山本巧次のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
八丁堀のおゆうシリーズ、4作目。
今回は、現代で起こった贋作疑惑を江戸時代で検証することに。タイトル通り、葛飾北斎が登場するということで楽しみしかないわ、なんて思いつつ読んだ。贋作のからくりはちょっとややこしかったが、元々の設定自体好みでもあり、やはり楽しく、面白く読めた。江戸の時代で得た真相を、如何にして現代にもたらすか、最後のとっておきの技にはビックリ!と同時にニヤついちゃう。歴史上の人物のこういう使い方、大好物だわぁ。
正直、現代の捜査では指紋とDNA鑑定くらいしか今のところないような気もするけど、次作は空飛ぶアレが出てくる感じ?楽しみデス。 -
Posted by ブクログ
シリーズの第四弾になるのかな(^ ^
お馴染みのシチュエーションで、お馴染みのキャラ、
もはや「定型化」した最後の鵜飼様のモノローグ(^ ^;
まぁ、安心して読めるエンタメ作品でした(^ ^
例によってミステリなので、細かいことは書けず(^ ^;
ただちょっと今回は、ナゾが込み入っていて...
というか、はっきり言って「面倒くさくて」(^ ^;
私のアルコール漬けの脳細胞では、
所々ついて行かれなくなりまして(^ ^;
もちろん、あっしが悪いんですが(^ ^;
作者もそれは招致しているらしく、
作中で登場人物も何度も首をひねってるし、
やや「説明くさい」セリフも多い印象。
もうちょっと分か -
Posted by ブクログ
本シリーズは、何かと”やきもき”させられるが特長である。理由は次の通り。
・江戸時代の事件を現代技術を使って、「こうすれば解決できるな。」と想像できるのだが、その根拠を江戸時代の人に言わずに伝えなければならないため、「ああ、そうじゃないよ~」と”やきもき”する。(例えば、指紋が一致するとは言えないのである)
・現代からインターネットで江戸時代に起こった事件を検索して結果が分かっているのだが、その結果とは別の方向性にストーリーが進んでいくので、これまた「やきもき」。
・主人公は、現代から江戸時代に来ているのは、自分一人だけだと思っている。またまた「やきもき」。
本作は、現代に生きる主人公 -
Posted by ブクログ
冒頭、あっさりとした軽めの文章からか、ちょっとした恋愛シーンが出てきて「これは恋愛小説か」と思ったからか、期待が膨れなかった。
風邪を引いて読める本がこの1冊しかなかったので、引き続き読み進めていくと最初の印象とは全く異なり、面白くて1日で読み終わってしまった。しかも、ミステリ満足感(トリックがよく練られているという意味)も高いときた。
犯人を捕まえても、捕まえても、新たな展開が生まれ、最後には「そこまで推理するか」と唸ってしまった。
著者はいろいろ(ほんとにいろいろと※ネタバレするので書けない)と本作に練り込んでおり、一部書評に現代の設定(宇田川くん)が都合良すぎるとあるが、それを差し