ジャック・アタリのレビュー一覧

  • 教育の超・人類史~サピエンス登場から未来のシナリオまで

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    各国の教育状況がよくわかります。
    最終章のこれからの教育に向けてで、学ぶと同時に教えるなど日本でも取り入れるべきことがたくさんあります。

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    2024年10月04日
  • 2035年の世界地図 失われる民主主義 破裂する資本主義

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    個人的に未来予測ものには目がないです。

    特に4名中3名(エマニエルトッド、マルクスガブリエル、ジャックアタリ)が好きな方でもあり、読まない訳にはいかないと思い、手にとりました。

    正直、インタビュー形式の為、特に目新しい情報がなく、ちょっと残念なところです。

    総じて、中国は↓ インドは↑日本はリップサービスで気持ち↑ という内容でした。





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    2024年08月09日
  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる

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    コロナ禍の執筆であり、主に感染症と人類の関りについて。「新しい世界」観は本著ではあまり語られないのが残念である、というのと、読書をした現時点では、既に「新しい世界」にいるはずだが、日常生活においては、体感的にコロナ前との大きな差がない。歴代の感染症ほどのインパクトは回避できたために、大きく変わらなかったという見方もできるのかもしれないと、本書を読んで感じた。

    ー 166年のローマでは、アントニヌスの疫病と言われる感染症(おそらく天然痘) が20年以上続いた。251年、キプロスの疫病という新たな疫病により、ギリシャとイタリアの都市で暮らす人々が、またしても犠牲になった。541年ペスト菌を保有し

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    2024年07月04日
  • 世界の取扱説明書――理解する/予測する/行動する/保護する

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    2024年41冊目。満足度★★★☆☆

    知の巨人のジャック・アタリの本は過去に何冊か読んだことがあるが、本書が一番ピンとこなかった

    翻訳の問題なのだろうか。理解力の問題なのだろうか

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    2024年07月02日
  • 2035年の世界地図 失われる民主主義 破裂する資本主義

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    トッドさんが好きなので買いました。以下引用ではないのですが、
    「第一次世界大戦、第二次世界大戦と現在起きている紛争は違う。前者は人口が増え、成長している世界で起きた。現在は衰退国の戦争である。本質的に全然違うものである。現在は国民の意思と乖離し、政府が戦争をしている。」
    納得。だからどうなる、というところまでは落とし込めていません。歴史学者のトッドさんでさえも未知の領域なのである。そのうち考えをまとめてくれないかな。

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    2024年02月05日
  • 世界の取扱説明書――理解する/予測する/行動する/保護する

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    2050年には伊藤計劃氏の虐殺器官とHRMONYを掛け合わせたような世界になり、ターミネーターかマトリックスのように人工知能に支配される危険のある世界になっているらしい。

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    2024年01月01日
  • 2035年の世界地図 失われる民主主義 破裂する資本主義

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    海外の有識者2人への個別インタビューに対して、国内の有識者2人が討論するという面白い構成。
    各国のコロナ対策の是非、ロシアのウクライナ侵攻に対するスタンスなど、インタビューを掘り下げていくと、有識者によって意見の食い違いがあることが分かり、国籍や立場によって複雑な事情があることを理解した。
    SNSやデジタル技術によって、人々が「単純化」された理論への志向が強くなり、少しでも異質なモノを見つけ次第排除しようとする傾向は、私自身も含め危惧している。リアルの交流が減ると、ついつい異質な他者を排除できるからだ。ただし、同じ価値観を共有できるほど、社会が単純ではない。
    人間は不確実で不完全な生き物。理解

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    2023年10月05日
  • ウクライナ危機後の世界

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    ウクライナ危機後の世界
    以前読んだウクライナ紛争とは別の論考で非常に興味深い論考でした。
    特に印象深いのはこのウクライナ紛争が民主主義の衰退を表している、コロナとウクライナ紛争による脱グローバリゼーション
    、世界的インフレなど今問題になっていることが取り上げれている。また国際政治情勢も非常に理解できます。
    ただ、一つ驚きが結構日本を美化しているのはちょっと驚いてます。
    ここにかかれている今後起きる問題を日本の政治家や日本人がどれだけ理解しているかが心配です。
    ここにあげられている方はかなり有名なので、興味ある方は読むことを薦めます。
    私はジャックアタリの本は結構すきです。

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    2023年09月14日
  • 2030年ジャック・アタリの未来予測―不確実な世の中をサバイブせよ!

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    2017年初版、私は2023年に手に取り読んだ。
    その時すでに、2030年までウイルスの発生とロシアウクライナ侵攻を予見していたことに驚いた。

    どうも中々頭に残らない内容で、この本の面白いところは、20%くらいしかない印象だった。

    この人の未来予測は、参考になる。

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    2023年07月18日
  • 2030年ジャック・アタリの未来予測―不確実な世の中をサバイブせよ!

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    読後の感想ですが、正直8割くらいの中身は頭の中に残りませんでした。第1章は世界の動向についてかなりのトピックを網羅しながら、次から次へと数字が紹介されますが、まるでAIがネット上から数値を集めて書いたような無機質な文章でした(これはアタリ本人が書いたのではなく、アシスタントが数字を集めて書いたか、本当にAIに書かせたのではないでしょうか)。第2章の解説にきて、ようやくジャック・アタリの匂いがしてきます。つまりアタリ本人の主張が明確になるということで、ここは興味深く読みました。そして3章になると、また数字の羅列がはじまり、無機質な文章が始まりますが、2章の主張も織り交ぜながら、という意味ではまだ

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    2023年05月08日
  • ウクライナ危機後の世界

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    ユヴァルノアハラリのコメント、信用の喪失による文明の崩壊。戦争が起こり、国内でも国家間でも様々な場所で信用が喪失し、不信感が広がっているように思える。この意味は深い。戦争により、他国に対する信用が低下すれば、一国だけでは対峙できないような、核問題、遺伝子操作、食料問題、貧困問題、AI技術や温暖化対策など、あらゆる問題について、今より協調路線が後退する。プーチン大統領が勝てば、軍備拡大競争が激化する。活路は、プーチンが負ける事。

    善悪二元論では語らず、ロシアにはロシアの理屈があるとティモシースナイダー。ロシアとウクライナが一つの国民、民族に戻るべきだというプーチンの幻想。しかし、やはりここでも

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    2023年02月28日
  • 2030年ジャック・アタリの未来予測―不確実な世の中をサバイブせよ!

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    経済、医療、農業、政治、環境、テクノロジー、金融等々、現状の把握と2030年の予測をする。
    明るい未来もあるが、かなり危機的なシナリオも考えられると言う。
    未来をつくるのは我々だし、その負の側面を回避できるのも我々だ。

    危機的なシナリオとして、
    2030年、民主主義に対する批判の声は次第に高まり、ついに民主主義は否定される。なぜなら、民主主義は意義を失い、市場は制御不能に陥るからだ。
    たとえば、民主主義の社会では、長期的な課題に対処できない、不人気な決定は下せない、技術進歩を一部の人のためにしか利用できない、気候変動に対処できない、移民を制御できない、社会の調和を保てない、国民の声を広く反映

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    2023年01月21日
  • ウクライナ危機後の世界

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    ネタバレ

    ウクライナ危機後の世界がどうなっていくか、各国の知識人の見解を知ることができます。

    ロシアが勝利することによる各国への影響
    権威主義に侵されていく民主主義
    アメリカへの影響   

    等、さまざまな予測を知ることができます。

    本書を読んで、ロシアが勝利することで、中国の台湾進攻の危険性が高まるのではないのかと気にかかります。

    民主主義の国に住む我々がすべきことは、ウクライナに勝利をもたらし、民主主義国の結束を強め、権威主義国に侵攻にメリットはないと感じさせることではないかと思いました。

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    2023年01月09日
  • 食の歴史――人類はこれまで何を食べてきたのか

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    食の歴史を淡々と描くと言うよりは、食育の要素が大きい。
    食べるものではなく、食べることとは何なのか、と言うアプローチは考えさせられる良い機会となった。

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    2022年07月08日
  • 自由の奪還 全体主義、非科学の暴走を止められるか

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    <目次>
    プロローグ試される自由の価値
    1アンデシュ・ハンセン デジタルツールが蝕む心身
    2ロルフ・ドベリ ワクチンの普及で世界は団結せよ
    3ジャック・アタリ 国民の命を真央る経済へ
    4ネイサン・シナイダー 地域間の雇用を守る協同組合のあり方
    5ダニエル・コーエン 経済的な基盤を失た人たちの怒り
    6ダグラス・マレー 移民は有史以来、最大の複雑問題
    7サミュエル・ウーリー 無秩序な陰謀論がなぜ拡散されるのか
    8ターリ・シャーロット ポピュリストは人々にコントロール感を与える
    9スティーウブン・マーフィー 困難を乗り越えるハートフルネスの力

    全体主義・非科学の暴走を止め

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    2021年12月30日
  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる

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    この著者の2030年の未来予測を読んでいたからか、まだショックは少なかった。
    世界がシナリオ通りに進んでいるだけだとしたらこわいなあと思いながら軽い知識として読んだだけ。

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    2021年11月10日
  • 2030年ジャック・アタリの未来予測―不確実な世の中をサバイブせよ!

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    2030年の未来予測はだいたい恐怖でしかない、この本も恐怖感がすごかった。
    2021年に読んでいるからこそ、鳥肌が立つことも。
    こんな未来きてほしくないけどどうしたらいいんだろ・・・

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    2021年11月10日
  • 2030年ジャック・アタリの未来予測―不確実な世の中をサバイブせよ!

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    2021年45冊目。満足度★★★☆☆ 2015年時点で15年後の2030年の世界を複眼的に予測。最悪の事態を予測することこそが、最悪を回避する最善の策であると説く。期待して読んだが、深みに欠けた。

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    2021年09月27日
  • メディアの未来――歴史を学ぶことで、新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、SNSの未来は導き出せる

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    情報を伝える媒体であるメディアの歴史を紐解いていき、現在のSNSの台頭による消費者の媒体に対する時間の変化、さらには未来までの考察を500ページ強で書いている本。
    第10章までは過去の歴史を紹介しており、特にヨーロッパを中心とした、メディア変遷の歴史背景、王族や貴族などのヒエラルキー上位の情報統制の様子などを様々な参考文献から引用したと思われる事実ベースの内容を記載している。
    11章から13章は現在のSNSに関する内容や、今後のメディアのあり方などをまと目てくれており、過去の歴史を紐解いても、現在メディアで起きている内容は技術進歩によって大衆が個のコミュニケーションをできるようになった時間軸の

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    2021年09月26日
  • 海の歴史

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    海から見た人類史や現代の地政学から、地球温暖化と海の関係まで。

    やや前半は冗長だが、脱炭素だけでなく海産物など海洋保護を国家や個人で取り組むべき理由を論じた後半は白眉。

    装丁も良き。

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    2021年09月12日