山本巧次のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ関西の人、いや大阪人であっても梅田起点文化圏の人には、存在程度走っていても今一つメジャーじゃない、阪堺のチン電。その電鉄会社の中で85年間一線で走り続けた車両を擬人化して、沿線に関わる風景を短編小説とした作品集。
俺自身は梅田文化圏よりなんだけど、妻がばっちりチン電文化圏に生息しているんで、結婚してからは、この辺も詳しくなり、しっかり楽しませて頂きました。
そういう生い立ちの小説だから…いや、それ以上の部分で、ストーリーも思わせる趣旨も、伏線の張り方も、クライマックスも、時代選択も、あらゆる部分がローカルである。
例えれば関西ローカル時代の、上岡龍太郎が吼えまくってた時のナイトスクープ的なマ -
Posted by ブクログ
気に入り倒して、続けて三冊読みましてん(^ ^;
今回も、安定の面白さとワクワク感。
「夫が女と逃げたらしいから、探してくれ」という
小さな(?)事件解決の依頼から始まって、
徐々に話が大きくなるのはこのシリーズのお約束。
最終的には寺社奉行も巻き込んだ大騒動に...
なりそうなのを「大人の交渉力」で未然に防ぐ。
後味スッキリという訳にもいかないか...
と思った後から、あ、そう来たか、の隠しネタ(^ ^;
これもこのシリーズお馴染みの奥の深さよ(^ ^
「サイドストーリー」も、疑惑は確証に変わり、
はてさてどういう展開になっていくのやら...(^ ^;
あぁ、もう、本当に好き、このシ -
Posted by ブクログ
ネタバレTさんのおすすめ。
蘭学小町こと千夏は、蘭方医の娘という設定だが、少しインパクトが弱い。
好奇心いっぱいで西洋由来の知識があり、猪突猛進なのはわかるが、
メガネキャラだけで渡り合えるほど世間は、いや読者は甘くないのでは?
吟味方与力の息子を情報源として利用するだけ利用して、
息子に良い見合い話が来たのをいいことにさよならするとは、
おきゃんというよりかはあくどい?
千夏の姉妹同然の友人、梨里の方は、
少し大柄の美人、千夏にいつも振り回されていて、
幽霊の類は怖がるまではまだ良いとして、
屋根にスルスルと上げれるほどの身の軽さの設定は唐突。
子どもの頃一人で行き倒れているところを拾われたので -
Posted by ブクログ
ネタバレ八丁堀のおゆうシリーズ、12作目。
素人探偵ながらも、現代機器を江戸時代に持ち込んで事件の謎解きをするという展開ですが、途中マンネリ化しかけていた時もあったけれど、ここ最近のシリーズ作はバリエーションもあって面白い。
今作では、寛政の改革で有名な松平定信が登場。やっぱりこういう江戸タイムスリップものに大物の歴史上人物が登場すると俄然テンションが上がります。さらに、老中失脚後の定信についてあまり知らなかったので、その点も興味深く読めました。
事件の謎解きとは別に、鵜飼と宇田川の攻防も楽しみどころ。ここの関係も早く進展しないかな~。