染井為人のレビュー一覧

  • 正義の申し子

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    ネタバレ

    カラオケであっさりマスクを取られてしまった場面や、海でのやり取りなど純と鉄平の掛け合いがどれも面白くて最高だった。

    先に同じ著者の「悪い夏」を読んでいたので、もっと重い展開になるかと警戒しながら読み進めていた。なので、後半のお決まりの展開もハラハラして存分に楽しんだ。

    あと、出所した栗山鉄平を、純が仮面を被って待ち2人のこれからの友情を予感させる終わりだったのもよかった。鉄平は萌花がくっつかなかったのも個人的にはすごく納得。

    あとがきに書かれていたジョンのモデルのユーチューバーが気になるな〜仮面ならラファエルだけど、芸風が違う気もする。


    染井為人さんの本はまだ2冊目だけど、展開が早く

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    2025年05月21日
  • 鎮魂

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    この最後の最後に真実が明らかになる感じが大好き
    読むのが止まらなくなるくらい引き込まれた
    似たようなトリックはどこかで読んだ気もするけど、それでも凄かった

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    2025年05月13日
  • 鎮魂

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    初めて染井為人さんの作品を読んだのが「正義の申し子」で少しその時のことを思い出した作風でした。
    決して嫌な感じとかではなく、色んな視点で描かれていて読みやすくて重厚な作品だと思いました。

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    2025年05月10日
  • 正義の申し子

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    とてもおもしろかった。
    YouTuberと架空請求業者のタッグがから、最後まで目が離せなかった。

    ひとりひとりの登場人物の背景設定が丁寧に描かれているので、読み進める中でいつの間にかそれぞれのキャラクターに引き込まれている。

    人間味溢れる人が多く、最後は栗山鉄平のファンになっていた。

    今作で終わってしまうのは寂しいので、シリーズ化した作品の中でまた彼に会いたい。

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    2025年04月29日
  • 海神(わだつみ)

    匿名

    購入済み

    とても辛い内容でした。
    震災で悲しい思いをしている人達に、さらに酷い事をする人間がいるなんて悲しいし、怒りが湧きました。そんな人間がいるのは悲しいけれど真実で、そんな人達は許してはないないと強く思いました。

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    2025年04月28日
  • 正義の申し子

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    読み易すぎた。ドラマの様に映像が頭に浮かび易くて最後まで良かった。鉄平の友情と恋愛の今後が気になるので2が出て欲しい。

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    2025年04月18日
  • 鎮魂

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    半グレが題材の本と知ってずっと読みたかった。
    疾走感のある文章で一気読み。
    終盤は特にハラハラした。
    染井為人さんの作品をもっと読みたくなった!

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    2025年03月15日
  • 鎮魂

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    半グレとは、半分グレていて、指定暴力団には属さない新興の犯罪グループのこと。暴走族OBや地元の不良仲間などが主な構成員で、警察は「準暴力団」として取り締まりを強化しているとのことだ。また巷で話題になっているルフィを中心とした闇バイトも半グレの集団であるとの噂もある。

    本小説は、反グレ集団の理不尽な暴力(ターゲットに間違われた)を受け、半身付随となり自殺してしまった弟のため、反グレ集団の壊滅を目指し復讐していく兄の話だ。

    いろいろ調べてみると、実際に半グレ団体のターゲットに間違われて集団で暴力を受け人が死んでいる事件(六本木クラブ襲撃事件)があったり、カリスマ性を持ち半グレ団体を率いて行方を

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    2025年02月28日
  • 海神(わだつみ)

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    『わだつみ』とは日本神話の海の神のこと。
    そんなタイトルのこの小説は、東日本大震災後に実際にあった『NPO団体による復興資金横領事件』をモチーフとしているフィクション。

    岩手県の架空の島・天ノ島が舞台になり、震災後の動乱につけこみ復興支援に現れた遠田と名乗る男が島民の心に入り込み、信頼を得、権力を手にして大金を動かすようになっていくさまが実に衝撃的でリアルだった。

    またボランティアとして現地に滞在した女子大生の行動や体験を通じ、読者も被災地の惨憺たる有様や、被災者の感情などを追体験するが、やはり実際はもっともっと言葉には表せないものがあるはずだ。

    1995年の阪神大震災、2011年の東日

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    2025年02月28日
  • 芸能界

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    面白かったー!先が読めたと思いきや、それを上回る展開や結末。

    もうホラーやん、、
    というようなものや

    え、実話?
    というようなものあり

    そんじょそこらのミステリー読むより面白かった。

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    2025年02月24日
  • 芸能界

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    個人的にはとても面白く読めた作品でした。
    様々な角度から「芸能界」について描かれており、そのどれもが少し期待を裏切られるような感覚があったので読んでいて全然飽きがきませんでした。

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    2025年01月21日
  • 鎮魂

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    関東一の半グレ組織凶徒聨合の幹部が殺された。
    次々と幹部が殺されていき、生き残った幹部が次第に追い詰められていく。
    また、刑事を志してから、ずっと凶徒聨合の犯罪と
    対峙してきた古賀刑事、偏った正義感から凶徒聨合を憎む中尾聡之が絡んでくる。
    犯人は誰かと読み進めるうちに、犯人は分かるのだが、意外な展開となる。

    染井為人は、ストーリーがめちゃくちゃなものと、
    シリアスで芯のあるストーリーと描き分けが出来る
    稀有な小説家だと感じた。
    今回の作品は、正体にあるような芯のあるシリアスな作品。
    次回も期待してしまう。

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    2025年01月13日
  • 鎮魂

    匿名

    購入済み

    フィクションですが、同じような被害にあった人達が実際にはいるんだろうなと感じました。それほどリアルで怖かったです。暴力をかっこいいと錯覚してる人達。怖いもの知らず。それに巻き込まれる一般人はたまったもんじゃない!関係ない人達を巻き込むのだけはやめてほしい。辛くて悲しい物語でした。

    #泣ける

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    2024年12月28日
  • 芸能界

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    短編集は物足りなさを感じるものが多いですが、こちらの作品は全編、爽快に読み終わることが出来ました!
    つらい話が多めですが、心が温まる話もあって「この業界は闇だけじゃない」と安心しました。

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    2024年12月28日
  • 海神(わだつみ)

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    大好きな小説家の1人、染井為人さん。
    『海神』は、震災を元に描かれた話でした。
    とにかく、胸をグッと掴まれるような苦しい作品。
    東日本大震災を元に描かれた作品で、それぞれの人の想いに焦点を当てる時、とっても苦しかった。
    私は当事者じゃないけど、震災にあった方の気持ちになればなるほど苦しくて、気づいた時には目に涙が溜まっていました。
    相変わらず読みやすくて、想像しやすい染井さんの作品。また1つ心に残る作品となりました。

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    2024年12月09日
  • 鎮魂

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    読者は読みながら比較的早めに犯人の目星をつけ、
    それからまぁすぐにその推測が正しいと知らされる。
    それは心して読み続けるんだけど、
    『あなたでしたか』と終盤ドキッとさせられる。
    これは文字だから成立するトリックで、
    映像にはなかなか出来ないな…と至極残念。

    染井為人さんのストーリーの推進力は凄い。
    分厚めの文庫本だけど、どんどん読み進められる。
    ラストはちょっと意外でした。

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    2024年12月03日
  • 海神(わだつみ)

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    ネタバレ

    自己肯定感の低さを人助けによって補おうとするメサイアコンプレックス。支援者側が救世主的・英雄的にふるまうことで、被支援者側は相対的に立ち位置が下がり支援側に盲信的にすがってしまうことを言うらしい。この連鎖で絶対的な立場の差が出来上がり、ついには支配するもの・されるものの関係に陥ってしまう。遠田と天ノ島の島民との関係はまさにこれに当てはまるだろう。遠田の横領は、島民から向けられる信頼と期待に虚栄心・承認欲求・ヒロイズム志向が満たされた結果、これだけ島民のために尽力しているんだから少しぐらいいい目を味わってもばちは当たらない、ぐらいの気持ちからエスカレートしていったものではないだろうか。

    また、

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    2024年11月18日
  • 鎮魂

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    半グレ組織『凶徒聯合』に復讐する青年のストーリー。犯人の正体は早々に描かれるが、様々な巧みな仕掛けがあり、予想外の犯人で想像を裏切られる。組織、家族、普察、記者、様々な視点でストーリーが進んで最初から最後までおもしろい!

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    2024年10月20日
  • 滅茶苦茶

    匿名

    購入済み

    コロナ真っ只中の時を思い出しました。
    未知のウイルスに恐怖し、感染に怯え。コロナに感染した人を悪人みたいに攻撃したりしてました。ホントに酷いありさまでした。コロナによって人生が変わってしまった3人。自業自得な部分もありましたが、最後はスカッとしました。スピード感ありでズンズンと読む手が止まりまらなかった。

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    2024年10月20日
  • 芸能界

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    一般人からではわからない芸能人の苦悩があるんだろうなと思った。色々な角度から見た芸能界が描かれていて面白かった。

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    2024年09月02日