山本巧次のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
気に入り倒して、続けて三冊読みましてん(^ ^;
今回も、安定の面白さとワクワク感。
「夫が女と逃げたらしいから、探してくれ」という
小さな(?)事件解決の依頼から始まって、
徐々に話が大きくなるのはこのシリーズのお約束。
最終的には寺社奉行も巻き込んだ大騒動に...
なりそうなのを「大人の交渉力」で未然に防ぐ。
後味スッキリという訳にもいかないか...
と思った後から、あ、そう来たか、の隠しネタ(^ ^;
これもこのシリーズお馴染みの奥の深さよ(^ ^
「サイドストーリー」も、疑惑は確証に変わり、
はてさてどういう展開になっていくのやら...(^ ^;
あぁ、もう、本当に好き、このシ -
Posted by ブクログ
今回も面白かったが、自分には話が複雑でなんとなくわかったつもりで読み進めた感じ。
今回は自分の息子が本当の息子か証明してほしいという依頼。
DNA検査を宇田川に依頼し、あっさりと親子関係ということがわかるが、この事実を江戸で証明することはできない。
おゆうはどうやって事件を解決していくのか?
また、事件の鍵を握る証拠が岡山の寺にあるという事実がわかる。江戸時代では取って戻ってくるということなど出来ず現代に戻り新幹線で岡山の寺に行き証拠品を見つけてくることに成功する。
しかし、これは伝三郎の考えた策で、江戸の時代に短時間で岡山から戻ってくることなど不可能なのに、証拠品が見つかったことに対し -
Posted by ブクログ
3.8点。
ストーリー展開は素晴らしく面白かったが、なんと言うか主人公の女性像が古いように感じた。初版をみれば2015年で、作者は1960年生まれとの事で、さもありなん、というところか。
江戸と現在を行き来していることのメリットがあまりないような……証拠品の鑑定はよくてもそこから江戸での活用があまりなかったように思う。でもそこが一般人らしくて良かったかもしれない。
しかし、主人公が伝三郎に惚れた理由が分からない。主人公が魅力を感じるに至るほどのキャラに思えず、なんならキャラ立ちが薄い。
でもそんなことを差し引いてもストーリーの展開はよく、2度3度奥へ進む感じが心地よかった。