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〈存分に舞い狂うてみせてやる……〉江戸は安永――天明期、下積みの苦労を重ね、実力で歌舞伎界の頂点へ駆けのぼった中村仲蔵。浪人の子としかわからぬ身で、梨園に引きとられ、芸や恋に悩み、舞いの美を究めていく。不世出の名優が辿る波乱の生涯を、熱い共感の筆致で描く。第8回時代小説大賞受賞作。
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Posted by ブクログ
旦那が買ってきた本。何となしに手に取ったら面白くて一気読み。歌舞伎の世界。中村仲蔵。 私は彼の名前も知らなかったようなずぶの素人だけど、そんな私でも入り込める歌舞伎の世界の面白さと読ませる仲蔵の人生ストーリー。 松井今朝子さんの作品他にも読んでみたくなった。 読みながら昔習った日本史をチラチラ...続きを読む思い出すこともでき楽しかった。
久々に手応えのある面白い作品を読んだ。 登場人物が活き活きと描かれていて、ぐいぐい惹きこまれました。 ラストの三浦氏との場面に思わず涙が出そうになりました。 こんな絆を持てる誰かと巡り合えたら、人生で悔いなど残らないでしょう。 何回もグッとくる場面があってとてもドラマチックな作品で これを読んで、...続きを読む歌舞伎を生で観たくなりました。
初代中村仲蔵の一生。 歌舞伎に全く興味がなかったけれどぐいぐいと引き込まれました。 ダジャレのような名前の方ですが、忠臣蔵の新しい5段目の演技や血糊等歌舞伎界の技術革新を起こしたすごい方なのです。 落語の題材にもなっているのでそちらもぜひともお聞きくださいな。
10年くらい前の正月、初めて歌舞伎を見ました。その時の演目が『義経千本桜』。このなかの見せ場が「碇知盛」で、壇ノ浦で最後を悟った平知盛が碇をかついで海に飛び込むシーン。 『仲蔵狂乱』の中には、このシーンの誕生の逸話が描かれています。これを読んで、この場面みたい!と思ったのがきっかけでした。 歌...続きを読む舞伎の世界の事細かなところまで、詳細に書かれていて、どっぷり浸れます。どろどろとしていて、人間臭いところがリアルでいいです。 歌舞伎に行く前に解説本を読むより、これを一冊読んだほうが、よっぽど感応できます。
二代目役者ではもなく、まさに腕一本で、千両役者に駆け上っていく仲蔵の人生、そこにある芸の道に生きる孤独・・・。 調べぬかれた時代考証のもとに、人物像の強さとはかなさが際立つ。 ときに人の情けにぐっときたり、芸の道の情け容赦ない仕打ちに 胸をつかれたり・・・。 心があちらこちらと揺さぶられただけに、ラ...続きを読むストシーンの美しさに 胸うたれる・・・。 美しい人、仲蔵の姿がまるで観たかのように心から離れない。
2/12 日曜の夜に読み始めてはいけない本でした。イッキ読み。なぜ今朝子さんの人物造形はこんなにも深いのだろう。仲蔵がひどい目に遭うたび「ガンバレ」と応援しながら読んでいた。それぞれの人物との生涯通じての関わり方に感じるところがあった。一生を一冊でうまくまとめていたところもすばらしい。
孤児に生まれた歌舞伎役者、中村仲蔵の一代記。舞台は安永から天明期の江戸時代で、老中田沼意次の栄枯盛衰、浅間山の噴火や一揆の多発など、幕末の動乱に続く不安定な時代。この時代にあって、最後まで「仲蔵」という名と自身の芸のみに依って歌舞伎の頂点を極め、激動の人生を送った仲蔵。複雑で不安定な社会と、それに翻...続きを読む弄されながらも真直ぐな人生を送った仲蔵の対比が楽しめました。
歌舞伎好きの人にはお馴染なのだろうが、あいにくそっち方面の趣味がないので、中村仲蔵と言えば落語しか知らない。噺の中での仲蔵は、斧定九郎の役作りに悩み、ついに現代に伝わる黒羽二重に朱鞘の大小、破れ傘を傾げて血反吐を吐くというスタイルを確立して、江戸中の話題をかっさらった人物として描かれる。 『仲蔵狂...続きを読む乱』は、この有名なエピソードはもちろん織り込みつつ、みなし子に育ち、最下級の稲荷町で苦渋を舐めた時代から、ついに名題にまで昇り詰め、江戸三座の座頭を張るまでになった稀代の歌舞伎役者の人生を、当時の世相を交えながら詳細に描く、著者渾身の一篇。こういう力の入った小説を読むのは、最高の読書体験だ。 萩尾望都の解説も、(解説にはなっていないのだが)秀逸。読書感想文は斯く書くべし。
中村仲蔵の波乱万丈の人生。 芝居に、踊りに生きた人生。 挫折しそうになっても、「芸があの子を見捨てない」の言葉通り、叩き込まれた芸が仲蔵を助けてくれる。 七両役者から千両役者へのサクセスストーリーなわけだけれども、一心に芸を求めた男の物語、人の一生の儚さとか脆さとかも含めて、最後は無常観に尽きた。
初代中村仲蔵の生涯を綴った時代小説。 江戸の風俗や当時の芝居の様子が上手く書かれています。 歌舞伎に疎く、時代小説もあまり読みませんが、 この仲蔵の波乱万丈の人生には夢中になりました。 ドラマ化された時は、梯子を一歩一歩登るシーンが 象徴的に描かれていましたが、 読み終えた後も、その...続きを読むシーンが頭を巡っています。
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