作品一覧

  • 継続的デリバリーのソフトウェア工学 もっと早く、もっと良いソフトウェアを作るための秘訣
    5.0
    1巻3,190円 (税込)
    本書はソフトウェアに関する諸問題を、「工学」に基づいて解決する方法を実利的に示します。 『継続的デリバリー』で著名なデイビッド・ファーリーの“Modern Software Engineering : Doing What Works to Build Better Software Faster”の日本語版です。 継続的デリバリー(『継続的デリバリー』の共著者)の先駆者で、DevOps、TDD、その他ソフトウェア開発全般についての実践者である著者が、ソフトウェア開発に科学的思考法を応用するとはどういうことなのかを明らかにし、本当にソフトウェア工学と呼べるものを実現するにはどうすればよいかを具体的に示します。 真のソフトウェア工学は、私たちの創造力と、高品質で役立つものを自信を持って作る能力を引き上げます。アイデアを掘り下げ、創造力を伸ばせるようになり、大規模で複雑なシステムを構築できるようになります。 コードは誰でも書けますが、それは私たちの仕事ではありません。ソフトウェア開発はコードを書くことよりも大きな仕事です。私たちの仕事は、問題を解くことであり、そのためには設計に注意の目を光らせ、生み出す解決策の有効性を考えなければなりません。 本書はこれからソフトウェア開発の大海に船を漕ぎ出す人には良い羅針盤となる書籍だと思うし、私のように長年この業界で過ごしてきた人間にとっては、自分の経験を振り返る良いきっかけとなり、自分の考えが変化を受容しているか客観的に見る示唆を与えてくれるものとなることを確信する。 ――「解説」より
  • The DevOps 勝利をつかめ! 技術的負債を一掃せよ
    3.8
    ボトルネックと技術的負債はどうすれば解消できるのか、 DXを実現する組織・システムの作り方とは――。 「速いものが遅いものに勝つ」痛快IT物語。 3000人規模の自動車部品製造販売会社パーツ・アンリミテッド社の凄腕プログラマー、マキシン・チェンバース。彼女は理不尽な理由から、デスマーチに陥っていた「フェニックス・プロジェクト」に配置転換されてしまった。 ビルドすらできない絶望的な環境で苦しみながらも、システムのボトルネック解消に努めるマキシン。運用や品質保証など他部署を巻き込みながら本番環境に迅速にデプロイできる体制を整えたあとには、技術的負債を払拭するためにクリーンコードで開発される「ユニコーン・プロジェクト」が待ち構えていた……。
  • ソフトウェアシステムアーキテクチャ構築の原理 第2版
    4.5
    1巻5,720円 (税込)
    クラウド、ビックデータ、アジャイル開発の時代に、ITアーキテクトが「ステークホルダ」を満足させる設計に求められる判断の原則を、多様な「ビューポイント」と「パースペクティブ」の手法で詳細に体系化。
  • The DevOps 逆転だ! 究極の継続的デリバリー
    4.0
    1巻2,420円 (税込)
    彼はある日突然、CEOのスティーブ・マスターズからIT運用担当VP(バイスプレジデント)に任命された。 社運を賭けた、店頭小売とネット通販を統合する新システム「フェニックス」を3カ月以内にリリースせよ。さもないと、IT部門はアウトソーシングする、と告げられる。 プロジェクトの成功に欠かせない「4つの仕事」と「3つの道」を見つけるように言い渡される。 ビルは仲間とともに数々の危機を乗り越えるなかで、開発(Development)と運用(Operation)が一体となってシステムを開発していく「DevOps」に目覚めていく。

ユーザーレビュー

  • The DevOps 逆転だ! 究極の継続的デリバリー

    Posted by ブクログ

    雲をつかむような概念であるdevops。これをアメリカの老舗自動車部品メーカーを舞台とした小説で体感させることを狙った小説。
    本書ではdevopsが仕事の4つのタイプと3つの道に沿って解説される。その根本には『ザ・ゴール』のTOC理論がありボトルネックになっているものから仕事をはぎ取ること、加えて、3つの道で示されるバッチサイズを小さくすることがある。
    TOC理論で示されるように、いくら周りが頑張っていてもボトルネックが解消されない限り、その努力は無駄だし、WIPが積み重なるように無駄が無駄を呼ぶことにもなりかねない。また、バッチサイズが大きいとリリースまでの時間が長期化し、ビジネススピードか

    0
    2024年02月15日
  • 継続的デリバリーのソフトウェア工学 もっと早く、もっと良いソフトウェアを作るための秘訣

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    # 継続的デプロイ・継続的インテグレーションを支えるための技術書

    ## 面白かったところ

    - 工学とはなにか? みたいな小手先の技術ではなく、学問としてソフトウェアを捉えた構成が良かった

    - 継続的にプロダクトをアップデートするための、かなり抽象的な知識が散りばめられていて良い

    - モジュール・関心の分離・凝集度の概念がわかりやすかった

    - マイクロサービスは銀の弾丸じゃないと書いてあるところ

    ## 微妙だったところ

    - サンプルコードが言語も背景もバラバラすぎて読みづらかった

    ## 感想

    凝集度や結合度・関心の分離など抽象的な知識が求められる中で、たまたま出会えた一冊。

    0
    2023年10月05日
  • 継続的デリバリーのソフトウェア工学 もっと早く、もっと良いソフトウェアを作るための秘訣

    Posted by ブクログ

    ソフトウェアエンジニアの仕事とは何か、そしてなぜそれが重要なのか、どうやって実践するのか、が書かれている本
    現代のソフトウェア開発の権化とも言える一冊

    0
    2023年07月14日
  • 継続的デリバリーのソフトウェア工学 もっと早く、もっと良いソフトウェアを作るための秘訣

    Posted by ブクログ

    ソフトウェア工学を工学たらしめるーー。そんな使命感が充満している。
    継続的デリバリー。継続的リリース。TDD。DDD。アジャイル/DevOpsの文脈を解する人であれば、初見の概念やプラクティスに出会う確率はそう高くない。新しい出会いをもたらすのではなく、私達が長年かけて学び実践してきたことを、あらためて工学としてまとめなおす試みなのだ。
    なぜ密結合より疎結合を目指すべきか。なぜテストはコードより前にあるべきか。くどいくらいに反復されるWhyからは、筆者のそれに対する信頼と自信、そして未だにそれらがなされない現場が少なくないことをなんとかしよう、という気概が漲っている。

    0
    2023年01月04日
  • 継続的デリバリーのソフトウェア工学 もっと早く、もっと良いソフトウェアを作るための秘訣

    Posted by ブクログ

    アジャイル、継続的デリバリー、DevOpsを飲み込んで、その本質を明らかにし、その先を開こうとする一冊。これらのプラクティスだけでなく、DORAのReseach、チームトポロジーといったものを飲み込んで現代のソフトウェアを工学として定義した。クラフトマンシップからソフトウェアエンジニアになるための一冊だ。

    この本に書かれている内容は上記の事柄を知る人たちにとって新鮮なものはない。だけど、これらに存在する共通的な工学的であると言える原則を定義した。この原則は時間が経過しても簡単に陳腐するようなものでなく応用が効くものだ。

    この本に私に与えた影響は自信だった。私はアジャイルを学んで、その本質は

    0
    2022年12月24日

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