染井為人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『正体』『悪い夏』などミステリーサスペンスで大好きな染井為人さんの新刊。(ちなみに染井さんの小説は全部読んでいると思う)
板橋にある管理人の中牟田が常駐している「ベルドゥムール板橋」は、今まで一度も事故やトラブルが起きたことのない、住みやすいマンションだ。しかし、住人たちの幸せそうな生活の裏には、不倫や虐待、モラハラなどの生々しい内情が隠されていた。
同じマンションに住む3人の女性 、凛、遙香、奈津子。それぞれに抱えるパートナーに関するモラハラ、DV、結婚詐欺などの問題がリンクし合い、あるキッカケから奈津子の夫を殺し、共犯関係になっていく…。ここまで読んで、以前読んだ桐野夏生さんの『OUT -
Posted by ブクログ
ある夫婦は、再婚した夫と、異父の息子との関係で、直接血がつながった息子ではないのだから、血のつながった息子より愛していないのではないかと考える妻がいる。
また別の夫婦は、自分がダメな夫だと思うあまり、本当に自分の遺伝子を残して良いのか自問する夫がいる。
このように、本作では夫婦でお互いの小さな思い込みが積み重なることで、大きなトラブルに発展する。
それでも、何らかのきっかけでそれが晴れるチャンスが訪れる。各夫婦間でそれぞれ重たい問題が横たわる中、そのような解決につながる話し合いのタイミングがあることに救われる思い。そのようなチャンスを掴むには、やはり普段からお互いの気持ちや考えをできる限り -
Posted by ブクログ
ネタバレすぐ読み終わった。
この本を読み始めた時、数年前に見ていたyoutubeを思い出し、調べたら、ひきこもり支援を行う会社の社長が実際に逮捕されていた。そういった社会情勢を反映したような話。
ひきこもりする側も、そうでない人も紙一重であること。りょーちんがひきこもり側の弱者と、管理側をいじめる強者の両側面を見せ始めた時、なんとなく納得してしまった。環境や状況によって、人はいくらでも変化し、今まで異なる側面、ひいては対極になることもある。
読んでいると、ついつい施設側の人間が悪いように感じるが、実際はひきこもり側にも問題があり、実情はもっと複雑になりそうだなと読みながら思った。
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