染井為人のレビュー一覧

  • 鎮魂

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    面白かった。染井さんの本は目を背けたくなる残酷な現実を描いているけれど、読み出すと一気読みしてしまう。読んでる最中とにかく胸のざわつきが止まらない。半グレたちの悪行の生々しいリアリティが怖かった。
    暴力団と違って法をすり抜ける半グレの実態や、あんなにひどい罪を犯しても刑期が驚くほど短いという事実には、正直、言葉を失った。
    被害者や家族の時間は奪われたまま。その行き場のない無念や怒りは、一体どこへぶつければいいのか。
    正義が報われない社会は本当にその通りだと思う。
    染井さんの本は恐ろしいけれど、いつも世の中の歪んだ裏側を知る学びがある。

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    2026年03月01日
  • 正体

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    ネタバレ

    現代社会の闇を描いた重いテーマかつ長編だが、
    没入して読めた。鏑木を繰り返さないように、人が人を裁くことの重さを考えなくてはいけない。

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    2026年02月27日
  • 芸能界

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    染井さん、元芸能マネージャーであり、舞台などのプロデュースもしていたことから、めちゃくちゃリアリティがあった。短編7本。どれも面白い!!

    落ちぶれて25年在籍した事務所を退所する俳優が事務所を通さずにギャラ500万円の映画のオファーを受けて葛藤する姿を描いた『クランクアップ』、 50歳にしてインスタにハマったベテラン女優の浮き沈みを描いた『いいね』が特にお気に入り。

    『相方』もめっちゃリアリティあった。容姿をイジるネタで30年笑いをとってきた漫才師の葛藤と、本当に自分を支えていたのは何だったのか、最後に明かされる真実にグッときた。あながちあり得る話かもしれない。

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    2026年02月27日
  • 正体

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    冤罪がテーマの小説
    映画を観ているように物凄く引き込まれて時間を惜しんで読み切りました。
    現実に起きている出来事だったら、と思うと胸が締め付けられ、涙が溢れました。冤罪は事実としてある事なので絶対にあってはならない事だと改めて思いました。
    スッキリ!で終わる小説ではなくふかーく考えさせられつつ、信じてもらえて良かったって、読んだ人全員が同じ想いを抱く事ができる小説なのではと思いました。

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    2026年02月27日
  • 鎮魂

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    ネタバレ

     因果応報ってあるんだなと思いました。
     やった方は忘れてもやられた方は必ず忘れていません。
     仮に復讐しても誰も救われる事がない虚しさが感じ取れて考えさせられる作品だなと思いました。
     犯人の一人称が苗字だったり名前とかで表現を代えるって他の作品にもあったと思いますが、面白くていいですよね。
     ちなみに最初途中まで部下の刑事さんが犯人かなと思っちゃいました(笑)

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    2026年02月26日
  • 歌舞伎町ララバイ

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    いつもどっぷりとのめり込んでしまう染井為人さんの作品。
    今回も例外なく染井さんの世界に入り込んでしまいました。

    地元に居られなくなりトー横キッズの1人となった15歳の少女七瀬を中心にしたお話。
    最初の方は実話のようなリアルさに。
    そしてその後はそこから展開していく物語の壮大さ、痛快さに引き込まれてしまいました。

    個人的な感想ですけど、この作品に出てくる七瀬が、時代は違いますけど、大好きな東野圭吾さんの『白夜行』に出てくる雪穂とすごく重なって。
    また白夜行も読み直したいなって思いました。

    楽しい読書時間。
    ありがとうございました!

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    2026年02月24日
  • 正義の申し子

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    ネタバレ

    本作は、元ヤン詐欺業者と過激系配信者という対照的な二人の物語だが、読み進めるうちに「善と悪は単純に分けられない」ということを強く感じた。

    正義を掲げるジョンは感情を制御できず周囲を傷つけてしまう一方で、悪人とされる鉄平にはふとした瞬間に優しさが見える。どちらも完璧ではなく、良い面と悪い面を併せ持っているからこそ人間らしく、物語に深みがあった。

    序盤では対立していた二人が、終盤では同じ目的のために協力する展開も印象的だった。軽妙な掛け合いの裏にある信頼や葛藤が、物語をより面白くしていたと思う。

    また、ジョンの「ネット上の自分」と「内向的な現実の自分」という二重性は、現代社会における自己の在

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    2026年02月23日
  • 正体

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    終わり方にメッセージ性が込められていて、考えさせられた。
    色々な人の視点で進んでいく物語の構成で読みやすかった。
    600ベージを超える分厚さで不安だったが、面白くてスラスラ読めた。

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    2026年02月23日
  • みずいらず

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    いろいろな夫婦の形。どの夫婦にもきっと、物語はある。どのお話しも、最後には、夫婦のきずなを感じさせるものだったと思う。

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    2026年02月23日
  • ひきこもり家族

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    リヴァイブ自立支援センターは、運営する研修施設で、入居者を恐怖で支配し矯正させようとするブラック支援
    そんな施設で、彼らが今後どうなっていくのか、社会復帰できるのか、また自分の息子は立派になって帰ってくると信じてやまない親御さんの気持ちが気になって気になって…寝る前にノンストップで読んでたら、その夜見た夢でわたしも施設の中で生活してました(○_○)!!

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    2026年02月22日
  • 正体

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    ネタバレ

     ページ数が多いなぁと思いながら読んでみるとドンドン続きが気になりあっさり読めてしまいました。
     冤罪事件について取り扱い世論と実際に会った人達の主人公の人柄が全く違うことに怖さを感じました。
     個人的には最後主人公が報われて欲しかったなぁと…
     映画の方は見てないのでラストが変わってると嬉しいなと思います。
     

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    2026年02月21日
  • みずいらず

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    初めての作家さんでしたが、本来はミステリー作家さんなのですよね?
    とってもハートフルな夫婦の短編集でした。
    最後のお話は実話か?(笑)
    面白かった!

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    2026年02月23日
  • みずいらず

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    短編だが続いてる小説だった。
    染井為人さんの作品が好きで何冊か読んでいたが、今までと違う!?
    夫婦間の愛!?の様な小説だった。

    いつものハードなスピード感を期待してたので少し退屈になりそうだったが
    どの作品の終わり方に納得出来て面白かった。

    最後の章の『シングル』が特に好き!!
    これ以上のほっこりな小説はないわ‥ニヤニヤ(*^^*)
    染◯さんも幸せなって欲しいな
    ニヤニヤ‥

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    2026年02月20日
  • 黒い糸

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    久々の染井さん!
    手元に結構あるけれども…(^◇^;)

    前に読んだのからするとクズが出て来るのかな?って思ったけど、違った…

    結婚相談所に勤めるシングルマザー 亜紀
    休職した教師のピンチヒッター 祐介

    の2人の周りで色々起こる…

    ・クラスメイトが誘拐。
    ・クラスメイトが暴漢にやられ意識不明。
    ・亜紀への嫌がらせ
    (玄関前に血糊シャワーなどなど)
    ・クラスメイトの母親爆死。
    ・↑の影響で祐介大怪我
    ・亜紀の元旦那の失踪

    なんや!
    なんや!
    この異常な起こり方!
    おかしいやろ!……怖っ!…

    また、クラスの大人たちは、
    ・宗教にハマってる
    ・若い奥さんの子供は死んだ旦那の連れ子

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    2026年02月18日
  • みずいらず

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    読み終わるのがもったいなくて、一ページずつ大切に読んだ『みずいらず』。
    ​染井作品特有のキレの良さはそのままに、今作はとにかく「読後感」が最高。
    読み終えたあと、空を見上げたくなるような清々しさ。
    ​過去作とのギャップに驚きつつ、このハッピーエンドたちが今の自分には一番の薬だった。
    また一つ、宝物みたいな本に出会えた。

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    2026年02月18日
  • 正体

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    この子は冤罪なのかも知れない、と思い始めてしまってからページを捲る手が止まらなかった。
    エンタメ小説だけど、私だったらどうしていたか、と本気で考えさせられる小説はなかなか出会えないので読んで良かった。

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    2026年02月16日
  • ひきこもり家族

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    途中から物語の様子がガラッと変わってゾッとした。

    主人公は長年ひきこもっていた19歳の僚太と44歳の大知の母の二人。双方の家族は新宿にあるリヴァイブ自立支援センターに、息子のひきこもりからの社会復帰を依頼する。リヴァイブは部屋に引き篭もる彼らを「拉致」するという手荒な手法で連れ出し、九州の施設に送り込むのだった。そこは無理やり外に連れ出された元ひきこもりが集まる施設で、研修という名のもとボランティアの名目で作業をさせられる。発生した金銭は食費などの生活費に充てられ、居住者の手元に渡ることはない。

    生活は強制され、労働のために外に出されることで「引きこもっている」状態からは逸脱できたものの、

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    2026年02月16日
  • 正義の申し子

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    面白かった。染井為人さんの作品4作目だが、全部面白い。
    映像化するんじゃないかな。ジョンは林裕太、関西弁鉄平は北村匠海でいかがでしょう?

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    2026年02月15日
  • みずいらず

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    ネタバレ

    最後の一話だけ あれ?さっきまで登場人物が誰かしら繋がっていたのに???
    なるほどね そういうことか!

    こんな夫婦いるなぁ
    最後は誤解もとけ また新たな関係を築いていく
    素敵な短編集でした
    最後の話だけ現実!?
    現実はなかなかうまくいかないよね…

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    2026年02月13日
  • みずいらず

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    さまざまな夫婦の物語が描かれている。
    それぞれ個々の物語かと思いきや、意外なところで繋がっていて、誰かの心に響いている。
    夫婦という小さな社会から少しずつ綻びが生じ、それらが他の小さな社会(夫婦)に絡んでいき、結果として繋がって、周り回って自身の綻びを修復していく。人は人と、社会と、繋がり無くしては生きていけないのだと無意識のうちに知らしめられる。
    自分のことのように感じる夫婦間の綻びやほつれが、時に苦しく時に清々しく、また懐かしくもあり涙が出た。
    私は私の小さな社会で、生涯共に過ごすであろう人と、きちんと向き合って受け止めて生きていこうと思わされた作品。

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    2026年02月13日