山本巧次のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
鉄道ミステリ、それも明治を舞台にしているということで、珍しく思い衝動買いした。
井上勝鉄道局長など、実在の人物や史実をベースにした物語で、黎明期の鉄道史を知る一助にもなった。
ミステリとしては、自分の好きな、いわゆる本格ものではないかもしれないが、それでも多くの人物たちを登場させ、その関係性を丹念に描いて構成していた印象だった。
ただ、他の方の感想にもあったが、登場する人物のキャラクターは、井上局長のそれが強すぎて、他の印象が薄れてしまった感があった(その井上局長が豪快で面白いので、それはそれで良いけれど)。
また、著者が、こう言っては失礼だが、意外とご年配の方で、しかも鉄道会社に勤める方とい -
Posted by ブクログ
事件が起きて、その謎を解くので、
一応はミステリに分類しましたが...
とある架空の私鉄で働く女性の「お仕事小説」としても
楽しく読める一冊(^ ^
踏切の侵入者感知システムのことや、
運航ダイヤの「スジ」のこと、ATSを利用した「技」...等々、
少しでも鉄ちゃんの血が混じってる人には、
たまらない「裏話』的なネタもちりばめられている(^ ^
...と言っても、マニアックに走ることはなく、
きちんと説明もされているので、
何の予備知識がなくても充分楽しめます(^ ^
また謎解きも、某大御所のような「時刻表トリック」
とかではなく、一般人にも分かりやすい(^ ^
真の探偵役は、主人公の -
Posted by ブクログ
シリーズ第6弾。今作は今まで以上におゆうが大活躍。男勝りに堂々とした姿も一度はみてみたい半面,女性ならではの心を寄せた温かい仕事姿も捨てがたい。なんにせよ読まねば損だろう。お薦めの一冊。
あらすじ(背表紙より)
ロシアの武装商船の船員ステパノフは、日本に漂着したところを捕らえられたが脱走。江戸市中に侵入した可能性ありとのことで緊急配備が敷かれた。江戸と現代で二重生活を送る元OLの関口優佳・通称おゆうも、女岡っ引きとして招集される。そんな折、ステパノフの移送責任者の配下が死体となって発見され…。外交問題にまで発展しかねない大事件に、おゆうは現代科学捜査を武器に挑む!