染井為人のレビュー一覧
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社会派ミステリを書く作家さんなのかな?
名前は存じていましたが、本作が初読。
面白かった。
むしろ「もう終わり!?」と思うくらいには足りなかった。
登場人物たちの背景や性格がとにかく濃く、それぞれの人生をもっと読みたいと感じる。
中1から引きこもりになった、アニメ好きの少年リョーチン。
実家は金持ちだが、いじめをきっかけに高校を退学し、人間関係をブッチしてしまう癖のある金髪少女レイチェル。
医者一家に生まれながら医学部に入れず、家族からも見放された50代男性チュウベイ。
中年になってもギャルメイクをやめられない、醜形恐怖症の女性アヤヤ。
ブラック企業で心を病んだ、“隊長”のあだ名を持つ男 -
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染井作品。
ミステリー・ホラー作品とのことで、確かに怖かった…
主人公は結婚相談所で働く35歳のシングルマザー。小学校6年生の息子が通う小学生では、女児が行方不明なる事件が発生。
そんな折、自身も結婚相談所のお客さんに暴言を吐いてしまい、以後家にイタズラ電話がかかるなど陰湿な事件が起こるようになる。
また、学校ではクラス1目立つ女児で、行方不明事件の犯人に当たりをつけている女児も襲われる…
相談所の若手イケメンと良い仲になるが、事件は次々起きていき、衝撃の終盤へ…
作者が真に怖いのは人間であるという考えでホラー部分は人間を表現しており、終盤から恐ろしい展開でした…
流石は染井為人。今年一番面白 -
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家族揃って引きこもりの話なのかと思っていたのだが、実際には仲間的意味合いのファミリーの方の話だった。
引きこもりの原因は色々あるのだろうが、鬱などの精神疾患を伴うパターンがきっと多いのだろう。それ故引きこもりが悪いとは言わないが、でも何年も何十年もずっと引きこもりっぱなしで良い訳はないよねとも思う。主人公のリョウタを見ていると精神は幼いままだし嫌なことからは逃げれば良いという甘えたスタンスで、どうしてももう少ししっかりしようよと呆れた気持ちが湧いてきてしまう。家族は家族でこのままではまずいと思いながら共依存で視野が狭くなっており、気の毒ではあるものの頑なさに時折嘆息してしまう。
そんな中、とあ -
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ネタバレ面白かった。人間が怖い話。怪しい人間、怪しいと疑われているが決定打がない人間と、終盤までどう転ぶのか分からなかった。家族ぐるみの犯行なのだと気付いた時にはぞっとした。人気のないお寺が舞台でナタ振るう坊主が出て来るなんて怖い昔話にありそうだと思ったら、なんだかこういう一見普通そうに見えてヤバい家族ってこれまでも存在していたのかも知れないと思った。自分の経験としても少なくとも常識が通じないなと思う家族はまあまあいた。家族ぐるみで軽犯罪に手を染めるケースもまま聞く。そう考えるとこうした極端なケースも無くはないのかも知れないなと。これだけの事件、そしてその犯人像を踏まえると海外まで波及してセンセーショ
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Posted by ブクログ
生活保護というキーワードをモトに、貧困に苦しむ親子や不正受給であぐらをかくババア。それらとかかわるケースワーカーを中心にストーリーは展開される。
貧困ビジネスで一儲けを企むヤクザも交じって物語は想像を超える展開を為していった。
改めて言葉にすると、お腹いっぱいなかんじなんだけど、読みやすかった。
上述した人々がうまい具合にストーリーにからんで、読み応えがあった。テーマを深掘りしてる感じがとてもいい。
最後にあいつをギャフンと言わせてくれたら、もっと評価が上がったように思う。スカッとしただろうからね。
面白かったけど、笑えない話だったな。 -
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圧巻の内容だった。
埼玉で二歳の子を含む一家三人を惨殺し、死刑判決を受けた少年死刑囚が脱獄。
東京オリンピック施設の工事現場、スキー場の旅館住み込みバイト、
新興宗教の説教会、人手不足に喘ぐグループホーム。
様々な場所で潜伏生活を送りながら捜査の手を逃れ、
必死に逃亡を続ける鏑木慶一の目的とは?
まず何より鏑木慶一のその知能の高さに驚くばかりである。
あとそのメンタルとバイタリティ。全てが常人を超えている。
この辺のある意味常人を超越した具合が彼の正体をボカしていて
彼が悪人なのか善人なのか、その辺の判断が読んでいて判断がつかないのである。
そのバランス感がズバ抜けていたなと驚かされた。
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Posted by ブクログ
なんて報われない。。。。
残酷極まりない親子殺人を起こし。死刑判決をうけた鏑木慶一。彼は周到な計算により逃亡を成功させる。
そして、この物語は工事現場の作業員。webライター、スキー場の住み込みバイト、新興宗教団体、介護施設等。鏑木慶一を取り巻く周囲の人たちのお話。
読んでみて思ったが、自分はこの鏑木に惹かれてしまうと思う。基本的に周囲の人に好かれる好青年だし、どことなくミステリアスという点も良い。こういう人好きなんだよなぁ。しかし、工事現場のおっさん達はイライラさせられた。全てを押し付けておきながら、美味しいところだけ、おこぼれに預かろうとする浅ましさ。あそこだけ、なんか牛嶋くんで脳内再