開化鉄道探偵

開化鉄道探偵

799円 (税込)

3pt

3.4

明治12年晩夏。鉄道局技手見習の小野寺乙松は、局長・井上勝の命を受け、元八丁堀同心の草壁賢吾を訪れる。「京都―大津間で鉄道を建設中だが、その逢坂山トンネルの工事現場で不審な事件が続発している。それを調査する探偵として雇いたい」という井上の依頼を伝え、面談の約束を取りつけるためだった。井上の熱意にほだされ、草壁は引き受けることに。逢坂山へ向かった小野寺たちだったが、到着早々、工事関係者の転落死の報が……。「このミステリーがすごい!2018」トップ10にランクインした、時代×鉄道ミステリの傑作。/【目次】第一章 最後の八丁堀/第二章 逢坂山/第三章 十四尺の洞門/第四章 鉄道嫌い/第五章 火薬樽/第六章 一触即発/第七章 特別臨時急行/第八章 大物登場/第九章 発破用意/第十章 トンネルを守れ/第十一章 一枚の切符/第十二章 ただ鐵(くろがね)の道を行く/あとがき/解説=香山二三郎

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開化鉄道探偵 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    登場人物が多い(^ ^; 会社の行き帰りで飛び飛びに読んでいると、誰が誰やら分からなくなる(^ ^; ← 1ミリも作者のセイでは無い

    明治維新から十数年、西洋に追いつき追い越せとしている時代の日本で、鉄道敷設のために日本初のトンネル工事をしている現場が舞台...という、中々特殊な設定。ご一新前後の

    0
    2022年04月19日

    Posted by ブクログ

    文明開化の明治12年。活発に行われている鉄道事業のトンネル開通工事で、不審な事件が多発。鉄道局の依頼で、元やり手の八丁堀の同心・草壁と、技手見習いが謎に挑む。御一新後の薩長の政権争いか?鉄道によって職を失う者達の妨害か?それとも…ホームズ・ワトソン的な2人も良かったし、時代背景が上手く活かされていた

    0
    2021年08月15日

    Posted by ブクログ

    鉄道ミステリ、それも明治を舞台にしているということで、珍しく思い衝動買いした。
    井上勝鉄道局長など、実在の人物や史実をベースにした物語で、黎明期の鉄道史を知る一助にもなった。
    ミステリとしては、自分の好きな、いわゆる本格ものではないかもしれないが、それでも多くの人物たちを登場させ、その関係性を丹念に

    0
    2021年02月27日

    Posted by ブクログ

    作者あとがきにもある通り、明治時代×鉄道ミステリは珍しいので、その時代ならではの社会情勢や、登場人物の背景なども含め、とても新鮮な気持ちで楽しめた。
    ただ、トリックや謎解きに特別なアイディアが出てくるわけではなく、設定が珍しい分やや拍子抜け、もったいなく感じた。

    0
    2024年08月22日

    Posted by ブクログ

    なかなか面白かったです。
    いわゆる明治期に鉄道を通して起こる事件とその時代特有の仕掛けなど楽しく読めました。

    0
    2022年09月04日

    Posted by ブクログ

    明治時代初期の鉄道黎明期を舞台にしたミステリー。まだ建設機械も無いこの時代にこんな風に開拓していたんだろうなとイメージできた。当時の人達が今の日本の鉄道網の礎を築いたと思うと、うーんよくやったなあと思う。ストーリーの方はまあこんなもんだろうなという感じで何となく腑に落ちた感。

    0
    2021年11月16日

    Posted by ブクログ

    時は明治十二年、京都〜大津間を結ぶ逢坂山トンネル開通工事を巡る怪事件に臨むのは元八丁堀同心と見習い鉄道技士の異色コンビ。地味で淡白な作風ではあるが、読み易い文章とテンポの良い筋運びで思わず一気読み。興味を惹かれる設定だけに、欲を言えばもっと物語の奥行きが欲しかったが、著者の実直さが感じられる爽快な作

    0
    2021年02月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    明治初期、鉄道建設現場で起きるサボタージュを元八丁堀同心が解決する、時代ミステリ。人物描写とか、全体の空気感は捕物帖を思わせる。鉄道事業の初期を描く群像劇の色が濃くて、ミステリ色は薄め。ただミステリ部分が付けたりかと言うと、そんなことはない。トリックに大ネタはないが、クイーン流のパズラーでディテール

    0
    2021年02月14日

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