染井為人のレビュー一覧

  • 正体

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    星5

    大好きな作品です。
    殺人で捕まった主人公が脱獄して、色々な場所で色々な人に出会います。
    物語は、その出会った人々の視点で進んで行きます。
    果たして主人公は殺人犯なのか?
    最後は、主人公が出会った人達が終結して、ある行動を起こします。
    そこはセリフがないんですが、反って印象的で、目がウルウルしちゃいますよ。

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    2026年09月12日
  • 悪い夏

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    全体的に暗く、アウトロー感がある。その暗さにこちらも引き込まれそうなほど、章を重ねるごとに話に重みが増す。
    またその展開に読む手を止めたくなってしまうほど。
    ページ数こそ多いが、その分ヒューマンホラーの面白さを詰め込んだ作品である。

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    2026年09月12日
  • 正体

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    まず、読みながら一番に思ったのが、この物語の構成だった。
    とても上手く組み立てられているなぁ、と。

    鏑木慶一の脱獄からの逃亡生活の物語である。
    たくさんの人と関わり、その中で絆が生まれていく。私も引き込まれてしまった。
    どんどん読み進めることができるぐらい、描写に臨場感がある。
    読んでいる私まで、鏑木慶一に感情が入ってしまって、心が辛くなる気持ちさえ持った。
    雪山で死のうとした渡辺淳二とのシーンでは、本当に切ない気持ちになった。鏑木慶一はどんな気持ちで生きてきたのかが窺える場面、そして彼の優しさと強さ、温かさを一番感じられた。
    警察に追われ、切迫した場面は私までドキドキした。

    登場人物たちの葛藤も上手く描かれていた。

    最後はなんか納得出来ない部分もあるが、著者の「あとがき」を読んで、流石!と思った。結末があれでなければならなかったのか、と。

    人の人生、社会の問題、信じる強さ、温かさや優しさ、時には腹立たしさ…色んな気持ちにさせてもらえた一冊だった。

    そして、現実問題として「冤罪」こそが罪であり、悪だと感じた。
    人の人生まで理不尽に取り上げられる、恐ろしくて憎むべきもの。

    つくづくそう感じた。

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    2026年09月08日
  • みずいらず

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    これは驚きました。
    いつも、これでもかと悪い人ばかり出てくる染井為人作品ですが、本作は全く違っていました。
    本の表紙からは、不穏な空気は読み取れない。
    それでもこれは染井為人作品なのだから、どこかでひっくり返されるはずだと思っていました。
    でも、どの話も優しさに溢れていて、そのうちの数話には涙を誘われました。
    既に読まれた方は、どの話が良かったでしょうか?
    僕は新婚夫婦の話と、家事をしなくなった妻の話が好きでした。
    こういう期待の裏切られ方、すごくいい。

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    2026年09月07日
  • ひきこもり家族

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    現在の日本が抱える社会問題に切り込んだ内容で、とても興味深く読みました。

    特に印象に残ったのは、「ひきこもり」という、実は意外と身近にある問題です。最近では「知人の家族がひきこもっている」といった話を耳にすることもあり、決して遠い世界の話ではないのだと感じます。

    この作品では、ひきこもる本人が抱える葛藤だけでなく、その家族が何を考え、どう向き合っていくのかという苦悩も、とてもリアルに描かれていました。読んでいると、著者がこのテーマについてかなり丁寧に取材を重ねたのではないか、と感じる場面も多くありました。

    そして、ひきこもった人たちがどのように社会とのつながりを取り戻していくのか、そもそも「社会に戻る」とはどういうことなのか。そんなことについても考えさせられる作品でした。

    終盤はテンポよく物語が進み、私はAudibleで聴きましたが、最後まで一気に楽しむことができました。

    純粋にミステリーや小説としての面白さだけを求めるのであれば、ほかにも選択肢はあるかもしれません。

    でも、この作品の魅力はそこだけではなく、「ひきこもり」という現代日本の社会問題を、小説を通して私たちに考えさせてくれるところにあると思います。

    社会問題を扱った作品に興味がある方には、ぜひおすすめしたい一冊です。

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    2026年09月07日
  • 滅茶苦茶

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    三人の全く関連のない話が順番に進んでいくんだが、なぜか読み易い。と思ってたらひょんなことから一つの話に収斂するとは!

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    2026年09月05日
  • 滅茶苦茶

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    相変わらずの染井さんワールドで安定の面白さ。ストーリーがするする入ってきて。続きが気になり、没入感も高い。間違いなく良作です。

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    2026年09月03日
  • 黒い糸

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    ネタバレ

    展開が早くて、文章もうまくわくわくしながら最後まで読んだ。
    この著者悪い夏に続いて面白かった。
    最期終わり方はごちゃごちゃっと進んだが僕はこんなのも好きだ。
    <書評より>
    結婚アドバイザーを務めるシングルマザーの亜紀は、
    クレーマー会員とトラブルを起こして以来、悪質な嫌がらせに苦しんでいた。
    息子が通う小学校ではクラスメイトが誘拐される。
    担任の祐介は対応に追われる中、
    クラスの秀才・莉世から推理を聞かされる――「あの女ならやりかねない」。
    その後莉世も何者かに襲われ意識不明に。

    亜紀と祐介を追い詰める異常犯罪の数々。
    街に潜む“化け物”は一体誰なのか?

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    2026年09月02日
  • 正体

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    ネタバレ

    初めての600ページ越えの作品。読んで良かった。
    鏑木慶一、死んでほしくなかった。
    そう思ったけど、そうするしかなかった、冤罪の理不尽さを鏑木慶一という人物を通して伝えたかったという作者の意図を知って、納得した。
    理不尽を前にして何ができるかなって考える。

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    2026年08月28日
  • 正体

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    誰がどうすれば良かったのかわからない、正解のない問題のような物語でした。
    他人のことを信じることが難しいのはもちろんのこと、時として自分すら信じられないこともあると。
    とはいえ人は、知らないこと、わからないことを恐れて排除しようとし、分かりやすく納得しやすい手頃な理由があればそれを真実のように思ってしまうことも存分にあります。
    気を付けて避けられるものでもないですが、加害者にも被害者にもなりたくないものです。

    理不尽や不条理は当たり前のように転がっていて、それに見舞われたとき、自分ならどうするか。
    どんな結末になろうとも自分だけは己のことを誇らしく思えるように生きたいです。

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    2026年08月26日
  • 黒い糸

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    ホラーミステリー。
    悪い夏は、実に胸糞悪い(最高の褒め言葉として)作品だったが、こちらは人が怖い系のお話し。ところどころに伏線はあったけれど、犯人の1人は分かったが、それ以外は最後まで犯人は分からなかった。でもね、食事時のフォーメーションは、なんとなく引っかかっていたのよね。

    それに、犯人以外の方々もまぁなんとも恐ろしさを兼ね備えておられるという。
    ラストはそうなるのかー、と思いつつも。それもありかしらね、みたいなね。

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    2026年08月25日
  • 悪い夏

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    俺が好きなタイプのなんか映画化されそうな小説。サクッと読めるから、みんな気軽な気持ちで呼んで。ハマらない人は人生楽しく過ごせるよう。

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    2026年08月21日
  • 正体

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    めちゃ分厚いから読み切れるか!?って思ったけど、面白くてスイスイ読めちゃう
    逃亡生活中にいろんな人に助けてもらってたのに泣

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    2026年08月21日
  • ひきこもり家族

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    多様性の社会。あらゆる人達が幸せに暮らせる世の中になってもらいたい。
    さて、ひきこもり事情を知りたく本書を拝読。
    ひきこもりの人も当人にしかわかり得ない複雑な想いが有るんだと、改めて深い胸中が少しわかった気がした。

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    2026年08月19日
  • みずいらず

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    全部おもしろかった!!!

    夫婦って
    もともとは他人同士だから
    分かり合えなくて当たり前なのに

    家族になった瞬間
    わかった気になりすぎたり
    甘えすぎたり
    気を使いすぎたり

    距離感がバグる時がある

    今は子どもがいるから
    共通の話題はもっぱら子どものこと

    だけど、この先子どもが巣立って
    夫婦2人の生活に戻ったら
    どうなるんだろう

    怖さ半分、楽しみ半分
    そんな想像をしながら楽しんで読めました

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    2026年08月18日
  • 悪い夏

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    生活保護受給者の女性に肉体関係を迫るケースワーカー。不正受給をする受給者。東京に戻りたいヤクザ。その日暮らしの貧困シングルマザーetc...
    登場人物が多くて、ラストにそれぞれの問題が重なる時、かなりの悲劇。
    なのに滑稽。

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    2026年08月16日
  • ひきこもり家族

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    ひきこもり支援センターを舞台にした現代版フランクルの『夜と霧』。かと思いきや中盤から息をつかさぬサスペンス的展開。情景描写もわかりやすく、小説として非常に面白くて完成度が高い。様々な理由でひきこもりになる人物が登場し、それぞれ前に進もうともがいている。怠惰で他責的で流される心も持っている。人生を満足に生きようと思うなら、心の負債を清算する必要がある。そして清々しい自由な心で生きようとする姿勢を受け入れてくれる環境も必要である。終わり方もよかった。人はいつでもやり直せるのだ。

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    2026年08月11日
  • 悪い夏

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    おもしろかった!
    明日は我が身。どんなきっかけで何が起こるかは誰にもわからない
    最後の展開に鳥肌がたった

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    2026年08月10日
  • 悪い夏

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    後半にかけて盛り上がり方が好きですし、
    ラストの終わり方もこれ以上のものがないですね。
    前評判や情報を得てから読んだわけではないので、
    序盤の雰囲気からここまで壊れた話になっていくとは思わなかったです。とにかく良かった。夏のうちに、映画も見たいと思います。悪い夏、暗黒の1日、最高でした。

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    2026年08月02日
  • ひきこもり家族

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    おもしろかった!今年一番かも?後半は怒涛の展開で一気に読み進めた。大知の母と僚太の目線で物語は進み、キーパーソンの大知(隊長)の目線は描かれていないところがまた良い。映画になったら面白いと思う!

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    2026年07月17日