山本巧次のレビュー一覧

  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう ステイホームは江戸で

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    新型コロナウイルスの蔓延する東京から、ステイホームに江戸へ。いいなあ!羨ましい!
    これは設定勝ちといってもいい出だしと落ち。
    間のミステリはチートな感じで解決してるので、本格とは呼べないけどコージーで好き。
    鵜飼さんの朴念仁の焦ったさはもう呆れるのを通り越して、これもネタやねー。
    宇多川さんにどんどん軍杯が上がってきてるので、もう少し焦った方がよい。

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    2022年12月17日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 司法解剖には解体新書を

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     あらら、もう9冊目か。時代ミステリ+タイムトラベルもの。もはや安定したストーリー展開で、何も心配せずに安心して読める。水戸黄門かよ(とツッコミ)。

     このシリーズには歴史上の人物もよく登場するのだが、今回は、蘭学者の大槻玄沢が登場する。「解体新書」を翻訳しなおした人物で、杉田玄白と前野良沢の弟子である。「玄沢」という名は、師匠二人の名から一字ずつとられている。

     タイトルにもある司法解剖は、やはり江戸時代では無理だよ。というか無茶である。
     また、鵜飼と宇田川の恋のさや当てがある。

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    2022年12月16日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 司法解剖には解体新書を

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    このシリーズは大好き。特に長崎とか蘭学とか、ちょっと「仁」を思わせる今回も面白かった。

    もうちょっとお話が長ければいいのに、と思いつつ、次の本までまた一年待ちます。

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    2022年12月04日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 司法解剖には解体新書を

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    八丁堀のおゆうシリーズ9作目。
    前作に続き、現代はコロナ禍の最中。
    江戸時代の本作のテーマは蘭学。杉田玄白の弟子の大槻玄沢も登場する。
    不可思議な死に方をした武士の内偵をはじめた、おゆう達。すると似たような急死をした商人の主の事件が発生。
    長崎の出島からもたらされる蘭学のウンチクも楽しめる本作。楽しめました。

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    2022年12月01日
  • まやかしうらない処 信じる者は救われる

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    ネタバレ

    Tさんのお勧め。

    色気で惑わせながら、水晶玉と炎を使ってインチキ占いをする巫女。
    と言っても、まったく能力がない訳ではなく、
    何らかの気を感じるらしいので、
    インチキとは言えないか。
    観察力と知識で乗り切っているらしい。

    それだけではない、
    元岡っ引きと元御家人で美形の元役者を使って、
    調査も行っている。

    そんな千鶴のもとに、
    店子が姿を見せないので占ってほしいと訪れた男がいた。
    次の客は蔵を破られたが何も盗まれなかった札差、
    そしてニセ小判、最後には本職の忍び。

    事件に巻き込まれた元役者の想い人は、
    奥方を亡くした子連れの御家人だった。
    結局武士を辞めて、貸本屋をはじめるが
    店を借り

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    2022年11月06日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 司法解剖には解体新書を

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    ネタバレ

     コロナ第1波後の話。毒殺を疑うおゆうは、司法解剖まがいを宇田川に唆されて、腑分けをしようとするが…。
     宇田川と鵜飼様のバトルも気になるが、歴史を変えてしまうことになるのか、そっちもドキドキの展開になってきた!次巻も楽しみ。

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    2022年11月06日
  • 江戸美人捕物帳 入舟長屋のおみわ 春の炎

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    連続付け火事件の真相に迫っていく婚活中?のお美羽。
    今回も山際さんと一緒に事件を解いていきます。

    世間で人気の火除け地蔵菩薩に関連した様子に、江戸の読売と現代のSNSを彷彿とさせました。昔も今も変わらないんだろうな。

    早くお美羽さんには幸せになってほしいです。

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    2022年07月24日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう ステイホームは江戸で

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    今回、現代のコロナ禍とリンクして面白い話になっている。
    主人公はコロナを江戸の世に流行らせてはいけないと自主隔離してから江戸入り。
    同心の鵜飼伝三郎が悪寒がして味がわからないといっては、ゾッとする。。。

    大店の行方不明の孫を見つける話に、欲が絡んだ身内の幼児の拐かし事件。

    江戸と東京をリンクさせるとこんな驚くような話もできるのかと、とても興味深く読み終えた。

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    2022年05月25日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう ステイホームは江戸で

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    しっかりしてそうでどこか抜けてるおゆうが、鵜飼様にはたまらなくかわいいんだろうな。そのうち、鵜飼様と宇田川君が結託しそうでこわい。

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    2022年05月16日
  • 開化鉄道探偵

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    登場人物が多い(^ ^; 会社の行き帰りで飛び飛びに読んでいると、誰が誰やら分からなくなる(^ ^; ← 1ミリも作者のセイでは無い

    明治維新から十数年、西洋に追いつき追い越せとしている時代の日本で、鉄道敷設のために日本初のトンネル工事をしている現場が舞台...という、中々特殊な設定。ご一新前後の急激な変化に戸惑う人、薩長の派閥争い、アメリカやイギリスとの複雑な関係...等々、バックグラウンドをきちんと理解できないと、中々作品世界に浸るのが難しいか(^ ^;

    探偵役が、八丁堀で鳴らした同心上がりで、今は宮仕えを嫌って浪人中...というのも、中々特殊な設定かと(^。^; 偏屈なキャラは嫌いじ

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    2022年04月19日
  • 江戸美人捕物帳 入舟長屋のおみわ 夢の花

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    ネタバレ

    入船長屋おみわの二作目。

    またもや店子が事件に巻き込まれる。
    だが今回は、色香に迷って女にふらふらとついていったあげく、
    殺してしまったという指物師のお話。

    店子のひとり、浪人の山際さんが、
    おみわに引きずられるように調べ物に加わっているが、
    読みも鋭いし、話を聞き出す芝居も上手と、
    こっちがホームズか?

    前作はおみわが犯人を罠にかけたから仕方がなかったが、
    捕物について行くのはちょっと無理がありすぎ。

    前作で軽く失恋した山際さんの奥さんとお子さんにもやもやしながら、
    また失恋とはさすがにちょっとかわいそう。
    次作があるなら、是非恋を実らせてあげてほしい。

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    2022年04月13日
  • 江戸美人捕物帳 入舟長屋のおみわ

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    ネタバレ

    Tさんのおすすめ。

    おみわは入船長屋の店子の娘。
    といっても、家賃を集めたり、痛んだところを直してもらったりと
    のんびり者の父親に代わって働いている。
    縁談が次々と舞い込むぐらいの美人だが、
    気が強くしっかりすぎると断られるばかり。

    店子の一人の職人が、
    小間物屋にいちゃもんをつけられたのをきっかけに、
    もめごとになり、あげくの果て殺しが起きる。

    人気役者に入れあげている友達が面白かった。
    頼りになる店子の浪人に入れあげていたのに、
    妻子がいたと判るとはかわいそうなラストだった。

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    2022年04月12日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう ステイホームは江戸で

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    伝三郎の過去がまた少し明るみに。
    お互いのバレ具合が気になり読み続けているけど、そろそろ核心にせまりそうな出来事が起きないかと期待している。
    宇田川、やっちゃわないかな〜。

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    2022年04月09日
  • 花伏せて 江戸の闇風 二

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    ネタバレ

    江戸の闇風の二作目。

    今回は町名主と菓子屋が裏でやっている金貸しが標的。
    ただの金貸しではなく、
    もうけ話を持ち掛け借金をさせるという詐欺をはたらいていた。
    菓子屋の周りをさぐる沙夜たちだったが、
    火盗改めたちがのりだしてくる…。

    前作は沙夜たちの仕掛けがすぐわかったが、
    さすがに今回はありえないだろと思っていたのに、
    そこが仕掛けだったとは。

    個人的には、謎を解いて詐欺を仕掛けて成功する、までで良いのだけど。
    どうも、沙夜の過去にまつりごとをからめてこないといけないらしい。
    そこにページ数をさくんだったら、
    もうちょっと江戸の風情とかを盛り込んでほしい。

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    2022年03月27日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう ステイホームは江戸で

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    ステイホームを真っ向ネタにして、成功作品。
    日本人のコロナのファクターXがそうきたか!とウケた。
    今回も宇田川絶好調、というかやりたい放題。グレーどころか犯罪だよ、あんた(笑)
    谷中まで歩くのが遠いと文句言ったり、自腹でものすごい検査やったり、いつでもどこでも宇田川は宇田川。でも、そんな彼になんだか安心したりして。
    今回の鵜飼さまネタはすぐ分かったので、まあ、そりゃ2人の仲は進まないよね~。

    ワクチン接種後、身体じゅう痛くてダルいときでもするする読めた安定のこの軽さ。ご都合主義だけど、このシリーズやっぱ好きだなあ。

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    2022年03月26日
  • 阪堺電車177号の追憶

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    チン電走ってるこの辺に住むの憧れて、遂にその夢叶い、そしてこの本に出会い、さらにこの辺が好きになり。今では、ちょっと車輌にも詳しくなり。大阪の忙しないイメージとはかけ離れた、ノロノロ走るチン電にのんびり穏やかな住人さんたち、好きだな。

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    2022年02月26日
  • 開化鉄道探偵 第一〇二列車の謎

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    面白かったです。単にミステリーというだけでなく、当時の時代背景、社会情勢も反映されていて、勉強になりました。

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    2022年02月26日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう ステイホームは江戸で

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    コロナ禍初期の江戸と東京の行き来を、感染対策を気にしながら行なっています。ステイホーム中なので、宇田川とのやり取りも郵送や電話が多く、2年前の手探り期間を思い出します。

    大店の身代について複雑に絡み合っているところをいつものように解決しています。関わる人数が多くて、登場人物を確認しながら読みました。

    伝三郎さんの過去や先祖まで踏み込んだ内容に、いつお互いの秘密が

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    2022年02月19日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう ステイホームは江戸で

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    八丁堀のおゆうシリーズ、8作目。

    新型コロナ蔓延真っ只中のご時世での本作の発刊。上手く時事ごとが取り入れられていて、タイムリーな今のこの時期こそ読むべし!なストーリー展開。
    今回も科学捜査と言えば、DNA鑑定!な事件だったけれども、、、まぁ、楽しくサクサクっと読めました。それに、今回は鵜飼さんの過去もチラリ。こちらのほうの謎がほとんど進んでいないので、これを機に、次作以降でドドーンと進めていってほしいな。

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    2022年02月12日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう ステイホームは江戸で

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    コロナのオチはこの作品ならでは。

    今回は煮え切らない二人の関係が進展することはなかったけど、事件の方は結構楽しめました

    2021.12.29
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    2021年12月29日