松井今朝子のレビュー一覧
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昭和10年の頃の出来事、第ニ次世界大戦前の日本はこんな時代だったろう。映画は無声からトーキーへ関東大震災があり、特高がバッコし住みにくい時代だった。殺人事件を追う刑事と歌舞伎役者、そしてかけだしの映画俳優の絡むミステリーだった。Posted by ブクログ
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吉原の売れっ子花魁が企てた復讐劇。終盤までは吉原の内情が描写され、何が起こったのかは分からない。終盤に怒涛の展開、面白かった。葛城は復讐のために花魁になったのだろうか?Posted by ブクログ
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純粋に面白く読めました。
説教節、曽根崎心中、女殺油地獄、菅原伝授手習鑑、
義経千本桜、仮名手本忠臣蔵
それぞれ有名な作品ですが、しっかり読んだことが
今までなかったのですが
現代語訳で非常に読みやすく一気に面白く読めました。Posted by ブクログ -
能も狂言も人形浄瑠璃も見たことないので、
実際にどのような”動き”をするのかは全く想像するしかないのですが。
後書きでは「舞台での人形は本当に死ぬ。首が飛ぶ、崖から落ちればそのまま動かなくなる」とありそれを想像しながら読むと心に迫ります。
【「能・狂言」新訳:岡田利規】
能「松風」
磯に立つ一...続きを読むPosted by ブクログ -
どれも訳が素晴らしく、非常に楽しめた。特に能・狂言では現代的な表現がちりばめられていて、思わず笑わずにはいられなかった。
作品の中では説教節の「かるかや」。説教節といえば「小栗判官」や「山椒大夫」を想起するけれど、かるかやもこれらにおとらず壮絶かつ深い内容であった。Posted by ブクログ