山本巧次のレビュー一覧

  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう

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    江戸時代と現代を自由にタイムトラベルできるおゆうが、現代の科学を駆使して同心の事件解決を手伝いというSF時代ミステリー?
    言葉遣いを始め時代考証は適当だけど、今まで読んだ事がない発想で、それなりに面白く読めるからまあいいか。
    それにしても、最後に一つ驚かされた。

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    2023年03月22日
  • 江戸美人捕物帳 入舟長屋のおみわ 紅葉の家

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    安定してきたなぁと思ったらもう5作目なんですね。

    なんだかお美羽さんが可哀想ですが、これもシリーズの醍醐味でしょうか。今回の片思い相手も今までと少し異なり、楽しかったです。以前よりも美羽の片思い描写が少なく、事件解決に奮闘しているため読みやすかったです。

    長屋の持ち主の寿々屋の頼み事で動き出した中で、長屋の住人がまたしても疑われてしまい一肌脱いだお美羽さん。早く良い出会いがあるといいですね。

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    2023年02月04日
  • まやかしうらない処 災い転じて福となせ

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     安定の山本巧次節。今回は、権次郎の過去とそれに纏わる贋金話。『おゆう』の鵜飼様が名前だけ出てきた。
     千鶴のお店再興の目標を明かして、次はどんな語り口か?数右衛門の正体は明らかにされるのか、楽しみ。

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    2023年01月31日
  • まやかしうらない処 信じる者は救われる

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     ドラマ『俺たちは天使だ』を思い出した。

     面白い。占いはまやかしと言い切って、自分たちの容姿の良いことを利用して、どちらにも取れる物言いで、見料を稼ぐ。登場人物の恋愛事情も、市井の情報を入れてくれるおりくさんの存在も、ちょっと抜けてる八丁堀の旦那も、いい味を出してる。
     なにより、3人のやりとりが、バディ物を思わせ、冒頭のドラマを思い出した。

     どうやら、主人公たちには、何か過去がある様子。次巻以降が楽しみだ。

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    2023年01月29日
  • 乳頭温泉から消えた女

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    中々、物語に入り込めなかったですが、結果としては読みやすかったです。

    乳頭温泉で友人が失踪したとフロントに訴えている場面にたまたま居合わせたリスクコンサルトの円堂。ちょうどその時に北海道の積丹で失踪した女性が勤める会社と取引のある男性が転落死した。事故か殺人か、女性の失踪との関連はあるのか。
    勝手に探偵役に躍り出て、最初はちょっとついていけない展開でしたが、最後は舞台を東京に移してキレイに締めていました。

    食事や北海道の描写など、旅情✖️ミステリーという枠は、まさに!といった感じでした。

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    2023年01月28日
  • 途中下車はできません

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    ★吹っきれた女性は、綺麗だ。(p.51)

    (一)北海道の鉄道が出てくるお話集。
    (二)各話にちいさな謎が提示され解決されるが積み残ししつつ次の話に入り。
    (三)最後の話で積み残しを一挙回収。

    ■簡単なメモ■(★は主要語)

    【一行目】雪を頂いた十勝岳の稜線が、畑の向こうにくっきりと見える。丘の上に一列に並んだ木々は新緑に彩られ、内地からおよそ一月遅れてやってくる北の大地の春を、人々に告げていた。

    【第一話】美馬牛の紅茶専門茶房オーナーは謎の美女。
    【第二話】祖母を探して北浜でストーカー野郎に間違えられ。
    【第三話】音威子府駅。おや、こんなところにアタッシェケースが。
    【第四話】落石で自殺

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    2023年01月09日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 司法解剖には解体新書を

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    いい意味で安定した物語の進み。
    伝三郎との距離がなかなか詰まらないところで、宇田川が存在感増してくるんだけど、そっちより伝三郎との仲を深めてほしい、と思ってしまう。

    2022.12.30
    200

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    2022年12月30日
  • 阪堺電車177号の追憶

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    阪堺電車はあまり馴染みがないが手に取る。
    地名があんまり分からんので、
    いまいち入り込めず。
    ストーリーは一癖ある内容。
    オチを求める大阪らしい展開かと…

    住吉さん行く為に久しぶりに乗ろうかな。

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    2022年12月29日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 司法解剖には解体新書を

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    長崎に関わりのある人物たちが連続して不審死。謎解きを命じられた鵜飼の旦那とおゆう達の前に現れる蘭方医と巫女と示現流の使い手。黒幕は島津の大殿様? 段々宇田川の恋心があからさまになって来たシリーズ第9段。

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    2022年12月18日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 北からの黒船

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    元OLの優佳がタイムスリップして江戸の事件を科学捜査するシリーズ第6弾。
    今回は、まだ鎖国中の日本にオロシャ(ロシア)人が侵入し、逃走劇となります。
    この時代は、ペリーが黒船で来航する30年くらい前のようです。
    フィクションではあるけれど、歴史に記録されていないこのような出来事は、実際にもあったかもしれないと思わせる物語でした。

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    2022年10月13日
  • 江戸美人捕物帳 入舟長屋のおみわ ふたつの星

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    シリーズ第4弾。

    現代でいうところの婚活探偵おみわですが、それと同時に長屋の住人が本当によく事件に巻き込まれます。長屋の大家の娘だから事件に関わっているのですが、毎度長屋の住人も巻き込まれて大変だなぁと言った感じです。

    芝居小屋の席が崩れたところからスタート。御上のしようとしている大工の不手際という幕引きに納得いかないおみわは、小屋の若旦那、客の侍と共に調べて真相に迫っていきます。

    次こそはおみわさんも報われて欲しいと思いますが、報われてしまったらシリーズが終わってしまう!?という難しい設定ですね。

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    2022年10月02日
  • 開化鉄道探偵

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    なかなか面白かったです。
    いわゆる明治期に鉄道を通して起こる事件とその時代特有の仕掛けなど楽しく読めました。

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    2022年09月04日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう ドローン江戸を翔ぶ

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    江戸と現代を行き来し、江戸の事件を科学捜査で解決していくシリーズの第5弾。
    タイトルにもある通り、今回、江戸の空にドローンが翔びました。
    ただし、ドラえもんと違って、おゆうは未来人であることを江戸の人たちに隠しているので、どんなに便利な未来の道具も、バレないようにしなければなりません。
    過去と未来のギャップがありながらの捜査が面白いシリーズです。

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    2022年09月03日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう ステイホームは江戸で

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    宇田川君がおゆうへの好意を自覚、おゆうがそれを知った時、がとても楽しみ
    伝三郎含めた恋愛模様だけは完全に現代小説

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    2022年08月21日
  • 阪堺電車177号の追憶

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    こどもの頃、阪堺電車の沿線に住んでいた。駅名や沿線の雰囲気が、よみがえり、懐かしい思いで読み進めた。車両177号の思い出として昭和初期から平成までを繋いでいく。6つの短編の主人公も少し接点を持ちながら、話が進む。「財布とコロッケ」で、出会った二人は後に結婚し、そのきっかけを作った小学生はのちに電車の運転手になる。「防空壕に入らない女」では、学徒動員で女子学生運転手となった雛子と防空壕に入らなかった信子の出会い、「25年目の再会」で、なぜ、防空壕に入らなかったのかがわかり、「鉄ちゃんとパパラッチのポルカ」で、実はその後も二人の仲は続いていることが描かれている。177号の最後は、結婚した2人が始め

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    2022年08月13日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう ドローン江戸を翔ぶ

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    まさかの宇田川君、江戸で大活躍!
    今後も江戸にいらっしゃるような気がしますね〜そして、お多津さんにもまた登場してもらいましょう

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    2022年07月26日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 北斎に聞いてみろ

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    おしいれの奥の階段を通って、現代と江戸時代を行き来し、二重生活をおくっている優佳(おゆう)のシリーズ第4弾。
    これまでは、江戸で起こった事件を、現代の科学捜査を駆使して解決してきました。
    今回、初めて、現代で起こった疑惑を江戸で調べることになります。その疑惑というのは、葛飾北斎の絵の贋作疑惑です。これまでと違い、未来から持ち込まれた案件なので、江戸の人たちからすれば「おゆうは誰に頼まれて、何を調べているのだ」と、怪しさ満載です。未来人だとバレてはならないので、おゆうはピンチでした。
    ところが、贋作疑惑は、江戸で更に大きな事件に発展してしまいます。
    おゆうは、いつもの仲間、奉行所の同心の伝三郎た

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    2022年07月14日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 妖刀は怪盗を招く

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    おゆう親分、危機一髪!
    穴馬の宇多川君の今後の動向が気になる展開になってきました。女性の読み手の気持ちを掴むのが上手

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    2022年07月05日
  • 早房希美の謎解き急行

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    日常の謎の鉄道物ですね。
    早房希美は武周急行電鉄の本社の鉄道部門に勤務する社員。名刑事だった祖父の血をひいて名推理を発揮する。
    5話の短編連作。数ある鉄道会社の中で武周急行電鉄なのかは、最後の5話の作品内容に起因する。
    作家の山本さんはなかなかの鉄道ファンで作品も鉄道愛が滲み出ていますね。
    読みやすい文章と構成、キャラクターがよく描かれていて物語も伏線を駆使していて面白く読み進めました。
    武周急行電鉄に限定しているので続編が難しいかな。キャラクターとしては続編を希美だけに望みたいところですね。

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    2022年07月02日
  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 妖刀は怪盗を招く

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    宇多川がちょこちょこ江戸に顔を出すようになってから、三角関係がラノベ的なノリになったなー。
    妖刀村正や鼠小僧など面白そうなネタを持ってきて楽しく書いたであろう、そんな雰囲気が伝わってきた。

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    2022年06月20日