に犯人が予測できてしまうから、遺伝をテーマにした話で、予測できなかった要素もあってちょいと驚いた。
    ヒューマンホラーなので不気味だけど、怖!みたいなのはあんまりない。
    ミステリーあんまり読まないから比較できなくて悔しいワン

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    2026年06月03日
  • ひきこもり家族

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    すごくリアルな話で現実にありそうで、もし家族や友人が…と思うと読んでいて苦しかった。途中から話が思わぬ方向にいき面白かった。

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    2026年05月30日
  • 正義の申し子

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    テンポ感が良い。
    悪い夏ほどシリアス展開が無く、ライトめなのが少し物足りなさを感じた。
    ユーチューバーのオンとオフの切り替えを二重人格にしてしまう発想は面白かった。
    鉄平は良い奴感が溢れ出てて良かったんだが、もう少し悪に振り切れてるのも見たかったかも。
    ラストのお決まりカオス展開も良かった笑

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    2026年05月30日
  • 悪い夏

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    四年ほど前に、駅中の本屋さんで購入したことを覚えている、あの頃も夏であった。とても暑い夏だった。最近の夏はいつでも暑いので、暑い夏といっても、いつの、どの夏かだったかは、昔よりも薄れていると感じます。とにかく、読んでいた頃も、作品の内容もジメジメしていた印象が残っています。ですが、その後に、名作の「正体」と出会うことになります。

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    2026年05月28日
  • 正義の申し子

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    本作の肝は、引きこもりの青年・純が、仮面を被った瞬間に世直しユーチューバー「ジョン」へとガラリと変身してしまう、その「切り替わりのシステム」一点に尽きるように思う。

    現実では部屋から一歩も出られない臆病な男が、仮面という免罪符を得ただけで180度違う人格へとスイッチする。解離性人格障害の疑いさえ頭をよぎるほどの劇的な変化だが、完全に病気とも言い切れないその微妙な境界線。その極端な変貌ぶりを、どこまでも客観的に、滑稽なものとして淡々と描き出していく。

    この純のスイッチングに巻き込まれる悪徳業者の鉄平もまた、別の歪さを抱えた存在だ。子供の頃からいつも一人で、正しいことを何一つ教えられてこなかっ

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    2026年05月28日