ブレイディみかこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【目次】
珠玉の世界
バンク爺
君の名は。
ロックダウン鬱と終わりの始まり
足が痒い
オンライン面接に気をつけろ
ある雑談
野暮という言葉の意味
現時点はどこ?
アニバーサリー(命日)
カミング・ホーム狂騒曲
そしてわたしは辞書を引く
通訳はつらいよ
パートナーの呼称
ギャン泣きプリンセス
お達者ブラフ
ふつうの風邪を恐れよ
街の本屋さん
ダウンの終わりはアップの始まり
検査キットを求めて三千里
濡れた脱脂綿
ライフは続くよ
圧倒されるにいたらない日々
ある増殖とその連鎖
遅すぎることはない
「そんなものだ」ホラー
味覚は人の記憶を強烈に呼び覚ます
偶然は怖くない
パスポート狂騒曲
できるか -
Posted by ブクログ
母はアル中のシングルマザー、8歳の弟・チャーリーを抱えて生きるヤングケアラーの14歳のミア。
カネコフミコの自伝を偶然借りたミア。
自分と同じように、恵まれない幼少期を過ごしたカネコフミコ。
フミコに共感すりミア。
ミアの苦境は続く…
ミアの一番の恐れは、母が育児をできないと判断され、ミアとチャーリーがバラバラになること…
イギリスの貧困層のリアル。
胸が痛い…
ソーシャルワーカーの介入は本当に良いのか…と考えさせられてしまう…
最後には希望が見えたが…
ミアとチャーリーのようにゾーイたちのようにいい大人に出会うケースは少ないだろう…
それを思うと胸が痛い…
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Posted by ブクログ
ネタバレ本にも書かれていたけど、「あの英国がどうしてこんなことになっているのか…」とわたしも思うので、ブレイディみかこさんの本はリアルな英国が描かれているのが好きです。
アメリカで起こることは何年後かに日本も起こる…と言われているようですが、英国→日本もあるのでは?と思います。
社会学や政治学、経済学の専門家の分析は堅苦しくてつかれるなぁと思うときにも読める時評。時代の記録というスタンスで読んだら丁度いいのかなと思いました。
ブレイディさんの視線と精神性が、地べたやアナキーからブレないところも良いです。わたしは年収ワープア層なので、この本を読んで「日本はどうかな…」がやりやすい。
もう日本もブロークン -
Posted by ブクログ
時間、空間を超えてさまざまな現場を自由に飛び回る、おしゃべりで“しなやかな黒猫”のようなブレイディさん。それを温かな眼差しで「言葉にしか現場のないわたしは劣等感を抱いてる」と子どものような素直さで机上で紡いだ詩で応える好々爺、谷川さん。本質に迫るアプローチもアウトプットも異なるけど、表現の奥にある魂は一緒で、その“あわい”の世に引き込まれそうになるのをもんど君の挿絵が“この世」に引き戻してくれる。「うりゃ〜なんとかなる」が個人的な座標としては好きかな…。先日、再放送で観たETV特集「ぼくは死んだ」も感動したが、谷川さんのリクエストに応えたもんど君、大変だったろうなあ。
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Posted by ブクログ
ブレイディみかこ節が炸裂した、一番最近のエッセイ集。コロナ禍での生活が主だったので、いつも以上に雲がかかった物語に仕上がっている印象。彼女の物語に晴れ渡る日はくるのかな…
p.36 これからは、みんな自分が本当に好きな場所に住むようになるんだ。というか、自分が本
当に好きな人がいる場所」
いきなり照れた顔になって彼は鏡の中で微笑した。彼は、ポルトガル人の同性パートナーとの結婚式がコロナで2回も延期になっている。
「Zoomでウエディングだってできるじゃん」
意地悪く言ってやったら、速攻で彼は言った。
「それはダメだよ」
そのきっぱりした声の調子に笑いながら、初夏の真っ青な空にピンクや白の風