山本巧次のレビュー一覧
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ネタバレ入船長屋おみわの四作目。
前作での騒動の結果、
「障子割りのお美羽」という二つ名がついてしまったとは、
ますます縁遠くなっているおみわ。
ところが、
今回は芝居小屋の若旦那と旗本の家人にはさまれての三角関係?
もちろん、違ったが。
芝居好きの友達に誘われて芝居を見に行ったが、
新築したばかりの小屋で座長のあいさつが始まったとたん、
桟敷席がくずれおち、けが人が出る。
桟敷席の部分を任せられていた大工が長屋の店子とあり、
おみわは芝居小屋の若旦那と、見物に来ていた姫についていた家人と
真相を探ることになる。
読売りへの殴り込みや、材木の詐欺、芝居をめぐる賭けにさらに黒幕と、
おみわの恋心に -
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ネタバレ入船長屋おみわの三作目。
かわいそうに、
どうも事件がらみで誰かに岡惚れして振られるというパターンが
決まってしまったようだ。
お美羽が幸せになってほしいが、
シリーズにも続いてほしい、とちょっと苦しい心持ちだ。
今回は、江戸の華、けんかと火事のうち、火事のお話。
江戸っ子が宵越しの金を持たないのは、
いったん火事になってしまえばすべてを失うからだ、
という説を聞いたことがある。
そんな木と紙でできている江戸の町で、
火除け地蔵を作っている仏師にからんだ付け火がおきる。
入船長屋も、最近店子となった仏師の弟子の裏の塀が燃やされ、
地蔵を祀っていて付け火をされたらしい呉服屋の若旦那と
犯人捜 -
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ネタバレTさんのお勧め。
色気で惑わせながら、水晶玉と炎を使ってインチキ占いをする巫女。
と言っても、まったく能力がない訳ではなく、
何らかの気を感じるらしいので、
インチキとは言えないか。
観察力と知識で乗り切っているらしい。
それだけではない、
元岡っ引きと元御家人で美形の元役者を使って、
調査も行っている。
そんな千鶴のもとに、
店子が姿を見せないので占ってほしいと訪れた男がいた。
次の客は蔵を破られたが何も盗まれなかった札差、
そしてニセ小判、最後には本職の忍び。
事件に巻き込まれた元役者の想い人は、
奥方を亡くした子連れの御家人だった。
結局武士を辞めて、貸本屋をはじめるが
店を借り -
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登場人物が多い(^ ^; 会社の行き帰りで飛び飛びに読んでいると、誰が誰やら分からなくなる(^ ^; ← 1ミリも作者のセイでは無い
明治維新から十数年、西洋に追いつき追い越せとしている時代の日本で、鉄道敷設のために日本初のトンネル工事をしている現場が舞台...という、中々特殊な設定。ご一新前後の急激な変化に戸惑う人、薩長の派閥争い、アメリカやイギリスとの複雑な関係...等々、バックグラウンドをきちんと理解できないと、中々作品世界に浸るのが難しいか(^ ^;
探偵役が、八丁堀で鳴らした同心上がりで、今は宮仕えを嫌って浪人中...というのも、中々特殊な設定かと(^。^; 偏屈なキャラは嫌いじ -
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ネタバレ入船長屋おみわの二作目。
またもや店子が事件に巻き込まれる。
だが今回は、色香に迷って女にふらふらとついていったあげく、
殺してしまったという指物師のお話。
店子のひとり、浪人の山際さんが、
おみわに引きずられるように調べ物に加わっているが、
読みも鋭いし、話を聞き出す芝居も上手と、
こっちがホームズか?
前作はおみわが犯人を罠にかけたから仕方がなかったが、
捕物について行くのはちょっと無理がありすぎ。
前作で軽く失恋した山際さんの奥さんとお子さんにもやもやしながら、
また失恋とはさすがにちょっとかわいそう。
次作があるなら、是非恋を実らせてあげてほしい。