伊藤羊一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ昨春にキャリア入社してきたシゴデキお姉さんが、周りの未熟者メンズたちにとりあえず読め!と手裏剣のように投げていた1冊を自分もこっそり入手し、通読。
シンプルに伝える、の謳い文句に違わず、あっという間に読めました。
以下、印象的だったところ。
・どんなにプレゼンがうまくなっても、こちらの言うことを100%理解してくれる、なんてありえません。私も「伊藤さんのプレゼンはわかりやすい」「心に響いた」とおほめの言葉をいただくことはありますが、そもそもの主張のところを理解いただいていなかったり、「さっき言ったんだけどな」ということを質問されたり、誤解されて伝わっていたりすることは今でもあります。(P18)
・人は左脳で理解し、右脳で感じて、それでやっと動けるんです。(中略)伝える側自身に情熱がなければ、他人に対して何度説明したところで動いてくれるわけはありません。(P22)
・そもそも、「理解してもらう」というゴールがおかしい(中略)「理解したうえで、どうしてほしい」のか(P32)
・いくらきれいに資料が作れたとしても、いくら流暢に話ができたとしても、相手が動かなければ、まったく意味がありません。(P35)
・「基本的には」→不要(中略)「先に述べたように」→文章の場合はいれることは多いですが、話す時には不要(P73)⇒文書は残るので予防線必要かもだが、話す時は“どうせ聞いてない”と割り切り!
・「これを言っちゃうから長くなっちゃうんだよね」…①プロセスを話してしまう⇒主張と根拠に直結しなければ不要!➁気を遣いすぎる、③自分の意見と違うことを言う⇒しっかりと主張を述べた上で必要に応じ「懸念点としては…」と対応策と共に説明、④笑いを入れてしまう⇒笑う場と思われてなければ白けて終わり(P76)
・スライドのフォントサイズ。字が大きければ一度に書ける文字数も決まってくるのでスッキリさせやすくもなる(P97)
・①聞き手の頭の中にイメージを描いてもらう、➁聞き手にイメージに入ってきてもらう(P111)
・ピラミッドは3段で。結論-根拠-事実(P119)
・ミュージシャンはライブで、自分たちの曲やメッセージに合わせた身振り、アクションをするでしょう。私たちも同じように、自分の伝えたいストーリーやメッセージに合わせて演じましょうといいたいのです。(P139)
・すぐに否定してくる上司は、意見の正しさがどうというより、まずは威厳を見せたいとか、生意気なとこを言うな!とかそういうことを考えているわけですから、言わせておけばいいのです。それで、「そうですね!そうですね!」と言っておけばよい。そして、最終的に自分の意見が通るようにもっていけばいいんです。(P182)
・1対1で提案なり、相談をするのは、一発勝負の場というより「対話」しながら「結論を一緒につくれる」機会です。ですから、完璧にプレゼンしようとするのではなく、しっかり対話ができる場を持ち、一緒に結論をつくっていくことを目指しましょう。(P204)
・「焼肉理論」。話の主導権を握る。(P211)
・ファシリテーターが結論を誘導したら、参加者は一気に白けることがありますから、自分がこうしたいという方向にリードするのはなるべく避けます。そうではなく、「みんなでいいピラミッドを作ろう」とした時に「いいな」と思われる意見にくいつくことです。(P234) -
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印象に残ったのは、
「相手を動かす」ことをプレゼンの目的にする、という考え方。
どんなに良い内容でも、相手が行動しなければ意味がない。そのために何をすべきかが、この本のポイントだと感じた。
具体的には、
・相手の目線に立つ
・相手が理解できる言葉を使う
・ロジカルに話す(主張 → 根拠 → 具体例)
・言葉を削ぎ落とし、シンプルに伝える
・前提をそろえる
特に重要だと感じたのは、
「相手にイメージさせること」。
相手が具体的にイメージできて初めて、理解につながり、行動につながる。
一方で、そもそも人の考えを変えること自体は簡単ではない。だからこそ、しっかり準備し、言葉を選び、構造を意識して伝えることが大切だと感じた。
また、「ゴールを忘れない。ゴールを達成するためには何でもやる」という考え方も印象に残った。 -
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どの本にも共通しているのが「悩む」と「考える」は別物だということ。結論を先に出し、それを支える根拠を三つ揃えていくことで、ようやく“考える”ことが成立する。
さらに、こちらの主張を伝えた時に相手と食い違いが生まれたとしても、テーマとゴールを一旦すり合わせればいいというのも印象的だった。共通点と相違点を落ち着いて見比べれば、歩み寄れる場所が自然に見えてくる。結論を押しつけるのでなく、結論までの道筋を共有するという発想が腑に落ちた。
結論、根拠、事例というフォーマットが身についていれば、相手が話している内容も同じ枠に整理し直してあげられる。混線した会話をほどき、お互いがどこに立っているかを見える形にできるのは大きな力だと感じた。
説明の方法として示されていたSDSも実践的だった。まず全体像を伝え、次にどこに焦点を当てるかを示し、最後に言いたいことを明確に締める。どんな内容でも「どんな絵を描いているのか」が相手に伝わるだけで理解度がまるで変わる。短時間で要点を共有するための型として、とても扱いやすい。 -
Posted by ブクログ
・工業化、大量生産の世の中(標準化)から、個人化(ネフリとかでも個人はのオススメがめっちゃレコメンドされる)になって、世の中、変わってきた。
・自分が好きなこと、小さなモチベーションを大事にする(やるべきこと、やらないといけないことではなく)
(社会的な成功と、自分の満足、充実は違う。充実感を今、抱いているかを自問。)
・今までの社会システムに、合わせて生きようとしても、満足感、充実感が得られない。
※人をシステムに合わせるのではなく、システムを人に合わせていく。
・時間を標準化しない、時間は相対的なもの。「これは、自分にぴったりな戦略だろうか?」を自問すべき。習得までの時間や年齢から自由になる。 -
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最近はChatGPTが流行っており、私も便利さを実感しつつ、いまひとつ正しい距離感を測りかねていた。そんな折、「ラクをするから成果が出る」という、どこか後ろめたさを伴う書名に惹かれ、本書を手に取った。
読んでまず感じたのは、ChatGPTには使い方の型があり、目的を意識するだけで利便性が大きく変わるという点だ。メールや議事録など、考える必要はないが時間ばかり取られる作業を任せることで、人間は本来向き合うべき思考に集中できる。条件を丁寧に与えれば、文章も驚くほど行儀よく整う。
特に印象に残ったのが「壁打ち」である。自分が質問を投げ続けるのではなく、ChatGPTにコーチ役を与え、問いを返してもらうことで、曖昧な思考が自然と整理されていく。試しに読書感想で使ってみたところ、読んだまま放置していた本が少しずつ片付いていき、思いのほか助かっている。
気軽に始められ、スキマ時間でもでき、未完成な思考のまま投げられるのがChatGPTの良さだろう。偶然のひらめきは生まれにくいが、考えを整える相手としては、なかなかに頼もしい存在である。