山本巧次のレビュー一覧

  • 災厄の宿

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    昭和五十一年を舞台にしたサスペンスミステリ。徳島の人里離れた旅館に、猟銃と爆発物を持った男が押し入り立てこもった。人質になったのは旅館の従業員や客と、宴会を開いていた地元の有力者一族。立てこもり犯の目的は有力者一族に対する告発だったようなのだが、しかしそこで予想もしなかった殺人事件が起こる。さらに台風の影響で豪雨に晒され、土砂崩れの危険性も看過できない事態になる。立てこもり犯によるサスペンス、クローズドサークルミステリ、そして迫りくる自然脅威のパニック、一冊で何度もおいしい作品です。
    ハラハラドキドキはさせられるものの、立てこもり犯が案外とまともそうなのに安心させられます。もちろん猟銃だのガソ

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    2024年10月31日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう ドローン江戸を翔ぶ

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    まったく気を揉ませる事この上ないお話しです。伝三郎が未来人だとおゆうは気がつくのはどんな形か?また続き読まなきゃ。

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    2024年10月31日
  • 満鉄探偵 欧亜急行の殺人

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    おぼろげな記憶で、たしかこれの前作に当たる本を読んだような気がして購入。読んでもよく思い出せなかったが(^ ^; 何となく世界観は知ってるような(^ ^;

    全体を通して、昔の「無国籍冒険活劇」のような印象。タイトル通り満州国を日本が統治していた時代の話で、張作霖だのスターリンだの抗日パルチザンだの、歴史に詳しい人ならもっと楽しく読めるんだろうなーという言葉が当たり前に使われていて(^ ^; 私なんぞ予備知識が貧弱なので、満州の当時の地名が書かれた地図をプリントして、何となくの土地勘をつけながら読んでいた(^ ^;

    警察と関東軍の対立とか、四カ国後を操る謎の美女とか、正体不明の補助役だとか、

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    2024年05月27日
  • 江戸美人捕物帳 入舟長屋のおみわ 長屋の危機

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    入舟長屋のおみわシリーズ、7作目。
     
    もしかしてこれでシリーズ完結?堅苦しくなく気楽に読める時代推理小説でお気に入りだったのに。とは言え、これ以上男運に見放されてたらおみわさんが可哀想だから、この辺が潮時なのかもね(苦笑)今回は特に残念イケメンに翻弄されるおみわだけれど、何だかんだ泥沼に陥る前にさっさと回避できているのでご安心。
    入舟長屋という土地ならではの陰謀と、おみわの男勝りな豪快伝説のきっかけとなった過去の出来事がここにきて上手く回収されて完結作(?)らしい大団円なまとめ方で面白かったデス。末永くお幸せに、おみわさん。

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    2024年05月18日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 抹茶の香る密室草庵

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     うーむ、紅茶、好きなんだが、この設定は理解できん。
     とはいえ、安定の面白さ。桜吹雪も宇田川氏も鵜飼様との関係も、この先どうなるのか楽しみ。

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    2024年04月09日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 抹茶の香る密室草庵

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    八丁堀のおゆうシリーズ、10作目。

    江戸の事件にまで密室殺人が、、、。とは言え、おゆうも何だかんだで素人探偵だからか、抜け道探索など、現代機器を利用するにしても大掛かり。ちょっと大袈裟だし、よくバレなかったなと思うけど(苦笑)まぁでも、茶業界の裏事情や当時の経済実態などが垣間見えて面白かったし、勉強になりました。あとはかの有名な・・・が出てきたのは読者への大サービスかな。あれを目にしたおゆうと宇田川の驚きの顔が想像に難くない。確かに一発で思いつくよね。
    そして伝三郎の正体に気づき始めた宇田川さん。今回はあまり進展ないかなと思ったら、最後。この二人の攻防、楽しみ~。

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    2024年03月19日
  • 阪堺電車177号の追憶

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    住吉さん行くのに乗る電車です。
    昭和8年から平成29年までを短編で繋いでいます。
    えらいコテコテの大阪弁やなぁと思いながらよみはじめましたが、ほのぼのとした中でちょっとした事件も起こり、とても面白かったです。
    読んでたら急にちく満そば食べたくなりました。

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    2024年02月11日
  • 江戸美人捕物帳 入舟長屋のおみわ 隣人の影

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    ネタバレ

    入舟長屋おみわの六作目。

    若旦那が化けた読売屋の次は忍びか…。
    次々と恋に破れるお美和はどんどん守備範囲(?)が広がっているような。
    しかもとうとう女親分ですか、と言われてしまうし。

    今回は長屋に引っ越してきた店子を巡るお話。
    元畳屋と言っていたが、怪しんでいた矢先に行方不明になる。
    実は偽の茶碗をめぐり姿を隠していた茶道の先生とわかり、
    先生は恩人だからと探すのを手伝ってくれる若い男あり。
    もちろん美形。

    最後に若い男が姿を消してしまった時に、男の住んでいた長屋のおかみさんに、
    いい男だったから、玄人筋の女に貢がせてたにちがいない、
    となぐさめられたのが余計に胸に痛かった。

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    2024年02月11日
  • 江戸美人捕物帳 入舟長屋のおみわ 紅葉の家

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    ネタバレ

    入舟長屋おみわの五作目。

    今回は入舟長屋の家主寿々屋が買った家にまつわるお話。
    買ったばかりだというのに、家を売ってくれと二人から言われ、
    おみわがちょいと調べることに。
    理由に心当たりがないところに、
    その家にお宝が隠されているというよみうりが出る。
    そんな中で会ったのは、別の読売屋のいい男。
    一緒に調べていくことになる。

    いつものごとくおみわの恋は上手く行かないが、
    今回は最後に身重の女性が乗り込んでくる始末。
    でも本当は裏があって、おみわのことはまんざらでもなかったようなのに残念だったね。

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    2024年02月09日
  • 災厄の宿

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    山本巧次『災厄の宿』集英社文庫。

    文庫書下ろしのミステリー。

    昭和51年に起きた事件の背後にあった真相が47年後に解き明かされる終章。一種のクローズドサークルの中で人質立て籠り事件と殺人事件が同時進行するストーリーの面白さ。なかなか読ませてくれた。


    昭和51年、元優秀な刑事で弁護士事務所の嘱託調査員の上坂徹郎は高知でのハードな仕事を終え、一息付きたいと思い、徳島の人里離れた旅館に逗留する。折しも台風の影響で強い雨が降り続いていた。

    旅館の広間では地元の名士である河野依志輔の喜寿を祝う集まりが開いていたが、そこに散弾銃と爆破物を仕掛けたガソリンタンクを手にした多田修一郎という男が押入り

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    2024年02月07日
  • 災厄の宿

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    鉄道ミステリーが得意な作者の文庫描き下ろし作品!

    徳島の秘境が舞台で絶妙な舞台を選んでます。
    作品の舞台に馴染があるのでより楽しめました。

    何も知らないで読んでも楽しめ、色々な要素が詰まっており、ミステリー、パニック等など飽きずに読めました!

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    2024年02月04日
  • 災厄の宿

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    最後まで色んな人の終わりが知れて良かった。
    でも、罪を償うべき人は違う形でちゃんと償って欲しかったな

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    2024年01月22日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう

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    現代と江戸を行き来して事件を捜査するタイムトラベルもの、と言って良いのかな?現代科学で証拠はあっさり揃って、しかしそれを江戸時代の人間にどうやって伝えれば良いのか、と言うところに頭を使う探偵は中々新鮮。次第に事件の裏の裏の裏まで出てきて、オイオイいつ終わるんだ?と思いましたが、色んな意味でひっくり返すちゃぶ台はいくらでも出てくる作品

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    2024年01月04日
  • 江戸美人捕物帳 入舟長屋のおみわ 隣人の影

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    入舟長屋のおみわシリーズ、6作目。

    江戸の市井の話であるし、毎回それほど派手な事件ではないが、ミステリとしてしっかり出来上がっているし、面白く読める。それと、このシリーズの定番であるが、おみわの恋のお相手がどういう形で登場してくるかも読みどころ。今回、なかなか出てこないなぁと思っていたら、しっかりとイケメンさんが出てきました。敵か味方か果たして、、、と疑いつつ読んでいたけど、このパターンは初めてだった(笑) おみわ自身も己の男運のなさに半分疑っている節もあり、これ以上はイケメン不信にかかりそうで可哀そーよ。

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    2023年11月20日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 司法解剖には解体新書を

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    ネタバレ

    大江戸科学捜査の第九弾。

    元長崎奉行の配下が心の臓の発作で亡くなった件を、
    内偵するよう命じられたおゆうと伝三郎。
    事情を聞きに行った海鮮問屋の主人も心の臓の発作で亡くなる。
    偶然なのか、毒殺なのか。
    長崎で抜け荷が行われていたのか、薩摩藩と関係あるのか。
    今回は腑分け? 司法解剖?と思いきや、
    実行直前で止められてしまう。

    伝三郎といい仲だと思われているものの、
    泊まっていかないことに慣れてしまっているおゆうがかわいそうだが、
    今回は千住の先生こと宇田川が
    「おゆうさんを危ない目にあわせたりしない」と伝三郎に言い切ってた。
    それに対して伝三郎も「おゆうに怪我をさせたら、ただでおかない」と

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    2023年10月11日
  • 急行霧島 それぞれの昭和

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    昭和36年、鹿児島ー東京間を結ぶ急行霧島。千五百キロをおよそ二十六時間半で走り、そこに居合わせた生き別れた父親に会いに行く美里と訳ありのお嬢様の靖子、傷害犯とそれを追う刑事、伝説のスリ師と鉄道公安職員、様々な思惑がノンストップで描かれます。

    1日のうちに色々起きるので、給仕がぼやいた「厄日かな」という言葉がしっくりきました。

    時代ではありますが、今の世の中で椅子に座って26時間は流石に無理だな、と思ってしまいました。

    大きな事件が起きたり、名探偵が登場したりといった話ではないですが、中盤から一気に色々起きるので飽きずに読めました。

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    2023年09月14日
  • 急行霧島 それぞれの昭和

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    山本巧次さんの『阪堺電車177号の追憶』は大好きな作品なので同じ鉄道ものってことで。
    今回は阪堺電車みたいな擬人化ではなく鹿児島東京間で起こるドタバタ劇って感じです。
    傷害犯瀬戸口とそれを追う刑事、スリ師知恵蔵とそれを追う鉄道公安、これだけだと男臭い感じになるところに父に会いに行く美里、上京する理由を明かさないお嬢様靖子というメンツが彩を添えます。
    それぞれに事情がありなんだかんだそれぞれが良い着地をして物語は東京へ到着し幕を閉じます。

    阪堺電車もそうでしたが根っからの悪人はおらずみんな好感が持てる人たちで読んでて清々しい気持ちになれますね。

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    2023年07月25日
  • 江戸美人捕物帳 入舟長屋のおみわ ふたつの星

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    入舟長屋のおみわシリーズ、4作目。

    良い意味で、パターン化された安定のシリーズ。今回のおみわのお相手のおふたりは、まぁ、想像通りというか(苦笑)。お相手との結末はワンパターンとして安心して楽しみつつ、最初のお相手だった山際さんがいい感じに捕物に参加してくれているので、捕物帳としても十分に面白い。今回の芝居小屋の事故の裏にあった背景も、いろんなことが絡みつつ、上手く作られていて、面白かったデス。

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    2023年07月02日
  • 阪堺電車177号の追憶

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    ネタバレ

     大阪を走る阪堺電車177号は昭8年から平29年、85年の歴史を。昭8.4、昭20.6、昭34.9、昭45.5、平3.5、平24.7、平29.8の時代の節目節目の世相を電車、運転士、乗客の視点から綴る物語、連作短編集。昭8年、昭20年は想像の世界ですが、昭34年以降は、ああそんなことがあったなと時代を思い出しながら楽しみました。山本巧次「阪堺電車177号の追憶」、2017.9発行。

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    2023年05月17日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 司法解剖には解体新書を

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    ネタバレ

     関口優佳(おゆう)を主人公にした東京~江戸タイムスリップの物語も第9巻に。山本巧次「司法解剖には解体新書を」、2022.11発行。そこそこ楽しめますが、連続変死事件を扱う今回はテンポにやや難が。一番の盛り上がりは、おゆうと共に最近は江戸に行く分析オタクの宇多川と同心伝三郎のおゆうをめぐるバトルでしょうか(^-^)

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    2023年05月09日