江戸時代、浪人の子から
実力で歌舞伎の花形まで上り詰めた中村仲蔵。
読み終わってから、実在の人物を題材にした小説だってわかってびっくりした。
たまたま養子先が梨園だったことから、
養父養母に見込まれて、舞をたたき込まれて。
でも素性がわからない子だってことで、
下積み時代にはひどいイジメにあったけど、それにも耐え抜いて、
看板役者になった人。
歌舞伎界の複雑な内情を描きつつ、
それに魅せられた人を描いていたなって。
この著者が歌舞伎のTV解説番組をしていたから
たまたま手に取った小説。
<第八回時代小説大賞受賞作>