染井為人のレビュー一覧

  • 震える天秤

    Posted by ブクログ

    面白かった

    主人公と家族の関係
    事件は、やはり心を持った人が起こしていること
    他人の気持ちに寄り添うこと

    結局真相はなんとなく曖昧だし、結果論な気もするけど、それ自体が「真実を真実のまま暴くことがいつも正しいとは限らない」という作品の核なのかもしれない。

    石橋家、最後どうなったんだ気になる…

    0
    2025年09月16日
  • 黒い糸

    Posted by ブクログ

    カスハラ、モンペ、DV,シンママ、ママ友、もぉ~現代社会問題のオンパレードw

    結婚相談所のアドバイザーに絡む客とか、女児誘拐に始まる学級崩壊、担任に迫るモンペとか!次から次に思いつくよねぇ。
    ただの社会問題に翻弄されるだけならなんてことないけど、これにサイコパスをぶち込んでくるし、大学院勤めの風介の遺伝に関するウンチクが面白い。
    一瞬、病的なストーキングホラーかと思ったら、終盤は墓地を舞台にしたゾンビ話と間違えそうな血生臭さ。
    巻き込まれ体質な小学校教諭は、マジ気の毒だったけど。
     でも、あの一族は生き残りがいるでしよ?あの子の成長譚が読みたいなぁw

    0
    2025年09月16日
  • 滅茶苦茶

    Posted by ブクログ

    時はコロナ禍。3人のコロナ禍それぞれの人生の出来事により予測不能に3人とも人生転落して行く。全く面識のない3人の人生が重なった時更に滅茶苦茶な話になるクライムサスペンスでした。
    最後はちゃんと明るく終わったし、結末に向けての疾走感が良かった。

    0
    2025年09月15日
  • 歌舞伎町ララバイ

    Posted by ブクログ

    生きる意味など、最初から無いのですよ。

    展開が早く無駄な描写もなく、中だるみすることなく、一気に読めた。
    七瀬や愛が好みの人間かどうかで、この本を楽しめるかが分かれるだろう。
    話としては面白かったが、話の設定に多少突っ込みたくなる私をお許しください。
    途中まで、星3だったが、第一章が七瀬自身の目線で描かれ、第二章が、「愛」という女性を中心に、彼女を取り巻く人々の目線で描かれている。これがなかなかいいな、と思ったので星4とする。
    ↓以下ネタバレです




    それでは、「突っ込みどころ」を記録しておく。
    ①七瀬が第一章で死んだら、この話が続かないので、助かったのは明らかである。
    第一章の終わり、

    0
    2025年09月16日
  • 黒い糸

    Posted by ブクログ

    染井為人先生の作品は本当に読みやすい。
    無駄な説明がなく、スラスラと映像のように物語が入ってくる、故に読むのを止められない。
    先生の特徴でもあるノワール群像劇は今回も非常に魅力的。

    読み終えた後のなんとも言えない鳥肌と気持ち悪さがとてもクセになります。最高、、!!

    0
    2025年09月13日
  • 震える天秤

    Posted by ブクログ

    この作品を読み、地方の現実に胸を締めつけられる思いがしました。物語はあるコンビニへ、認知症の疑いがある高齢男性が車で突っ込み死亡事故が発生したことから始まります。周囲は「ブレーキとアクセルを踏み間違えたのだろう」と言い、老人の判断力の衰えを口にします。しかし取材に訪れた記者取材を続けると、その事故は単なる操作ミスではなく、過去のある出来事と深く関係している可能性が浮かび上がってきます。

    その真実は!事故なのか?事件なのか?

    村という舞台にあるリアルな恐ろしさにも共感しました。人が少なく、公共交通もほとんどなく、車がなければ暮らしが成り立たない環境。高齢になれば運転は危険だけど生活するにはや

    0
    2025年09月12日
  • 黒い糸

    Posted by ブクログ

    相変わらず、染井為人作品は非常に読みやすい。
    難しい言葉遣いがなく、登場人物も比較的少なめ。

    そして相変わらずキャラの個性、特にマイナスな個性を描くのが上手い。
    「いるいるこういうムカつくやつ!」みたいなキャラを描かせたら天下一品。

    小学児童誘拐事件を発端に、次から次へと事件が起き続けるし、いかにも怪しいやつが出てくる。日常を、得体の知れない誰かに侵蝕されていくジワジワ系。

    各所の伏線っぽいものを忘れないうちにサクッと読破出来たからか、オチは途中から読めてしまったが、染井為人作品に求める栄養は十分摂取できた。
    ラストが良くも悪くもカオス展開になりがちなのも、この作者の特徴でしょう。

    0
    2025年09月12日
  • 震える天秤

    Posted by ブクログ

    オーディブルにて。

    認知症高齢者のブレーキ踏み間違いによる殺人事故。
    フリーライターである主人公が取材した先に見えた真実とは。

    どんでん返しではなくじわじわと真相に近づく中で、なんとなく予想はできるものの最後までストーリーとして飽きさせないのが染井為人さんのすごさ。

    死んでもよい人間はいるのか。

    0
    2025年09月09日
  • 正義の申し子

    Posted by ブクログ

    染井為人の本!まじで良かった!
    正体とは、違う色々な小説書ける人だなぁ。
    読後感は本当すっきり、よっしゃ!ってなるくらいの楽しい本だった。スラスラ読めてあっという間だった。

    0
    2025年09月08日
  • 滅茶苦茶

    Posted by ブクログ

    2025.09.07
    この作品は映画向きでは?
    人間は弱き者、そして、コロナは人間の弱さにつけ込んで苦しめた。

    0
    2025年09月07日
  • 歌舞伎町ララバイ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    凄まじい復讐劇
    細かいところは置いといて
    あっという間に読んでしまいました
    どこまでフィクションか、と
    怖くもなりました

    0
    2025年09月06日
  • 黒い糸

    Posted by ブクログ

    面白かった!いやーすさまじい話しでした。感想を具体的に書くとネタバレ直結しそうなので、感情的な話しをすると、まーとにかく恐ろしい。こんな事が現実的にもしあったとしたらほんと嫌ですね。読み進めてる中では、誰もが怪しさの伏線を感じさせながら、誰もがシロの伏線もあると言ったところでしょうか。ダレる箇所なくさくさくと読み進めていける感じで一気読み出来る作品です。繰り返しになりますが、とにかく恐ろしいお話、ただその刺激がなんと言ったらいいか、クセになると言ったらいいか、いずれにしてもとても楽しめる作品でした!

    1
    2025年09月06日
  • 滅茶苦茶

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あまりにも別世界観なので、短編集として割り切って読んでいたら最後に合流したからびっくりです。恐ろしい構成力でした。
    主人公達があまり好きになれなかったので応援が出来ず、遠くから見てる気分で結末まで過ぎていった。

    今回のオチ:
    3人とも取り返しの付かないところまで堕ちた後、
    自殺するため、死体を隠すため、拉致されて埋められるために富士の樹海に行く。交差点でそれぞれの車が衝突して、なんやかんやあって日常に戻って行く。

    0
    2025年09月03日
  • 歌舞伎町ララバイ

    Posted by ブクログ

    読みやすく、引き込まれる。
    けどストーリーはシンプル。特に波乱もなく進んで、ただただ目出度く終わる。

    0
    2025年09月02日
  • 鎮魂

    Posted by ブクログ

    弟が亡くなった原因である半グレ集団に復讐をし、弟の魂を鎮めようとする兄。倒叙ミステリーですが、それだけではないのが、さすが、染井先生。
    悲しい話のようなのに、面白いと感じてしまう。途中途中、読む手を止めるのが躊躇われました。

    0
    2025年09月01日
  • 震える天秤

    Posted by ブクログ

    確かに田舎は車がないと生活出来ないし、高齢だから免許返納しなさいって言われても、そしたら買い物とかどうするの??って話しだ。
    ってところからのミステリーになっていく。
    おー!ちゃんとミステリーだったな!っていう感想で、分かりやすい方だと思います。

    0
    2025年08月28日
  • 歌舞伎町ララバイ

    Posted by ブクログ

    歌舞伎町で繰り広げられるトー横キッズを主人公に描いた裏社会への復讐劇!
    実在する東京の歌舞伎町が舞台なので、土地勘のある方はとくに楽しめると思う。

    主人公の七瀬が15歳で人生の絶望を味わい、歌舞伎町で綱渡りのように生きて行く様子に、いつの間にか親心が湧いてしまった。ただ、生い立ちから現代に至るまでの人物描写が控えめで、七瀬に対して今一つ捉え所がなく、感情移入がしづらかった。

    後半の復讐劇からは、奥田英朗さんの『噂の女』を彷彿とさせる。七瀬はあらゆる面で強運だったが、実際には、こうは行かないだろう。
    所々、強引な展開が少し気になったが、エンタメ作品として、疾走感もあり十分に楽しめる作品だった

    0
    2025年08月26日
  • 海神(わだつみ)

    Posted by ブクログ

    読み始めたら、一気読みでした。

    震災復興を巡る詐欺、10年後に見つかった金塊にまつわる物語が、時間軸と語り手を変えながら、語られていきます。
    染井さんらしい展開の仕方ですが、最終盤の謎ときに向かって、話が進み、続きが気になります。

    それだけでなく、復興詐欺を描く社会派的な作風、被災者と死者の切ない交流などの点も、良かったです。

    海の神様を突き動かしたものは、なんだったのでしょうか。島民の怒り、悲しみ。正義。なんですかね。

    0
    2025年08月25日
  • 震える天秤

    Posted by ブクログ

    震える天秤
    著者:染井 為人

    ---

    **あらすじ**
    高齢ドライバーによる死亡事故、それは本当に〈老いの宿命〉だったのか?
    高齢男性の運転する軽トラックがコンビニに突っ込み、店員を轢き殺す大事故が発生。アクセルとブレーキを踏み違えたという加害者の老人は、認知症の疑いがかけられる。
    事故を取材するライター・俊藤律は、加害者が暮らしていた奇妙な風習が残る村・埜ヶ谷村を訪れるが、村人たちは何かを隠しているような素振りを見せる。
    取材が進むにつれ、関係者の証言や村の過去が少しずつ明らかになり、律はやがて事件の裏に潜む衝撃の真実へと辿り着く――。
    横溝賞出身作家が放つ、現代社会の闇を抉る社会派ミス

    0
    2025年08月24日
  • 滅茶苦茶

    Posted by ブクログ

    本当に滅茶苦茶だった笑
    でも、ハラハラして最後まで楽しめました!本当、コロナが騒がれてた時は皆滅茶苦茶だったよなぁ。マスクしてない人を刺したり、そんな事件もあったんだから、コロナより人間が1番怖い。そんな事を思った作品でした。

    0
    2025年08月22日