ジャック・アタリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ海を思わせる鮮やかなブルーの装丁に惹かれて、書店で思わず手に取った一冊。しかも、著者はジャック・アタリ。で、これならと即買い。(アタリでなくても多分買ったと思うけれど)
宇宙と水の誕生から、大航海時代を経て、コンテナの出現と現在の漁業に至るまで、海のこれまでを総括して、その上で問題提起と提言。正直、宇宙の誕生からヒトの誕生まで取り上げた最初の二章は、ワタシの装丁買いは“アタリ”ではなくて、ハズレだったかと思ったのだけれど、人類が船を作り出して海に進出し始めた第三章から、ワタシの読書航海も無事軌道に。そこから第六章まで、視点を海に置いて世界史を眺めてみると、これまでと少し違う風景が見えてきた。
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Posted by ブクログ
歴史部分は年表を読んでいるようで長く感じた。後半の章を先に読んで、遡るように前半を読めば良かったか。
SNSの登場により、情報の流通場所が限られるのみならず経済的・社会的資本の分断につながっているという点を再認識。情報の価値は計りにくいけれど、情報が正しく流通しない場合の損失の大きさをもってしてジャーナリズムを発揮する場の担保は必要だなとおもった。
じゃあ、どうやってジャーナリズムを守る?と考えると、プラダを着た悪魔2と同じく価値観に共感してくれた人からの多額な寄付、となるのかなあとおもう。
もしくは、SNSのレコメンドシステムを見直していく、情報にランクをつけていく、のようなSNS主軸 -
Posted by ブクログ
ネタバレ難しいテーマは丸々1冊だと読み切れないけど、インタビュー形式で読みやすい。
人口動態が変わっていわゆる白人中心・優位な時代が終わりつつあり、多極化やトランプ政権など国際政治の状況も様変わりで、価値観や政治が不安定化している、という現状分析が多かったかと。世界がどこにどう向かうのか、帯の「「常識」の時代は終わった。「力が正義」の時代が始まる」は暗澹とするけど、ある程度ニューノーマルとして現実を認識する必要はあるのだろうな。
興味深かったのは、ジョセフ・ヘンリック(人類学者)のパート。
・WEIRD(西洋の、教育水準の高い、工業化された、裕福な、民主主義の)な特性(個人主義、他人への信頼、傾向性 -
Posted by ブクログ
フランスで要職を歴任し、思想家としても有名なジャック•アタリ氏による歴史解釈と未来予測を綴った本です。
年末は今年起きたことを整理し、未来はどうなるか考える良い機会なので、その一助になればと本書を手に取りました。2050年の世界の状況に関する予測とその基となる考え(「心臓」と「形態」)について説明しています。著者は、今から30年前でも現在起こっている多くのことを予測できたため、今から25年後の世界を予測することも十分に可能としていますが、この点は個人的には疑問です。例をあげると、人口動態から中国が発展し、アメリカとある程度摩擦が生じることは予測できたかもしれませんが、自身が覚えている範囲では -
Posted by ブクログ
海外の有識者2人への個別インタビューに対して、国内の有識者2人が討論するという面白い構成。
各国のコロナ対策の是非、ロシアのウクライナ侵攻に対するスタンスなど、インタビューを掘り下げていくと、有識者によって意見の食い違いがあることが分かり、国籍や立場によって複雑な事情があることを理解した。
SNSやデジタル技術によって、人々が「単純化」された理論への志向が強くなり、少しでも異質なモノを見つけ次第排除しようとする傾向は、私自身も含め危惧している。リアルの交流が減ると、ついつい異質な他者を排除できるからだ。ただし、同じ価値観を共有できるほど、社会が単純ではない。
人間は不確実で不完全な生き物。理解 -
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ウクライナ危機後の世界
以前読んだウクライナ紛争とは別の論考で非常に興味深い論考でした。
特に印象深いのはこのウクライナ紛争が民主主義の衰退を表している、コロナとウクライナ紛争による脱グローバリゼーション
、世界的インフレなど今問題になっていることが取り上げれている。また国際政治情勢も非常に理解できます。
ただ、一つ驚きが結構日本を美化しているのはちょっと驚いてます。
ここにかかれている今後起きる問題を日本の政治家や日本人がどれだけ理解しているかが心配です。
ここにあげられている方はかなり有名なので、興味ある方は読むことを薦めます。
私はジャックアタリの本は結構すきです。
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ネタバレ<目次>
プロローグ試される自由の価値
1アンデシュ・ハンセン デジタルツールが蝕む心身
2ロルフ・ドベリ ワクチンの普及で世界は団結せよ
3ジャック・アタリ 国民の命を真央る経済へ
4ネイサン・シナイダー 地域間の雇用を守る協同組合のあり方
5ダニエル・コーエン 経済的な基盤を失た人たちの怒り
6ダグラス・マレー 移民は有史以来、最大の複雑問題
7サミュエル・ウーリー 無秩序な陰謀論がなぜ拡散されるのか
8ターリ・シャーロット ポピュリストは人々にコントロール感を与える
9スティーウブン・マーフィー 困難を乗り越えるハートフルネスの力
全体主義・非科学の暴走を止め