染井為人のレビュー一覧

  • 正体

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    ネタバレ

    おもしろすぎて一気読み。

    誰も本当の正体に気が付けなかったのが
    何度言えない。

    悲しいとか
    やるせないとか
    そんな言葉では言い表せない感じ。


    鏑木の無実だからこその生への執着と
    絶望を追っているような読書体験だった。


    弁護士、浩子
    それぞれが少しでも相手や自分を信じていたら違った結果になっていたのではないかとも思うど
    浩子に至ってはそうせざるおえない精神状態ちったのだろう。


    判決が言い渡されたときに鏑木はいなかったから
    救いのある結末とは言い難いけど
    無罪が認められて
    鏑木認められてよと言いたくなるよいなラストだった。

    0
    2026年01月17日
  • 正体

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    他の読者の方の感想を読んで面白そう、と思い手に取った作品です。しかし、本棚登録をしてから気がついたのですが、前回読んだ『悪い夏』と同じ作者さんだったので驚きました(°o°*)

    物語は、一家惨殺をして死刑判決を受けた鏑木慶一くんが脱獄し、様々な場所で身を隠しながら働きます。
    職場では怪我を負ったのに労災が出なかったり、やってもいない痴漢容疑をかけられてしまったなどの悩みを抱える方がいて、その悩みに鏑木くん(名前は毎回変わります)がどう対処するかが展開されます。
    読み進めていくたびに鏑木くんの「正体」が読者の頭の中に構成されていきます。
    615ページもあり大変分厚いのですが、彼がどんな人間なのか

    0
    2026年01月15日
  • ひきこもり家族

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    相変わらずこの作家さんの作品は、ドラマを観るようにサクサク読めて爽快感がある。
    次回作も期待してます。

    0
    2026年01月15日
  • 正体

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    これは2歳の子供を含む一家三人を惨殺した死刑囚が脱獄し、1年半近く逃走し続ける話である
    はずなんだけれど、警察との駆け引きでハラハラドキドキする展開はほとんどない。
    そもそも死刑囚鏑木慶一の視点で描かれていない。
    逃走中に出会った5人の視点で、その人たちの生活の中に鏑木が入り込み、どのように影響を与えたのか。
    その話を通して鏑木慶一という人間性を知っていく、逃走中はもちろん名前を変え、顔も少しずつ変わっていくのだけれども、内面から出てくる彼の本性を、まさに「正体」を知っていく話なんだと思う。

    600ページにも及ぶ超大作だけど、本当にあっという間だった。もしこれが警察からの逃亡一辺倒だったら、

    0
    2026年01月13日
  • 鎮魂

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    犯罪や戦争はこうして起こるのか、と改めて気付かされた。
    正しいものが損をして、悪いものが得する。それを作り出しているのもすべて人間の心である。
    最後の作者のあとがきこそ、この話の本質だと思った。
    この作者は毎回、裏社会についてを捉えているが、それが生まれる根源をこの作品が作り上げているような気がした。

    0
    2026年01月11日
  • ひきこもり家族

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    ひきこもりの方の支援はいかに難しいのかを痛感させられたまた人間はなぜ自分がされて嫌なことを他人にしてしまうのかということも考えてしまった
    5人の友情や成長また青春の日々も丁寧に描かれていて面白かった

    0
    2026年01月09日
  • 震える天秤

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    染井為人の作品の雰囲気が好き
    出てくるキャラクター達の人間臭さがたまらん
    半分くらい読んで結末気になりすぎて一気読みした

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    2026年01月06日
  • 正体

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    ネタバレ

    切なく、胸に重く残る物語だった。
    読み進めるほどに「どうにかして救うことはできなかったのか」と考えずにはいられず、登場人物の苦しみに強く感情移入してしまった。冤罪事件というテーマは決してフィクションの中だけの話ではなく、いつ自分や身近な人に降りかかってもおかしくない現実なのだと突きつけられる。

    作中では、警察や司法の判断の脆さ、そして人間の思い込みや都合が生む残酷さが浮き彫りになる。結局のところ、人が人を裁く以上、完全な正義など存在しないのかもしれない。だからこそ、この物語はただ悲しいだけで終わらず、読者に問いを投げかけてくる。

    文字で追ったからこそ感じた痛みや違和感を、映像ではどう描くの

    0
    2026年01月05日
  • 黒い糸

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    2026年1冊目→本当は昨年中に読み終えたかった・・・

    世の中の風潮として、ポジティブなDNAの話をするのは良いけれど、悪いDNAの事は話題に上げることすら憚られる。
    自分は親のようには成りたく無いと思っていても、顔や容姿だけでなく、癖や行動が似てきている時にショックを受ける事がある・・・

    犯罪者のDNAは存在するのか?
    身近なところでの実体験は無いけれど、否定はできないような気がします。

    結婚相談所に勤めるシングルマザーの亜紀はヘビーなクレーマー会員とトラブルを起こしてしまう・・・
    さらに、自分の息子が通う小学校ではクラスメイトが誘拐されて、不安な日々が送られている。
    担任の祐介は対応

    0
    2026年01月05日
  • 正義の申し子

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    本当に面白かった。すごく面白かった。
    染井さんはいつも面白い。エンタメ感が強く、思わず声を出して笑ってしまう。内容もとても面白い。
    これは誰かに薦めたい。個人的に2025年に心に残った作品の一つである。

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    2026年01月04日
  • 正体

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    ネタバレ

    600ページ位の長編なのに面白すぎて1日で読んでしまった。
    鏑木を何で死なせちゃったの?って思ったし後書きで作者も謝ってて笑ってしまった。でもこういうことは現実でもあるんだろうなとやるせなくなった。
    ハッピーエンドではないけど鏑木が殺人犯ではないのを見抜いていた人たちがいたのが救い。ネットのニュースで会ったこともない人を糾弾するのは良くないことだなと改めて思った。
    一番好きなのは渡辺さんが冤罪を主張して鏑木も泣くシーン。ラストを読んだ後に読み返すと感慨深くなる。人を疑ってかかるのはやめようと思える小説だった。

    0
    2026年01月04日
  • 海神(わだつみ)

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    久しぶりの染井為人さんの作品でした。
    社会派作品でした。
    ミステリーかと言われるとあまりそうは思いませんでしたが、読んでいて震災のことは忘れられないと思いましたし、悪いことする奴のことは許せない気持ちになりました。
    読んでいて少し苦しくなることもありましたが、やっと読めました。

    0
    2026年01月03日
  • 悪い夏

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    あとがきにあるように、遠くから見れば喜劇でしかない。
    当事者でなければ、今が踏みとどまるとき!と思うけれど、転落の最中にいる人はもがけばもがくほどおもしろいように悲劇の渦中に落ちていくんだよね。

    もうホント救いようがないというか、どこから手をつければいいのかという感じで、最後はしっちゃかめっちゃか。

    生活保護に関してはよく分からないシステムだなぁと思うよね。(本当に困っている人もいるだろうから反対ではないけれど)
    不正受給をして毎月ケースワーカーにあれこれ言われるくらいなら、働いて正当にお金を得る方がストレスが少ないと思うけどな。

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    2026年01月03日
  • 震える天秤

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    「自分の良心に従ったのです」

    自分だったらどうするだろう
    多分律さんと同じ答えを選んだと思う。

    正か、誤かー。
    答えがない問は永遠に晴れることがないんだろうな
    「震える天秤」というタイトルがぴったりな本だった。

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    2026年01月03日
  • 悪い夏

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    ネタバレ

    「一度ハマったらもう、抜け出せない。鬼畜ルノワールサスペンス!」

    という帯につられて買ったものの、暗い話だろうからと長らく積読していたこちら。年末年始に一気読みしました。

    確かに暗い。非常に暗いです。笑

    でも最後まで読み終えて改めて帯を読むと、帯の意味が染みると言いますか。

    生活保護や貧困、ドラックや不倫、とにかく世間の人に身近な「悪い」ことがこれでもかと詰め込まれている作品です。

    この身近さ、が余計に怖いんですよね。

    作者のあとがきを首がもげるほどうんうん頷きながら読んだのですが、確かに登場人物は基本みんな悪いことをしています。しかも人によっては明らかに踏みとどまれた瞬間があった

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    2026年01月03日
  • 正体

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    全体的に長かったが面白かった。それぞれのストーリーでそれぞれの面白さがあって最後つながるのが気持ちよかったです。

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    2025年12月29日
  • 悪い夏

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    ずっしりきた…読んでて苦しい、、不正受給者には読んでほしいと思った、、
    あとがき読んで、なるほどなぁ、たしかにな…と思った。
    染井先生すごいや…
    ☆4.6
    2024.10.10

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    2025年12月28日
  • 正体

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    ネタバレ

    文章が読みやすく展開もテンポが早いので一気読みできる
    読んでいる最中、読後、色々な意味でアンニュイになる
    何が真相か最後の最後まで揺さぶられる
    その果ての絶望というか、虚しさというか、もうなんかやるせない感覚が身体を蝕んでいく(褒め言葉)

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    2025年12月26日
  • 正体

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    私はドラマからだった。タイトルは覚えているがラストがどうなったか曖昧だった。職場の先輩が唐突に貸してきた本書。群像劇からみえる彼は、どうやら誠実にうつってみえる。
    ある者は彼に感心し、ある者は感謝、そしてある者は恋をする。彼の立場にたって想像してみる。無罪と訴えても死刑宣告を受けたのだ。私だったらこの世に絶望し、罪を犯しかねないだろう。
    胸が苦しい作品だ。それ故に人を惹きつける。

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    2025年12月24日
  • 正体

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    重いテーマ、ひとつずつ。
    ネタバレしないで読んでいくのが幸せだった。
    決して軽い、楽しい話では無い。
    本を読む楽しさと幸せを改めて教えてくれた。
    ノンフィクションのようかの、ドキュメンタリーのような小説。
    映画を観たい

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    2025年12月24日