山本巧次のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
山本巧次さんは「開化鐵道探偵」シリーズしか読んだことがなかったのだが、こういうエンタメ系もあるとは意外だった。
表紙で分かる通り、北海道の鉄道の5つの駅で起こるドラマ。
カフェを営む女性とカメラマンの女性、それぞれの訳アリ過去。
認知症の祖母を探しに出かけた大学生が巻き込まれるトラブルと出会い。
会社のお金を持ち逃げした社員と彼を探しにやって来た課長との緊張感ある電車旅。
偽装自殺をしにやって来た男の誤算。
これまた表紙で分かる通り、うまい具合に連なっている。
それぞれのドラマがどう膨らみ、繋がり、収拾するのかは読まれてのお楽しみ。それぞれのドラマのキャラクターたちもなかなか魅力的だったが -
Posted by ブクログ
いつも分析を頼んでいる友人からの依頼(?)で
その絵が本物か確かめる事に。
事件がなく平和…と思ったら、主人公が聞いた翌日に
事件が起こってしまったという状態。
しかも何を調査していたのか、も喋れない、困った状況。
聞いた事によって、何が起こってどうしてしまったのか。
何やらもう、色々ぐるぐるになってしまっていますが
そんな結末か、という落ちでした。
まぁ確かに、こういう事はあるな、と思いましたけど
もう片方の落ちは…やってしまう、かも知れません。
そして毎度おなじみ(?)主人公の疑われている事ですが
組織にまで発展してきています。
これはこれで、想像力豊かだな、と。
でもまぁ、怪しいで -
Posted by ブクログ
千両の富くじが作られた、と大騒ぎの江戸では
復活した大泥棒の盗みが行われていた。
近所の旦那さんがいなくなり、泥棒の盗みがあり
楽しい話題は富くじだけ…と思っていたら。
そこに繋がるのか、と今回も驚きの落ち。
いや、事件が落ち着いてから、も凄かったですが
言われてみれば確かに、な状況。
しかし、下手に動くと色々疑ってください、の状態です。
おかげで仲が進展した? という感じもありますが
現代ではようやく友人に、そこを指摘されています。
が、まさかそんなはずは~ですから、スルー。
確かにあちらの人間がそんな事を思うとか
考えも至りませんから。
事件自体は解決しましたが、権力者って怖い! な -
Posted by ブクログ
小間物問屋の主人から、息子は本当の息子なのか
調べてほしいという依頼をもらった主人公。
しかしそれが、まったく違う方向へと進んでいく。
調べてくれと言われても、親子ですよ、と
知らない人に言われても…な江戸時代。
現代であろうとも、証拠を出してください、と
言いたい疑問ですから。
でもまさかこんな所にまで事件が伸びていくとは。
まさかのお家騒動、まさかの疑い。
確かにその方がきれいに話は進みますけど
正解を知っている身としては、歯がゆい限りです。
思い込んではいけない、というのは確かに。
前回、上がその方向に考えていたというのに
うっかり自分達がそこにはまり込んでいるという状態。
言われ -
Posted by ブクログ
突如薬屋から『倅の汚名をそそいで欲しい』と言われて
調査する事に。
それはそれで、思わぬ方向へと事件が転がっていく。
周囲からみて謎だらけなのは当然、な主人公は
あちらとこちらを行き来できる家? で
自由気ままな生活。
これはこれで楽しそうですが、現代になれていると
色々大変では? とか思いますが。
同心とよさげな感じになっているのも気になりますが
事件の広がりようが驚きです。
確かにこの時代、決めつけられたらそれまで、な
気はしますが、まさかここまで広がるとは。
困った時は、こっそりと証拠品を持ち帰り
友人に頼んで…という技で、正解を選択。
そこからまた、どう誘導していくか…というわくわ