長尾高弘のレビュー一覧

  • Effective Ruby

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    序文にもあるとおり、Rubyの書籍は数多ある中で、今更何が書かれているのだろうと思いながらもなんとなく気になったので購入。

    読んでみると、意外にも面白いトピックスが並んでいた。

    話の展開としてはRubyの基礎から始まり、クラス、コレクション、例外、メタプログラミングといわゆる教科書的な構成なのだが、入門書に書かれているような基礎的な文法の説明などは一切なく、普通に学習しただけでは見落としがちな細かなポイントをケアしている。

    Rubyの基礎を一巡りした後に読むと、Rubyのことがもう一段深く理解できる一冊。

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    2015年06月09日
  • Effective Ruby

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    学ぶことが多すぎて付箋だらけになった.「こういう時はこういうメソッド・手法を使おう」という指南書としての側面や,Rubyならではのハマりどころとその対処法についての最高のFAQであったり,とかく勉強になる本だった.
    Rubyを書くときは,常に手元においておきたい一冊だと思う.

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    2015年01月11日
  • 世界でもっとも強力な9のアルゴリズム

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    IT関連にかかわる仕事をしている私としては、それなりに理解できているアルゴリズムであったが、用語を知っている程度の人でもわかりやすいようなたとえで説明されていて、自分の理解が正しかったこと、中途半端に理解していたものを再確認できた。
    ディジタル書名や公開鍵暗号は、これから学ぶ人にも役立つと思うのでぜひ読んでもらいたい。
    うちの若い人たちにも紹介したい一冊である。

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    2014年11月01日
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

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    【目的】 ソフトウェア開発の問題における社会学的側面に注目し、どのようにマネジメントすべきかの指針を与える。

    【収穫】 いかに人のやる気を引き出し、力を発揮してもらうか、ということがマネージャーの果たすべき役割と理解できた。

    【概要】 ■プロジェクトにおける問題の本質: 技術的な問題というより、人がに関する問題、すなわち社会学的なものが多くの原因である。
    ■生産性に関する錯覚: 生産性=利益÷コスト。コストは、退職者の補充にかかるコストも含まれるべき。長時間残業やプロセスの機械化により生産性を上げたとしても、それで人が退職すれば、実際の生産性は下がる。また、人のやる気やコミュニケーションを

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    2014年04月28日
  • 世界でもっとも強力な9のアルゴリズム

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    実際にプログラミングするための技術書ではない。しかし、(社会的に影響力のある各種)アルゴリズムの「妙」を平易な言葉でうまく伝えている。そこに美学を感じられるかどうかは人それぞれだろう。自分は十分共感するので星五つ。
    どの章もわかりやすく面白いが、一風変わった(ゲーデルの不完全性定理とも絡んでいると思われる)「実現不可能なプログラムの存在証明」の章が一番印象的。

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    2014年01月04日
  • テストから見えてくるグーグルのソフトウェア開発 テストファーストによるエンジニアリング生産性向上

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    大規模なインフラを活用したテストとか、テスターもコードはバリバリ書けますとかはさすがだなと思う一方、Sテスト(単体テスト相当)、Mテスト(結合テスト相当)、Lテスト(システムテスト相当)とか、手動テストをやってたりとか、意外と普通な一面もあると思った。
    バグのあるコミットをした数分後には問題が通知されるとか、SIerでもそういうの当たり前にやっていかなければいけないと思うし、とても良い刺激を受けたと思う。あとは行動あるのみ。

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    2013年10月24日
  • テストから見えてくるグーグルのソフトウェア開発 テストファーストによるエンジニアリング生産性向上

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    この本は改善を重ねた結果のテストの取り組み方としての組織のつくり方という部分が描かれていたり、また、採用に関しての話も面白かった。また自由に使える20%タスクが現実的にはどのような形で運用されているのかというのも垣間見えた。

    テストをする人を2種類に分けて考えるという考え方はなるほどと感じる部分があった。

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    2013年09月07日
  • テストから見えてくるグーグルのソフトウェア開発 テストファーストによるエンジニアリング生産性向上

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    2006年頃から、Googleがどのようにテストに関するソフトウェア開発組織をつくり、どう運用してきたかという話。SWE, SET, TEという職制の話あと、人々と個々の製品へのインタビューという形式。

    20%を使って、リポーティングを含めたテストの効率化のツールを開発したという話がいたるところで出ている。Googleがとてもツールを大事にしているか、動くものを大切にしているかがわかる。
    一方できちんとROIに基づいて判断をしているあたりもさすが。

    ぜひ見習いたいものだが、マネジメントを含めた人材の質が違いすぎるのが問題か、、、
    しかし、ソフトウェアに携わる人は誰でも、この組織と競争しなく

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    2013年08月09日
  • テストから見えてくるグーグルのソフトウェア開発 テストファーストによるエンジニアリング生産性向上

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    ネタバレ

    Google社内ではよくあるソフトウェア開発会社と異なり、製品開発チームと品質管理(テスト部門)が別組織として活動している。
    別組織としてある事のメリットとしては以下のようなものが有るとのこと。
    ・製品間をテストのスペシャリストが移動することで、良いテスト手法を広めることが出来る
    ・テスタの数を抑えることが出来る。(製品開発序盤はテスタが必要とならない場合が多い)
    ・製品の価値を客観的に捉え、潰すべきバグの優先度を開発チームに周知することが出来る。

    この時、Google内ではACC(Attribute Component Capability)という3つの値を利用して、製品の価値の優先度分析

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    2013年06月16日
  • テストから見えてくるグーグルのソフトウェア開発 テストファーストによるエンジニアリング生産性向上

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    マガジン(雑誌)のような本です。WhittakerらがGoogleでいかにCoolなテストをやり遂げたかが書かれています。

    ここに書いてあること全てをそのまま実践するのではなく、何故彼らはこうしたんだろうと考えて、ヒントとして受け取り自分たちに合ったテストを構築していくのが正しい読み方だと思います。

    とてもたくさんの刺激と知恵を貰えました。

    そっかー、STEはTEの倍いるのか……。

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    2013年06月14日
  • 世界でもっとも強力な9のアルゴリズム

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     どのアルゴリズムも今や日常に溶け込んでいるものばかりでそれぞれの仕組みを知る機会はなかなかないので非常に学びの多い1冊であった。
    また、それぞれの解説に分かりやすい例えとイラストがあり理解が進みやすかった。個人的に公開鍵暗号法のトリックはとても興味深く誰かに話したくなるような内容であった。

     これを読んだからといってすぐ使えるようなスキルやマインドは身に付くわけではない。
    ただ、ITの仕組みを知ることでより深みが出るのは確かだ。
    本書の最後にも「天文学の知識があるから夜空を見上げる体験に深みが増す」とあるように本書の本質はそこにあると思う。

     私も日々すぐに使えて効果の出るハウツーに手を

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    2025年01月13日
  • The DevOps ハンドブック 理論・原則・実践のすべて

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    2017年発行だけど、既に少し古くなってきている。
    アジャイルが前提なのか、関連をもっと書いて欲しいなぁ。
    第1の道、フローの原則(可視化、WIP、バッチサイズ…)
    第2の道、フィードバックの原則(行燈?)
    第3の道、継続的な学習と実験の原則(レトロスペクティブ、ポストモーテム…)
    をベースに全体を構成。
    最後の部で、セキュリティや変更管理、コンプライアンスに触れている、これら重要そうだけど大きな企業しか関係ない?やるとなるとアジャイルやDevOpsのやり方的に大変そう。

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    2024年12月21日
  • The DevOps 勝利をつかめ! 技術的負債を一掃せよ

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    前のプロジェクトフェニックスより良かった。
    主人公のマキシンさんはオタクなんだね。
    イミュータブルな関数言語(Closure)が好みとか濃いな…
    けど関数型言語どれか勉強してみようかと思った
    社員多いと良いなとも思った

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    2024年11月30日
  • The DevOps 逆転だ! 究極の継続的デリバリー

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    ザ・ゴールみたいなストーリー仕立ての技術本?
    面白かったけど、どう役に立てるのか分からない。
    解説で触れていたように、もう一度3つの道を念頭に読み直さないといけないのか?
    DevOpsをやるに至るまでに、ずいぶん長い前置きだなという印象。
    ほとんど最後の方で、出てきて技術的な細かいところは触れてなかった。
    心理的安全性とアジャイルで触れられるほどアジャイルに関係あるか?と思った…。

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    2024年10月19日
  • 世界でもっとも強力な9のアルゴリズム

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    普段何気なくパソコン/スマホを触っていても意識しないが、言われてみれば「なるほど、こういう仕組みだったのか」と素人にも分かるよう噛み砕いてアルゴリズムを説明してくれている。

    この本を読んで、基本情報の勉強を頑張ろうと思った。

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    2024年01月04日
  • モブプログラミング・ベストプラクティス ソフトウェアの品質と生産性をチームで高める

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    モブプログラミング・ベストプラクティス ソフトウェアの品質と生産性をチームで高める

    プログラマーでモブプログラミングの普及に尽力しているマーク・パール 氏の著書です。

    モブプログラミングの入門書です。

    【本書で学べること・考えること】
    - モブプログラミングとは?
    - モブプログラミングの利点
    - モブプログラミングの始め方
    - モブプログラミングの軌道修正
    - モブプログラミングのための環境整備
    - モブプログラミングの定着
    - モブプログラミングの長期的展望

    読んでみての感想です。

    3人以上で行うモブプログラミングは興味がありましたが、やったことがなくどのように導入すれば良いかを

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    2023年12月16日
  • Web APIテスト技法

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    テスト戦略をモデルとして示し、APIのテスト技法とどの領域をカバーするテストなのかをモデルと対応付けながら説明している点が良かった。
    作っているプロダクトが満たす必要がある品質と、優先度を決めるためのリスクの把握が大事。

    一部日本語訳が漏れていたり、誤字脱字や分かりにくい言い回しがある点が残念。

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    2023年10月29日
  • 世界でもっとも強力な9のアルゴリズム

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    ネタバレ

    日常的に利用されている有用なアルゴリズムや簡単なコンピュータ科学について、誰でも理解できるように書かれた本。

    全体的に読みやすく面白かったが、公開鍵暗号・デジタル署名の部分に関しては、サイモン・シンの説明の方が複雑である代わりにストーリー性が感じられたため、読み物として優れていると感じた。本業かそうでないかの違いだろうか。

    本書内で扱っている、アルゴリズムやコンピュータ科学に関する話題は次の通りである。

    1.検索エンジンのマッチング・ランキングに関するトリック。主なものを挙げると、メタワードトリック、ハイパーリンクトリック、オーソリティトリック、ランダムサーファートリック。

    2.公開鍵

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    2023年10月19日
  • SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル 第2版

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    万人向けの人生の説明書という感じ。
    章構成がキャリア、セルフマーケティング、学習、生産性、資産形成、フィットネス、マインドセットとなっており、いずれも平易かつ説得力のある内容となっている。
    自己啓発本の側面もあるため、名言や著者の半生記も多い。具体的に書かれているやるべき内容をやれば確実に良い効果があることは分かるが、試みるかはまた別の問題。
    ここまで生き方について体系的にまとまった本は貴重。たまに読み返したい。

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    2023年02月01日
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

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    マネジメントの学習のため購入。
    技術よりも大事なものは人で、人格の尊重、相応しいオフィス、人材の選び方・育て方、結束したチームがもたらす効果、仕事は楽しくあるべきもの、仕事を生み出す組織作りの大切さを学べてためになった。

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    2022年09月13日