ジャック・アタリのレビュー一覧

  • 海の歴史

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    アタリを読む日が来るなんて。
    フランス中心に書かれているので、ん?ん?ん?てとこが多い。
    辛抱して調べながら読むと、へー!へー!へー!

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    2025年05月01日
  • アメリカの罠 トランプ2.0の衝撃

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    本書は大統領選挙前に書かれたものだが、概ね予測どうりが恐ろしい。
    トランプ政権の主たる政策の中で「プロジェクト2025」にある「ディープ・ステート」(闇の政府)を崩壊させる事はバイデン政権でも続いた民主党下での腐敗した組織を壊滅し、従来の自由主義を復活させると言う意思がある。だが、司法省内の裁判権含めた法的免責問題などは、悪用される懸念があると言う。元トランプ大統領補佐であるボルトン氏はトランプ氏が独裁者的存在を持つかについて「それほど利口ではない」し「アメリカの憲法も制度も強靭」であるとも言っている事には期待したい。だが、現実多くの大統領令による世界を恐怖・脅威を発進していることが今後どんな

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    2025年03月08日
  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる

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    2020年に書かれたものを読んでも、どんなに内容が良くてもロシアによるウクライナの軍事侵攻が世界を最悪な形で変化させてしまったことを思わずにいられない。とはいえ、内容はいい。この人の他の本も読みたい。

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    2022年06月28日
  • メディアの未来――歴史を学ぶことで、新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、SNSの未来は導き出せる

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    ずっとGAFAは、自分たちはプラットフォームであってメディアではない、と言い続けてきました。一方、フェイスブックの社名変更に見られるようにメタバースを目指し、WEB3時代の情報生成に乗り遅れないようにしているように思います。じゃメディアってなんだ?ということで本著です。さすがの碩学、ジャック・アタリ、人類とメディアの関係史を三万年前から紐解きます。いきなり書名の「メディアの未来」を知りたい人はイライラするかも知れません。昨日を知ることで明日を知る、というアプローチですから。(そもそも原著は「メディアの歴史」みたいなので、イライラの責任は著者にはない?)
    備忘として目次をメモります。
    第1章 君

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    2022年02月11日
  • 自由の奪還 全体主義、非科学の暴走を止められるか

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    ハンセン氏による、「不確実な褒美」を利用したSNS企業の戦略や、YouTubeでの視聴の70%以上がAIでレコメンドされたものという話は興味深い。なるほど、そういうふうにハックされているのか。スティーヴン・マーフィ重松氏の「スタンフォード大学のよう優秀な大学の学生は、ちゃんと人の話を聞かない」という話も面白い。各章冒頭で紹介されている著者陣の邦訳書は手強そうだけど読んでみたい。

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    2022年02月06日
  • 2030年ジャック・アタリの未来予測―不確実な世の中をサバイブせよ!

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    2030年という近未来に起こることを悲観的な事実を並べたて恐怖心を煽られていると感じるが、これくらいでちょうどいい。
    これらの事実を直視し問題を先送りせずに必ず訪れる悲観的な近未来に対し自分は今何をするべきか?
    しっかり考えたい。

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    2021年09月30日
  • 2030年ジャック・アタリの未来予測―不確実な世の中をサバイブせよ!

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    この本は、
    #FACTFULNESS
    の上をいくかも

    学べば学ぶほどグローバル経済も民主主義も今のままじゃやばいってなるけど

    結局は個人が変わるしかなくて、そのカギは利他主義だ、という本

    日本の今の政治家には無理や
    仏にはアタリに諮問する政策委員会があるのか…凄いな

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    2020年08月26日
  • 2030年ジャック・アタリの未来予測―不確実な世の中をサバイブせよ!

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    第一章はデータの記載が多く世界中で起きている様々な社会問題。
    第二章から読者に投げかけられる質問、ジャックアタリの未来予測は読み手を圧倒する。

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    2020年08月02日
  • 2030年ジャック・アタリの未来予測―不確実な世の中をサバイブせよ!

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    人類を取り巻く環境について悲観的なファクトをこれでもかというほど書き連ねているが、楽観的なお花畑色に染め上げた未来予想より、これくらいの重みがある方が現実味があり腹も据わる。

    最終章で人類が政治や宗教、歴史的なわだかまりを越えて共感し合い、協力する術についての提案がある。半年に一回くらいは読み直したい一冊。

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    2020年01月17日
  • 2030年ジャック・アタリの未来予測―不確実な世の中をサバイブせよ!

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    「これまでに述べてきたことから判断すると、これらの問いに対する答は否定的だ。最悪の事態が起きる可能性はきわめて高い。二〇三〇年までに大きな危機や壊滅的な戦争が起きる。そして世界的な危機や戦争は、人類に不可逆的な被害をもたらす。
     否定的な理由は、地球規模の複合的な課題を自覚している人々の数が極めて少ないからだ。また、それらの課題を理解したところで、今日、全世界に作用する巨大な力をねじ曲げられるとは思えないからだ。…」

    「… そして、民主主義が機能するのは国内だけであるため、民主主義はまもなく幻想になると覚悟しておく必要がある。。そして民主主義と市場は近視眼的な要求によって逸脱するかもしれない

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    2017年09月17日
  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる

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    昨年7月に出版された本ですが、新型コロナについての各国の時系列データが豊富で、整理されているので、とても信頼できる読み応えのある本でした。

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    2025年07月30日
  • 2035年の世界地図 失われる民主主義 破裂する資本主義

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    いまだ20世紀と変わらない西洋の独善を体現したようなアタリは論外としても、4名の「西洋」知識人達の議論には特に目新しい視点がみられない(トッドもこの時点では露ウ戦争へのスタンスを明確にしていない)。唯一ミラノビッチにはやや未来に開かれた現実主義のようなものが感じられたくらいか。
    一方で、その後を受けた日本の論者達の議論には共感する部分が多かった。特に小川さやか氏の途上国やインフォーマル経済に視点を置いた議論には、世界の広さや本当の多様性について考えさせられる。

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    2025年06月18日
  • 食の歴史――人類はこれまで何を食べてきたのか

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    本書と並行してスティーブンビンカーの『暴力の人類史』を読んでいて、この二冊からインスピレーションを受け「とんでもレビュー」を書いてみる(いつもそうだという話もあるが)。少し、気持ち悪いことを書くので注意。

    その〝気持ち悪さ“だが、一体気持ち悪さとは何か。私は男性の性的な変態性について、これは集団に一定数存在すべき種の保存のための装置であると考えている。生殖行為は男性のエレクトがスタートなので、これが機能しないと種は滅びてしまう。絶滅に瀕した状況で、お相手が多少汚物に塗れていようが年齢差があろうが、対応できる必要がある。通常この能力は不要なため正規分布範囲の大多数は発現しないが、2SD範囲外で

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    2025年05月11日
  • 教育の超・人類史~サピエンス登場から未来のシナリオまで

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    テクノロジーの進化に対し、教育がアップデートされておらず、既に乖離が生じているというのはよく言われる。脳をハックして、メタバースなどを用いる事で教育効率を高める事もできるし、グラスを通してペーパーテストの解を視認する事も可能。同時通訳もできれば、AIが創作活動までしてくれる。このような時代に、「暗記重視」の教育がどこまで有用なのか。教育の歴史を振り返る。

    読んでいて思うのは、アップデートされていないとはいえ、流石に教育はこの数百年で大きく変化しているという事。そもそも、子供の扱いなんかも全然違う。児童労働が当たり前の1800年代には、子供に教育を受けさせるべきかが議論されていたのだ。「子供が

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    2024年11月26日
  • 教育の超・人類史~サピエンス登場から未来のシナリオまで

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    西洋に限らす世界各国の教育の歴史が、事実をベースに把握できます。
    情報量が多くストーリーとしてでなく、事実が淡々と書かれてますので、読み通すのはなかなかハードでした。

    先進国ではようやくこの100年近くで、文字の読み書きが当たり前になったり、国家がすべての子どもに教育を与えることが、当たり前になったことがよく分かりました。

    知識教育はインターネット、AIなどを使って個別化していく、他方社会性を身につける場として学校が存在していくのか。

    今の教育のやり方が変わりうる前提で、未来の教育を考えていく必要がある。

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    2024年10月28日
  • アメリカの罠 トランプ2.0の衝撃

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    ジャック•アタリの第三次世界大戦の火種4つのうち、始まっていない2つが日本の近隣の中国/台湾、韓国/北朝鮮というのが恐ろしすぎる

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    2024年10月06日
  • 教育の超・人類史~サピエンス登場から未来のシナリオまで

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    これからの教育
    500ページ近い本書の内容は歴史的背景も含め世界の「教育」に関する盛り沢山の情報書だ。また、後半では近未来の教育の姿、予測など「第3のシナリオ」など実に興味深いものがある。その中で興味を持ったのはデジタル化・電子化による急変する教育環境だ。特にネット社会が生み出す「学校」が様変わりする予測(仮想現実の在宅教育)、それも思考能力、創造力等を育む反転反復授業など年齢問わず受講し、伝達(生徒であり教師なる)できる仕組みなど教育の世界は変貌するのは間違いない。現実「プロゲーマー」は既に職業として位置を確立しており、そこに博士号などの学位が必要だろうか。現在この競技人口は世界に1億3千万

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    2024年09月30日
  • 教育の超・人類史~サピエンス登場から未来のシナリオまで

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    2024/09/19「教育の超・人類史」Jacques Attali ☆☆
    「人類の教育史」500頁の超大作。日本では生まれない壮大な試み。
    教育の全てが世界レベルで語られるスケールの大きさに圧倒されるとともに、人類にとって「教育」は権力者の支配を支える道具であり、「いつも未完の制度」という深刻な状況にある指摘に驚かされた。
    1.教育=知識は権力・権威の基盤
    ①軍事・宗教・政治
    ②専門プロフェッショナル 医療・法律
    ③職人 組合ギルドで結束
    ④女性は家事 出産・育児も
    動物にも教育はある 狩り・防衛 +本能 文字はない
    2.「知の体系化
    (1)かって権力者は知を独占・統制「教育の暗黒時代-15

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    2024年09月19日
  • 2035年の世界地図 失われる民主主義 破裂する資本主義

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    コロナ禍とウクライナ戦争で、世界の経済のグローバル化は減速した。だが、世界の経済のグローバル化はこれからも持続していくだろうという。SNSが普及して、これからに必要なのはリテラシー教育らしい。「未来の自分に利他的になろう」というメッセージには共感した。急速に物事が変化していく時代に、生涯学び続ける姿勢を持ちたいと思った。

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    2024年09月18日
  • 世界の取扱説明書――理解する/予測する/行動する/保護する

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    壮大なタイトルがイメージするほど、難しくもなく分量もコンパクトにまとめられているが、一ページ毎に読み応えのある内容が散りばめられている。とりわけ、2050年に向けての致命的な脅威として、気候、超戦争、人口化をあげており、これらの脅威にどう向かうかあらゆるコミュニティで議論すべきだと言う。自分毎として考えてみると、日々のニュースの見方も変わるだろう。面白い本だった。

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    2024年06月09日