あらすじ
日織(ひおり)が皇位を全うすることを願い、悠花(はるはな)は「妻」の座を捨て、龍ノ原(たつのはら)を出立した。女として生きた姿を護領衆・悠火(ゆうび)に変えて、龍ノ原の北に隣接する逆封洲(さかのほうしゅう)へと潜入する。そこは若き国主・末和気(すえのわき)が治める豊かな国。だが、政(まつりごと)は、母の遠音(とおね)が牛耳っていた。日織が隣国との関係を築けるよう、知謀の才を尽くす悠火。しかしその頃、日織に不津王(ふつのおおきみ)が皇尊(すめらみこと)の譲位を迫る一触即発の危機が襲う!
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Posted by ブクログ
前巻から間があいちゃって熱が下がっていたのと、最近星5に出会うの多めだからそこまで入り込まないかな?と思ってたけど、大変申し訳ありません。やっぱりすごくエグくて面白かったです。
愛する人のために身を引いて、愛する人のためにできることを模索して出ていった悠花。結構大それたことをやります。
私が和気なら、悠花の行動原理を知ったら結構絶望しそう。でも悠花の行動原理の揺らぎが人間らしくていい具合なんですよねぇ。日織と自分の価値みたいなものの天秤を測るところが、最上ではないと分かりつつも自分の気持ちやエゴを時に優先して選ぶところがすごく好き。
2024.5.19
79
Posted by ブクログ
前巻で悠花が日織の元を去ってしまってどうなるんだーー!
となった所でまた今回も凄い展開になってきた…。
日織の為に何か出来る事をと悠花が向かった隣国で想像以上に政に深く関わってしまった悠花。
日織にとっては後々助かる事をしたのだろうけど、悠花にとってはそこから離れるに離れられなくなってしまい胸が引き裂かれるような展開に。
この後一体どうなるのか…
皇の尊が龍ノ原を離れたら一体何が起こるのか…
早く続きが読みたい!!
Posted by ブクログ
龍が飛ぶ唯一の国龍ノ原を治める日織を思い悠花は隣の国逆封州へと旅立つ
そこは商業が発展し賑やかな街だが、元国主の妾である遠音が我が子和気を国主にし、自分の思うままに国を動かしている 悠花はそんな和気の心にするりと入っていく 一方で武器を持たない龍ノ原に敵が攻めてくる
Posted by ブクログ
末和気の決断に私が悠花の立場だったら後悔しそう...
取り返しのつかない結果になってしまったし(´・_・`)
不津王が馬鹿すぎて……
続きがめちゃくちゃ気になる(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク
Posted by ブクログ
腹黒い悠花に滾る。
夏井王は従兄弟のお兄ちゃんポジションだけどいい人なので、彼にも幸せになってもらいたい。
龍の原の重臣は国の事を思っている人でした。1巻の時疑ってすまんかった…。
Posted by ブクログ
あーもー、次から次へと!
和気や遠音、悠花や龍ノ国やら目まぐるしい!
不津が決して龍ノ国を侵したかったわけではないのはわかるんだけど、もーバカすぎ!!
早く早く次巻を!
Posted by ブクログ
悠花みを引くように姿を消した。そして、御領衆として、偽の身分を用意して向かった先は、逆封洲。日織の近くに居れずとも、日織の力となるために、傀儡とかしていた少年王を目覚めさせる。
優秀な少年が、反抗期に差し掛かり、母に違和感を持つ。悠花と出会った事でその違和感が大きくなり、母を切り捨て、母にしか従順でない臣下に初めて名を下す。
孵化する虫のように、美しく生まれ変わった少年王は目論見通り日織の力となるのか?
一方、附考州に入った不津王は旧知の友率いる軍団と共に、皇尊を討ち、自身が入道すべく、龍ノ原を目指す。
話が大きく動き出す巻。みなが、守りたい人や望みを守るため、自らが出来ることを行う。