三川みりのレビュー一覧
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ネタバレ二つの三国同盟を成立させるため、日織の腹心達は各国へ行く。
しかし、各々自国の利益を優先する国主を前に一朝一夕にはいかない。
日織は体調が悪化するなか、附道洲に向かうが、国主に会えないでいた。そんな中白に忍び込んだ日織は国主が亡くなっている事、政は御前衆3人で10年行っていた事と、自分が懐妊している事を知る。
国主の弟が御前衆をとらえ、謀反の罪で罰しようとするさなか、日織は神や民衆にとう。このまま御前衆が処刑されていいのかと。
民衆は立ち上がり、日織の後ろ盾で御前衆が国主となり、三国同盟の2つめが成立する目処が立つ。
次巻で日織は龍陵に戻れるのか?普通の6倍の速さで成長する悠花との子は無事産ま -
購入済み
最初は???が続いた
私が知らないだけで他に作品があって、それを飛ばしてこっちを読んだのかなと???が序盤ありました。そうなった経緯をむしろ知りたいかなと感じました。前作あって飛ばして読んでたら教えて欲しいです。
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梓木奏一郎は西国の小藩、小鹿藩の藩臣。江戸定府であり、江戸藩邸に勤める父がいる(参勤交代に随行するものは勤番)。奏一郎は家族で唯一、妖が見える体質。夜、父と夜に妖に襲われる人に近いネコの妖を助ける。その後家族で国に戻り生活をしていると、江戸の家老に呼びだされた。
この後はタイトル通りの話が進む。妖が見えたり出てきたりするような話だけど、江戸時代の藩に支える者の生活が描写されていたりして、リアルさも混じっているのが良かった。見えるだけで戦闘力はない奏一郎だが、読んでいて気持ち良いくらい真っ直ぐに、時に賢く立ち回る。
きっと続きでるんだろうな。楽しみ。恋愛要素がないのは寂しい。
エログロないけど、 -
Posted by ブクログ
龍ノ原を附考洲と不津王に侵された。日織は龍ノ原を守るため、御領山を出て、8洲が約定を取り交わすように動く。
まずは友人有間のいる、反封洲へ。旅の途中、附考洲の兵士が龍ノ原の住民を蹂躙するところに出くわす。日織は怒りをもち、今、自分がなすべくことを急ぐ。
そして、次は逆封洲へ。悠花との束の間の対面に癒されながら、日織は次の場所へ向かう。
10日以上降り続く長雨と、龍ノ原から八洲へと飛び散った龍。異変が何をもたらすのか。
日織と悠花の悲しい愛と、成長もまた見どころ。
自分の欲望に忠実なものと、自分が罪を犯しても他者を悼み手を取り合うもの。どちらを神は許すのか。