あらすじ
「ワクワク・ワイワイとみんなで楽しく開発する」だけで、「特定の個人に頼らずに、品質の高いソフトウェアを、堅実なペースで生み出していけるようになる」モブプログラミング。そのノウハウと極意をまるごとお伝えします。
本書はノウハウの紹介にとどまらず、「モブプログラミングを始める前」、「始めた後」、「始めてしばらく経った後」、さらには「始めてしばらく経ってやらなくなってしまったとき」など、さまざまな状況でチームやその周囲で起こり得る問題と対処法を丁寧に解説します。
モブプロを初めて知った人はもちろん、導入したい人から、もっとうまく活用したい人、始めたけれど挫折してしまった人まで、あらゆる段階の開発者にお薦めです。
■解説から抜粋
モブプログラミングは、極論すれば、「チームでいっしょに働く」だけのことです。しかし、いっしょに働くだけで得られる学びはきっとたくさんあります。体験する前には想像もしていない学びが得られる機会になるのです。
この機会を効率的に自分たちの仕事に活かし、「特定の個人に頼らずに、品質の高いソフトウェアを堅実なペースで生み出していけるようになる」ことができたら、ワクワクしませんか。私はワクワクします。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
前半はモブプロのやり方が細かく説明されていて、後半はモブプロを取り入れたチーム開発について説明されています。導入を本格的に進めていけそうです。
Posted by ブクログ
モブプログラミングに関する書籍として、決定版ではなかろうか。
なぜモブプロなのか、どうモブプロをやるのか。そういったモブプロのゴールデンサークルを描きつつ、
モブプロをいかに「続ける」かについてかなりのページを割いて伝えている。
そう、始めることと同じかそれ以上に続けることは難しいのだ。
個人的には「モビング」という呼称が大変気に入った。
実際、モブプロって「プログラミング」以外の側面が少なからずあるもの。
Posted by ブクログ
モブプログラミング・ベストプラクティス ソフトウェアの品質と生産性をチームで高める
プログラマーでモブプログラミングの普及に尽力しているマーク・パール 氏の著書です。
モブプログラミングの入門書です。
【本書で学べること・考えること】
- モブプログラミングとは?
- モブプログラミングの利点
- モブプログラミングの始め方
- モブプログラミングの軌道修正
- モブプログラミングのための環境整備
- モブプログラミングの定着
- モブプログラミングの長期的展望
読んでみての感想です。
3人以上で行うモブプログラミングは興味がありましたが、やったことがなくどのように導入すれば良いかをしりたくて本書を読みました。
入門書らしく、平易な表現で、量も少なめで解説されていたので、読みやすかったです。ポイントもしっかり押さえられており、理解が進みました。
今度、職場でも実験的に行ってみたいと考えています。
Posted by ブクログ
# オフライン型・モブプログラミングの指南書
## 面白かったところ
* モブプロとペアプロと違いが知れること
* 始める前、続ける上で大切なことが具体的に書いてあること
* モブプロを行うチーム単位でのトピックが上がっていること
## 微妙だったところ
* スコープがオフライン型であり、オンライン型のモブプロに関する記述が少ない
## 感想
コロナのご時世ということもあり、現在リモート環境でモブプログラミングを行っている。
具体的な指南に関しては全く参考にならなかったが、個々の開発者が果たすべき責任やチームのアンチパターン、そして長いスパンにおける開発の進め方などの抽象的な概念はとても勉強になった。
当たり前のように VSCode の Live Share 機能を利用しているが、当書を読むと世紀の大発明だということがわかった。
自分が世の中の書籍にすら出回っていない経験を積んでいると考えると、とてもワクワクする。
Posted by ブクログ
モブプロの導入の仕方が丁寧に書かれている。メリットについては頭では理解できたけれど、実際の仕事の場でやろうとするのは、勇気がいるね。ペアプロでさえ尻込みしてしまうからモブならなおさらだ。タイムボックス付きの探求は会社内ので勉強会でもやったことがあって、いきなりただ集まってウンウン唸るよりずっと有益なやり方だと思う。