あらすじ
ソフトウェア開発者として成功するために知っておくべきノウハウ・スキルを網羅したキャリアガイドです。
ソフトウェア開発者として成功したい――。そのような願いは自然なものです。
本書は、成功するために必要なスキルの種類とその身につけ方を全60章、約650ページにわたって具体的に解説します。
米アマゾンでは圧倒的な高評価(365以上の五つ星)を獲得している、
「一人前」のソフトウェア開発者になるための指南書です。
■「解説」から抜粋
本書『CAREER SKILLS ソフトウェア開発者の完全キャリアガイド』は、ソフトウェア開発者というキャリアで成功するためのさまざまなスキルについて解説している書籍です。
技術者向けの書籍ではありますが、特定の技術に関する解説はほとんどなく、主に「技術そのものをどう取り扱うか」のような「メタ技術」を取り上げている書籍です。
(中略)
本書で紹介する「メタ技術」の発想から考えると、このような状況にこそ、キャリアを「ハック」するための大きな余地があるのではないかと思います。
良い組織、悪い組織が混在しているなかで、その状況をうまく利用して自分のキャリアを高めるスキルというものは確実に存在しており、本書が解説する「メタ技術」を応用することで、
そのスキルを発見し自分のものにすることができる可能性は相当高いと思います。
――まつもとゆきひろ(Matz)
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Posted by ブクログ
これからソフトウェア開発者として生きていきたい人、社会人としてステップアップしたいひと、独立したい人、それぞれのフェーズで役立つ考え方を学べると思う。
分厚いが通しで読むのではなく、自分にとって必要だと感じるところ、興味を持てたところを読めば十分なので、構える必要はない。
Posted by ブクログ
650ページというページ数にまず圧倒されるが、よし気合い入れて読むぞと思い、読み始める。サブタイトルにもあるように、エンジニアのキャリア全般に関わる内容が隅から隅まで網羅されていて、これ一冊読めば十分すぎると思えるほどの充実した内容。巻末の注釈にて、「本文の意見に同意しているわけではない」と書かれている箇所があり、訳者や編集者の態度が明確化されている点に好感が持てる。そんな注釈珍しい。ところどころそのような尖った考えが本文には書かれているが、それを差し引いても余りある読書体験だった。『SOFT SKILLS』は既読だけど第2版が出ているみたいなので読んでみたい。
Posted by ブクログ
完全キャリアガイドの名に恥じない網羅性を誇る1冊
具体的な方法論の部分で考え方の違い(あるいは環境の違い)があるものの、根本を貫く思想にはとても参考になる部分が多かった。
加えて軽妙な文体で読んでいて飽きが来ない。
Posted by ブクログ
とてもいい書籍でした。660ページ余りあってかなり重厚でしたが、それぞれの章が独立していてどんな順番で読んでも問題ないように想定されていること、見出しから内容が想像しやすいこと、どこから読み進めるべきかのガイドラインが巻頭に載っていることなどあって隙間の時間にどんどん読み進められました。
こういう書籍は自分のまだ知らない未来を想像し、準備するのに大変役立ちます。もちろん成功事例だけ見ていても視野は狭いですが、それでも自分の知らない世界のことやまだ訪れていない頃の世界のことを知られるのはとてもよいことだと想像しています。
末尾のMatzによるまとめもよい内容でしたね。普段Rubyを書いている身からしたらメタプロってたくさんやるわけですが、人生をメタ的に捉えてプログラミングしていく発想はありませんでした。とてもよい指摘でした。
Posted by ブクログ
学習にはプランを立てる。
- 目次を読んで必要な技術を把握する
- OSSを読んで、各行を理解する
- 何よりも手を動かして学ぶ
- 何の役に立つのかをはっきりさせる
DBAにならなくても以下くらいは理解する
・バックアップの作成とバックアップからの復元の方法
・テーブルとスキーマの作成方法
・ストアドプロシージャーの作成方法
・テーブルのインデクシングの方法とインデックスの仕組み ・クエリー、挿入、更新などの基本処理を実行するための基本的なSQLコードの書き方
・テーブルの結合の方法
キャリアのために
・社会的な評価/ブランドを築く
・ニッチでもいいので専門分野を持つ
スペシャリストはゼネラリストでもあるが、
ゼネラリストはスペシャリストではない。
人生のほとんどのものは、何かのなかの20%が結果の80%を生み出すというパレートの法則に従っている。
技術スキルを学ぶポイントは、パレートの法則の大事な20%がどれかを明らかにすること。
Posted by ブクログ
キャリア組み立てについて意識することが少なかったのですが,改めていろいろな人の影響を受けたりして考える際のフレームワークになってくれる一冊でした.