山本巧次のレビュー一覧

  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 北からの黒船

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    大江戸科学捜査・八丁堀のおゆうシリーズ、6作目。

    タイトルの「北からの黒船」はアメリカではなくロシア船。ロシア船から異国人の船員が密入国を図ったのが今回の事件の発端。前回はドローンが出てきたものの、指紋に血液のルミノール反応、DNA鑑定くらいがこれまでの科学捜査だったが、今回は言語解析が用いられ、意外な展開を見せたのが面白かった。エピローグには『あの人』が。後日譚として面白く、なかなか上手い繋げ方でした。
    鵜飼とおゆうの男女の進展は相変わらず。先に宇田川が鵜飼の素性に気付いちゃったかな?シリーズ6作目まで来ているので、そろそろ鵜飼の身上ももう少し明かしてほしいところ。

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    2020年03月17日
  • 阪堺電車177号の追憶

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    ラジオドラマ化されるということで購入。
    大阪を走っている路面電車、阪堺電車。その中で一番古い電車がストーリーテラーとなって、その時代時代に起きたことを描いていく連作短編集です。

    一応、電車が案内人ですが、各短編では、重要な役割として描かれています。ちなみに小説に出てくる161形177号の電車は、存在しません。(176号までは存在します)

    ちょっとしたミステリーあり、復讐あり、人情ありなど様々なジャンルを味わうことができ、面白かったです。
    最初に登場した人物も後々、再登場しており、その辺も楽しむことができ、飽きさせませんでした。
    また、中盤になると、各短編集の結末が、えっ?と驚くような結末を

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    2020年03月09日
  • 阪堺電車177号の追憶

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    ・阪堺電車で85年間走った177号電車(モ161型)はおそらく廃車も近く、これまでにあったことを思い出していた。
    ・個人的に地元の話ではある。あんまり乗る機会はなかったけどエリア的には南の方以外は自転車でほぼカバーしてた範囲内。なので、題材だけで親近感はある。
    ・かすかにミステリ仕立てのハートウォーミング系な6つのお話。
    ・同じ人が他の話でも出てくる。全編をつなげるのは強いて言えば雛子はんかな。
    ・著者のことは知らんかったけど表紙カバーの絵には記憶があった。たぶん、と本棚を探ったらやっぱり森博嗣はんの絵本『猫の建築家』の絵を描いた佐久間真人はんやった。

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    2020年02月11日
  • 途中下車はできません

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    山本巧次さんは「開化鐵道探偵」シリーズしか読んだことがなかったのだが、こういうエンタメ系もあるとは意外だった。

    表紙で分かる通り、北海道の鉄道の5つの駅で起こるドラマ。
    カフェを営む女性とカメラマンの女性、それぞれの訳アリ過去。
    認知症の祖母を探しに出かけた大学生が巻き込まれるトラブルと出会い。
    会社のお金を持ち逃げした社員と彼を探しにやって来た課長との緊張感ある電車旅。
    偽装自殺をしにやって来た男の誤算。

    これまた表紙で分かる通り、うまい具合に連なっている。
    それぞれのドラマがどう膨らみ、繋がり、収拾するのかは読まれてのお楽しみ。それぞれのドラマのキャラクターたちもなかなか魅力的だったが

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    2020年01月31日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 北からの黒船

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    ネタバレ

    大江戸科学捜査の第六弾。

    今回はロシア人が江戸に現われたというのが、
    事件の中心。
    おゆうがこっそり英語を使うのは、
    最初の作品でアルファベットを読んだときの衝撃に比べると、
    想定の範囲内だった。

    前回江戸にやってきた科学おたく、宇田川が味をしめて、
    もっとひょろひょろ江戸を訪ねてくるかと思いきや、
    意外と控えめだった。
    宇田川がおゆうに気があるのかどうかは相変わらずわからないが、
    伝三郎に江戸の人間で無いと気づかれていたとは思わなかった。

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    2020年01月20日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 北からの黒船

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    歴史上の重大事件に遭遇かと思いきや、残らない話のほう。今ドラマでやっている、シャーロックのよう。だからこそ、ラストの後日談的な部分が効いてくる。こういう、匂わす感じが好きです。
    宇田川先生が急にグイグイくるので、そろそろ次巻で伝三郎との昼間の攻防が見られるのか、楽しみが増してくる。

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    2019年12月05日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 北からの黒船

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    #日本SF読者クラブ 鎖国中の日本に密入国する謎のロシア人を廻るSFミステリー。彼の正体と目的は何か。それを探るおゆうと鵜飼。今回は、おゆうの語学力が発揮される。TOEICは何点だったんだろうか。宇田川と優佳(おゆう)の関係は進展するのか。少々マンネリ気味の今シリーズだが、どんでん返しもあり、今回は面白く読めた。エピローグには、歴史の教科書にも登場するあの方が登場。

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    2019年11月21日
  • 途中下車はできません

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    北海道のJR駅が舞台ということで、色々知ってるところが出てきて、いっそう楽しめた。
    駅名とか列車名とか全部知ってたし。
    びばうし茶房、行ってみたいなー。
    過去を吹っ切ってそこにいるマダムとお話してみたい。
    美和さん、かっこいい。
    里恵もかっこいいわー。札幌駅でのあれ、最高だった。
    しかし、あのあったまの悪いチンピラがねぇ。
    巻き込まれタイプかも?だけど、康生も微笑ましい。
    優しいよね。
    なんだか、みんな、それぞれの場所で前を向いて生きてる気がして、その場所に行ったら出会える気がする。
    私も、その中に入れたらいいな。

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    2019年11月17日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 両国橋の御落胤

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    シリーズ第二弾。今回使用する文明の利器は、○○○鑑定、コ○ーと○○線。江戸の捜査では反則なのでおおやけに用いることができず、おゆうは知恵を絞り、最後はズルする羽目に。謎が解けたあと、ラスボスを追い込むところが本シリーズの見せ場。誰が犯人かはわかっちゃいましたけどね。最後の伝三郎の独り言も定番になるのかな。わかりやすく楽しい第二弾でした。

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    2026年01月12日
  • 途中下車はできません

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    ①富良野線:美馬牛駅 ②釧網本線:北浜駅 ③宗谷本線:音威子府駅 ④根室本線:落石駅 ⑤函館本線:札幌駅 ①から④までの4つの駅での出来事や事件が⑤の札幌駅でクロスする物語、読んでるうちに連作なんだと気づきます。なかなか面白い趣向だと思います。なお、美馬牛は美瑛の丘、北浜駅は流氷、音威子府は黒い蕎麦で有名ですね。山本巧次 著「途中下車はできません」、2019.7発行。

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    2019年11月04日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 千両富くじ根津の夢

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    現代のOLがおばあちゃんから引き継いだ古い家の奥から江戸時代と行き来しながら、江戸の事件を科学的な捜査でお手伝するというシリーズ。
    あちらの奉行所の同心が、太平洋戦争当時の戦闘機乗りからの転生ということで、一捻りが入っていて、此れがなかなか面白い味を出している。

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    2019年10月19日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう ドローン江戸を翔ぶ

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    江戸の空にドローンを飛ばし、模擬弾とはいえ手榴弾を爆発させるとは宇田川も大胆(笑)。ラボでの鑑定は出来なくなったのね、でもそりゃ問題になるわ。今回伝三郎と三角関係(意識せず四角関係?)になってもたいした進展はなかった、そろそろなんかあってもよいのでは。伝三郎の最後の独白楽しみにしています。

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    2019年09月21日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 北斎に聞いてみろ

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    シリーズ4作目。
    これまで江戸の事件を未来の科学で解決!の展開だったのを、未来の謎を江戸で解明!に趣向を変えてて面白かった!
    行って帰ってのタイムトラベル設定を充分に活かした展開。
    2、3作目が少しマンネリしてたので、とても楽しく読めた。北斎としっかり会話もしてるところも良い。
    ミステリとしても多くの伏線や、細かい謎もどんどん回収していくのがテンポ良かった。

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    2019年09月01日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう

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    女探偵役の主人公おゆうの人物像がとても現代的な女性で、作者が男性であることが意外なほど。
    あとがきでパトリシアコーンウェルをはじめとしたアメリカミステリに造詣が深いとあり、妙に納得した。
    思考力や生活が合理的で、勤め人に向いてない性格の主人公を、江戸の世界で生き生きと動かしてる。
    なかなか進展しない伝三郎とのやりとりも、ラストの衝撃な暴露で読者をすっきりと納得させた。
    続刊を読むのが楽しみなミステリ。

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    2019年08月29日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう ドローン江戸を翔ぶ

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    八丁堀のおゆうシリーズ、5作目。

    今作では、とうとう宇田川さんが江戸の街に降臨。おゆうだけでは扱いづらかった現代の捜査機器が持ち込まれるようになって、捜査の幅がグンと広がった感じ。万能キャラになり得るので、毎回とは言わないけど、今後も時々降臨していただけると嬉しい。彼がチラチラ登場することで、おゆうと鵜飼の仲が進展することもあるかなぁ?おゆうの恋のライバルも新しく登場し、事件の謎解きも併せて、おゆうの人間関係の今後の展開が楽しみ。

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    2019年08月10日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう

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    放映の始まったドラマと並行して読んだ本作。ドラマは30分8回なので4時間でこの長い話をまとめなければならず、無理がありました(特に最後のシーン)。原作は細かいところまで設定されていてさすがでした。気になったのは、優佳が現代でどうやって生計を立てているのかというくらい。ドラマも充分楽しめたので、続刊もドラマ化してほしいな。先に原作も読んでおこうっと。

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    2026年01月12日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 両国橋の御落胤

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    現代からすると結論は顕かなご落胤騒動
    どうやっ江戸で証明するか

    と、”上から”なクセに、
    実は、単なる ”鈍感すぎるロミオさん"ではないところを見抜けないあたりのもやもやに面白み

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    2019年07月24日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう

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    長かったーでもおもしろかったです☆
    いわゆる、タイムスリップモノなんだけど、行ったきりではなくて自由に行き来してるという。そこはちょっと斬新だったかな。
    内容は黒幕の裏にまた黒幕がいて、さらにまた…って感じで、長くても飽きずに読めました☆
    ドラマ化されてるってことでそちらも見たんですが…伝三郎が竹財輝之助さんは納得ですが、おゆうさんはちょっとイメージと違ったのが残念。
    最後にもしかして伝三郎さんも…⁇と思いきや当たってて、今後の2人の関係にも注目です☆それにしてもおゆうさん、仕事なにしてんの⁇f^_^;

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    2019年07月17日
  • 阪堺電車177号の追憶

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    期待以上に良かった!
    時代の移り変わりも良かったし、連作短編なので色々と登場人物が絡んでいて面白かった。

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    2019年06月28日
  • 阪堺電車177号の追憶

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    阪堺電車177号に関わる人々の事件が、連作として描かれる。時代は戦前から戦後、そして現代まで。事件には、前の章で登場した人物や、その子孫が登場し、あたかも、読み手も長年人々の生活や事件を見守ってきた阪堺電車177号となったかのように、沿線の人々の歴史、人生をみることができる。
    事件は最後の最後にどんでん返しや、ようやく真実があかされたりと、読んでいて実に楽しかった。

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    2019年04月28日