深町眞理子のレビュー一覧

  • NかMか

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    トミー&タペンスもの

    まず、トミーとタペンスが40代になっているのに驚き。時の流れの速さを感じます。
    さて、ナチのスパイを探り出す密命を受けたトミーが、タペンスには内緒で指定されたゲストハウスを訪れたところ、“ブレンキンソップ夫人”という偽名で、タペンスが何食わぬ顔で既に滞在しているのにはびっくり。さすがタペンス!この辺の掴みもバッチリですね。
    というわけで、いつも通り協力し合いながら探索に励む2人。年をとっても仲の良さは相変わらずで、ドキドキの冒険サスペンスを堪能させてくれます。
    中盤で、ゲストハウスに滞在中のベティーちゃんという女の子が誘拐されてしまう場面があるのですが、物語の終盤に、そ

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    2020年11月23日
  • 親指のうずき

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    ネタバレ

    私はその風景を見たことがある。

    タペンスは、トミーの叔母の遺品に描かれた家を見たことがある気がした。叔母を見舞った時に出会った老婦人が元々の所有者であり、彼女の行方が知れないことを知ったタペンスは、老婦人の言い残した言葉の謎を解くために出かける。会議から帰ってきたトミーが知ったのは、帰ってくるはずのタペンスがまだ帰ってきていないことだったーー。

    タペンスのお節介とも言える、しかも有り余る行動力で、ぐいぐいと読ませる。事件が起きるとは思わず、せいぜい過去の悲劇を明らかにするものだと思っていたら、事件は現在形になった。トミーが別の方向から参加することで加速する謎解き。明らかになった真相は、一線

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    2020年03月08日
  • ペット・セマタリー(上)

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    チャーチが死ぬはずなんかあるもんですか。
    誰もこの家で死ぬはずなんかあるもんですか。

    ずいぶん昔に「IT」を読んで以来のキングです。

    この上巻は、ゆったりと話が進みます。会話の中でもちょっと出てくるだけの人物にもジョークを交えたエピソードが披露されるので、楽しい反面、焦ったく思えるところもあります。

    妻のトラウマに起因する主人公夫婦の激しい喧嘩、不気味に生き返った愛猫のことを娘にどう伝えるか悩むシーンなど、感情的な場面の描写は素晴らしく、本に引き込まれます。

    不吉な予感を漂わせながら、下巻に続きます。

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    2020年02月29日
  • 茶色の服の男

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    この装丁はどうかと思うが。
    若い時に読んでいたら、若い主人公の冒険ありハラハラドキドキの恋愛あり、でもっと楽しめたかもなー。
    クリスティがこういう作品も書いていたなんて知らなかった。ラブリーな作品だと思う。

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    2020年02月17日
  • ペット・セマタリー(上)

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    近々この映画を見に行くことになりそうなので、手にとってみた。

    海外の映画に関しては、そんなに「原作を読まなきゃ」と思うことはないのだが、今回は珍しくなぜか気になって、読んでみたくなった。

    翻訳ものは、不自然な日本語表現が気になって、スムーズに読み進められないことが多いのだが、この本に関しては、内容を知りたい気持ちが勝っているのか、そういう部分があっても読み流して先に進むことができている。

    なんか……不思議な吸引力のある物語。

    確かに薄気味悪いんだけど、目が離せなくて、でも、おもしろい、っていうのともちょっと違うような……。
    いやでもこの吸引力をひと言で表すなら、おもしろい、しかないのか

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    2020年02月01日
  • シャイニング(下)

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    面白くなるのが3/4過ぎてからでかなり遅いけど、夫婦?の殺し合いが読んでて怖面白かった。
    結局レドラムってなんだったんや.スズメバチが何表わしてるかも分からんかった...

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    2019年11月27日
  • NかMか

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    クリスティーってこんなスパイ物も書いてたんだ。知らなかった。
    いかにもクリスティーらしいスパイ物。派手なアクションとか全くないけど、別荘舞台の謎解きはさすがクリスティー。

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    2019年10月22日
  • 野性の呼び声

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    ジャックロンドンはすでに「白い牙」「火を熾す」(短編集)と読んできた。

    自然界の様子をリアルに、力強く簡潔に描かれているところは流石で、特に極北の冷たい雰囲気がよく伝わった。

    ジャックロンドンは、あえてなのかもしれないが、淡々と物語を進めるのでスラスラ読めるがここがイチオシといった名場面を探すのは難しいかもしれない。

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    2019年10月14日
  • NかMか

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    ネタバレ

    トミー&タペンス、今度は大物スパイの正体を暴く!

    いつのまにか双子が大人になっていても、トミーとタペンスは相変わらず国際的陰謀に首を突っ込んでいる。とはいえ、冒頭で二人は、自分たちがまだまだ役立ているはずなのに、必要としてくれない社会に不満をこぼしている。舞台は第二次世界大戦のイギリス、1940年の春といえば、なかなかに厳しい状況である。パリが落ちるかもしれない、ロンドンも直接攻撃されるかもしれない。そんな不安の中の話である。サスペンスというよりもアドベンチャー寄りのトミー&タペンスも、どことなく緊迫感を帯びている。それでも、トミーがタペンスにしてやられるところは面白いし、冗談を言いながらも

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    2019年07月14日
  • 緋色の研究【深町眞理子訳】

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    ホームズの初登場作品。ホームズとワトスンの出会いと二人の最初の事件。
    20年ぐらい前にシリーズ全作読んだはずなんだけど、すっかり内容を忘れてた。新訳だからか、記憶にあるよりも読みやすくなった印象。

    海外古典ミステリーの素人探偵によくあるように、ホームズも自信家でちょっと偏屈で、なかなか自分の推理を口にしないんだけれど、ワトスン博士へのあたりがソフトなので、そんなに嫌な感じはしない。

    犯人逮捕までを描いた第一部と、犯人の動機に関わる背景を描いた第二部との二部構成。
    事件の背景については、現代の日本に生きる私たちにとっては現実味がなく正直理解しにくいところがある。
    それでも、一人の男が少女を連

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    2019年02月07日
  • シャイニング(下)

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    シャイニングの下巻。概要は上巻のレビューに書いた。後半はホテルの怪異が本気を出してから結末までという内容になっている。
    前に呪われた街のレビューを書いていて、これを書く前に呪われた街下巻のレビューを読んでみた。訳のわからない文章になっていて何を伝えたいのかわからなかった。どうしてこんな文章になったのかと考えていたらネタバレに触れずに無理やり書こうとしたので支離滅裂な内容になったんだと理解した。
    若い頃に読んで以来2回目の通読なんだけど、ともかく読んだのだから感想を書いとこうと思う。
    ホテルの悪意に苛まれていき狂気に侵される父親と、それに振り回される家族が描かれるわけだけど、閉鎖された環境という

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    2019年02月02日
  • シャイニング(上)

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    コロラド州の雪山にある架空のホテルオーバールックを舞台にした恐怖小説。
    父、母、男の子という構成のトランス一家が、冬の間外界から閉ざされるホテルの管理人を任される。
    オーバールックは歴史のあるホテルで100年近い歴史の中でオーナーが何度も代わり様々な人々に利用されてきた。その中で様々な事件が発生して亡霊の住まうホテルと化してしまう。トランス一家もここに至るまでに問題を抱えていて管理人の仕事を頼みの綱としてオーバールックにやってきている。
    閉ざされた世界で亡霊の住まうホテルの管理人を任された一家が辿る運命はいかにというのが本筋のお話になっている。
    20年前に読んだ小説で、読み返そうと何年も前から

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    2019年01月27日
  • たんぽぽ娘

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    編者がやたらと辛辣で作者が可哀想になる3冊目の選集
    寓話というより大人の童話な作風は好み分かれるのはよくわかるが
    すべすべとざらざらの間でなんとかまっとうできたSFという分野の力は
    不要だけど必要だと思う
    『荒寥の地より』をSFでなく同じようにかければすごくよかっただろうけれど
    それよりも『たんぽぽ娘』の最後にかんどうする方が広く訴求する娯楽には違いない

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    2018年10月19日
  • たんぽぽ娘

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    13編からなる短編集。
    ボーイ・ミーツ・ガールなSF短篇集といったところか。
    「河を下る旅」「たんぽぽ娘」「荒寥の地より」失われし時のかたみ」あたりが好み。
    ハート・ウォーミングな回の「トワイライト・ゾーン」や「世にも奇妙な物語」みたいな印象で、物凄く面白い訳でもないのだけれど、そばに置いておきたい存在でもある。

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    2018年10月04日
  • 茶色の服の男

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    ポワロやミスマープルを読み終えたので、ノンシリーズの第1冊目。船旅あり、鉄道旅ありで、旅気分を味わえると同時に、この時代の船旅、鉄道旅はどんな感じなんだろうと想像が膨らんだ。ぜひ映像で見てみたい。

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    2018年07月16日
  • シャイニング(上)

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    映画を見て映像に感銘を受けて、小説ではどう書いているのか気になって読んだ。

    作家、アル中(禁酒中)、癇癪持ち、勤め先の学校で生徒への暴力事件でクビになった父親。その父親を大好きな5歳の男の子。なんとか家族を立て直したい母親。冬季間、外界から閉ざされる風光明媚なホテルに家族3人だけで管理人として暮らすことになる。どんどん危うくなる父親の精神、その心の声を読めてしまう息子。

    設定だけでもう十分ヤバいが、その状況説明にじっくり上巻が費やされる。長いなーと思いつつも読み進められるのは、豊富(過剰?)な比喩、妄想か幻覚か錯覚か怪奇現象か一瞬分からなくなる描写のせいか。

    映画の方は映像美ありきの全く

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    2018年05月07日
  • バスカヴィル家の犬【深町眞理子訳】

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    ホームズ長編。
    個人的には短編の方が好き。
    短編と比べて風景の描写などががっつり入ってテンポが悪く、ミステリ要素が薄い。
    あと、動物虐待じゃね?

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    2018年02月24日
  • シャイニング(下)

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    続編を読んで、どうも気になって再読。キューブリックの映画のイメージが強烈なため、こんなエンディングだったかと。すごく古典的なホラー。

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    2017年12月25日
  • 野性の呼び声

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    伝説の狼王バックの数奇な運命を辿る小説の旅。
    余計なエピソードや描写が多く、またバックがあまりにもスーパー犬なのにはちょっと鼻白むところもあったが、ここまで犬視点で物語を構築した手腕はさすがです。

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    2017年12月03日
  • 茶色の服の男

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    ミステリーの女王クリスティーの冒険もの。正直、中盤まで惰性で読んでいました。登場人物を憶えるのが苦手な上、どうでもいいような話ばかりなので(笑)。でも、実はどうでもよいということはないのですけれどね。中盤から俄然、冒険ものらしくなってきて、面白かったです。主人公アンが向こう見ずな性格だから冒険ものとして成立するのですよね。
    一番新しい版だからか、とても読み易かったです。

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    2017年08月10日