ジャック・アタリのレビュー一覧

  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる

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    問題点を列挙してあるけど、具体的な解決策などには然程心動かされるようなものは少なかった。ただ、問題の解決策をSFに求めてみるというのは、鎌田浩毅さんと考えが同じでこの点には共感できるものがあった。

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    2021年04月04日
  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる

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    欧州最高峰の知性、ジャック・アタリさんのコロナ論。

    ジャックさんは怒っている。多くの国が国民の健康維持を国にとっての財産なのだと理解してこなかったこと、一時停止している世の中、政府が思考停止状態に陥っていること、戦時経済体制を敷こうとしないこと、無為に自由を侵害する政策が施行されていること、無為な指導者の怠慢のツケを貧者とその子供達が払わなくてはならないこと、以前の世界に戻ることを夢見る人々、きれいごとだけを並べててる人々の多さ、世論の幻想をただそうともしない指導者たち、或いは指導者気取りの人々に対して。

    パンデミック以前の世界に戻ることはありえないとして、来るべき未来に備えるためなすべき

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    2021年03月11日
  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる

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    ネタバレ

    541年 腺ペスト 中国から
    1817年 コレラ インド
    1957年 アジア風邪
    1981年 AIDS 
    2002年 SARS 中国
    2005年 鳥インフルエンザ
    予見可能な死と、誰もがいつ死ぬかもしれない死

    感染爆発の原因
     医療制度が国の負荷/世界の相互依存/自信過剰/利己主義/見捨てられた層
    政治不信
     公的債務が制御可能なのは名目成長率が金利より安いうちだけ
    中国 「国進民退」
     世界の工業製品の付加価値の25%
     アフリカ債権の20%
     国連FAO、ITU、UNIDO、ICAO幹部は中国人

     世界のほとんどの一党独裁は中間層の反乱で瓦解した
     アメリカ 世界45か国に軍事基地、中

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    2021年10月14日
  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる

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    命の経済とは。
    人を思う気持ちを大切にして、いかに生まれた国のため、育った故郷のために尽くせるか。
    このようなパンデミックに侵された世界から、
    もう過去のような生活スタイルは戻らないかもしれないが、どのように生きていけば良いか。
    考えさせられた著書であった。

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    2021年02月11日
  • 2030年ジャック・アタリの未来予測―不確実な世の中をサバイブせよ!

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    ネタバレ

    イノベーションの大波が2030年までに起こるとのこと。
    特に3Dプリンターの導入は今後の15年に大きな影響や革新をもたらすだろう。

    人工知能の発達とともに、感情の刺激をどう反映していけるのか?
    人とロボットの差は縮まるが、その中でどう生き残るのか?
    企業にとってもこれからの15年は、勝負だ。

    また人類を全滅させる大惨事についても予想しており、その中に新型ウィルスについての記述がすでにあった。
    人工知能においても人類を消滅させる決定を下す、と記述があり、世界大戦などの恐れもあるとのこと。
    ウィルスを当てているだけあって真実味があり、そうならないためにどう生き抜くかを
    最後に提示してくれている

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    2021年01月05日
  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる

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    『命の経済』というタイトル(原題も)からは、何が書かれているかは、わかりにくいが、そもそもの人類と感染症との戦いから、昨年のパンデミック、経済など、その影響、パンデミック以降のこと、命の経済、つまり、ヘルスケア産業を重視せよとの提言が、データを散りばめて書かれている。
    が、どれもあっさり書かれているので、内容的には値段の割に、薄い。
    ただ、政権の中枢にいたので入手できたのか、意図的にデータを駆使している点は貴重である。
    なので、ごくあっさりと新型コロナの影響、それ以降の世界を知るのには適していると思う。

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    2021年01月02日
  • 食の歴史――人類はこれまで何を食べてきたのか

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    食というか人間の歴史を読んでる感じ。食だとわかるけれど。人間になる前の言葉を使っていないときの話に興味が湧いた。最初はノマドが当たり前なのに驚いた。当然なのかもしれないけれど、食べ物が足りなくなるのが理由で定住化が進んだ。そういう内容がボクには面白かった!

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    2020年12月10日
  • 食の歴史――人類はこれまで何を食べてきたのか

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    人類の歴史は、食の歴史。文明の発展は食にまつわることから。そして、人間関係から生まれる円滑な社会も。人類の初期から中世ヨーロッパの食の歴史が面白い。

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    2020年09月07日
  • 2030年ジャック・アタリの未来予測―不確実な世の中をサバイブせよ!

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    経済はグローバルであるのに対し、利益を社会的に還元する政治は各国ごとにローカルなので、うまく経済政策が回らない、ということかな。

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    2020年08月09日
  • 2030年ジャック・アタリの未来予測―不確実な世の中をサバイブせよ!

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    21世紀の歴史では、迷いなくアタリの言葉が入ってきたのだが、、今回は全て受け取れていない自分がいた。この腑抜けた時代のまま次の世代に渡してはいけない、我々世代が未来の教科書に一行も出てこないのではという不安もある。教科書に載る必要はないが、今があるのはこの時代のこの世代のおかげと思われたいというのが、未来への利他主義なのかもしれない。日本は世界で一番利他主義のはずだった。その時代に戻せばよい、貧しいけど笑顔で幸せという世界を。

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    2020年07月06日
  • 食の歴史――人類はこれまで何を食べてきたのか

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    興味深い話だったが、いかんせん終盤近くまで単調な事実の羅列が続くのが辛かった。歴史を知るのは大事だし、それれに1つ1つの事実は面白くて、例えばフランスが文化的に食事を大事にしてるのとかよく分かったが、箇条書きのような文章には正直辟易してしまった。
    ただ、大きな食品会社が食文化(人間にとって必要な行い)を破壊してるのはなるほどその通りだと思ったし、資本主義への批判はハッとさせられた。

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    2020年05月11日
  • 食の歴史――人類はこれまで何を食べてきたのか

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    人類の誕生以前から生物が何を食べてきたのかを紐解き、現代に至るまで食べることの意味に光を当てる。そうすることで、この先人口が増え続けるこの惑星において我々が何を食べていくのかを見ていくことになるが、未来は明るくない。

    肉や魚、農地は足らず、昆虫を食べるにしてもアレルギーへの注意や、そもそも昆虫が足らないということもある。格差によって食べるものが階層化されることになるだろう。今まで食べてこなかったものを食べ、食べる量を減らす必要もあるだろう。あるいは、人間を食べるというカニバリズムを歴史的に復活させるのだろうか?

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    2020年04月22日
  • 食の歴史――人類はこれまで何を食べてきたのか

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    読んでいて何度か笑いを抑えきれなかったのは、フランス人の典型的な”エスプリ”という名のセンスの悪さが露呈している点で、我々の大嫌いなフランス人っぽさが文章全体から滲み出ており、可愛らしさすら覚えてしまう。

    ”美食家”ということになっているフランス人が食の歴史を書けばどうなるか。大方の予想通り、当然アメリカ流のファーストフードなどへの呪詛の言葉が本書は中心を占める。その点で私が大嫌いなフランス人っぽさが満開であり、内心ほくそえんでしまう。

    ところで、やたら昆虫食が食料問題を解決する手法として取り上げられるのだけど、ジャック・アタリに進言したのは誰?腹を切って死ぬべきである。

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    2020年03月07日
  • 2030年ジャック・アタリの未来予測―不確実な世の中をサバイブせよ!

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    ネタバレ

    利他的に生きましょう。それしか生き残る道は無いですよ、と人類に問いかけている一冊。

    2018年3月①

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    2018年03月12日
  • 2030年ジャック・アタリの未来予測―不確実な世の中をサバイブせよ!

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     ジャック・アタリが天才だからだろうが、現在の状況やら分析やらがどんどん押し寄せてきて、のどに詰まって飲み込めないといった感じである。結論も分析の続きのようで、なんでそのような結論が導かれたのかいまいち消化不十分である。
     世界全体で見れば生活水準は上がり技術は進歩し順調に見える反面、富の偏在や気候変動などの環境悪化、保護主義化や原理主義者の台頭などの混乱要因があり、2030年には大混乱になるだろう、という議論である。現在の状況なり課題が勢ぞろいでまとめてある。
     結論として、それを阻止するためにみんなが行動する必要があり、国連に機関を設立しろとか世界通貨を導入しろとか10項目を提案している。

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    2018年01月16日
  • 2030年ジャック・アタリの未来予測―不確実な世の中をサバイブせよ!

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    人類が倫理観を変化させ、世界中で人々が次世代の利益を重んじる利他的な活動を行い、人類が利他主義者達の必要とする地球規模の法規範の制定を支援しなければ、人類は壊滅的な事態に陥る。

    全世界で外国への投資額は、1995年の3千億ドルから2015年の17千億ドルまで急増した。

    2016年、23億人がソーシャルネットワークを積極的に利用している。

    2016年、全世界で600以上の大学は4,200のムークを開講している。2015年には3,500万人がムークを受講した。

    今後、企業は顔も見たことのない投資家達の為に、自社の財務諸表をインターネットで定期的に公開しなければならない。

    人道と利他主義に

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    2017年12月14日
  • 2030年ジャック・アタリの未来予測―不確実な世の中をサバイブせよ!

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    まあ書いて有ることは面白いんだけど、それに対するアクションプランがすげーフランス人で笑う。仏教徒からすると。

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    2017年10月03日
  • 2030年ジャック・アタリの未来予測―不確実な世の中をサバイブせよ!

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    フランスの叡知、ジャック・アタリ氏の2016年での未来予測本、すべての世界情勢を数値統計データで整理した上で分析/考察している。

    アジアの片隅で一般庶民として生きている私でさえも直感でなんとなくわかっているが、氏の予測では地球上は混沌化しつづける一方で止まる兆しも皆無とのこと。

    昔は、個人内、地域内、国内だけに目を向けて、今できる最良のことだけを一生懸命やれば、良い結果が必ずついてきていたが、グローバル化した今、それが通用しなくなってしまった。

    どうすればよいか、アタリ氏は利他主義が世界を救う唯一の手段であると提案。もう、それだけ先が読めない事態らしい。

    持続可能な生きがい、楽しさ、幸

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    2017年09月11日