染井為人のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ初めて読む染井為人さん。
オーディブルに流れてきた本の中から、硝子のマンションというタイトルと表紙だけみてなんとなく惹かれて。
(夜のマンションの灯りって家によって蛍光色だったり電球色だったり色々で、あの一つ一つに暮らす人たちの物語があるんだと思うとエモいですよね?)
(硝子のということはそんな中の人たちの暮らしが透けて見える、しかも脆さを含んでいるわけで…と)
物語の舞台は現代でとても卑近。
テンポよく転がっていくストーリー、女性たちは割と感情的で突発的。読む人を飽きさせない、ハラハラ展開。
で、あのこれ、オーディブルで聴いたのがアカンかったです。男性の朗読だったんです。
だから、人生崖っぷちに追い詰められた3人の妙齢女性たちのやり取りが、オネエ芸人たちのコントに聞こえちゃって。
いえ、そんな風に聞こえる私の耳が1番アカンね。でもね、もう出てくる男たちみんなそれぞれ立派に殺される義務のある粒揃いのクズで、私もオネエたちに混ざってワイワイと加担したくなりましたよ。
男たちのクズぶりに心がざわついて、もう、完全犯罪go!って、がんばれがんばれ、ここで心折れないで!やり遂げて!って拳握って応援していました。
女性が3人集まると、死体の埋め直しに行くのもサンドイッチ食べ出してピクニック感出しちゃうじゃないですか。あのサイコパス感に一緒に浸って、思わせぶりな中牟田さんに最後んんん?となって、おしまい!
フィクションならではの楽しみ方でした。
これだけ満喫しておいて星4つなのは面白かったけど今読みたい重さに対してちょっと軽過ぎたからです。完全な主観です。