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史上最高額――根津・明昌院の千両富くじに沸く江戸の町で、呉服商の大店に盗人が忍び込んだ。同心の伝三郎たちは、その鮮やかな手口から、七年前に八軒の蔵を破った神出鬼没の盗人“疾風の文蔵”の仕業に違いないと確信する。一方、江戸と現代で二重生活を送る元OLの関口優佳=おゆうは、長屋の奥さんから依頼された旦那探しと並行して、現代科学を駆使して伝三郎の捜査に協力するが……。
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Posted by ブクログ
気に入り倒して、続けて三冊読みましてん(^ ^; 今回も、安定の面白さとワクワク感。 「夫が女と逃げたらしいから、探してくれ」という 小さな(?)事件解決の依頼から始まって、 徐々に話が大きくなるのはこのシリーズのお約束。 最終的には寺社奉行も巻き込んだ大騒動に... なりそうなのを「大人の交渉力...続きを読む」で未然に防ぐ。 後味スッキリという訳にもいかないか... と思った後から、あ、そう来たか、の隠しネタ(^ ^; これもこのシリーズお馴染みの奥の深さよ(^ ^ 「サイドストーリー」も、疑惑は確証に変わり、 はてさてどういう展開になっていくのやら...(^ ^; あぁ、もう、本当に好き、このシリーズ(^o^
山本巧次さんの八丁堀のおゆうシリーズ№3「千両富くじ根津の夢」、2016.12発行です。現代と江戸を行き来する(江戸滞在が長いです)アラサー、関口優佳・おゆうと現代の分析オタク宇田川聡史、江戸の同心鵜飼伝三郎の物語、佳境に入ってきました。今回のおゆうは江戸でスタンガンに加え暗視スコープを持ち出します...続きを読むw。また、おゆうの祖母(江戸に来てた)と親しかった茂三がいい味を出しています。いつになったら、江戸の同心が現代に、分析オタクが江戸に跳ぶのでしょう~~~(^-^)
今回は、蔵破り事件を追います。 現代と江戸時代を行きつ戻りつしながら、DNA鑑定や指紋鑑定などで証拠固めをしていく…。 でも、江戸時代では、一切意味のない証拠なのだけれど。 こんな便利なタイムトラベルシステムがあったら…と江戸時代興味ある勢としては面白そうです。 伝三郎、色々と気がついちゃって...続きを読むますけど…。 次は第4シリーズ読みます。
面白かった。 祖母の知り合いが登場。 今回はそこまで科学操作は活躍せず。 宇田川が伝三郎を疑い出す。
シリーズ3作目。伝三郎の探りに対して、さすがに宇田川も怪しみ出しましたね。おゆうがあまり気にしていないのは慢心か、惚れた弱みか。もしかするといずれ逆タイムスリップ展開も出てくるかも
江戸と現代の二つの時代を生きることになった、関口優佳ことおゆう。やり手の同心、伝三郎は、七年間消息をたっていた疾風の文蔵の仕業でないかと思われる、土蔵破りの事件を密命として追っていた。 かたや、おゆうは近所の奥さんに頼まれ、旦那の猪之吉の行方を探していた。 捜査を進めるうちに、わずかな接点が。 ...続きを読む今回は、降るての岡っ引きなど個性豊かな登場人物も増えて、ますます厚みが加わる話に。
現代のOLがおばあちゃんから引き継いだ古い家の奥から江戸時代と行き来しながら、江戸の事件を科学的な捜査でお手伝するというシリーズ。 あちらの奉行所の同心が、太平洋戦争当時の戦闘機乗りからの転生ということで、一捻りが入っていて、此れがなかなか面白い味を出している。
千両の富くじが作られた、と大騒ぎの江戸では 復活した大泥棒の盗みが行われていた。 近所の旦那さんがいなくなり、泥棒の盗みがあり 楽しい話題は富くじだけ…と思っていたら。 そこに繋がるのか、と今回も驚きの落ち。 いや、事件が落ち着いてから、も凄かったですが 言われてみれば確かに、な状況。 しかし、下...続きを読む手に動くと色々疑ってください、の状態です。 おかげで仲が進展した? という感じもありますが 現代ではようやく友人に、そこを指摘されています。 が、まさかそんなはずは~ですから、スルー。 確かにあちらの人間がそんな事を思うとか 考えも至りませんから。 事件自体は解決しましたが、権力者って怖い! な 現実も垣間見えたり。 今の世の中も怖いですが、この時代はこの時代で 怖い事が大量です。
大江戸科学捜査・八丁堀のおゆうシリーズ、3作目。 今回は江戸の捜査が多くて、現代捜査の出番が少ないのが残念なところだが、決定的なところはちゃんと押さえてくれたので良し。今のところ、現代捜査といってもメインは指紋照合とDNA鑑定くらいなんだけど、今回のからくりはまさにそれが決めてだったかな。ミステリ...続きを読むと捜査の絡め方が上手く出来ていると思いマス。おゆうと伝三郎の関係がもどかしいけど、次作以降、進展があるのかな?今の関係を壊すのはちょっと怖いけど、伝三郎の過去ももっと知りたい。次作も期待します。
待ちに待った3巻。 富くじ、盗賊と、まさに江戸らしいお話。 気持ち的今回は、科学捜査が薄い感じ。 そして表紙の挿絵である、最後のシーンにニヤニヤ。 宇田川氏の慧眼にも注目かと。 また次が楽しみです。
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山本巧次
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