染井為人のレビュー一覧
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ネタバレ生活保護受給者を担当するケースワーカーである守が、同僚、そしてケースたちの企みに巻き込まれていくサスペンス。
楽をするために生活保護を不正受給する者、唆されて不正受給をはたらく者、さらには不正受給者から金を流してもらう者と、悪だくみが横行する中で、社会にうまく馴染めず、本当に苦しい思いをしている者もいて、そこに手が差し伸べられない描写などは、読んでいて暗い気持ちになりそうなところだが、緩急ある構成とスッと入ってくる文体で、夢中になって読み進めた。悪の極みとも言える金本の生活保護に対する持論は、まさに現状を言い当てたものであり、社会風刺的な面でもこの問題を少し客観的に見ることができたと思う。
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Posted by ブクログ
王様のブランチで紹介され、令和の夫婦を描いた心温まる感動作ということで、たまにはこういうのも読みたくて。
最近、夫の健太が冷たくなった気がする。妻である綾子にではない。子どもにだ。それも6歳の長男にだけ。綾子には離婚歴があり、前夫との間にできた子が長男の蓮だった。再婚当初、健太は蓮と本当の親子のように仲が良かった。温かな家庭を取り戻したかのように思えたが、次男の楓が生まれてから生活が一変した。健太の蓮に対する愛情が微妙に薄れてきたのだ…
という感じで、子連れの再婚、不妊治療、新婚のすれ違い、仮面夫婦、熟年離婚などなど、様々な夫婦関係がテーマの9話からなる連作短編集。最後だけはちょっと違うけ -
Posted by ブクログ
ネタバレ染井さんは本当に内容が面白い。
これで読んだのは何作目だろうか?
一つ一つが繋がっていくのが面白くて、気づいたら一気見していた。
想像しやすい文章が、読みたい意欲を掻き立てられる。
考えてみると、
天才少女の宗教は何だったんだろうか?
その親は何だったんだろうか…?
など思うところはある。
実際に宗教で苦しむ人がいるからこそ、その描写を入れて、子供の葛藤が描かれているのか。
その親も、思い込みだったのか。
人間関係や事件は、外から見ただけでは本当のことはわからないと言うことが言いたかったのか。
これは、読み手側もどう捉えるのかによって、
また作品の見方が変わってくるような気がした。
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Posted by ブクログ
帯に書いてあるけど、転落ミステリーってなんや?
でも、ワクワクするやん!
作詞曰く、コロナによる直接被害やなく、間接的にもたらされたものを描こうとしたみたい。
描かれた登場人物可哀想やけど(−_−;)
エントリーNo.1
【今井美世子】
美人で仕事が出来る!結婚なんて今はしたくない!でいつの間にかアラフォー。
コロナ禍の寂しさもあるのか友人の勧めもあって、マッチングアプリを使って…
エントリーNo.2
【二宮礼央】
進学校行って、徐々に成績悪くなってる時に偶然旧友に会う。旧友は見事にヤンキー。
コロナ禍で、リモートの授業になり、家でゴロゴロしてるとヤンキーからの誘い…
エントリー -
Posted by ブクログ
いい意味で予想を裏切られた作品。
引きこもりのユーチューバーが悪徳業者を懲らしめていく、そんな痛快な物語かと思いきや、物語は思いもよらない方向へと進む。
ユーチューバーや架空請求、医大生による性犯罪など、現代社会の重たい問題を扱いながらも、決して説教くさくならず、読み終えたあとにはどこかあたたかい気持ちが残る。エンタメとしての軽やかさと、人の弱さや痛みにそっと寄り添う視線が、心地よく共存している作品だった。
悪人をただの「悪」として切り捨てないところにも好感が持てた。それぞれの事情や背景に目を向けることで、物語に奥行きが生まれているように感じた。
少しおバカで思わず笑ってしまう場面もあれ