あらすじ
悠花(はるはな)が姿を消し、日織(ひおり)は失意のなかにあった。そこへ不津(ふつ)が附孝洲(ふのこうしゅう)国主・目戸(まと)と共に軍勢を率いて龍ノ原(たつのはら)へと進軍する。龍に守られし神聖なる地が戦場となることを避けるため、護領山(ごりょうさん)を越える決意をした日織。向かうは反封洲(たんのほうしゅう)・有間(ありま)の許へ。神に背く行為は、はたして英断か。そして仮の夫である夏井(なつい)に、悠花を捜す役目を託すのだが……。はたして、皇尊の謀(はかりごと)は希望への導きとなるか!?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「一附二封の約定」と「二附一封の約定」の意図に感心
してしまった。必要に迫られてとはいえ、日織の成長に
は驚く。
それに比べ不津。この状況下でも、未だに日織の皇尊は
神の過誤であり、相応しいのは自分だと言い切る。
神というより、慣習(人間の解釈)を信じてる。
皇尊が龍ノ原を出たことで、龍ノ原に水害が起こるのか
と思ったら、全く逆の現象で驚いた。
皇尊を探して龍たちも八洲にいるようなので、龍が不安
になると起こる現象??
老婆に激怒した時、日織の体に起こったことも興味深い。
あれは何だったんだろう。
神は存在するの?という幼い子の疑問に、激怒で応えた
国主は間違ってたと思う。それだけ神を畏れていたという
ことなんだろうけど、信じるって、人に言われて出来る
ことでも、する事でもない。自分に罰が下されなかった
から、神は存在しないと結論づけた目戸も理解できる。
でも、姉を殺しておいて「清々しい」はない。
神を信じないこととは別問題。
久しぶりに再会した日織と悠花は、平行線。
誰よりも悠花が皇尊としての日織の力を信じてないと
いう指摘は悲しかった。でもどうだろう。そうじゃない
のかもしれない。生まれた時から隠されて、隠れて、
偽って生きてきた悠花には、彼にしかわからない苦悩が
あると思う。自己肯定感はきっと低い。
久しぶりの有間!夏井はなかなか面白い。
Posted by ブクログ
いやーもう本当にやばい…
これは今後本当にどんな展開になるのか気になりすぎる!
神国とされる龍ノ原に進行してきたお隣の国。
主将の目戸は前巻読んだだけだと敬意の心がないサイコパスか?とか思ったけど、今巻の冒頭のエピソードを読めばその気持ちも分からんでもないと言う感じもしてくる。
多分効率だけを凄く重視するタイプではあるのだろうなと言う。
そしてお久しぶりの有間!
やっぱり北国の猛々しい王はいいのぉと読んでいて思った。彼も自国の事で大変なのに国の利益になる日織の案とは言え北に南に大変だなぁ…マジで幸せにいつかなってくれと願わずにはいられない。(勿論いちき(漢字忘れた)も含めて!)
そして日織よ!
1、2巻以降は鳴りを潜めてた龍の存在がちゃんと今回出てきたので、より次の巻から気になる。
皇ノ尊って言うからにはちゃんと地龍との何かしらの繋がりがあるんだ!ただの名称だけじゃないんだ!となった。
悠花の事も含め凄く切ない…
早く次の巻読ませてくれ〜!
Posted by ブクログ
5巻から一気に急展開!
早く続きが読みたいです!
央大地全体と人と龍までをも巻き込み、日織は神に己の命と計画を賭ける。
日織の怒りに、ゾクッときた。
伴有馬のセリフ
「神は怒らせると手がつけられぬもの。だから人は神を畏れ敬う」
と、
末和気のことば、
「罪をその身ひとつで受けると仰せの方に、従う」
が今回の白眉。
日織は、自分のことを未熟で弱い人間と思ってるけど、人としてもじゅうぶん強く賢く優しくなっている。
そして周囲から見れば、やっぱり神にもっとも近い存在、神の具現体なんだよね。
龍も、日織を探して八州をさ迷い始めた。たぶん、水脈=龍脈のはず。夏井が話していたように、伏流水のように見えにくいけれど、日織は龍とつながれる。
そこらへんの伏線が次回の戦いに生かされそうな予感♪
楽しみ~♪
最近の和製ファンタジーの百花繚乱なこと。
中でもこの作品はぐんぐんおもしろく、良くなっている。
まず、世界観の作り込みが細やか。設定だけでなく、こうした世界で生きている人々の「常識」や「タブー」までも、ひじょうに納得がいく。
そのうえで、日織のように常識やタブーに抗う者を主人公に、しかも皇尊に据えたおかげで、最初は後宮だけのお話だったのに、とうとう世界そのものの在り方に関わるようになった。その経緯も自然。
そして、ムカつくが、このような世界で、不津や目戸のようなタイプが生まれ、そこそこ優秀になっちゃうのも、理解できるのだ。世界観が確固としているからこそ、「うわ~、こういうヤツもいそう~」と思える。
世界への挑戦と、2人の恋の行方。
スケールの異なる2つの主軸がますますおもしろく、目が離せなくなっている。
とにかく、続きが楽しみ~!
Posted by ブクログ
ついに日織が八州のうち最北の有馬が治める地に辿り着く その地は戦火で食べ物が不足した凍てつく貧しい土地だった 有馬と共に次の地逆封州へ
そこには愛する人 悠火がいる
Posted by ブクログ
龍ノ原を附考洲と不津王に侵された。日織は龍ノ原を守るため、御領山を出て、8洲が約定を取り交わすように動く。
まずは友人有間のいる、反封洲へ。旅の途中、附考洲の兵士が龍ノ原の住民を蹂躙するところに出くわす。日織は怒りをもち、今、自分がなすべくことを急ぐ。
そして、次は逆封洲へ。悠花との束の間の対面に癒されながら、日織は次の場所へ向かう。
10日以上降り続く長雨と、龍ノ原から八洲へと飛び散った龍。異変が何をもたらすのか。
日織と悠花の悲しい愛と、成長もまた見どころ。
自分の欲望に忠実なものと、自分が罪を犯しても他者を悼み手を取り合うもの。どちらを神は許すのか。
Posted by ブクログ
大きく何かが動くというよりは次に繋げるための下準備回。いろんなところと手を結んでいくの巻。
日織と有間の再会、良かった!
心身ともに強い味方がそばにいると物語的にもあんていする。
悠花との再会は思ったより早かったな。
この次はなかなか会えないのか??
前巻から間をおかずに読めたの良かったです
2024.6.17
90
Posted by ブクログ
何処かの国と手を組んで自国を守る。当たり前の方法のようだが、それが本当に最善の方法なのだろうか?現代の指導者よよく考えろ!などと思ってしまう。しかし…皇尊と悠花の夫婦はお互い思い合ってるのは分かるが、まどろっこしく切ない。