長尾高弘のレビュー一覧

  • AIは「心」を持てるのか 脳に近いアーキテクチャ

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    AI、人工知能。最近、よく目にするようになったキーワードについて理解が深まるかと思ったが、「心」とは何か、「心」をプログラムによって再現できるか、という内容が印象的だった。(タイトルで気づくべき)
     
    科学技術としての側面だけではなく、哲学や脳科学の見地から考察と解説がされており、ぼんやりしたAIや人工知能のイメージがより具体化される。

    AIはビックデータの解析やアナリストのような機能的役割と映画に出てくるようなアンドロイドのような人間的役割の二つに分かれるが、本著は後者における考察がメイン。
     
    技術的な転用に対する考察について学ぶには、関連書籍を併読する必要がありそう。

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    2019年02月05日
  • テストから見えてくるグーグルのソフトウェア開発 テストファーストによるエンジニアリング生産性向上

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    グールグでのプログラマ、テスタのレスポンシビリティがよくわかる。また、マネージャの仕事内容もよくわかる。これらを総合すると、グーグルのソフト開発能力の源泉が理解できる。こういうことができない、もしくは理解できないと(要は現在のソフトに対するリテラシイが高くないと)、近い将来ソフト屋として存在意義を失う可能性が高いと思う。

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    2018年10月23日
  • テストから見えてくるグーグルのソフトウェア開発 テストファーストによるエンジニアリング生産性向上

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     サブタイトルにもあるとおり、Googleではテストファーストによりエンジニアリング生産性を向上させているというもの。正直、今の自分の知識では、本書の1/3も理解できなかったと思う。しかしながら、今携わっているシステム開発で、ちょうど受け入れテストを実施していて、想像以上に骨の折れる作業であることを痛感している最中に読んだため、Googleが進んでいることが際立って感じた。少なくとも、システム開発においてテストがいかに重要かという点は充分に学ぶことができた気がする。Chrome、Gmail、Youtube等に実際に携わっている人々のインタビューが収録されているから、その説得力は半端ない。

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    2021年08月08日
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

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    独特の言い回しの文章で、読む人選ぶかもしれません。
    プログラマを経ずに、ソフトウェア開発のマネジメントをする人は是非読むべきだと思う。ほかのマネジメント本とは違い、ソフトウェア開発を社会学としてとらえ、現場の問題に即した本となっている。
    メモしたい言葉は、「人は期限通りに仕事をするために多くの残業をするのではなく、仕事が期限通りにできそうもないことがわかったときに、非難から身を守るために残業するのだ」

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    2018年05月24日
  • The DevOps ハンドブック 理論・原則・実践のすべて

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    読みにくい本だ…。それほど目からウロコでもないような話題をタラタラタラタラ、翻訳書独特のの長ったらしい文章で説明し、「章タイトルは【最初に手をつけるバリューストリームの選択方法】なんだけど、バリューストリームのカテゴリの話ばかりして選択方法の話が出てこないぞ…」こんなのばっかりで、「これ何の話だったっけ?」と戻り読みすることが多くなかなか先へ進まない。

    理想はそうなんだけどさー、どうやって実現にこぎつけりゃいいのよ?ケーススタディとやらも「日常業務の一部として問題を見つけ、修正していくことで、技術的に負債をマネジメントしていった」みたいな抽象的記述ばっかりで、いやいやクソ忙してくてそれどころ

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    2018年03月25日
  • 世界でもっとも強力な9のアルゴリズム

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    コンピュータの世界で長く使われているアルゴリズムを、分かりやすい説明でまとめられている一冊。
    対象は検索エンジンのページランクや公開鍵暗号、誤り訂正、データ圧縮など。
    時に優しい言い回しすぎて、まわりくどく感じる部分もあるけど、全体的に分かりやすいと思う。

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    2016年12月06日
  • DevOps教科書

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    一般に言われるDevOpsより扱っている範囲は広い(セキュリティ、アカウント管理等)こともあり、少々記述が冗長でまとまりきっていないような印象は受ける。具体的なツールを挙げるというよりは、どういう考え方を持つべきかという点に着目した形なので、読むのにはわりと骨が折れた。もう一段階具体的なレイヤーに落とし込んでくれるとよかったようにも思う。

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    2016年11月22日
  • テストから見えてくるグーグルのソフトウェア開発 テストファーストによるエンジニアリング生産性向上

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    テストについての考え方を学べたが、インタビューなどはわりと読むのが面倒くさかった(わりと冗長なないようだった)

    テストのベースとなる考え方を作れるので、オススメ。

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    2015年12月30日
  • AIは「心」を持てるのか 脳に近いアーキテクチャ

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    4万年前の洞窟の壁画からギリシャ時代をへて、「ロボット」や「人間の意識」についての考察をたどり、現代の「脳科学」や「人工知能」へたどり着く。巨人の肩の歴史を哲学やSFそして情報工学や脳科学などから数多くの引用を行い振り返ると共に未来を展望します。AIなどが普及して人間がいちいち判断しなり失敗が無くなると、失敗を通じて成長する私たち人間がどのように変化するのかがとても気になります。

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    2015年11月08日
  • テストから見えてくるグーグルのソフトウェア開発 テストファーストによるエンジニアリング生産性向上

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    読み終わったー\(^o^)/
    Googleでのテストの考え方、実施手法などの事例集。
    コードが書けるテストデベロッパーが必要そうです

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    2015年09月24日
  • 世界でもっとも強力な9のアルゴリズム

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    公開鍵暗号法。

    鍵が公開されているのに、なんで暗号化できているんだっけ?
    何回読んでも忘れる。
    今回もそうだろう。

    でも、これまでで一番やさしく、かつ、数学的でした。

    (以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋)
    ●公開鍵暗号法(P.75-78)
     ステップ1:A、Bが秘密色を選ぶ
     ステップ2:公開色を確認する
     ステップ3:A、Bは自分の秘密色と公開色をまぜた混合色を作り、公開する
     ステップ4:AがBの混合色を持ってくる
     ステップ5:Aは秘密色とBの混合色を混ぜ合わせて、共有用の混合色をBに渡す
     ステップ6:Bは受け取った共有用の混合色から、
            公開色、Bの秘密色を取

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    2015年09月22日
  • Effective Ruby

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    ネタバレ

    サブタイトルにある「あなたのRubyをより輝かせる48の特別な方法」のとおり、48個のTipsが詳細な解説と考えとともに記されている。数から見るともっとたくさんのTipsが欲しいところではあるが、解説や考えがしっかりと書かれているので、本書を読むのはそこだろう。

    対象読者は、Rubyの文法や実行の方法をある程度把握していて、Ruby(含むRails)のプログラムを書いたことがある人のように思う。それまで書いたRubyプログラムの量にしたがって、それぞれ納得する部分が異なるだろう。その面では、繰り返し読むといいかもしれない。

    それぞれの項目(Tips)が有用であるかは人それぞれであるが、個人

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    2015年09月06日
  • 世界でもっとも強力な9のアルゴリズム

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    特に新しいものはなかったが復習になった。技術的な用語を使っていないので、人に説明する時の参考にしたい。

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    2014年12月17日
  • テストから見えてくるグーグルのソフトウェア開発 テストファーストによるエンジニアリング生産性向上

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    テストに関わる仕事の地位向上に寄与し、その分野のスーパースターまで生み出しているGoogleの文化は素晴らしい。開発手法も増えてテストの重要性も上がっていくなかで、まだまだテストに対する意識や重要性の認識が低い気もするため、 良い動きであると思う。

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    2014年12月17日
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

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    正論なんだけど、他部署を敵に回すようなことも主張しているので、マネージャーは読んで複雑なのでは。これができれば苦労しないと思いそう。ただメンバーに良い結果出す為の環境を整えてあげると、悪い評価の人をリストラしやすくなりそう。結果に対して言い訳する逃げ道がなくなるからね。ドライな感じはするけど欧米企業はそのあたりも見越して働きやすい環境を作っているのかな。

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    2014年11月04日
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

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    人材とは替えがきかない、あるいはきかせるために想像以上にコストを要する。生産性を上げるということはどういうことか。
    アメリカの例がふんだんに盛り込まれているので必ずしも日本の事情に当てはまらないが、唸るところの多いエッセイ。

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    2014年08月29日
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

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    ネタバレ

    やる気は大事ってそりゃそうだろうけど、やる気の源泉って環境だったりしてその環境とは何ぞやみたいなぐるぐる回る議論になるのでやる気って言葉は嫌い。でも、デマルコの本を一冊読むたびにソフトウェアのリテラシーが上がることは間違いないのでみなさんぜひ読みましょう。ソフト会社の飲み会みたいなのがあるとしたら、こんなことを話していてほしいというなにか願望のような。

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    2014年07月25日
  • 世界でもっとも強力な9のアルゴリズム

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    よいテーマだと思う。コンピューターまわりの本で、ビジネスでも個別技術解説でもハードウェアその他でもない分野。
    記述は平易で、とても基礎的なことから(たとえば累乗の記述まで噛んで含めるように、また拡張子の解説まで)書かれているので、退屈することもあるのだけれど、それで油断しているとRSAの解説で集中を要求されたり。
    最後は計算不能性まで解説していてすばらしい!と言いたいのだけれど、ちょっと物足りないかな。
    すごく割り切ってもっと簡単にする、というのでない限り、もう少し踏み込んでくれないと中途半端だった気がする。
    PCになじみの薄い高校生とか文系大学生(で理系に拒否反応示さない人)とか向けかなあ。

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    2014年05月13日
  • テストから見えてくるグーグルのソフトウェア開発 テストファーストによるエンジニアリング生産性向上

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    CI、テストコードといった考え方は比較的一般的になってきたと思うが、
    SET(Software Engineer in Test)、TE(Test Engineer)、TEM(Test Engineering Manager)といったレベルで専門化までしているのは先進的と感じる。

    大手SI企業のエンタープライズ向けシステム構築でここまでやっている企業はあるのだろうか?また、今後このような方向に進めるべきなのだろうか?

    ソフトウェアの品質は常に問題にあるトピックであり、具体的にどのように品質を向上させるか(それに伴いどこまでコストがかかるか)は、考え続ける必要がある。

    一般向けプロダクトを

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    2013年11月23日
  • テストから見えてくるグーグルのソフトウェア開発 テストファーストによるエンジニアリング生産性向上

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    深い内容であったので、本全体の十分な理解にはつながらなかったが、Google のエンジニアとしての考え方を知れたのでその点には満足している。

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    2013年09月17日