染井為人のレビュー一覧

  • 硝子のマンション

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    この作品はオーディブルで拝聴したが、オーディブル側では評価が4.8なのにもかかわらずこちらでは4を切っているということは、気軽に耳で聞いた方が楽しめる作品なのかもしれない。

    なんにしても、私にとっては久々に一度も飽きずに最後まで楽しめた作品だった。オーディブルを聞くときはじっと座って聞くのもどうかと思うので、歩いたり作業をすることになるのだが、この本のおかげで歩数も作業も進んだ。そういうことか、と気が付いたのは本当に最後の方。気が付くまでも、気が付いてからも先が気になった。3人のお話をスピーディーに回していく形式も、登場人物の分かりやすさも、お手軽エンタメの要素なのだろう。

    気軽に聞けるのに心地よい没入感。頭が疲れているのに本を読みたいときは、こういう作品がピッタリだと思った。

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    2026年11月02日
  • 芸能界

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    芸能界に身を置かれていた染井先生だからこその、芸能界に纏わる短編集。気持ちはジェットコースターでした。ほっこり泣けた話もあれば、苦しくて息が詰まりそうな話も。最後の話で、無事に到着出来ました。面白かったです。

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    2026年10月29日
  • 正体

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    ネタバレ

    映画を観ていたので、内容は知っていましたが結末も異なり最後まで楽しめました。鏑木慶一が亡くなってしまったのは残念だなと思いましたが、筆者があとがきでも記載してうたように、冤罪の残酷さを伝えるためには必要という話で納得しました。映画も面白くて、主題歌も素敵なのでぜひ読んで、観てください〜

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    2026年10月28日
  • 正体

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    ネタバレ

    作者の後書きまで含めて良かった。

    私自身死刑判決や冤罪について政治的な意見も思うところもなかったが、考えさせられる本だった。
    鏑木くんどこへ行っても好かれる良い人だった。能力が高いだけでなく、思いやりにあふれていた。読んでいくに進んで、捕まらないで!逃げ切って!と思った。最後は残念なんて言葉では言い表せないが、死後も鏑木くんのことを思って動いてくれる人たちがいることが暖かいし、彼の人柄が表されている感じで良かったな。

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    2026年10月28日
  • 歌舞伎町ララバイ

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    めちゃめちゃ面白くて、あっという間に読み終わってしまった。登場人物の物語をうまくつなげて、主人公のミステリアスな感じがなんとも良かった。
    ラーメン食べたくなりました笑

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    2026年10月27日
  • 黒い糸

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    ネタバレ

    めっちゃ面白かった!
    怪しいとは思ってたけどそこ兄妹なんかーい!ほんで子供もおるんかーい!
    てかお兄ちゃん筋トレしてたん伏線ちゃうかったん、通報だけじゃなくて助けに来てくれるん最後まで期待してもたわ。

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    2026年10月26日
  • 黒い糸

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    面白くてスラスラ読めました。
    途中から犯人はこいつかなって思いながら読んでました。合ってたような、外れたような。
    最後はそういう展開かって感じ!兄に期待してたが。。。

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    2026年10月23日
  • 正体

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    ネタバレ

    小説「正体」の鏑木慶一が各地で使った偽名は、冤罪で犯人として捕まった人、冤罪ではないかと遺族が再審請求している事件の犯人の名前をもじった名前になっています。



    ・桜井翔司 介護施設(グループホーム「アオバ」

    布川事件(桜井 昌司 氏)
    事件発生: 1967年(昭和42年)、茨城県利根町布川で男性が殺害された強盗殺人事件


    ・遠藤雄一 工事現場(牛久の工事現場)

    遠藤事件(遠藤 祐一 氏) 
    事件発生:1975年(昭和50年)
    新潟ひき逃げ事件


    ・那須 隆士 WEBライター

    弘前事件(那須 隆 氏)
    事件発生: 1949年(昭和24年) 弘前大教授夫人殺し事件


    ・袴田勲 スキー場の旅館(山喜荘)

    袴田事件(袴田 巖 氏)
    1966年(昭和41年)、静岡県清水市(現在の静岡市清水区)で味噌製造会社の専務一家4人が殺害・放火された事件


    ・久間道慧 パン工場(カスガパン)/ 新興宗教施設

    飯塚事件 (久間 三千年 氏)
    関連事件: (1992年発生) 概要: 福岡県飯塚市で女児2名が殺害された事件

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    2026年10月21日
  • 正体

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    ネタバレ

    面白かったし、文章が頭に入ってきやすくて、するすると読めてしまった。

    死刑囚鏑木と、工事現場の日雇い労働者、都会の編集者、スキー場の住み込みバイト、パン工場のパート、そして介護施設の職員。それぞれが鏑木との時間を共有するなかで彼への信頼や尊敬を抱き、皆がまさか彼に限って、と疑う。自分が関わった人間が殺人犯だなんて信じたくないだけかもしれないが、鏑木の人柄あってこそだったのだと私は思う。

    きっと彼は本当に全良な人間で、ただあまりにも不幸な人間だったのだと思う。殺人犯だと間違えられたことも、唯一の目撃者がアルツハイマーだったことも、司法と政治の闇によって殺されてしまったことも。一応報われたとはいえ、悲しい結末だった。しかし、この作品はフィクションとはいえ、現実にもこのようなことはゼロではないのだろう。あまり詳しくはないし自分から調べたこともないが、これまでも冤罪で命を落とした人がいるというのは何度も聞いたことがある。

    この本のどこかで「人間が判断するから間違いもある」とあったが、間違いなどあってよいのだろうか。人の命や尊厳がかかわるのに、ヒューマンエラーとして処理してしまっていいのだろうか。日本の司法は昔に比べたらきっと良くなってはいるものの、まだ完全なものだとは言えない。今もどこか遠くで冤罪に苦しむ人がいて、もしかしたら明日は我が身かもしれない。冤罪というものがなくなりますように、と思うことしかできないが、思い続けていたい。

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    2026年10月15日
  • 鎮魂

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    世間を騒がせている半グレ集団「凶徒聯合」のメンバーが次々と殺害されていく。
    警察が組織間の抗争と見て捜査を進める中、それを嘲笑うかのように仲間たちが疑心暗鬼に陥っていく様子から最後まで目が離せない。

    従来のヤクザ組織とは違い、SNSや個別の利害関係による「横の繋がり」で成り立っている半グレ集団。その「正体がハッキリしない」不気味さや、統率がないからこそ一度狂った歯車が止められない恐怖が実にリアルだ。

    「奴らを潰すなんて本当にできるのか」というもどかしさの中、追いつめられていくメンバーたちが、外では冷酷な連中でありながら、家に戻れば「家庭人としての素顔」を覗かせるのが何とも残酷で胸を締め付ける。人を傷つけておいて自分は安寧な家庭生活を送ろうなんて虫が良すぎる。そう頭では分かっていながらも、崩壊していく彼らの姿には複雑な人間ドラマの深みがある。

    また、本作は現代のネット社会の歪みをも鋭くえぐり出す。悪の世界に足を踏み入れるのも、YouTubeで視聴者を増やしたい、イイねを欲しがるといった、承認欲求なのだと思い知らされ、背筋が凍る。

    さらに胸に突き刺さるのは、警察の描写だ。全般的にどんな事件でも犯人を捕まえることばかりに重点を置き、かつての被害者たちの方を向いていない組織の疲弊と限界が見えてくる。

    「復讐は鎮魂の儀式か」その問いの果てに待っていた結末を静かに読み終えたとき、悪の根は結局断ち切れないのではないかという絶望感とともに、「鎮魂」というタイトルがどこまでも空しく響き渡る。
    読後も重厚な余韻がいつまでも消えない、今の時代を切り取った傑作サスペンスだろう。

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    2026年10月14日
  • 硝子のマンション

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    あるマンションを舞台に3人の女性が殺人を犯してしまう。
    この死体の処理はどうすれば。
    協力して辿り着いた場所と最後に伏線回収に背筋がゾクリ

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    2026年10月12日
  • 正体

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    ある男が様々な職場で名を変えてその場の人達と交流する。彼の「正体」とは?
    分厚いのでなかなか読む腰を上げられなかったけど中身は連作集のような読みやすさと、抜群の読み応えだった。

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    2026年10月12日
  • 正体

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    ネタバレ

    いろんな人の利得や思惑に巻き込まれて、少年死刑囚にまで貶められながら、人としての尊厳を損なうことなく、必死に戦う主人公の姿がとても印象的でした。最後は、主人公が浮かばれない部分はありましたが、物語としては、より考えさせる内容となり、良かったと思います。

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    2026年10月11日
  • 正体

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    ネタバレ

    冤罪をテーマにした本は久しぶりだった。視点がいろんな人から書かれるので飽きずに読めた。スキップみたいに跳ねながらすれ違った真犯人のことももっと知りたい。

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    2026年10月10日
  • 正体

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    冤罪や死刑がテーマの作品。この手の作品は過去に読んだことがあるが、読後感が全く違う。ここまで救いがない結末は、初めてかもしれない。非常に悲しいが、より現実味がると思った。
    冤罪と死刑は非常に重いテーマであり、立場や状況によって正義が変わるので難しいとされていると思う。
    今作は冤罪者の目線で描かれているので、冤罪者に肩入れをして読んだが、自分と近い存在が殺された場合、遠い存在が殺された場合、警察組織の人間だった場合になって考えると180度感想が変わると思う。

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    2026年10月04日
  • 硝子のマンション

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    ネタバレ

    面白かった。
    ひたすらにハラハラしたし、こういう系統の話は絶対に最後で捕まってしまうのが常なのに、まさかの、隠し通したまま終われるなんて。
    3人とも、良かったね、という気持ちでいっぱい。
    読後感が最悪を覚悟していたのに、割と爽やかな読後感で良かった。

    爽やか(人は3人死んでいる)

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    2026年10月01日
  • 滅茶苦茶

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    登場人物は、みんなとんでもない状況に巻き込まれていきます。でも最後は、滅茶苦茶ながら
    しかるべきところに落ち着きます。読んだ後は不思議とすっきりしました。おもしろかったです!

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    2026年09月30日
  • 鎮魂

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    染井為人さんの作品の中で1番好き
    犯人がわかった時は凄く怖くなった
    物語的には不思議ではないのになぜ気づけなかったのだろう、と思った
    物語を多角的に書いているけど混乱することなくスラスラと読めて、続きが気になるという気持ちが止まらなかった

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    2026年09月30日
  • 悪い夏

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    染井為人さんの小説にハマったきっかけの本
    後味悪いような作品
    生活保護の不正受給がテーマ
    人が希望に溢れるのも堕ちていくのも全て人が関わってくるんだと思った
    堕ちてしまったり、諦めてしまうと戻ることは難しい
    いつか変わるから、のいつかはそう簡単にやってこない
    希望を持つことはとても難しいことなんだと思った
    視点がよく変わるけど読みやすく面白かった
    救いがあまりにも無い

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    2026年09月30日
  • 硝子のマンション

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    面白かった。

    「このマンションは、今まで物騒なことは起きていないんです。治安がいいのが自慢です」

    きゃー。

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    2026年09月29日