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Posted by ブクログ 2024年01月29日
経済学=希少なモノの生産、所有、交換、管理の学問 未来に役に立たない
偽りのノーベル賞=経済学賞 経済学≠「世界の取扱説明書」
世界を形成するのは 慣行(常識)と歴史
11世紀~ 帝国秩序から商秩序へ 9の「形態」と「心臓」
1.ブルッヘ 1250‐
すべての「心臓」(中心都...続きを読む市)は欠乏の産物である
2.ヴェネツィア 1348-
権力を確約してくれる軍隊を維持する資金を工面できなくなると心臓は疲弊する
3.アントウェルペン 1453-
心臓はエネルギー、コミュニケーションのイノベーションで権力を把握する
4.ジェノヴァ 1550-
心臓になるには金融と資本の仕組みを熟知しなければならない
5.アムステルダム 1620-
心臓の成功条件の一つは外国からの人材、商品、アイデアに開放的であること
6.ロンドン 1780-
権力者であっても、商品や実業家が必要とする自由を抑制することはできない
7.ボストン 1882-
心臓が権力を握るのは、サービスをモノに変化させることによる
8.ニューヨーク 1945-
何かを売るには、需要喚起と資本調達のす術を学ぶ必要がある
9.カリフォルニア 1973-2008- 危機へ
「形態」の移り変わりにより、工業製品はサービスを代替し、自然を人工化する
商秩序の 12の法則
1.商秩序の2つの重要側面 資本主義と国家 儀礼秩序と帝国秩序が発展を妨げる
2.心臓を中心に形態をつくり出す 富の生産のための若者が必要
3.形態の主人公は自由と民主主義を必要とする 自身の利益を守る法の支配
4.心臓が衰退するのは永遠の繁栄を信じ、計画や未来分析、若さ、防衛を失ったとき
5.心臓と形態の終焉に先立ち、貨幣価値が激減、金融市場が崩壊
6.新たな計画に優秀な人材と資本が集まるイノベーションの場が新たな心臓になる
7.これまでの九つのテクノロジーの誕生により「形態」と「心臓」が誕生した
8.形態が移り変わるたびにサービスと自然の人工化が進行、集団向けから私有材へ
9.労働 権利 教育 寿命改善、自由化、信仰より理性、富の分配より市場と民主主義
10.境界のない市場は国よりも優位に
11.目先の利益を擁護、生産物の多様性増、富の集中、人類の環境破壊と資源枯渇
12.心臓の地位維持には 環境の尊重、自己特徴、長期計画、防衛の術の習得
2050年 「心臓」なき「形態」へ ~富の蓄積をつかさどるのは依然として商秩序
三つの袋小路
①アメリカの第9の形態は失敗し、
②第10の形態が中国に登場し、サービスを個別化する新たなツールが導入
しかし、心臓の移動では解決できない激震に見舞われる
③心臓のない、市場が世界を支配する商秩序の試みも失敗する
3つの致命的脅威
①気候 :干ばつ、森林火災、海面上昇、サンゴ礁死滅
②超紛争 :資源、食料、富、領土、独立、征服、信仰対立、移民
③人工化 :健康管理、教育、情報、人間関係、権力(規範と管理)
「形態」なき「心臓」への急旋回 →「世界の取扱説明書」づくり
1.合理的な利他主義への行動
2.死の経済の製品排除:将来世代と自然を毀損する生産活動
3.命の経済の発展 :将来世代の役に立つ生産活動 今日GDP50%未満→80%
共有材化 教育と医療を商業的消費に向かわせない規制
命の経済へのテクノロジーへ継続投資と 税制含む価格設定
過去に大改革を断行したのは独裁政権・・
Posted by ブクログ 2023年12月17日
サステナ的な話はよく聞くが、こんなことになってるのか、、、と衝撃を受けた
分かっていても自己都合を優先してしまい滅びの道へ向かってしまうんだろーなと感じつつ、ブロックチェーン等のテクノロジーを活用して環境に配慮した行動を正しく評価し、矯正していくしかないのかなと感じた
あと、最初に定義される言葉が...続きを読むずっと後半に出てくるが、その言葉の定義が難しい